アクア

++++アクア


目の前に絡む執着という糸
心の琴線に触れた憎しみという感情


その出会いは必然だったのかもしれない
もしくは、悪戯心を刺激された神の仕業か・・・・


分かりはしない
分かりはしない


分かるのは・・・・俺の中で何かが壊れた――――――――――。





+++



どれだけ時間がたったのか・・・
暗い暗い闇の中で叫ぶ声だけが反響し、辺りを満たしていた
「くそっ!!!」
イザークは一人、毒づいた


こんな所にいる場合ではないのだ
外では続いていた戦闘はどうなったのか・・・

戦闘中に足を踏み外しこの奈落の底に落ちたのは明らかに自分のミスだ
けれど、それなりの収穫もあった


視線を闇に投げかける
そこには機体が二つ

一つはイザークのデュエルだ、そしてもう一つ・・・・


















「ん・・・」


キラは瞳を開けた
目をこらすが何も見えない、一切の闇
デュエルと交戦し、そして足を踏み外したデュエルにおよそ道連れのような形で
奈落が広がる崖から落ちたことは記憶に新しい・・・・
が、それからの状況が一向に分からない
自分は今どの辺りにいるのか?デュエルのパイロットはどうしたのか?
このまま此処にいても仕方ないとコックピットを開ける
「ぁ・・・」
やはり、そこは想像していた通りの闇だった
トン、と軽やかに地に足を着く
地があるという事は本当に此処は”底”なのだろう・・・
上を見上げるが光は見えない
地上は遠いな・・・キラはそう頭を巡らせながら横を見てギョッとした
そこにあるのは自分のとは違う機体・・・

「デュエル・・・・」

呟いて瞬時に辺りに目を凝らし探る
デュエルも同じ場所にいることはデュエルのパイロットも自分と同じように
状況を確認しようと機体から出てきている可能性が高い
耳も澄まして見るが、人の息遣いや足音らしきものは聞こえない
なら、まだあの中か・・・とキラがデュエルを見上げた時、背後に人の気配を感じた
「っ・・!!」
気づいた時には遅かった
キラは背後から殴られ、そのまま腕を捻じり上げられる
「・・だ・・れっだっ・・・!」
間抜けな質問だと思う
この場にいるのは恐らく自分と、あのデュエルのパイロットだけだろ
けれど反射的に口をついて出たのだから仕方ない
予想通り相手が失笑する声を聞いた

「動くなよストライクのパイロット・・」


あぁ・・予感はあたった
自分のことをストライクのパイロットと知っているのはデュエルのパイロットだけだ
キラは苦痛に顔を歪めながら相手の顔を見ようと後ろを振り返った
「・・・!」
何だろう・・・
その瞬間、相手の動きが一瞬止まる
キラは相手をよく見ようと、更に瞳を細める


銀糸の髪・・・
キラの瞳に真っ先に飛び込んできたのはそれだった
そして、自分を凝視する、鋭いサファイアブルーの瞳・・・・


「・・・お前・・・っ!!」


相手が声を荒げる
そして、キラを仰向けにさせるとその上から押さえ込んだ


 

瞳と瞳が・・・・あった―――――――――。








 

馬乗りになったままイザークはキラの頭を荒々しく引き寄せる
そして貪るように口づけた
「ん・・んっ!!!」
口内を犯すようにイザークの舌が我が物顔で蠢きまわる感触にキラは身を捩り
逃れようとあがく
だがイザークは止めようとはしない、それどころか指先はキラのパイロットスーツ
へとかかる
「ぁ・・やめっ・・・」
キラが抵抗することもあって中々うまく脱がす事が出来ないパイロットスーツに
苛立ちを募らせたイザークは自らの右ポケットから何かを取り出す
「ひっ・・!」
冷たい刃の感触がキラの頬に当たる
「大人しくしていろ」
ピリッ、と音を立ててパイロットスーツが裂かれていく
「やっ・・!!ど・・、して・・・!」
その悲鳴のようなキラの言葉にイザークの手がピタリと、止まった
「どうして・・・・だと?」
固く張り詰めた冷たい声
「お前に屈辱を味わせたいからに決まっているだろ?」
ギラギラと憎しみを隠そうとしない血走った目・・・
だが実際にイザークをこの行動に走らせたのは憎しみのせいではない
それを、はっきりと自覚しているからこそ余計に憎しみに似た感情が募るのだ
「ふ・・・お前を支配するのも、また一興さ・・・」
そうボソリと呟き、思いっきりパイロットスーツを裂く
キラの透けるように白い肌が露わになり、イザークは一瞬目を奪われた
「クソッ・・!」
忌々しげに呟く
「やっ・・やぁ・・・」
冷たい外気に晒され、これから敵である男に弄ばれるのかと思うと自然と
キラの身体が震えだす
「アス・・ラ・・・アスラン・・・」
涙と共に零れだす名前にイザークは瞳を見開く
「やつの知り合いか・・?」
その質問にキラは答えなかった
ただ背けた顔は青ざめ、噛み締められた唇は何を語るのか
「ふん・・・やつのお手つきというわけか・・・」
考えついた結論はソレだった
ストライクのパイロットのこととなると冷静さを失うアスラン
そして、こんな状況の中泣きながらアスランの名を呼ぶストライクのパイロット
考えただけでバカバカしくて笑いが込み上げてきた
何故こいつらは戦いを繰り広げるのだ?
そんなに大切なら鎖にでも繋ぎ拘束すればいいのだ
他人になんて見せず、自分のものだけに、自分だけに笑いかけるように
ずっと、ずっと・・・
そう、永遠に自分だけの物にすればいいのだ
自らの考えにイザークは笑む


