オウリには最近、気になる事がある
それは恋人であるルックのことだ



何かがおかしい・・・・!



いつも側にいる事はいるのだが、あんなに頻繁にしていたキスもしないし
それどころか一切オウリに触れようとしない

まさか自分のことが嫌いになったのか?!
そう考えると辻褄があうが・・・・・・・・



オウリの気分は、どんどん沈んだものへとなっていく
そして沈んだ顔のまま、いつの間にか石版の前まで来てしまっていた
「オウリ・・」
誰かがオウリの名を呼んだ
けれどオウリは気づいた様子はない

「オウリ!!」
さっきより声を荒げ、その人物はオウリの肩つかむ
「え・・・?あっ・・・ルック?!」
肩をつかまれ、やっとルックの存在に気づきオウリは驚いたように瞳を見開く
「何度も名前を呼んだんだよ」
不機嫌を露わにしたルックの声
ごめん・・・と口で謝りながらもオウリの顔にいつもの元気はない
「何かあった?」
不審に思い、そうルックが尋ねる
「ううん・・・何でもないけど・・・・・」
オウリはそう言葉を濁す
ルックのことが原因だなんて本人を前にして言えるわけがない
それでもルックは納得がいかないというようにオウリを見ている
「隠し事はなしだよ」
すべてを見透かされてしまいそうな深緑の瞳にオウリは戸惑う
さぁ、と促され仕方なくオウリは口を開いた

「ルックが僕のこと嫌いになったのかと思って・・・」

言った途端、ルックが目を見開くのが分かった
そして深々と長い溜息・・・・

「どうして、そんなこと思った?」

表情はいつもと変わらないが怒っているのがオウリにも分かった
「だって・・・最近ルックの様子おかしかったし・・・・・・・」
「いつもと変わらないけど?」
「で、でもキスだってしてくれなかったじゃないか?!」
オウリがそう言った瞬間ルックは一瞬驚くが、すぐに口許に意地悪い笑みを浮かべる
「して欲しかったんだ?」
「ち・・違っ・・・」
失言だったと気づき慌てて取り消そうとするが、ルックは聞き耳をもたない
慌てるオウリを引っ張るようにしながら階段を上る
着いたのは最上階のオウリの部屋

「此処なら誰にも邪魔されず話ができるね」
そう言って、しっかりと鍵をかけるルックをオウリは不安げに見つめる
「ル、ルック・・?」

「まずは誤解を解こうか?」
綺麗な微笑みを浮かべたまま近寄ってくるルックにオウリは本能的に後ずさりしてしまう
「オウリこの前から体調崩してただろう?」
そう聞かれ「うん」とオウリは頷く
だが、それはルックが夜、外で体を求めてきたせいで風邪を引いただけの話だったのだが・・・
「それで、しばらくは無理させちゃいけないと思ってね」
ということは、それはルックなりの気遣いだったのだろうか?
そう考え納得しようとした時、オウリにまた疑問が浮かぶ
「じゃあ、何でキスもしてくれなかったの?だから僕・・・・」

