2主×アイリ 著者:保守様

「あらリオウ、こんなところにいたのね…」
特に予定もない昼下がり、屋上のテラスでまったりとしていたら、リィナさんから声をかけられた。わざわざ僕を訪ねてくるなんて珍しい。何か特別な用事でもあるのだろうか。とりあえず、腰を下ろすように勧めると、いきなり「リオウ…あなた、今好きな人はいる?」
って聞いてきた。僕は真意を測りかねて、えっ?という表情でリィナさんの方を見る。
「…あなたも年頃でしょ。気になっている異性はいないの?」
なるほど、そういうことか…確かに、いないわけじゃない。ただし名前を挙げるのはリィナさんの前では少々問題がある。僕は「いますよ」とだけ言うと
「ひょっとして、私には言いにくい相手かしら」
って、心の中を見透かすような事を言われてしまう。…もうここまで勘付かれていては隠しても仕方ない。僕は正直に「リィナさんが一番良く知っている人です」と答えると
「良かった…それなら話が早いわ。…あの子のことで、ひとつお願いがあるの」
お願い?僕に?

「…実はあの子もあなたのことが好きなの。知ってたかしら?」
…まあ、何となく。
「ただ、あの子はオク手だから、今まで男の人を好きになったりした事が無かったの」
…まあ、それは何となくわかるな…
「でも、あなたのことは相当本気みたい」
本気?またなんで?
「あの子ったら、毎晩布団の中で…何をしてると思う?」
さあ…皆目見当がつきませんが…
「あなたの名前を呼びながら…オナニーしてるのよ。声を殺して」
えっ!オ、オナニーって…
「自分でするより、してもらった方がいいのに…でもあの子は臆病だから、自分から告白しようとしないの。だから、出来ればあなたの方からあの子に告白して欲しいの」
…なるほど…そういうことか。
「わかったよ。今度アイリさんに会ったら…話をしてみる」
「わがまま言って御免なさいね…あと、このことは…」
「わかってる。アイリさんには内緒に、ってことでしょ?」
「お願いね。あの子はちょっと…純情すぎるところがあるから」
…まあその純情さがアイリさんの可愛いところでもあるんだけど。
しかし、どうやってアイリさんに告白するか。こういうことは経験がないので考えると緊張する。…まあ善は急げだ。僕は今日中に告白してしまうことにした。

…告白するにあたって、経験者の意見というものを参考にしてみようかとも思ったけど、なかなか適任者が思いつかない。ビクトールさんに聞いても「こういうのはアレだ。猪突猛進、当たって砕けろだ」って言われるに決まってるし(正論かも知れないけど、ビクトールさんは何でもこう言う)、フリックさんは… 聞いてもたぶん参考にならない(貶してるのではなく、僕がフリックさんと同じ事をしても滑稽なだけだ)。
というわけで、比較的歳も近くて、遊び慣れている(らしい)シーナに相談してみたわけだが…
「へぇー…リオウが告白?しかも両想いっぽい!? 一体相手は誰なんだよ。紹介しろ、紹介」
激しく後悔。だいたい紹介って何だよ!?そんなことはどうだっていいから、何かいい告白の方法を教えてくれよ!
「そんなもん、どこか二人きりになれる場所に連れ込んで、耳元で『君のことを愛してる』とでも呟いて押し倒してしまえば完璧さ。相手もお前のことを憎からず思ってるんだろ?」
まあ、そうだけど…その、押し倒す、ってのは…
「何を甘っちょろいことを言ってんだよ。こういうことは一気に決めてナンボだって。…ま、俺もあんまり嫌なことは言いたくないけどさ、今のお前がおかれている状況、それを考えると『また今度』ってのがあるとは限らないんだぜ?」
おどけた口調は崩さずとも、僕を見る目は笑っていない。…確かに戦いは膠着していて、しばらくは平和な状態が続いている。けど、シーナの言うとおり、今後も平和な時間が流れ続ける…という保証はどこにもない。

