5主人公×ハスワール 著者:9_793様

満月の夜だった。黒い夜闇の中、白く光る石造りの塔が、星明りに照らされ淡く輝いていた。
明日を最後の戦いであるソルファレナへの決戦に控え、多くの兵や人々が各々の時間を過ごしていた。
その塔のある一室に、一人の女性が佇んでいた。銀に光る髪を揺らし、窓の外を見つめていた。
その瞳は深い切なさか、悲しみかに満ちていた。まるで辛い出来事を思い出すように。
彼女は長く結わえたその髪に手を伸ばし、自分の髪の色と同じ者達の事を考えていた。無意識の内に言葉が漏れる。
「アルちゃん……。サイアちゃんは………。あの子のやろうとしてる事は分かるわ……でも………」
彼女の考えていること。それは彼女の愛した従姉妹達のこと、そしてこの戦いの始まりとも言える、従姉妹と自分の母親達のことであった。
彼女の頬に、一筋の雫がこぼれていった。

不意に、部屋の扉をこんこんと叩く音が聞こえた。彼女は慌てて涙を拭う。
こんな日、こんな時に自分に尋ねて来る者がいるとは珍しい。
来たのは自分の補佐をしてくれているイサトかと思ったが、彼は今、同じエルフのウルダと一緒にいるはずである。
「はーい、今開けるわね。」
とりあえず考えていても仕方が無い。開けて確かめることにし、戸の鍵を外した。
「あら?ファルーシュちゃんじゃない。どうしたの?」
扉の向こうにいたのは、自分と同じ銀の髪をした、従姉妹のアルシュタートの息子、この城と軍の主であるファルーシュであった。

「あ、いえ…何でもないんです、ハスワールさん。ちょっと眠れなくて…皆から話を聞いていたら、ここまで来ちゃいました。」
「あらぁ、そうなの。じゃあ、そこにでも座って。お茶を出すわ。」
「いえ、お構いなく。すぐに出ますよ。」
「もう、そんなこと言わないの。私が出したいだけなんだから、遠慮なんてしなくていいのよ。」

364 名前:名無しさん@ピンキー sage 投稿日:2006/04/04(火) 23:34:12 ID:k8pdNtOc
そんなやり取りを続け、お茶を飲みながらお互いに話しを続けた。
ファルーシュはいつも通りの振る舞いで話していたが、いつもの明朗快活な素振りとは違い、その瞳は少しだけ暗く沈んでいた。
先程の自分が考えていた事もある。身近にいる唯一の親族であるハスワールにはそれがとても気になった。
「ファルーシュちゃん……リムちゃんのこと…それにサイアちゃんのこと、まだ気になってるのね?」
「!」

どうやらハスワールの予感は当たっていたようであった。ファルーシュの肩が少し震え、重々しく口を開く。
「…はい。叔母さんが裏切ったこと、そして、やろうとしたこと…分かっているつもりなんです。でも…
何も、叔母さんがやる必要は無かった。元老や貴族の実権を手放させる方法なら、他にもあったはずだって、今でも考えてしまうんです……」
「ファルーシュちゃん……」
「明日は…叔母さんもリムも、全ての決着が着くと思います。だから…」
「…ファルーシュちゃん、そんな顔はしないで?」
悲痛な面持ちで心の内を語るファルーシュに、ハスワールは優しく制した。
「サイアちゃんもね、ファルーシュちゃんやリムちゃんのことを考えた上でやっているのでしょうし、きっとサイアちゃん自身も辛い想いをしてると思うの。
それにね、私じゃアルちゃんやサイアちゃんの代わりにはなれないかもしれないけど、ファルーシュちゃんの悩みなら何だって言ってくれても良いのよ?」
「ハスワールさん………」

子のいないハスワールにとって、ファルーシュは自分の子も同然であった。その子の苦悩を和らげられるのならと、ハスワールは優しく手を差し伸べていく。
ファルーシュもまた、ハスワールに親に近い母性を感じ、そしてほんの少しの大人の女性としての憧れを持っていった。
「ハスワールさん……ありがとう、ございます……。大分、楽になった気がします…」
「そう?良かったぁ。ファルーシュちゃん、これからも何だって言ってちょうだいね?」
「はい……本当にありがとうございます。」

