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地学の勉強のしかた

少ない勉強量でも高得点がとれる

 地学では、問題集だけでなく過去問でも信じられないような解答の間違いに出会うことがよくあります。 特に地学II分野については、「これは使える」というものがありませんでした。 旧課程の頃はそれでも使える参考書があったのですが、新課程ではさらにひどいことになっています。 しかし、センター試験だけなら参考書も揃っていますし、 2次・私大狙いでも勉強のしかたはあるので、悲観することはありません。
 まず、『実況中継大学入試センター試験地学IB』(語学春秋社)を読み込み、 それから数研出版の教科書を軽く読んでおきます。 センター試験対策であれば、この後『マーク式基礎問題集地学IB』(河合出版) 『パーフェクト問題集地学IB』(河合出版)『センター試験傾向と対策地学IB』(旺文社) と予備校の模試型演習書をやります。
 2次・私大対策であれば、これに加えて『セミナー地学IB』(第一学習社)をやり、 あとは地学を出す大学(国立大はかなりのところで出ますし、 私大では早大教育学部と東海大の海洋学部で出ます)の過去問や模試を集めて下さい。 また、東大の地学の過去問は、青本でなく赤本を使いましょう。 他科目と比べれば、たとえ東大の地学でも合格ラインまでに必要な労力は はるかに少なくて済ませることができます。 地学が選択できる場合は、一度選択肢の中に入れてみましょう。

補足事項

 地学についてもっとも苦労したのは、地学II分野でまともな問題集がないことです。 結論として、いろいろな大学の過去問や模試を集めることで何とかするのがベストだと考えます。
 それでも地学はいろいろとお得です。選択できるなら、おすすめします。

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