サイレントサイレン <silent siren>
あとがき。
お疲れさまでございました。
「サイレントサイレン」全12話、ここに終了いたしました。
最後までおつきあいくださいまして、本当に本当にありがとうございました。
なかなか開始しないと思えば開始したっきりそのままで、と思いきや突如息を吹き返したり、それでも色々間に合わず……結局同人誌での発行の方が先になってしまいました。(その入稿〆切もぎりっぎりで当日新幹線飛び乗って印刷屋さんへ直接行ってまいりました……)
連作長編二作目、です。
前作のあとがきを見てみたらば8〜10話位とか書いてましたがそれどころか伸びてしまいました。とはいえ伸びたからといって内容がどうかは……反省点はそれはもう山のようにあるのですが一番はやっぱり「夏の話は夏のうちに終わらせる」でしょうか(汗) 次作は冬話ですので、冬のうちに終わらせなければ……って冬って今冬……もう遅いか。
あとがきなので今作の話でも。
「サイレントサイレン」は元々もっと凄惨な話にするつもりでした。凄惨、というか救いがないというか、セイレーンの残酷性を出す方向で。ですが一時期人死にが嫌になった頃がありまして、ソフト(?)路線に。しかし書き上がってみればただポカンとするばかり……書き込み不足を痛感しております。SSならスピードで乗りきってしまうところが長編だとボロボロボロと崩れてまるで砂上の楼閣の如し。読んでいただいておきながら愚痴ばかりですみません……しくり。
……え、えーとそれでもお気に入りのシーンはいくつかあるんです。ラストのあたりとか。息を止めたくなるよなイメージがあるのですが、そのあたり……どうだろう。
ちなみに分かれるダブルベッドとかは某”水曜”番組の影響です(苦笑)会話のテンポとかも影響受けてるかも……
さてさてこの”Four Seasons Story”シリーズですが(別名:女難シリーズ、又は○○落ちシリーズ<自分で言うし)上でも言っていますが次回、冬の話になります。おそらくまた女難でまた○○落ちもありそうです(苦笑)
その前にまずは夏→冬の繋ぎ話を書こうかなとは思っておりますが。
今回あんなでこんなんな話でしたが、こんなんであんなんでもまだ次作を気に掛けていただけるのでしたら(ありがとうございます!(感涙))、思い出した折りにでもいらしていただけましたら幸いです。
ありがとうございました。
2/27/2005 樂叉ちずみ