「…そんなに暗い顔すんなよ。この俺が力を貸してるんだ。悪いようにはならねぇよ。…だから今のうちにいいコトたくさんやっとけって。お前はリーダーとして十二分に頑張ってるんだ。誰も後ろ指なんか差しはしないさ」
いかにもシーナらしい、励ましの言葉。…確かに今は自分のできること、やりたいことをやるのが一番かも知れない…。吹っ切れた僕はシーナに礼を言って、この場を立ち去ろうとする。すると…
「相手はアイリさんだろ。ありゃあお前にベタ惚れだから何をやっても大丈夫だぜ。…あーちくしょう、羨ましい!」
なっ…バレてた…。
「おっ、やっぱりそうだったのか。アイリさんがお前のことを気にかけてたのは有名、っつーか、バレバレだったけど、お前にもその気があったとはねぇ。…ま、今俺が言った通りだ。せいぜい頑張りな」
シーナの言葉にはあえてリアクションを返さず、そのまま歩を進める。…うーむ…やっぱり気にかけられてたのか…。僕の思い違い、っていうか思い上がりじゃなかったんだな。ちょっと安心した。…とりあえず、アイリさんを探す前に休憩だ。ちょっと横になろうと思い、自分の部屋まで戻ってきたんだけど…中から人の気配が。僕は音を立てないようにそっとドアを開ける。

半開きになった扉の隙間から、中にいる人を確認する。…それは僕が探そうとしていた人に他ならない。手間が省けた…と思ったのも一瞬、どうも様子がおかしい。僕のベッドの上で一体何をしてるんだ?
「ん……あっ……リオウ…」
名前を呼ばれて一瞬ドキッとする。しかしそれ以上に驚いたのは…アイリさんのその格好だ。普段、腰に巻いている赤い布は床に投げ捨てられ、片手で枕を抱きかかえ、もう片方の手はスパッツ越しに自らの陰部をまさぐっている…。
「んっ…はぁ……あっ」
覗かれていることに気づいていないアイリさんは、股間をまさぐる手の動きを早める。僕は我を忘れてその淫靡な光景に見入ってしまった。…僕のベッドで…アイリさんが…。このまま見続けて良いのか、それとも何とかした方が良いのか。…僕の股間はもうパンパンに張っている。それと同時に、心の中で黒い欲望が沸き上がる。…このままアイリさんを犯してしまいたい…。欲望に支配された僕は気配を消し、音を立てないように、アイリさんが行為に没頭しているベッドに近づく。
「ア・イ・リ・さ・ん。何してるの?」
僕はわざとゆっくり、緊張を悟られないように声をかける。
「!!」
僕の声にアイリさんは、びくっと体を震わせ、あわててベッドから跳ね起きる。
そして僕のほうに顔を向けるが、僕と目が合うとすぐに顔を背ける。
しばらくの沈黙の後、アイリさんは「…ゴメン!」とだけ言って僕の横をすり抜け逃げようとする。
しかし僕は逃げようとしたアイリさんの右手を捕まえると、そのまま引っ張ってベッドに押し倒す。

「…リオウ!」
アイリさんは僕をはねのけようとするけど、組み伏してしまえばいくら身のこなしが軽いアイリさんといえども逃げることはできない。
「…他人の部屋でオナニーなんて、アイリさんはエッチなんだね」
僕が少し意地の悪い言葉をかけると、アイリさんの顔はトマトみたいに真っ赤になる。
「どうしてまた、僕の部屋なの?」
答えは聞かなくても想像できる。それでも僕は聞かずにはいられなかった。
「…それは…」
「それは…?」
「…言わせる気かよ…そんなの…もう言わなくても……わかるだろ…」
最後のほうは涙目になりながら、絞り出すように言う。
ちょっといじめ過ぎたかもしれない。僕は何も言わず、アイリさんの唇にそっと自分の唇を重ねる。
「ちょっ……んっ……」
アイリさんは驚いたように瞳を見開く。しかし、抵抗することなく僕が差し入れた舌に、自分の舌を絡めてくる。僕は一通りアイリさんの唇と舌の感触を味わうと、ゆっくりと唇を離す。このとき初めて、これが自分にとってのファーストキスなんだと実感する。
「リオウ…」
潤んだ瞳でアイリさんが見つめる。
「…イヤだった?」
「そんな…イヤじゃなかったけど…その…あたしみたいなので……リオウは…」
なおも何か言おうとするアイリさんの唇を再度自分の唇で塞ぐ。
今度はさっきよりも長い時間、絡みつくような激しい口づけをする。お互いの体が密着し、その柔らかい感触に僕の理性が奪われそうになる。
「続き、していいかな?」
我慢ができなくなった僕は、唇を離すとアイリさんに同意を求める。
「…うん」
少し恥ずかしそうにアイリさんが頷く。それと同時に僕は、さっきまでアイリさんが自分で弄んでいた場所を、スパッツの上から唇で愛撫する。

