階級
DOLL達の社会にして国家たる【Mecanical and Organic Exceed Doll による 汎宇宙広域王国】
通称【DOLL王国】において、全てのDOLL達は、定められた階級に応じて、それぞれの職務に就いている。
DOLL-QUEEN
全てのDOLLの最高位にして、王国の国家元首。
国家方針の決定や、王国が総力戦を行う際の、最高司令官でもある。
QUEENの選定は、前QUEENの死の直後に世界樹たる【DOLL母体】によって、全階級のなかから最もふさわしい能力や素質を持つ者が選ばれ、即座にDOLL母体へと召還&QUEENへの新生がなされ、
その指揮権等を継承する事となっており、その事は瞬間的に全DOLLにDOLLコアを介した通信で伝わる為、DOLL王国の指揮が乱れるという事は無い。
QUEENはDOLLの中でも相当に特殊な存在であり、常時DOLL母体によるバックアップが取られている事もあって、桁はずれた再生能力を持つが故にDOLLコアさえ失われなければ何度でも復活できるし、たとえDOLLコアが失われて死亡しても、その記憶や意識はDOLL母体に同化して生き延びる
。
カーディナル
QUEENに次ぐ最高権力者集団、それがカーディナルである。
QUEENは別格として、追加武装のコントロール力の限界や再生能力、はたまた防御能力において、最高クラスの力を持っている。
始まりのMOE-DOLLたる【根源31DOLL】の職能と地位を継承する形で存在する彼女達は、全部で30人存在し、王国の意志決定機関として最高評議会の議員を務めると同時に、それぞれが【方面軍最高司令官】として、それぞれの地方行政および軍事指揮を執るかたわら、『技術開発部門』『司法』『行政』『医学』『教育』『文化育成』『広報』等と言った各部門の責任者をつとめている。
ちなみにそれぞれの職能を果たすための方面軍司令としての部下の他に、秘書や、それぞれの職能部門を運営するためのスタッフとして、独自の部下を持つ者も多い。
尚、その選定は同階級の者やQUEENによる抜擢によって能力本意で選定されている。
カーディナル役職一覧表
省 |
庁 |
称号 |
役職内容 |
内務省 |
宮内庁 |
天 |
クイーンのお世話をする |
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最高評議会執行部 |
闇 |
評議会の運営と決定事項の遂行をする |
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特務室 |
影 |
裏のお仕事をする |
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警視庁 |
霊 |
一般的な事件の捜査と治安維持をする |
外務省 |
外交広報部 |
奏 |
対外的にDOLLのことを宣伝したり、友好関係を築く |
文部省 |
教育局 |
風 |
DOLLの教育機関を総括する |
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科学技術局 |
金 |
技術全般の研究機関を総括する |
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人文研究局 |
時 |
人文全般の研究機関を総括する |
環境省 |
環境局 |
森 |
支配下惑星の環境の保全・保護をする |
|
監視局 |
響 |
支配下惑星の環境の監視・指導をする |
|
水棲特殊環境統治部 |
幻 |
特殊環境環境での統治を指導する |
軍務省 |
作戦参謀本部
教務訓練指導部 |
雷 |
DOLL全体での軍事的作戦行動を立案する。軍事関係の教育や訓練もする |
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艦隊総司令部 |
嵐 |
DOLL全体での軍事的作戦行動を運営する |
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第1独立艦隊 |
雪 |
王国直属の独立艦隊。寒冷地環境での作戦を得意とする |
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第2独立艦隊 |
炎 |
王国直属の独立艦隊。熱帯環境での作戦を得意とする |
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近衛艦隊 |
闘 |
文字通り、クイーン直属の艦隊 |
運輸省 |
運輸交通局 |
空 |
物資人員の運搬全般の管理する。船舶建造 |
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エネルギー局 |
水 |
エネルギーと通貨の管理する |
厚生省 |
医局技術部 |
鋼 |
DOLLのナノマシンに関する技術開発と医療機関の総括 |
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保健局 |
光 |
世界樹を管理する |
建設省 |
建築部 |
地 |
惑星上建築物建設と管理する |
|
土木部 |
土 |
宇宙空間建築物建設と管理する |
情報省 |
情報局 |
星 |
様々な情報を収集・記録・分析を行う |
|
調査捜査局 |
知 |
調査捜査局は 様々な事に関する調査と捜査を行う部門である。
(警視庁は司法関係だが、それに拘らない) |
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探査探索局 |
雲 |
未知の惑星や星系を探査調査する |
司法省 |
司法院/裁判所/監獄/検察 |
氷 |
法律の運用 |
人事省 |
監査部 |
冥 |
DOLL階級の昇進降格を審査する。査察対象はカーディナルまでその中に含む |
娯楽省 |
遊戯局 |
舞 |
ゲームやスポーツ、儀式儀礼年中行事に関することを取りまとめる |
|
料理局 |
海 |
料理に関することを取りまとめる |
|
芸術局 |
夢 |
芸術関連のことを取りまとめる |
ビショップ
各宙域を要塞単位で管理統括しているのがビショップである。言うなれば軍団長といったところだ。
ビショップ達は、軍事指揮官としてナイト達を統括して、各担当宙域ごとの戦略を立てると同時に行政をも担当しており、そのための側近や秘書、はたまた直轄の工作員を持つ者も多い。
基本的には担当要塞を離れる事は無いが、 まれに、他の星間国家との戦いが詰めの段階に入った場合等は、直接その惑星などに赴いて、各艦隊の直接指揮を執ったりもする。
この階級以下は、ごく普通にその功績によって昇級は行われている。
ナイト
ビショップの元、各艦隊の指揮を執っているのが彼女たちナイトの階級の者達である。
言うなれば師団長クラスと考えるのが良いだろう。
軍事的には、単一惑星国家への侵攻の場合は、ナイト階級の者が最高責任者を勤める事が前提となっており、占領が完了した場合は、正式な内政官がビショップの元から赴任するまでの間、彼女達ナイトが、その統治を仮に行うのが通例となっている。
ルーク
ナイトの艦隊において、その艦隊に所属する船舶の艦長を務めるのが、彼女達ルークである。
ルークという階級は実際は『上位』『中位』『下位』の三階級に別れており、上は大隊長から下は各部隊長までを広く担当しており、いうなれば少尉クラスから中佐あたりまでを幅広く担当しているのが、ルークという階級である。
大抵の場合、他の人類が戦場で直接見掛ける最高位はこの階級と考えて良いだろう。
ポーン
最下級の兵卒から曹長までに相当するのがこの階級である。
本来の軍務以外にもカーディナルやビショップなどの直接の引き抜きによって、様々な任務をこなしており、まったくDOLLの事が知られていない惑星等でも、存外各種任務などで、その惑星にもいるかもしれないのがこの階級である。
同化されたばかりの時点では誰であろうと、最初はこの階級に自動的に編入されると考えてよいであろう。
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