捕縛。

陳宮（ちんきゅう）　
　字を公台（こうだい）。東郡の人。『演義』では
　中牟県の県令で、董卓暗殺に失敗した曹操と行動を
　共にするようになるが、実際はいつごろ曹操配下に
　なったのかよく解らない。さらに、離反の理由も
　はっきりしていない。後に呂布を担ぎ上げて張バクと
　ともにエン州にて謀反を起こすが、どちらかと言えば
　張バクとともに謀反を起こした後、呂布を迎えたと
　いった印象が強く、演義と正史では事実関係が逆転
　している。また、徐州では呂布にも反旗を翻そうとする
　そぶりも見せており、腹の底の見えない人物である。
　もっとも、その謎の多さから序盤での曹操の人物付けに
　使われたのだろうと思う。

皇甫（こうほ）
　『演義』で曹操が陳宮に捕らえられたときに使った偽名。
　「私は皇甫という姓のものです」といってることから、
　皇甫嵩が当時珍しい二字姓なのがわかる。だからなんだ。

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