匂いをかぐように、唇を割れ目に沿って動かす。するとアイリさんの体がビクッと震え、膝を閉じて僕の愛撫から逃れようとする。けれどもこの体勢では、膝を閉じようとしても程良く肉付いた太腿で僕の顔を挟む格好になってしまうだけで、逃れることはおろか、より一層僕の昂奮を高めてしまうことになる。僕は太腿に挟まれた状態のまま、今度は舌で直接割れ目をなぞる。
「やっ…やめろっ…」
とはいうものの、アイリさんの抗議の声も随分弱々しい。普段のはっきり…というかさっぱりした物言いからは全く想像できない。こういう声を聞くと、何だか虐めたくなってしまう。僕は顔を上げて、アイリさんの目を見て言う。
「…僕が触る前から随分濡れてたみたいけど、いったいどれくらい自分で触ってたの?」
「!…そっ…それは…」
「他人の部屋で鍵もかけずにオナニー。…ひょっとして、わざと覗いてもらうためにやってたとか?」
「違う!そんなんじゃ…」
「いや、絶対にそうだね。そうでなきゃ、わざわざ僕の部屋でこんな事をする意味が無いもんね。…まったくがっかりしたよ。アイリさんがこんなに変態だったなんて」
「…うっ…ひどいよ…リオウ……そんなこと…」
アイリさんの双眸から雫が零れる。…ちょっとやりすぎてしまった。僕はゴメン、と言ってアイリさんを抱き寄せる。
「リオウ…謝るから…嫌いにならないで…」
泣かしておいて言うのも何だけど、まさかアイリさんが泣くとは思わなかった。戦闘では男まさりというかちょっとのことでは動じない剛胆さを見せるけど、こういうところは普通の女の子と何ら変わりない。僕はますますアイリさんのことが愛しく思えるようになった。

「ごめんね。虐めるつもりじゃなかったんだ(ちょっと嘘だけど)。…でも僕は、アイリさんがエッチな女の子だとわかって嬉しかったな」
僕の言葉に、アイリさんは瞳に涙を浮かべたまま顔をこっちに向ける。
「だから、これから二人でいっぱいエッチなことをしようよ。わざわざ一人でしなくても、アイリさんがしたくなったら、僕はいつでも相手をしてあげるから」
アイリさんはこくん、と頷く。そのかわり――僕は続ける。
「二人っきりの時は恥ずかしくても、僕の言う通りにして欲しいな」
「言う通り、って…?」
アイリさんは怪訝そうな表情で聞き返してくる。僕はそれには答えず、再度アイリさんを押し倒してその上着をたくし上げ、胸を露出させる。
「ちょ…ちょっと、リオウ!」
急に押し倒され、アイリさんはわずかに抵抗するが、僕は構わず、むきだしになった双丘に顔を埋めるようにむしゃぶりつく。
「あ…!リ…オウ…やめっ……ん…」
言葉こそ拒絶しているが、抵抗するそぶりは見せずに僕の行為を受け入れる。
それに気を良くした僕は、胸の感触を一通り堪能すると、そのまま肋骨からお腹のあたりに舌を這わせ、臍のあたりに到達したところで顔を上げ、スパッツに手をかける。
「脱がせていい?」
僕は一応、アイリさんに了解を取る。
「えっ……その…、うん…」
最後は消え入りそうな声で返事をする。アイリさんは、脱がせやすいようにと足の力を抜く。…僕はスパッツと下着に手をかけると、ゆっくり下におろす。…露わになった割れ目と下着の間には、さっきの愛撫やら何やらのせいか、愛液が糸を引いている。僕はその淫靡な光景に、ごくっと唾を飲み込んでしまう。
一方のアイリさんも、その状態におおよその察しがついていたのか、「見るな…」と声を上げるが、その声は弱々しく、いつものさっぱりした口調からは程遠い。
僕は脱がせ終わると、まとまった状態になっているスパッツと下着をそのまま床に投げ捨て、アイリさんの膝に手をかけて足を広げようとする。

