n回ハマるというのはn回外れ続けるということ。ビッグボーナスの抽選確率を pb とすると,ある1回の抽選に外れる確率は 1-pb となり,n回連続で外れるのは (1-pb)n となる。
n回ハマる確率 ps |
---|
ps = (1-pb)n |
4号機の設定6に多く使われているビッグ確率 pb=68/16384(=1/240.94)で500回,1000回ハマる確率を計算してみよう。
500回:ps = (1-68/16384)500 = 0.125 = 1/8
1000回:ps = (1-68/16384)1000 = 0.0156 = 1/64
注意:等号は近似も含む。また,ハマる回数は抽選が行われているゲームを対象としていて,ボーナスフラグが成立しているのに揃わずに消化されるゲームは含まない。
この事象は先に述べた,ハマりの補事象であるので,その確率は 1-ps である。
n回以内に連荘する確率 pc |
---|
pc = 1-(1-pb)n |
pb=68/16384(=1/240.94)で50回,100回以内にビッグボーナスが来る確率を求めてみよう。
50回以内:pc = 1-(1-68/16384)50 = 0.188 = 1/5.3
100回以内:pc = 1-(1-68/16384)100 = 0.340 = 1/2.9
(2006-09-25注記)当然ながら,これは初期から中期の4号機についてであり,ストック機などは上記の計算は当てはまりません。これは典型的な重複試行である。従ってボーナスインの確率を pi とすると,その確率は
n回パンクする確率 pn |
---|
pn = 30Cn pin (1-pi)30-n |
で表される。nは0,1,2の値しか取らないので(Bタイプは0と1だが式は同じ),
0回パンクする確率 | p0 = (1-pi)30 |
1回パンクする確率 | p1 = 30 pi (1-pi)29 |
2回パンクする確率 | p2 = 435 pi2 (1-pi)28 |
これを,サンダーV(pi = 4375/16384 = 1/3.745)とスピード(pi = 2905/16384 = 1/5.64)で求めてみよう。
サンダーV(メーシー販売)の場合
0回パンクする確率 | p0 = 0.0000897 | 約11153回に1回 |
1回パンクする確率 | p1 = 0.000980 | 約1020回に1回 |
2回パンクする確率 | p2 = 0.00518 | 約193回に1回 |
パンクする確率(合計) | pt = 0.00625 | 約160回に1回 |
スピード(山佐)の場合
0回パンクする確率 | p0 = 0.00287 | 約349回に1回 |
1回パンクする確率 | p1 = 0.0185 | 約54回に1回 |
2回パンクする確率 | p2 = 0.0579 | 約17回に1回 |
パンクする確率(合計) | pt = 0.0793 | 約12.6回に1回 |
(2006-09-25注記)ボーナスインフラグ持ち越しがある機種は上記の計算は当てはまりません。当然ながら5号機も当てはまりません。
このページに載っていることを運用した結果についての責任は一切負いません。