女子高生ナツミ〜いじめ編〜
著者:なっちゃん
・はじめに・
この小説を読んでくれる人へ。この小説は、なっちゃんの手で書かれております。また、これはフィクションです。
自分が映画のヒロインだったら、こんなふうにされたいということを書いています。よかったら、感想を掲示板やメールでください。それじゃ、スタート!
・本編・
ナツミがストーカーの被害にあってから、ナツミはたくさんの人から気遣われていました。友達はみんなナツミが被害にあわないように、周りに気をつけて、ナツミを守っていました。
「ナツミ、この恵子がいる限り大丈夫だからね!」
恵子が言いました。
「恵子。そんなに心配しなくてもいいよ。ストーカーももう襲ってこないみたいだし・・・」
「だめよ。そうやって安心してると、またあんなひどいことされちゃうんだから!」
ナツミはそんな恵子や他の友達に心から感謝していました。
しかし、そんな彼女の影で、彼女を憎む者もいました。ある日、校庭の体育倉庫で、3人の女子生徒達が話していました。中川紀美子と、長山高子、道長美香の3人でした。
「最近ナツミってむかつかない?」
紀美子が言いました。
「そうそう。男子生徒もみんなナツミによっていっちゃうし。」
と、高子が答えました。
「彼女より私達の方が被害にあっていいはずなのにね!」
美香が言いました。
「ねえねえ・・・」
そのとき、紀美子が不気味な声で言いました。3人は、顔を近づけ、見合わせました。
「ちょっといじめでやらない?」
「いいわね。あの娘もこれでこりるはずね。」
「どういういじめしちゃう?」
「それはね・・・」
こうして、3人のナツミいじめの計画は始まりました。
その放課後。ナツミは1人で学校を出ました。今日は、守ってくれる友達はみんな部活や委員会に出ていて、ナツミと恵子の所属するテニス部も休みだったので、ナツミは安全な道を帰るようにみんなに言われていました。恵子は委員会でした。
(もうみんな心配しなくてもいいのに。)
ナツミは思いました。
「なっちゃん!」
元気のいい声が聞こえ、ナツミはすぐに振り返りました。そこには、いつもナツミにいやな暴言を連発している紀美子、高子、美香の3人の姿がありました。
「紀美子ちゃん達・・・」
ナツミはいつも暴言を言われているので、この3人は苦手でした。
「ナツミ。一緒に帰ろう?」
紀美子がそう言ったことに、ナツミは驚きました。今までこの3人に下校に誘われたことがなかったからです。
「え?」
「私達さ。あなたに今まで言ってきた暴言がいけないことだと気づいてね。今日はナツミに誤ろうと思ってきたの。」
高子が言いました。
「ごめんね。さ、一緒に帰ろう!」
美香が言いました。ナツミは、少しおかしな気持ちになりましたが、その言葉を信じて、一緒に帰ることにしました。
4つの制服は、いつものナツミと恵子の分かれ道に差し掛かりました。
「ねえ、今日はこっちいってみない?」
紀美子がナツミを右の道に誘いました。
「え?でもそっちは家に着くまで遠回りになるよ。」
「いいのいいの。私達ナツミともっと一緒にいたいだけよ!」
「そうなんだ・・・」
ナツミは安心して、紀美子達についていくことにしました。
「え?ここって・・・」
しばらく経ち、ナツミはやっとで自分が、ホテルに連れて行かれていることに気がつきました。
「ねえ、うちに帰らないの?」
ナツミは不安そうな声を出します。
「いいじゃない。来なさいよ。ちょっと遊んでいこうよ。」
「で、でも・・・」
「もう!じれったいわね!来なさい!!」
「きゃっ!!」
高子はナツミの両手を後ろ手にし、しっかり手で抑えました。ナツミは、何の抵抗もできないまま、そのホテルへ入れられるだけでした。
「きゃっ!!」
無理矢理ホテルの1室へ連れ込まれたナツミは、ベッドに荒く押し倒されました。
「ねえ、どうしてこんなことするの!?」
「馬鹿ねー。あたし達があんたなんかにやさしくすると思ってんの?」
「え?それじゃあ・・・」
「そういうことよ。下校途中であったときからいじめは始まってんのよ。」
ナツミは信じられませんでした。その部屋を見ると、十字架の形をした台が立っており、自分が何をされるかわかる気がしました。
「さあ立ちなさいよ!!」
「やめて!!」
3人はナツミを力をあわせて立たせると、彼女をおさえ、まっすぐに十字架に向かって歩かせました。ナツミは暴れましたが、柔道部の3人にはとても力がかないません。
ドスッ!!