ルックに嫌われたかと思って不安になったのに・・・

ルックは困ったように笑った
笑って目の前のオウリのその唇を強引に奪う
「・・んっ・・・!」
オウリの身体からみるまに力が抜けていくのが分かる
ねっとりと舌を絡ませながらルックはオウリをそのままベッドへと押し倒した
「ル・・ク・・・」
一生懸命、息を整えながらオウリは今のキスで潤んだ視線をルックに向ける
「ほら・・、キスしちゃったら我慢ができなくなるだろ?」
そう耳元で甘く囁かれオウリの身体がビクリと震える
「そんな・・の・・・」
「オウリがそんな熱ぽい視線を僕に投げかけるのがいけないんだよ」
オウリの衣服をたくしあげながら、ルックは呟く
「んっ・・はぁ・・・」
胸の突起を指で掴んだり擦ったりしながらルックは弄る
「やっ・・ルック・・いゃ・・・・・・」
「もっと別な場所がいいの?」
その問いにオウリは答えない。ただ執拗に胸の愛撫を繰り返されてもどかしい熱だけが
身体の中を巡っている
「どこを触って欲しいか言わなきゃ、ずっとこのままだよ・・」
「いじ・・わ・・る・・」
そう半眼でルックを睨んでみるが、その瞳は熱に潤み逆にルックを煽る結果となる
「ほら・・・言ってごらん?」
突起を弄りながら、もう片方の手はオウリの下半身部分で動く
「ぁぁ・・んっ・・・・そこ・・触ってっ」
急にルックの手がオウリ自身を握り、舌を這わせるその刺激に身体が跳ねる
「ああぁぁ・・はぁん・・・・・」
ぴちゃぴちゃと音を立てて自身を舐められ、オウリは恥ずかしさと快感で
どうにかなりそうな錯覚に陥る。
「ダメっ・・、アッ・・やん・・・・・」
絶頂が近づく。
けれどルックに口を離す気配がない
「ルッ・・・だめ・・放してぇ・・・・」
そのオウリの懇願もむなしくルックにオウリを放す気配はない。
それどころか更に追い立てるように丹念に口全体でオウリを舐め上げる
「やんっ・・アッ・・・出る・・・!」
我慢することもできずオウリはそのままルックの口内へと精を放った。

それを全部飲みほし、満足げにルックは笑う
「気持ちよかった?」
「あっ・・・」
まだ精を放った余韻に浸っているオウリの身体を今度は後ろが見えるよう足を高く上げさせる
「やっ・・ルック・・」
「今度は僕の番だよ・・」
ルックはそう言うと、さっきオウリ自らが放った精で濡れた自分の手を後ろの蕾へと
挿入する。
「ひゃ・・・あ・・」
「いいの?」
そう問い掛けられ、オウリは素直に頷く
ルックはその答えを聞き、口許に笑みを浮かべるとオウリの中に入っている指を
上下に動かす。
「いっ・・ひぁ!あん・・・・・っ」
快感が湧きあがり、ただ苦しく息を吐きながらオウリには喘ぐしかできない
「オウリ・・・」
濡れた音をたてながら指が引き抜かれた。そして息をつくまもなくオウリの中に
熱くなった自らのものをルックは押し当てる
「ひゃぁぁ・・!んぁ・・」
大きく仰け反るオウリの身体
そのままルックは一気に最奥まで激しく抽挿開始する
「あ・・・あっ・・んっ」
ルックの激しい動きに揺さぶられオウリの身体は快感で震えている
「ルッ・・ク・・・もう・・・」
溢れ出した涙と汗で視界が霞んでいたが
オウリは目の前のルックの背に手を回し抱きついた。
「オウリ・・んっ・・」
ルックの甘い声を聞きながらオウリは二度目の精を放っていた・・・・・。




「くしゅん」
可愛らしいくしゃみが恋人たちの寝所に漏れる
「風邪ひいた?」
そう尋ねてくる恋人をオウリは横目で睨む
「だってルックがな中々終わってくれないから・・・・」
そう文句を呟きながらもオウリの顔には笑顔が浮かんでいる
「じゃあ、もう一回して僕にうつす・・・なんてどう?」
悪戯っぽく耳元で囁かれ、オウリは返事に窮する
「・・・・ルックのえっち」
「君にだけだよ」


くすくすと笑いあいながら2人はまた体を重ねあった――――――。







<END>

*あとがき*
キリバン222番を踏んで下さった秋山ユイさんに捧げさせて頂きます。
あ、甘い・・・・・・(汗)
何でしょう、このバカップルのノリは・・・・!(滝汗)
我慢をしているルックが書きたかったのですが、これじゃあルックただの
エロ親父・・・ごふごふ。
すいません、ごめんなさい。。

このような駄文ですが何も言わずお受け取り下さると嬉しいですv






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