365 名前:名無しさん@ピンキー sage 投稿日:2006/04/04(火) 23:35:13 ID:k8pdNtOc
そう言うとファルーシュは純粋に感謝の気持ちからか、先程の沈んだ表情とは全く違う、某畑の守護者にも勝るとも劣らない微笑みとなっていた。
その顔に、ハスワールの可愛いものに思わず抱き付きたくなるという性分が思いっきり刺激されていった。
「ファ、ファルーシュちゃん……」
「はい?」
今度はきょとんとした、それはハスワールから見れば、まるで驚いた仔猫のような顔となる。これにもハスワールの性分が刺激されていく。
ハスワールは先程のしんみりとした気分を忘れていく。そして…
「かわいい〜〜〜〜〜〜っ!!!」
ハスワールはがばっと、まるで跳び付くようにファルーシュに抱きついた。
「ハ、ハスワールさん!?」
ファルーシュはむぎゅっとした、強い抱擁からにも女性独特の柔らかさを感じていた。途端にファルーシュの顔は真っ赤に染まっていく。
年上の女性に可愛いと言われるのもショックであったが、その感触にファルーシュのそれはゆっくりと反応を示していく。
「ちょちょ、ちょっと!ハスワールさん!?は、離して…」
「いや〜よ〜〜、こんなにかわいいのに〜〜〜!」
今度は顔を胸に押し当てられ、埋められてしまう。顔面に胸の感触がはっきりと伝わり、ファルーシュはそのまま鼻血でも吹き出しそうな気分となっていった。
ファルーシュのそれは一気に膨張し、ファルーシュは焦りに焦る。早く離れなければ。
しかし、それは手遅れとなった。ハスワールが再度強く抱き締め直した時、それはハスワールの下腹部に押し当たった。ファルーシュは観念したように押し黙った。
「あら?……あらあら、もう、ファルーシュちゃんったら、おばさんを困らせるものじゃありませんよ。」
ハスワールも顔を赤く染め、恥らうようにはにかむ。とても38歳とは思えないその若々しい顔に、ファルーシュは理性の限界を超えた。

「……ハスワールさん、…ごめんなさいっ!」
ファルーシュが、今度はハスワールの体に抱きついていった。先程座っていた座布団にハスワールごと押し倒す。
ハスワールは驚く顔で、また、はにかみながら言った。
「…もう、ファルーシュちゃんったら、こんなおばさんの体なんか求めても、何もおいしくなんて無いわよ?」
しかし、ファルーシュはそんな事は気にしなかった。赤くなった顔で、その瞳を見つめて話した。
「そ、そんな事はありません!僕はハスワールさんが好きなんです!!」
その言葉に、再びハスワールは驚きの顔を見せた。そしてその顔は困ったように微笑み、大人の母性を思わす表情へと変わっていった。
「本当に困った子ね……ファルーシュちゃんみたいな若い子にそんな顔をされたら、私も答えないわけにはいかないわね?」
そう言うと、ハスワールはファルーシュの首の後ろに手を伸ばし、目を瞑った。その顔は20代と言われても全く差し支えが無いものだった。
そして、ファルーシュもハスワールへ顔を近付けると、優しく触れるように唇を合わせていった。

「ぅ、んん……んっ………」
ファルーシュはハスワールの柔らかく湿る唇を貪るように舐め取る。舌を相手の唇の裏まで這わせ、それに反応して動く向こうの舌とも絡ませる。
唾液が泡となって滴り、擦れ合って弾ける。その度にちゅっと音が鳴り、二人の頬を朱色に紅潮させていった。

しばらく経ち、ようやく二人は唇を離した。ハスワールが喋り出す。
「んっ…もう、ファルーシュちゃんったら、こんなことどこで憶えたの?」
「どこでなんて…僕はハスワールさんにこうしたいからやっただけですよ。」
「あら、そうなの?嬉しいわぁ。でも、これじゃファルーシュちゃんの方が年上みたいね?」
「そ、そうですか?」
「うふふ、冗談よ。私がされてばっかりなのが悪いんだから…そうね、ファルーシュちゃんにも気持ち良くなって欲しいわ。」
「え?ハスワールさ「えいっ!」

