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Books Nigeuma 50000HIT応援感謝作品

キリ番を踏んだ日


作:逃げ馬








青空を白い飛行機が飛んでいる。
初秋の陽光が、垂直尾翼に描かれた赤いマークをキラキラと輝かせている。
大きな旅客機は少し機首を上げ気味に、海の上を滑走路に向かっていく。
窓の外には、工場や船が見えている。
高度が下がるにつれ、景色が猛スピードで流れて行く。
エンジンの音が高鳴り、窓の下に滑走路が見えた。
次の瞬間・・・ドスン・・・着陸の振動と同時に、エンジンの逆噴射の音が客室に響く。
飛行機は、ゆっくりと誘導路を移動すると、ターミナルビルに着いた。
ボーディング・ブリッジがつながると、乗客たちは慌ただしく飛行機を降りて、目的地に向かって行く。
日本航空326便 ボーイング777型機は、定刻に羽田空港に到着した。
僕もベルトをはずして席を立ち、座席の下からアタッシュケースを引っ張りだすと、ボーディング・ブリッジに向かって歩き出した。
「ご利用ありがとうございました」
ドアで乗客を見送るフライトアテンダントが、丁寧にお辞儀をした。
僕も軽く会釈をすると、急ぎ足でボーディングブリッジを渡り、ターミナルビルの中をモノレールの駅に急いだ。

この日、僕は朝一番の飛行機に飛び乗ると福岡へ飛んでクライアントへのプレゼンテーションをした。
そして、終わると同時にまた飛行機に飛び乗り、東京へ戻った・・・これから会社で、上司への報告が待っている。

モノレールが終着駅に着いた。
僕も人の流れに乗って、駅の中を歩いて行く。
ちょうど電車がホームに入ってきた。
銀色の車体にグリーンのラインが入った電車がホームに止まり、ドアが開くと車内の乗客たちをホームに吐き出した。
入れ替わりに、ホームにあふれる乗客たちを、その車内に飲み込んでいく。
僕もすし詰めの車内に入ると、ドアが閉まり電車が動き出した。

オフィスに戻ると、慌ただしく上司やスタッフ達への説明を始めた。
プロジェクターをセットし、スライドでの説明。
スタッフや上司の質問に答えながらの説明は、朝が早かったこともあって疲労感が高まる。
ようやく説明を終えて少しホッとしながら資料を片づけていると、
「悪いが、今日中に報告書をまとめてくれるかな?」
上司の一言に、一層疲労感が高まってしまった・・・・。



ようやく報告書をまとめた時には、オフィスの時計は夜の八時を指していた。
ワープロのプリントボタンを押すと、プリンターが次々、報告書を吐き出した。
文章をチェックして、内容に間違いのない事を確認すると、ファイルに閉じてハンコを押し、上司の机の上に置いた。
肩が凝って、ちょっと痛みを感じる。
僕は軽く頭を振って首筋を解すと、パソコンの電源を切ってアタッシュケースを手にして歩き始める。
既にオフィスには誰もいない。
照明のスイッチを切るとオフィスの蛍光灯が消え、周りのビルの明かりが美しく輝いている。
今日は長い一日だった・・・僕は小さくため息をつくと、エレベーターに乗り、会社を後にした。



銀色の車体に紺色とクリーム色のストライプを巻いた電車がホームに滑り込んで行く。
ドアが開くと、僕はホームに降りて改札口に向かって歩き出した。
この街には、幼稚園から大学まで揃った女子校と、体育大学と高校・・・ここは共学なのだが、なぜか男子校の二つの学校がある。
いわば学園都市だ。
都心からも比較的近く、ベッドタウンでもある。
駅前のロータリーを歩いていると、
「もしもし・・・」
振返ると、そこには『易』と書かれた布をかけた机を前に、白く長い髭を蓄えた老人が座っていた。
「・・・そう、あんたじゃよ・・・」
老人はニッコリ笑うと、
「ちょっと手相を見てあげるから、そこに座りなさい・・・」
と、机の前に置かれた丸椅子を指差した。
僕は、まるで引き寄せられるようにその椅子に座った。
「どれどれ・・・」
老人は僕の右手を持つと、掌に虫眼鏡をあてて、「ふむ・・・」とか、「なるほど・・・」とか、一人で呟き、時々メモを書きながら僕の手を見つめていた。
老人は顔を上げると、微笑みを浮かべながら、
「あんた、仕事が大変なようだね?」
僕は一瞬驚いたが、少し考えてみると今の時代は不景気。 『仕事が大変ではない会社』を探す方が大変だろう。
しかも出張帰りの僕が来ているのは、紺色のスーツだ。 会社員である事は一目見ればわかる。
老人は虫眼鏡を通して、僕の目を見ながら、
「仕事が大変なのはわかるが・・・ストレス解消にインターネットを長時間するのは・・・どうかなあ?」
老人は、「ククッ」と笑いながら、
「今夜は、ゆっくり休みなさい」
僕は、少しムッとした。
確かにネットサーフィンは僕の楽しみの一つだ。
しかし、それを見ず知らずの老人にたしなめられるいわれはない。
僕は黙って見料を机の上に置くと、椅子を立った。
「女難の相が出ているぞ」
老人は僕の顔を見ると、
「だから、今日は早く休みなさい」
僕は、何も言わずに歩きだした。老人は小さくため息をつくと、僕の背中を何も言わず見送っていた。



