ワープ航法
連合におけるワープとは、亜空間フィールドに船体を包んだ後に亜空間ごと加速&移動という物ですが、DOLL達の発生した世界におけるワープは全く別の方法を採ります。
それは、強力なバリアを展開した後に、空間に穴を空け、ワームホールを通過するという、いわばブラックホールとホワイトホールを利用した方法と言えなくもありません。
利点としては、殆ど移動自体は一瞬に近いと言う事。欠点としては、ワープに入る地点と出る地点が限られるという点です。
ただし、近年の連合軍艦との接触により、連合のタイプのワープの技術も入手されており、今後は双方のワープが可能なDOLLシップが建造されると考えるといいでしょう。
ナノテクノロジー
DOLLの十八番ともいえる技術です。
なにせナノマシンの集合体でもあるDOLLの事、宇宙で一番精密度の高いナノマシンを持っていますから、それを利用することで、【自己修復機能】を持つ機械の数々を制作していると考えて良いでしょう。
つまりは彼女達の道具と言う物は基本的に生きているのです。
遺伝子工学
遺伝子操作もまた、DOLLにとっては得意とする分野です。
ヒトゲノムはおろか、これまでにDOLLが同化した全ての種族の遺伝子解析データを所有していますから、それらを利用して様々な生物を作り出す事が可能なのです。
DOLLの宇宙船
DOLLの船舶についてちょい思いついたんで書き足します。
基本的にDOLLのそれは機能最優先のそれです。
球形
=360度旋回能力に優れ全方位への即座な攻撃が可能である形状だが、
進行方向面の表面積が広く星間物質の 影響を受けやすいため、
ワームホール型ワープを長距離移動手段とする移動要塞 に見られる形状。
旧式の戦艦もまたこの形状が多い。
キューブ型
=内部空間のロスこそ少ないが、やはり進行方向面の表面積が広く星
間物質の影響を受けやすいため、主に都市船や輸送船等のワームホール型ワープ
を長距離移動手段にする船舶に見られる形状。
ソーサー型
=連合の方式のワープシステムを搭載した新型戦艦に採用されている
形状。360度攻撃が出来る上進行方面の表面積が少なく、かなり効率的と言える。
ちなみにDOLLのそれは、エンタープライズ号の円盤部分のみを二枚重ねたよう
な形状であることが多い。
四角錐型(リフティングボディー)
=進行方面の表面積が少ないのは、ソーサー型と同じだが、360度の攻撃は不可
能な形状。その代わり、空力の効果により、大気圏離脱&突入能力に優れており、
またその先端部分の材質や硬度如何によっては、衝角として先端部分を用いる事
でかなりの破壊力を持ちうる。
DOLL王国の精鋭殲滅部隊である嵐のカーディナル配下の生体宇宙船艦隊に多く
見られる形状。
ちなみにALT事件を除いて、この形状のDOLL戦艦と連合船舶が戦火を交えた事
はない。要は、DOLL側からみれば、連合というのはうっとおしい存在だが、本
気になる程の相手では無いという事である。
(本当にDOLLが危険視しているのはHIMTIMという戦闘をコミュニュケーション手
段とする戦闘機械種族)
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