そう、自分だけ


永遠に


俺だけのものに―――――――







幸いにもこの崖に落ちたのはキラとイザークの2人だけだ
通信システムも壊れ使い物にならない今
ここで永遠に2人きりという可能性もないわけではない


「可愛がってやるよ・・・・」


そのイザークの声色に怯えの色を濃くするキラ
逃げようと暴れるがイザークが上から組み敷いた形で手を押さえているせいで
逃れることなどできない
胸元の突起を舌で突付くように転がしてやるとキラの唇からは明らかに拒絶ではない
吐息が漏れる
「やぁ・・・やぁ・・・」
その敏感な反応に気分をよくしながらイザークは更に舌先で刺激してやる
ぷっくり、と桜色に染まる突起
下部に手をやると大きく跳ね上がる身体
「敏感だな・・・」
この反応がアスランによって開発されたものだと考えると無償に胸が苛立った
だが、そんな感情は微塵も見せずキラ自身を包み、やわやわと刺激してやる
「はぁぁ・・んぁ・・」
キラの口唇から漏れ出した甘い喘ぎにイザークは満足げに笑う
そう、今この反応を与えているのは自分なのだ
こいつに快感を与えているのはアスランではない、自分なのだ
「おい、お前・・名前は?」
イザークが与える快感に喘ぎながら、キラは僅かに涙を浮かべた瞳でイザ―クを見る
その潤んだ瞳に欲情しながらイザークはキラの唇から漏れ出すであろう名前に
期待に胸を踊らす

「・・ラ・・・キラ・・・ヤマト・・・」

苦しげに喘ぎながらキラは言葉を紡いだ

「キラ・・か」

呟くと自分の胸の内に何か温かい感情が広がる
こんな穏やかな感情を感じたのは初めてのことかも知れない
そして、その感情をもたらしたのが男で、しかも敵である奴だとは思いもしなかった
憎んでも憎みきれなかった男だ

「んっ・・・あな・・た・・は・・・?」

乳首をクリッと引っかいたイザークの愛撫に喘ぎを抑えながらキラは尋ねた

「イザーク、イザーク・ジュールだ・・・」

可笑しなことだ
こうして名を教えあうのが戦場ではなく、まさか陵辱の真っ最中だとは
イザークは苦笑を洩らした
その気配がキラにも分かったのだろう瞳が泳ぐ
「やめる・・・気・・・ない・・の・・?」
それこそ失言だろう
「あぁ。お前だってここで止められると・・・・ツライだろ?」
わざと、最後の言葉を強調してやる
キラの顔が羞恥で赤く染まった
ソレは肯定の証だ

「楽しませてやるよ」

喉の奥で込み上げる笑いを噛み殺しながら、イザ―クはキラへと顔を埋めた――――。






音さえない暗闇だけが広がる空間で、白い肢体が蠢く
「はぁっ・・あっ・・・やぁ・・・!」
白い腕が逃れようと必死に抵抗する
だが、覆い被さっている男の方はそれを許そうとはしない
心では嫌がる反応を示しても、身体の方は快感を求めている事が分かるからだ
「っ・・んぁ・・」
男の指を3本咥えこんでいる蕾は酷く淫らに見えた
「キラ・・」
イザークは熱い吐息を込めその名を呟く
ピクリ、とキラの肩が揺れ焦点のあわぬ瞳で視線を彷徨わせる
「・・・あぁ・・・あ・・」
ガクガクと身体が揺れ、キラのものから白い蜜が迸った
「よかったか?」
そのイザークの問いに答えず、キラは、はぁはぁと肩で息をつき
ぐったりとしたまま瞳を伏せている