「リオウ…やっぱり…明るいから恥ずかしいよ…」
アイリさんはそう言って抵抗しようとするが、僕が「約束でしょ」と言うと、渋々ながら自分から足を開く。…はじめて見るアイリさんのあそこは、ぴったり割れ目が閉じている状態だけど、周囲にかけては愛液で濡れている。僕は指で濡れている割れ目をゆっくりとなぞる。
「んっ…!」
僕が触れると同時にアイリさんの体は震え、口からは押し殺したような声が漏れる。
僕は割れ目がよく見える位置まで顔を近づけると、両手を使って割れ目を横に広げる。綺麗なピンク色をしているそこは、奥から溢れる愛液でぬらぬらと淫靡な輝きを放っている。僕はさらに顔を近づけると、その部分に舌を差し入れる。
「ひあっ!そんなとこ……汚い…っ…!」
息も絶え絶えになりながら、アイリさんは抗議の声を上げる。しかし僕は舌の動きを休めずに、奥へ、上下へといろいろな方向に動かし、最後は上の方にある突起を重点的に責める。
「あっ…んっ……ダメっ…イクッ!…ああっ!」
ひときわ大きな声を上げると、アイリさんは大きく身を震わせる。
「…アイリさん、イッたの?」
「はぁ……はぁ……ん…うん…」
激しく息をしながら、恥ずかしそうにアイリさんが答える。…僕ももう、我慢するのが辛い状況だ。
「アイリさん…そろそろ、入れていいかな…」
「えっ…うん…でも…」
「でも?」
「あたし…初めてだから……その…優しく…して欲しいんだ…」
「うん…と言いたいところだけど、僕も初めてだから…どうなるかわからないよ」
「えっ…?」
僕の言葉にアイリさんはびっくりした表情を見せる。

「…そんなに意外かな?」
すると、アイリさんはかぶりを振って、
「…いや……そっか…。じゃあ…あたしはリオウの…はじめての人になるんだな…」
と言って、泣き笑いのような表情を浮かべる。
「アイリさんも、初めての相手が僕で後悔しない?」
「…そんな…後悔だなんて……リオウが相手で…とても嬉しいよ」
そう言ってアイリさんは、目の端に浮かんだ涙を拭う。
「じゃあ…アイリさん、力…抜いて…」
僕はそう言うと、先端をアイリさんの割れ目にあてがう。そして、狙いを定めると、ゆっくり挿入を開始する。
「あああっ!」
アイリさんが辛そうに声を上げる。その声に、僕は挿入を止めて「大丈夫?」と声をかける。
「んっ……いい…からっ……そのまま…っ…!」
このまま止まっているのもお互いに辛い。僕は意を決して、ゆっくりと腰を深く入れ、アイリさんの純血の証を破る。
「んうっ…!」
その瞬間、僕の背中にアイリさんの爪が食い込む。しかし職業柄、日頃から爪を短く切りそろえているので深く食い込んでもそんなに痛くはなかった。
「…全部…入ったのか…?」
アイリさんの問いに、僕はうん、と頷く。
「動いて、いい?」
「…えっ…うん……あっ…!」
肯定の言葉と同時に、僕はゆっくりと腰を動かし始める。
「あっ…んっ…うあっ…!」
僕の動きに合わせて、アイリさんも艶っぽい声を上げる。その声に刺激されるように、僕は徐々に腰の動きを早めていく。
「ふあっ…!リオ…っ!もっと…ゆっくり…っ!」
アイリさんが切なげに声を上げる。ゆっくりしてあげたいのはやまやまだけど、締め付けがきついので、動きを緩めるとそれだけで出してしまいそうになる。