夜の学校のコンピューター室。
暗い部屋の中で、一台だけコンピューターのディスプレイがホームページを映している。
その前に光の粒が集まり、やがて人の形になる。
光の輝きが次第に収まり、そこには紺色のスカートスーツを着た、20歳そこそこに見える女性が現れた。
女性は微笑みながらディスプレイを見つめている。
画面の中では、ホームページのカウンターが数を刻んでいく。
「もうすぐね・・・」
彼女は呟きながら、窓の外に視線を移した。



僕は、夜の街をマンションに向かって歩いていた。
朝からの出張で疲れて夕食を作る気もしないので、弁当屋で弁当を買い家路を急ぐ。
道路を挟んだ反対側には、古いレンガ造りの塀の向こうに学校が立っている。
宗教系の学校だけに、立派な礼拝堂のステンドガラスからは、温かい明かりがもれている。
校門から女子高校生たちが出てきた。
白い丸襟のブラウスと胸元のリボン。紺色のプリーツスカートと紺色のハイソックス。
清潔感あふれる服装だ。
スクールバッグとスポーツバッグ・・・二つのバッグを手にしている彼女達。
こんなに遅くまで学校にいる彼女達は、部活帰りだろうか? そんなことを考えながら、彼女たちを見ていた。
楽しそうにお喋りをする彼女たちとすれ違うと、彼女達は僕に会釈をしながらすれ違う。
これから彼女達は、どこかのお店でスイーツでも食べながら楽しい時間を過ごすのだろう。
そう考えていると、仕事・仕事で時間に追われている自分がなんだか虚しくなってくる。
僕は小さくため息をつくと、家路を急いだ。



マンションの金属製のドアを開き、壁のスイッチを入れると暗い部屋に蛍光灯の光が灯る。
もちろん独身の僕には、この部屋で待つ人はいない。
弁当屋で買ってきた弁当とお茶をテーブルに置き、ネクタイを外しYシャツのボタンを一つ外すと、ホッとする。
テレビを見ながら弁当を食べると、いつものように机に向かい、パソコンの電源を入れた。

『仕事が大変なのはわかるが・・・ストレス解消にインターネットを長時間するのは・・・どうかなあ?』
『今夜はゆっくり休みなさい』
あの占い師の老人の言っていたことが、一瞬頭に浮かんだが、
「フン」
小さく鼻を鳴らして、プラウザを立ち上げた。
これは僕の楽しみの一つ、人にとやかく言われなくても良いはずだ。
いくつかホームページを見ていたが、何箇所か目で・・・。
「オッ?!」
カウンターが『50000』を指している。
「キリ番か・・・」
思わずニッコリしてしまったその時、
「おめでとう!」
部屋の中で女性の声が聞こえた。
思わず振り返ると、紺色のスーツに身を包んだ髪の長い美しい女性が立っている。
「君は・・・?」
「50000HIT達成のプレゼントに!」
彼女が手を大きく振ると同時に、僕の体を光が包んだ。