そう言うとハスワールは、王子の黒タイツと下着を一気に引き下ろした。王子の先程から怒張していた一物の姿が顕になる。
「ハ、ハスワールさん!?」
「まぁ…しばらく見ない内にこんなに大きくなっちゃって……」
「それは…使い所が間違ってると思うんですが…」
「まぁまぁファルーシュちゃん、あ、男の子はこうしてあげると気持ち良いのよね?」
そう言うとハスワールはファルーシュの亀頭の先端をチロッと舐め上げた。途端にファルーシュの体に電撃のような快感が走る。
「あ、ご、ごめんなさいファルーシュちゃん、痛かった?」
「い、いえ、ちょっと驚いただけです。でも…」
この人こそこんな事をどこで憶えたんだ?とファルーシュは先程自分に投げかけられた疑問を考えてしまった。
だがそこで、そんなファルーシュの心の内を見抜かれたのか、ハスワールが話し出した。
「んー、だってアルちゃんが、フェリド君にこうしてあげるととっても喜んでくれたって言ってたから…」

その瞬間、ファルーシュの脳裏にこちらを見てニヤニヤとする両親がはっきりと映った。あんたら何やってるんですか?
母上もそんな事わざわざ言ってどうするんですか…いやだからそんな目でこっちを見ないで下さい頼みますから。
と、ファルーシュが色々な物と格闘している間に、ハスワールは先制攻撃を開始した。

651 名前:名無しさん@ピンキー sage 投稿日:2006/04/08(土) 13:44:40 ID:3I1hQjNh
「確か…こうやるのよね?」
「えっ?…わわっ!ハスワールさん!?」
一気に現実に引き戻され、両親の姿が残念そうに消えていく。早く成仏して下さい本当に。
そんな事は知らないハスワールは、ファルーシュの斜め前へと移動し、横から肉棒を口で攻め立てていた。
舌で肉棒の裏側の少し柔らかい部分をなぞり、手で陰嚢を下から持ち、優しく揉みしだく。
「んっ、う……ふぁうーひゅちゃん……ぷはぁ、どう、かしら…?」
ハスワールは行為を続けながら喋るので、発音が変となっていた。
喋るハスワールの口の端からの唾と、ファルーシュの先端から滴る愛液がぽとぽとと垂れ落ち、地面に小さな水跡を残す。
「うっ…だ、駄目ですよハスワールさん、汚いから……」
「もう…汚くなんて無いわよ、ファルーシュちゃん。それに次は…こうね!」
今度はハスワールは真っ赤に充血したファルーシュの亀頭を口に頬張った。片方の手は肉棒に、もう片方の手は陰嚢へと当てる。
亀頭の裏、筋の通る部分を舌先で塗るように舐め、尿道の入り口も同様に攻めていく。
ハスワール自身、初めての行為であったので少し力み、ファルーシュは少しばかりの痛みを感じていた。
だがそれ以上に大きい背徳感と快感には抗えず、強烈な射精感が込み上げてくる。そして…
「ハ、ハスワールさん、もう出ちゃいます!離れて下さい!」
しかし時は既に遅く、ファルーシュの精はハスワールの口の中にまるで突き通すように放出された。

「ん…うぅ、これが精液なのね…苦ぁい〜!」
「だ、だから離れてって言ったのに……」

「………………え?……」

「……出すところを見て…これがって…?」
「……………」
急にハスワールは押し黙った。先程から上気していた顔色が、更に真っ赤になった。
「…だ、だって!アルちゃんとサイアちゃんと、もう結婚はしないって約束してから斎主になったもの!
この年になっても男の子のことなんて、サイアちゃん達のお話でしか知らなくて……」

最早湯気でも出そうなほど顔を真っ赤にさせて、ハスワールはしどろもどろにたじろぐ。
ハスワールも人の子、女性であった。年を重ねるにつれて男の子に夢を見ることも多くなり、
赤ん坊の王子のおしめを替える時や、幼少の王子と一緒にお風呂に入った時にあらぬ考えを持ってしまった事が度々あったのは彼女だけの秘密である。