…それにしても、女性の膣内ってこんなに気持ちがいいとは…自分でするのとはさすがに比べものにならない。
「んっ…あっ!…やっ……もう…!」
アイリさんの声がひときわ大きくなる。絶頂が近いのだろうか。それと同時に締め付けも一層きつくなり、僕の射精感も一気に高まる。
「アイリさん…僕もイキそう…」
「あっ…!んんっ…!あたしもっ…!」
「…中で出していい?」
僕が耳元で囁くと、アイリさんはあわててかぶりを振る。
「やっ…!中はっ!…赤ちゃんが…っ…!」
「どうしても?」
「今日は…ダメ…っ!危ない…っ!……のっ!」
だけど、そう言って僕に懇願するアイリさんの表情がとても艶めかしくて…。
「うぁっ!」
僕は思わずアイリさんの中で達してしまう。ドクン、ドクン…あまりの気持ちよさに僕自身でも信じられない量がアイリさんの中に注ぎ込まれる。
「ひあっ!あああっ!…あっ!…やあっ……リ…オウ…」
アイリさんも達したのか、ひときわ大きな声を上げると、僕の放出にあわせて体をビクッ、ビクッとと震わせる。
「はぁ…はぁ…はぁ……」
僕もアイリさんも、結合を解くことなく、つながったまま息を整える。
やがて人心地つくと、僕はゆっくりとアイリさんの中から自分のものを引き抜く。…アイリさんの秘所からは、破瓜のしるしと僕の出したものとが混ざった液体がどろっと流れ出してくる。
「ひどいよ…中で出したらダメって言ったのに…」
「ごめん…アイリさんの中が…とても気持ちよかったから…」
するとアイリさんは、頬を赤らめて小さな声で呟く。
「もし…できちゃったら…リオウは……。いや、いいんだ…」
そう言ったきりアイリさんは黙ってしまう。僕は別に…いいんだけど、やっぱりアイリさんはイヤなのかな?そこのところを訊いてみることにする。

「アイリさんは…僕との子供が出来るのは…いや?」
「そんな…別に…イヤじゃないけど……あたしは…」
アイリさんの声が急に弱々しくなる。
「…あたしとリオウじゃ…住む世界が違いすぎるから…」
…住む世界が違うだなんて…。そんなこと、僕自身、全然思ってないのに…。
「住む世界なんて…現に今こうして二人で一緒にいるじゃない。この戦いのリーダーがたまたま僕だっていうだけで、他には何も違いはないよ」
「けど…この戦いが終わると…あたし達はまた…」
アイリさん達は旅の一座だ。今みたいに長く一所に腰を据えて…という方が珍しい。
どうしたものか考えていると、後始末を終えたアイリさんが僕の肩をぽんと叩く。
「…まぁ、まだ出来たと決まったわけじゃないし…その…リオウがイヤじゃないってわかっただけで…あたしは…いいんだ」
そこでアイリさんは一息つくと、恥ずかしそうに付け加える。
「けど…次から…危ないときは……中でしちゃダメだからな…」
「えっ?うん…ごめん…」
確かに軽率だった。けど…。僕はアイリさんにおずおずと切り出してみる。
「けど…大丈夫な日は…中で出して…イイよね?」
「え?そ、それは……リオウがそうしたいなら…」
そう言ってアイリさんは恥ずかしそうに俯く。…僕もさっきの中で出した感触を思い出してしまい
再び欲望が頭をもたげる。
「それと、もうひとつお願いがあるんだけど…」
「…?」
「今度はちゃんと外に出すから…もう一回、していい?」
「えっ?ちょっ…リオウ…んっ…!」
僕は戸惑うアイリさんを抱き寄せて唇を塞ぐと、そのまま押し倒して第二ラウンドに突入した。

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