「イタタッ・・・」
椅子に座っていたはずの僕は、床で尻餅をついてしまった。
「ここは・・・?」
温かい光に包まれた周りを見ると、しっかりと磨きこまれた木製の床。
僕の周りには椅子がたくさん並び、窓には色とりどりのステンドグラス。
そして正面にはたくさんの蝋燭の明かりに照らされた大きな聖母像。
今、僕はどこかの礼拝堂にいるようだ・・・さっきまで、自分の部屋にいたはずなのに?!
「ようこそ、純愛女子学園へ」
後ろから声が聞こえる。 振返ると、さっきの女性が立っていた。
「君はいったい・・・」
誰だと言おうとしたのだが、その女性の微笑みを見ているうちに、言葉を飲み込んでしまった。
「さあ、聖母様にお祈りをしましょう」
女性が座り込んでいる僕に手を差し伸べる。
僕はその手をとって立ち上がった。
二人で並んで聖母像に向かって歩いて行く。
聖母像の前に立つと、この聖母像の大きさに圧倒される。 まるで下に立つ僕を見下ろし、そして微笑みかけるようにそこにそびえている。
「さあ、お祈りしましょう・・・」
彼女は僕にそう言うと、木張りの床に膝をついて両手を胸の前に合わせた。
僕も彼女に倣い、床に膝をつき、両手を胸の前で合わせる。
すると突然、
「・・・?」
周りから声が聞こえる? 僕は思わず周りを見回した。
礼拝堂に並べられている椅子に大勢の女子高校生が座り、聖母像に向かって祈りをささげているのだ。
「なぜ・・・こんな時間に?」
そう思っていると、
「?!」
何かが僕の腹に張り付いた?
視線を落とすと、僕の腹にチューブのようなものが張り付いている。
「なんだよ・・・これは?!」
腹から引き離そうと、チューブを引っ張るのだが、チューブはゴムのように弾力があり、伸び縮みするだけで腹から外れない。
僕は改めてチューブに視線を走らせた。その先は聖母像の・・・・ちょうどお腹の部分につながっている?
僕はハッとして、横で祈る女性を見た。
これはどういう事・・・・そう尋ねようとした時、彼女は顔を上げ、こちらを見ながら微笑んだ。
「・・・今のあなたは、聖母様のお腹にいるのよ・・・そして・・・」
彼女が微笑む、しかし、今の僕はその微笑みに恐ろしさを感じていた。
「・・・あなたも聖母様の子供として生まれ変わるの・・・そう、女の子にね」
「馬鹿な?!」
僕が思わず叫んだとき、チューブを通じて何か温かいものが僕の体に流れ込んできた。
「アアッ・・・?!」
思わず叫んだ。 
「聖母様は、あなたに女の子のエナジーを与えてくださるわ・・・」
彼女は微笑みながら僕に言うと、再び祈り始めた。 礼拝堂にこだまする祈りの声が大きくなる。
チューブから体に入った温かい物が、僕の全身に広がっていく。
それに合わせるように、僕の体に変化が起き始めた。
頭がムズムズしたかと思うと突然、肩の下まで黒くしなやかな髪が伸びていた。
ウエストにきついズボンを履いた時のような、何か外から締め付けられるような感覚を感じた。
手を腰に当てて確かめようと思ったのだが、
「?!」
腰に当てようとした手の感覚が、今までとは違う。 腕の力が、今までの半分も入らない。
両手を目の前にかざした。日に焼けた両腕は白くなり、両手から筋肉が落ち、皮下脂肪がそれにとってかわる。
指は細く美しく変わり、それはまるで・・・?
「そんな・・・・馬鹿な?!」
そう呟いた声は、今までの自分の声とは全く違う・・・そう、若い女の子の声だ。
もう一度お腹周りに手をあてた。丁度おへその周りのあたりだ。
そこには女性としか思えない括れが出来ていた。
今度は、胸がムズムズし始めた。
自分のものとは思えない掌を両胸に軽く当てると、小さいが柔らかい膨らみが掌に当たる。
そして、胸からは触られている感覚が・・・?
その生まれたばかりの胸のふくらみが、掌を押し上げるように少しずつ大きくなってくる。
それに合わせるように、お尻が大きく膨らみ、ズボンがはち切れそうになっている。
足もまるで女性のように内股になっていた。
間違いない、僕の体は女性に作りかえられているんだ。
「これさえ外せば・・・」
僕はお腹に張り付いたチューブを必死に外そうとするが、やはり外れない。
その間にも、顔にムズムズとした感覚を感じる。
顔の骨格が変化して、次第に小さくなり、目がパッチリと大きくなり、睫毛が伸びて行く。
瞬きをするたびにその感覚を感じるほどだ。
太かった眉は細く弓のようになり、唇もふっくらと膨らみ、顎から首にかけてのラインもすっと細くなってしまった。
膝を上げて立ち上がる。
聖母像を見上げると、今までより大きく見える・・・自分の体を見下ろすと、来ていた服がブカブカだ・・・そう、体が小さくなっているのだ。
小さくなった体の中で、胸の部分だけ、ブカブカになったYシャツがピンと張りつめ、二つのふくらみの頂上でまるでテントが張ったように張りつめていた。
その時、
「アッ?!」
胸を何かが抑えつけた。
視線を落とすと、Yシャツの下に来ていたシャツがブラジャーに変わったのだ。
それと同時に履いていたトランクスは、滑らかな肌触りになり、これまでよりもずっと狭い面積を包み、大きく膨らんだ僕のヒップを滑らかな肌触りの布で優しく包んでいく。
ズボンの左右の足の部分が一つにつながり、短くなっていく。
踝の部分まであったはずのズボンが短くなって行くうちに無駄毛の一本もない、白い足が現れた。
踝から、つるつるの脛が、そして膝から太股が・・・。
ズボンはプリーツスカートに変わっていた。
そしてYシャツはブラウスに変わり、その上にはクリーム色のベストが現れた。ピッタリと上半身を包んでいるベストが、女性の体の滑らかなラインを強調している。
胸元がキラッと光ると、そこにはリボンが現れた。
そう、礼拝堂にいる彼女たちと同じ姿になってしまったのだ。
「そんな・・・?」
一際祈りの声が大きくなり、聖母像から閃光が・・・?
次の瞬間、僕の意識は遠のいて行った・・・。