「これからが本番だ」
「ぁ・・」
ジュプッ、と音を立ててキラの蕾から指が引き抜かれる
そして変わりに、その場所にイザーク自身の猛ったものが押し当てられる
「やだぁ・・!やめてぇ・・・!!」
まだ理性が残る頭で、それだけは拒もうとキラは暴れる
「大人しくしろ!!!」
イザークは怒鳴りつけ、そのまま強引にキラの内部に腰を進めた
「ひっ・・・!!あぁっぁ!!」
最初こそきつかったものの、濡れそぼったそこはイザークのものを簡単に飲み込んでいく
「あっ・・あっ・・・」
嗚咽にも似た喘ぎを洩らしながらキラはその快感に耐える
例え身体は快楽を求めようとも、快楽に屈するのが嫌だった
「どうした?我慢しなくてもいいんだぞ」
からかうようなイザークの口調に更にキラは唇を噛み締めた
その瞬間、一気に奥まで突かれた
「ひぁぁぁ・・・・っ!!」
そして内側の内壁を擦るように抜き差しされる
「あぁ、やぁぁ・・・んぁっ・・」
溢れ出る涙と唾液で顔がぐちゃぐちゃになっていた
キラは快感に翻弄されながら次第にイザークの動きに合わせ腰を揺らす
「あっ・・・も・・と・・・」
そしてイザークの背に手を伸ばし引き寄せる
「さっきまでと違ってずいぶん淫乱なんだな」
「やぁ・・言わないでぇ・・・・」
泣きながら首を横に振るキラ
「じゃぁ、お望みどおり奥までやるよ」
イザークにも限界がきていた
一度、入り口近くまで腰を引き、そして一気に激しく最奥まで突く

「アッ、アッ―――――・・!」


嬌声があたりに響いた―――――――。





「っ・・・・」

気だるい身体を起こす
肌に直接あたる空気の冷たさにぶるり、と身体を震わせた
横では、さっきまで自分を翻弄していた男が眠っている
気づかれないよう音をたてず裂かれたパイロットスーツをかき集め
そして、静かにその場を離れようとする


「待て」


腕が捕まれた



「何処に行く気だ?」



冷たい声
さっきまで自分を責めたてていた声


「帰るんです・・・」

キラはやっとそれだけ言葉を返した
イザ―クが息を呑むのを気配だけで感じる
ピリッ、と空間が張り詰めた


やがて、強く握られていた手から力が抜ける
「?」
どうして開放したのかが分からずキラは信じられないというように
イザークを見た
「・・・俺も外へ出たい」
ただ、率直にイザークはそれだけ言う
「だから・・?」
心底不思議そうにキラは首を傾げる
イザークは返事の変わりに立ち上がると、デュエルの方向にスタスタと歩いていく
「通信システムはダメだ。電波妨害がおきている」
確かに、とキラもストライクに戻り頷いた
まだ、身体が本調子ではないが仕方ないコックピットに座り気だるい痛みと戦いながら
キーボードを叩く
「エネルギーはまだあります。これをうまく調整すれば動くかも知れません」
そっちはどうですか?とキラがイザークに視線を走らせる
「あぁ、此方もなんとか動きそうだな・・・」
ぶつぶつ、とOSを書き換えながら調整している姿が目に入った
そうやってイザークをよく見れば、ずっと年上だと思っていた男は自分と同世代・・
いや少し上なくらいに見える

「おい!こっちに来い!!」

イザークの呼びつけにキラは怪訝そうに瞳を凝らす
示されたのはデュエルのコックピットだ
あそこに乗れというのか・・・?


案の定、そうだと言うようにイザークがデュエルから降り立ちストライクに
乗っているキラの所まで来ると、まだ身動きがあまり自由に取れないキラの
身体を抱え上げ、暴れるキラを押さえつけながらデュエルのコックピットへと
押し込んだ

「何するんだ!」

無理やりな仕打ちの非難の感情を込めて叫ぶがイザークは無言で機体を
発進させようとする
そう、機体を・・・・・

「お前はザフトに来るべきだ」

とつとして、イザークがそんなことを切り出した
その言葉を聞いた瞬間ある程度のことは察したのかキラが嫌だというように腕の中で暴れる
「大人しくしろよ!]
苛立ちのあまり強引に口唇を奪う
激しく舌を絡めてやると次第にキラの身体から力が抜ける


「お前はもう、俺のものだ・・・・」



違う!と否定したかったがキラの意識は何故か薄れていく
うっすらと笑いを浮かべる彼は一体何を想っているのか?
自分を受け入れる存在は、もういないというのに・・・・・



様々な考えがキラの頭を過ぎっては、消えていった―――――。










*あとがき*

ひ、ひさしぶりの裏更新〜〜vv
ていうかイザキラだよ!強姦だよ!わぁぉ!(死)
あぁ・・・久しぶりに裏書いた・・・・
ぬるい!!ぬるい!!ぬるいよぉ〜(涙)
強姦だったらさ〜〜、もっと激しくしてもいいものを・・
ザラに焼きもちやいてる場合じゃないですイザークさん
もっとキラ君を気持ちよくさせないと!!(激死)
あぁ・・・・キラ君の方はキラ君の方でアスランに申し訳ないと
顔が会わせずらいということでザフト行きを激しく拒否★





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