徹君が、誕生日プレゼントにくれました(w 
リクエストのフード版川田のいじめられSS(w
しかもウチもパロッてくれてます。
サイコーです。徹(w

KOKOROもフードも良い作品になることを祈ってます。
でわ、みなさんもお楽しみください(w

spud

 

 

 

オリジナルバトルロワイアルアフターストーリー


兵庫県神戸市立ニ中3年C組アフタープログラム。



 「試合終了!」‘俺’はその言葉が響いたその場所にいた。

闘犬場のようなフロアに並べられた3つのテーブル。

そしてその3つのテーブルの1つに ‘俺’は座っていた。

隣のテーブルをふと見やると―――恋人の大貫慶子が口から汚物を吐き出し、倒れていた。

その隣のテーブルを見ると、剣道部で愛称がトシとか言う奴――ああ、名前を出すと竹刀で叩かれるからやめておこう。がコイツもまたテーブルにつっぷしていた。

かく言う‘俺’は精気のない目でぐるっとフロアを取り囲む観客席を見た。

ああ、こいつとはあんまり喋った事無かったな。てゆーか小食だったな。

こいつは親友だったな、俺がやっちまったけど。

こいつは可愛いタイプだったな、飯食ってる時の形相でもう可愛いとは思わないだろうけど。

「優勝、おめでとう。」臨時担任と名乗ったその男の声に‘俺’はぶっきらぼうに「ああ。」と答え、1つの考えを持っていた。

―――こんなゲーム、最高じゃん!―――

胃袋がぶちやぶれていた俺の思考はそこで止まった。




                 

――3ヶ月後――
胃袋が癒えた‘俺’――川田章吾は一度はあきらめた3−Cへ帰る事に決めた。
「やべぇっ、復帰早々遅刻かァ!?」
いつも煙草を買っている煙草屋の横を走りぬける、ちくしょう、俺は100メートル13秒、遅すぎるぜ。
ハァハァ・・・授業の遅れを取り返さないと。
ハァハァ・・・慶子たん、ハァハァ
ハァハァ・・・よしっ、見えた!

いつもの朝
いつもの学校
いつまでもこんな毎日が続く
そう―――思ってた。















上履きに画鋲を仕込まれるまでは。







クラスに復帰した俺を待っていたのはクラスメート達の‘イジメ’だった。
毎日、学校に行ってやることと言えば、上履きに画鋲が仕込まれていないかどうか。
そして、憂鬱な状態で教室に入り、席に付く。
・・・クスクス・・・
どこかでそんな声が聞こえてくる。
・・・クスクス・・・・
「いい加減にしてくれよ!」
俺は立ちあがった。すると、背中から一枚の髪がぴらりっと地面へと落ちた。
俺がそれを拾うと
『ボクは大飯食らいの愚か者です、嘲笑ってください。』と極太ゴシック体で書かれていた。
・・・クスクス、プ、ププププゥ・・・
俺はその場にいるのが辛くなり、走った。
走って走って屋上に行き、屋上のフェンスにがしっと掴まり、咆えた。
世界の真ん中でイジメを訴えたけもの
「章吾、君?」
ふいに後から声がかかり、振り帰ると――恋人の大貫慶子がいた。
「け、慶子さん・・・。」
慶子は無言で川田の隣に座った。
「ごめんね、章吾君、あたし、貴方を守って上げられなくて。」
「そ、そんな・・・慶子さんが気にする事じゃ。。。」
「気分直しに、今日、一緒にショッピングしよっ!?」
「い、今から?慶子さん?」
「ええ、さぼりましょう♪」
二人は昼間の神戸の街へとくりだしていき、川田はプログラム優勝時に貰った1000万円(まぁ何%かは入院費で消えたが)を使い、シャネルだのグッチだのといった輸入ブランド品を慶子にプレゼントし、一時の幸福を手に入れた。

それから三日後
川田がカツアゲに怯えびくびくしながら繁華街を歩いていると、目の前を川田がプレゼントしたブランドを持った慶子が歩いていた。
声をかけようと思ったとき、慶子は回りをキョロキョロを見渡した後、ある店―――質屋に入っていった。
「・・・・。」川田はただその場に呆然と立っているしかできなかった。
そして質屋から出てきた慶子の手からはブランド品が消え、札束が握られていた。
川田は怒りにわなわなと震えていると、もう1つのショッキングな光景を見た。
自分の親友が笑顔で慶子の前に立っているのだ。
そして、川田の親友と慶子は笑みを交わし、慶子はその手の札束をその男に渡した。
川田の親友はひゅぅと軽く口笛を吹くと、それを勘定した後、慶子の肩に手を回して二人で歩き出した。
川田はそこでやめておけばよかったものを、二人の後を、追い二人がホテル街のとあるラヴホテルに消えたのを確認するとその場に泣き崩れた。


その後も川田は執拗なイジメにあった。
視力が悪かった川田が授業中に眼鏡をかけて授業を受けているときに、ふいに後ろからコンパスの針で刺され、振り帰った時に顔面にど痛い一撃をくらい眼鏡のレンズが割れ、左眉の上に醜い傷をつける結果となった。

川田はプログラム優勝者という事でクラスの大人しいタイプの連中にもいじめられ――
尻の穴にボールペンを突き立てられもした、きわどい写真もとられもした(裏では投稿されていたが)、公衆便所に閉じ込められあやうくホモのオッサンに犯されそうになったとき、「俺はエイズだ!」と自分の身を守ろうというと「俺もだよ。」と言われ戦慄を受けた事もある。
とにかく酷いイジメにあった。
そして、川田は神戸を去ることに決めた。
幸いにして、金はあまっていたし、家も裕福な方だったので親はすんなりと転校を許してくれた。
川田は東京のほうに進学したかったが、追っての目をくらますために、四国の香川県に落ち延びる事にした。
新しいクラスにはなじめず(ダブリなのに実は26歳だと言われたり、不良のしたっぱにちょっかいを出され金を握らせ黙らせたり)
孤独な日々を送り――――――



俺は今日に至っている。
まさかこんな幸せゲームに再び参加できるなんてな。

川田章吾、昨年度プログラム優勝者。
父親の手術により鋼の胃袋を持つ男――。
彼の狙うものは、優勝あるのみ。

 

 

 

さぁ、もっと欲しいヒトはココにいけ!ココ(w