永遠の子供 <the eternal child>
あとがき。
ここまで読んでいただいている、と言うことは全10話、通して読んでいただけたということでしょうか。
最後までおつきあいくださいまして、本当にありがとうございました。
読んでいただきまして分かるように、いやもうなんというかあっぺとっぺ(方言)で事件モノのくせにツッコミ所満載な話で一時期本人消えようかと思った位でしたが(現にひと月連載止めてましたし。あれは8話を書こうとする気力が……)、ここまでの長い話を書いたのが始めてで、波瀾万丈ですがとにかくエンドマークをつけられた、ということで思いのほか満足しております。志低いです。はい。
「永遠の子供」を書くに至ったきっかけはといいますと、実は2001年秋のアニメエンディング曲「青い青いこの地球に」の赤い布を頭にまとったコナンの画でした。なんというか、孤独や切なさがないまぜになった表情と風にはためく赤い布の取り合わせが予想外の画で衝撃を受けまして。
そこから1話の頭と9話のおおもとができあがり、タイトルもそのあたりに自然発生。というか最初は事件を描くつもりはなかったのですが折角だからチャレンジ〜☆と軽い気持ちでいたら紆余曲折を経て全10話。ちらりちらりとリアルを差し込むためにネット徘徊したり友人にケータイメールで大迷惑な事したり(苦笑)
やはり具体的なモノを描くのは大変だとあらためて感じました。
でもこのまま切れ切れなのもなんだか具合が悪くて、加筆訂正して一冊の本にするつもりです。自己満足って奴ですが。
そんなこんなですがお知らせです。
この「永遠の子供」は”循環する季節シリーズ(仮)”の一本目でした。
平次と新一の、思いが通じ合うまでの話を、季節と共に事件と共に書いていこうと思い、シリーズ化しました。
……季節というので、あと3本予定しています。今回と同じように、おそらく1本8話〜10話位になるでしょう。
4月位から次の話に取りかかるつもりです。
……ついて来れる方随時募集中……(泣)
ざんばらな話でしたが、読んで頂いた方のこころに僅かでも残れば幸いです。
ありがとうございました。
3/1/2002 樂叉ちずみ