「・・・?」
誰かが僕の体を揺すっている。
「・・・恵利・・・?」
「恵利って・・・?」
ボクの名前?・・・そう問い返そうとすると、
「何を寝ぼけているのよ・・・?」
僕の顔を三人の女の子が覗き込んでいる。
僕は体を起こした・・・クリーム色のベストと、紺色のプリーツスカート。そこから伸びる健康的な太ももと白い足。
僕の体は、女の子のままのようだ。
そしてここは、あの礼拝堂・・・僕は椅子に座って眠っていたようだ。
「僕は・・・男だよ・・・」
そう呟くと、
「何を言っているのよ?」
女の子達が笑いだす。
一人が僕の横に置かれていたスクールバックを手にした。中を開けようとしている。
「ちょっと、早織?! ボクの荷物を・・・」
早織?・・・初めて会ったこの子の名前をなぜ? そんなことを思っていると、早織は中から何かを取り出した。
「恵利、これを着て体育をするのに男だなんて」
そう言って取り出したのは、体操服と紺色のブルマだ・・・これがボクの荷物?
ショートカットの髪の女の子がスカートの中から小さな手鏡を取り出した。
「ほら・・・見てみなさいよ」
「ちょっと、あかり・・・?」
また、女の子の名前が勝手に?
女の子がボクに鏡を向ける。
そこに映っているのは、長い髪をポニーテールに纏めた、可愛らしい女の子・・・そして、そこに映っているのは、今の僕自身だ。
鏡の中で、女の子が驚いた表情でこちらを見ている。
「自分に見惚れているの?」
あかりがボクを見てクスクスと笑う。
「確かにこのグループでは、恵利が一番可愛いかな? プロポーションも良いしね」
ボクは、その言葉を聞きながら鏡に映る自分の顔を見つめていた。
『プロポーションが良い? 可愛らしい・・・ボク・・・・わたしが・・・?』
そう思っていると、
「アンッ?!」
ボクの口から、甘い声が漏れた。
誰かが・・・わたしの胸を・・・・?
「ちょっと・・・理恵?!」
「ウ〜〜〜ン・・・Fカップかな?」
後ろの席から、理恵が両手でわたしの胸を揉んでいる。
「こんなに大きな胸で、可愛いのに、ボクなんて男の子みたいな言葉使いはやめなさい!」
理恵がわたしの胸を揉みながら耳元で囁く。
ボ・・・わたしは、思わず肯いていた。
「さあ、授業が始まるよ!」
あかりがスクールバッグを持った。取り出していた体操服を“わたしのバッグ”に戻すと、
「ハイ!」
ニッコリ微笑みながら、わたしに手渡してくれた。
そう、この三人は、いつも一緒。
学校が終われば、おしゃべりをしながらクレープを頬張る。
夏には一緒に泳ぎに行ったり、休みの日には、ショッピングをしたり・・・いつも一緒の親友たちだ。
「さあ、行こう!」
早織に促されて、わたし達は聖母様に祈りをささげた。
顔を上げると、校舎に向かって歩き出す。



蝋燭の温かい明かりに照らされて、聖母像は優しくわたし達に微笑みかけていた。









50000HIT応援感謝作品

キリ番を踏んだ日(おわり)









作者の逃げ馬です。

最後まで作品にお付き合いいただいて、ありがとうございます。
また皆さんのおかげで、Books Nigeumaも営業再開後、おかげさまで50000HITを達成しました。
日頃の感謝をこめて、聖母様に登場していただき一本書いてみました。
楽しんでいただけたならうれしいです(^^)

これからは次のキリ番に向かっていろいろ書いて行きたいと思っています。
おそらく次に出るのは、「税制改革」の後編になるでしょうが、10万HITまでには、長編作品にも取り掛かって行きたいなあ・・・と思っています。


それでは、また次回作でお会いしましょう。
そして、今後ともよろしくお願いします!!


尚、この作品に登場する団体・個人は、実在のものとは一切関係ありません。
また、当ホームページではキリ番を踏んでも「女性化」することはございません(笑) キリ番を踏んだ方は、どうぞ申告をして下さいね。



2010年9月 逃げ馬













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