652 名前:名無しさん@ピンキー sage 投稿日:2006/04/08(土) 13:46:02 ID:3I1hQjNh
そして、当のファルーシュはというと…
「…え゛…………」
思いっ切り固まっていた。自分より二回りも年上の、憧れの美人がまさか…
「……ってことは…ハスワールさんって、つまり……処女、なの?」
ハスワールは真っ赤になった顔を頬まで袖で隠し、わずかにコクン、と首を縦に振った。
その瞬間、ファルーシュの思考が…止まった。

ファルーシュようやく我を取り戻し、少し考え込んだ。だが、現れた顔は少し悲しいものだった。
「じゃあ…僕が手を出す訳にはいきませんね……」
「……え…?」
「ハスワールさんが処女を守ることで、ここまで母達との約束を守ってきたのに、僕がこんなことで手を出したら…
ハスワールさんの今までの努力も無駄になってしまいます。それなら……んっ!?」
そう言いかけたところで、ファルーシュは口を塞がれた。
それは先程口付けを交わした時とは違う、ハスワールが抱き締めるように包容力のある、そんなハスワールの唇であった。
ハスワールはファルーシュが息を落ち着かせるまでそのまま待ち、そしてゆっくりと離した。
「もう、本当にファルーシュちゃんったら困った子…でも、優しい子ね……」
「ハスワール、さん…?」
「あの約束はね、明日の戦いに勝ったらもう守らなくても良いのよ。だって…
…それに、私の初めてがファルーシュちゃんなら何の悔いも無いわ。ううん、逆に嬉しいぐらい…」
「…………」
「でも、やっぱり…こんなおばさんの体なんて嫌かしら…?」
「そ、そんな事は、太陽と大河に誓って絶対にありません!絶対に!!……これじゃあ明日の戦いは絶対に負けられないな。」
ファルーシュはそう言ったきり、恥かしそうにはにかんだ。ハスワールも真っ赤な顔で微笑んでいく。
二人は何も言わず、三度目の口付けを交わしていった。

653 名前:名無しさん@ピンキー sage 投稿日:2006/04/08(土) 13:46:40 ID:3I1hQjNh
ファルーシュは、ハスワールの斎主の衣の前掛けのような上着と、その下の深紅の着物を脱がしていった。
普段着ていた服が厚手だからだろうか、その更に下には手や足の肌色とは少し違う、真っ白な美しい肢体があった。
ハスワールは心底恥かしそうに縮こまり、その真っ白な肌がほんのりと桜色に染まっていった。
その若さを保ち続ける体、真っ白な肌、可愛ささえも感じる振る舞いに、ファルーシュは心底見とれていた。
惚けて何も言えないファルーシュを見て、ハスワールは少し勘違いをしてしまう。
「やっぱり、こんなおばさんの体だもの、他の若い子とは違うし、胸も小さいから…」
「そ、そんな事はありません!ハスワールさんは年の事や胸が小さいなんて気にしてるかもしれませんが、僕はそうは思いません。ハスワールさんは本当に綺麗ですよ。」

そう言うとファルーシュはその乳房を片方の手で包み込むように触れた。もう片方の手はもう一つの乳首を指先で攻める。
小さいとは言ってもそこまで控え目という訳ではない。手にはしっかりと柔らかな感触が伝わる。そしてその手をたまに、つまむ指の手と動きを交換する。
その乳首をくりくりと指先で、そして世話をされていた赤ん坊に戻ったように口で吸い、転がす。
「あっ……ファ、ファルーシュちゃん、待って…力が、抜けちゃう……」
上半身ばかり攻め続けたせいか、ハスワールは肩の力が抜け、少し座り込んでしまう。
ハスワールは心配するファルーシュに優しく微笑むと、心配無いと言いながら正座の足が横に崩れたような女性独特の座り方をする。
目を瞑り、はぁはぁと口で息をしながら座るその美しさと可愛らしさを両立させる姿を見て、ファルーシュはまたもや見とれてしまう。
だが、そこでファルーシュはそのハスワールの身体の中でも特に目を引くものを見付け出したのだった。
ようやく落ち着いてきたハスワールが口を開いた。
「ふう……もう大丈夫よファルーシュちゃ…あら?ファルーシュちゃん?」