ナツミはものすごい勢いで十字架に押し付けられ、3人がかりの紀美子達に、手も足も十字にさせられました。
「あんた最近むかつくのよ。」
「お願い・・・やめて・・・」
3人は、ナツミの言葉も聞き流し、ガムテープを取り出しました。
「拘束始めまーす!」
ナツミはまたもや恐怖で声が出ませんでした。そして、高子と美香は両腕に、紀美子は足と体の方の配置につきました。
「好きなだけテープ使っていいから!」
「わかってるわ!」
そして、一斉に両腕と足にガムテープを巻き始めます。部屋の中には、ガムテープを巻く音と、ナツミの叫び声だけが響きわたります。3人は、ナツミの両手首、腕、指、胸、腰、足首、脹脛、太股に大量のテープを十字架に巻きつけ続けます。
「やめて!お願い!!」
「・・・もう、うるさいわね。美香、黙らせて・・・」
「はいよ。」
紀美子が支持をすると、美香はテープを片手に十字架の後ろへ回り、後ろからナツミの口にテープを巻き、十字架に固定します。さっきまで首を動かせましたが、今度はそういうふうにはできなくなりました。
「んー・・・んー・・・」
「これで静かになるわ・・・」
「んー!!」
十字架への拘束が終了すると、3人は並んでぐるぐる巻きにされたナツミを眺めます。ナツミの目からは、大量の涙が出ていました。
「いい気味ね。しばらくは自由にしてあげないから。」
そのとき、ナツミの体に激しいフラッシュがあてられました。高子が縛り付けられたナツミをデジタルカメラに収めたのです。スクリーンに映されたナツミの体を見て、3人は不気味に笑いました。
「これを街にばらまかれたくなかったら、教師にばらすようなことはしないことね。こっちは十分いじめたら自由にしてあげるんだから。」
それからしばらくは、ナツミは写真を撮られ続けましたが、紀美子のある言葉を聞いて、暴れずにはいられなくなりました。
「ねえ、この娘明日までこのままにしておかない?明日の朝までこの部屋に監禁しちゃおうよ。」
「いいね、それ!」
「んー!!んー!!」
ナツミは必死にもがきましたが、やはり女の子の力ではガムテープは解けませんでした。
「もがいても無駄よ。それじゃあ、そういうことだから。」
「ホテルの人にはここに入らないように言うからね。」
ナツミはもがきましたが、彼女の目の前から、紀美子達は遠ざかっていきました。
「それじゃあ、がんばって解いてねー。」
そう言って、紀美子がドアを開けたそのときでした。紀美子の口と鼻に睡眠薬の染み込んだハンカチがあてられたのです。紀美子は急に眠気に襲われ、あっという間に眠り、その場に倒れました。
「紀美子!どうしたの?」
そして、そのあとの2人も、同じ手口で眠らされ、床に倒れました。
(だ、誰?)
ナツミは不思議になりました。
「大丈夫か?ナツミ。」
ドアの向こうから出てきたのは、ナツミの幼なじみである男子生徒の浜口清でした。彼は、急いでナツミに歩み寄ると、急いでナツミの口に巻かれたガムテープを解き始めました。
「どうして清が?」
「お前が心配だから追ってきたんだよ。やっとこの部屋を突き止めたんだ。」
それからナツミは自由になり、ホテルのその部屋に立ちました。
「もう十字架に縛り付けられるのいや。」
「さて、こいつらどうする?」
清は、床に転がっている3人の女子高生を指差し、言いました。
「私に任せて。」
「どうするつもりだよ?」
こうして、ナツミは清によって救われ、2人は一緒に帰り道を歩いて帰りました。
しかし、ホテルでは・・・
「んー!んー!!」
「むぐぐ・・・」
「むーっ!!」
そのころ、紀美子、高子、美香の3人は、口にテープを巻かれ、手足を縛られ、3人まとめてガムテープでまとめられていました。
床には、『これでおあいこ』というナツミのメッセージが落ちていました。
・いじめ編終わり・
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書いてくれた人には、もれなく、私の、テープで縛られた足の画像を送ります。