猫の風邪について |
。。★ あなどれない猫の風邪 ★。。 |
「あれ?涙ながしてる」 くしゃみと涙目・・・
そんなときは 【猫カゼ】や【猫インフルエンザ】 が疑われます。
猫カゼ=猫ウィルス性鼻気管炎(ヘルペスウィルス感染症)
猫インフルエンザ=猫カリシウィルス感染症
このウィルスに感染している猫から、接触感染をします。
(潜伏期間は2〜7日程度)
初期症状は 「くしゃみ」「鼻水」「涙目」「発熱」です。
でも、人間の風邪と違い、ウィルス感染ですので
抗生剤があまり効きません。
二つ同時にかかると、それはそれは悲惨な症状です。
インフルエンザだと、口内炎をおこして「よだれ」が出ます。
そして、ごはんが食べられなくなっていきます・・・。
40℃近い高熱がでると、「ハァハァ」と努力呼吸になります。
だんだん鼻水に粘性が出てきて、鼻腔を塞いでしまいます。
肺炎が進むと、抵抗力のない幼猫や老猫は死んでしまうことも・・・。
治療は、対症療法がメインになります。
ウィルスに明らかに効く抗生剤がない為です。
まず、【抗ウィルス剤(インターフェロン)】を投与します。
二次感染には抗生物質を投与し、
鼻水・涙目には点眼・点鼻薬を使います。
高熱があるなら、安静・保温に努め、
高カロリーの食事を摂らせて、水分補給をします。
口から食べられないなら、点滴をします。
ウィルスに対する免疫が出来るまで
だいたい7〜10日ほどの経過をたどります。
この病気の予防としては、3種混合ワクチンを毎年接種します。
・ 猫汎赤血球減少症(猫伝染性腸炎)
・ 猫ウィルス性鼻気管炎
・ カリシウィルス感染症
ワクチンは母乳から受け取る免疫がなくなる離乳時期から
接種していかなければなりませんが、免疫がつくには個体差があり、
ワクチンを打っていても、風邪症状が出る場合があります。
猫、飼い主とも、感染の恐れのある外部の猫に
接触しないよう心がけましょう。