鬱結の間---1999/09/25.
問100. なにゆえ,生物には死が存在するのか。
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死は自然が作った競争システム。 死によって自然界に生息する生物の新陳代謝が可能となる。 生殖や遺伝が競争システムの基盤となる。 メスは少しでも自然界で優位に立てそうな,つまり強いオスを見つけ交尾し子孫をつくり,自然界で生き残りをはかる。 しかし,約1000年ほど前から,ある生物がこのシステムに真っ向から対抗し始めた。 人間である。 人間は地球を支配し,自然が作ったルールを勝手に変更している。 近代医学,遺伝子操作,強制保護,乱獲。 だが,いまのところ死のルールだけは変更できない。 不老不死。遠い将来,実現の可能性はある。 そうなったら,自然は人間にどんな裁定を下すのだろうか。 |
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copyright 1999 Tokonoma Souka.