ファルーシュがいつの間にか視界からいなくなっていた。ハスワールは焦りか不安のような気持ちに駆られ出す。
「ファ、ファルーシュちゃん…どこ…きゃん!?」
辺りを見回そうとしたハスワールに、突然後ろから何かが触れる感触があった。
いつの間にか後ろに回ったファルーシュによって、ハスワールはお尻を触られていた。
ファルーシュは座ることで強調された、大人の女性の豊満なお尻に惹きつけられていた。
ハスワールのお尻は、成熟した大人にしかない見事な丸みを帯びており、例え十代の子と比べても劣らない色気を出していた。
ハスワールは驚いて振り向こうとするが、今度は揉まれてしまい、口から吐息が漏れ出す。
「あぁ、ファ…ファルーシュちゃん、お尻ばっかり揉まないで……んっ、はぁ…」
「だってハスワールさん、身体に自信が無いみたいなことを何度も言うから…でも、本当に素敵ですよ、ハスワールさんのお尻…」
「も、もう…変なこと言わないで……んん、あぁ……」
ハスワールはそうは言うものの、そう満更そうでも無いようだった。
ハスワールの足の付け根にある二つの丸い臀部は、ファルーシュの手によってふにふにと形を変えていく
その度にハスワールは朱に染まる頬を更に赤く上気させ、吐息と共にあえぐ声が漏れ出す。びくびくと下半身が震え、文字通り腰が浮いてくる。
「ファ、ファルーシュちゃん、もうやめて…頭がおかしくなっちゃう……」
「駄目ですよ、ハスワールさん…もっと続きがあるんですから…」

654 名前:名無しさん@ピンキー sage 投稿日:2006/04/08(土) 13:47:14 ID:3I1hQjNh
そう言うとファルーシュは、ハスワールの腰を持ち上げて四つん這いの体勢にさせる。
「あ…?ファルーシュちゃん、何を……?」
ファルーシュはまるで自分の眼前に突き出されたように浮くハスワールのお尻の、その中心にある薄紅色の秘裂に顔を近づけていった。
そして秘裂の下にある充血した突起を、少しつんつんとする薄い銀色の毛の上からすくい舐める。秘裂の入り口に沿って舌を這わせ、少しずつ奥へ埋めていく。
「ひ、ああっ!ファルーシュちゃんっ!だ、駄目よっ!」
ハスワールの上ずった嬌声を聞きながらも、興奮しきったファルーシュは聞こえないようにそのまま続ける。
わざとハスワールの耳に届くように秘裂の奥から溢れ出る愛液をぴちゃぴちゃと音を立てながら舐め取っていく。
お尻を揉みしだく手も休めず、充血して膨らむ秘裂の周囲や、菊門のしわを丁寧に撫で続ける。
「だ、駄目よぉ…こんな、恥かしいわ……ふぁっ、ああ……」
下から見上げるしかないハスワールは自分の体勢とファルーシュの行為に限界まで恥辱と興奮に支配される。
「ファ、ファルーシュちゃん、だめよ!もう…頭がおかしくなっちゃう!…いやあああああん!!」

その瞬間、ハスワールはまるで絵の具を散らかしたように真っ白な閃光に頭の中が支配される様な感覚に襲われた。
暫く放心したように快感で惚けてしまい、動けなくなってしまう。
「ハスワールさん!?大丈夫ですか、ハスワールさん!!」
ハスワールはファルーシュの声ではっと我に返る。心配そうに見つめる顔が眼前にあった。
「ん……あ、あら、ごめんなさいファルーシュちゃん、あまりに気持ち良くって…」
「すみません、ハスワールさん…つい興奮し過ぎちゃって…」
「うふふ、そんなにファルーシュちゃんに心配してもらえるなんて嬉しいわ。
でも、もうここまで来ちゃったもの。私のことはファルーシュちゃんの好きにしていいから、最後までやりましょう?」
「あ…は、はい。なるべく痛くしないように頑張ります。」
「もう、いいって言ってるのに。本当に優しい子ね、ファルーシュちゃんってば。」

ハスワールはファルーシュの方へ向き直し、ファルーシュを抱き入れる様に受け入れる。
自然と正常位の形となり、お互いの既に愛液と唾液によって十分過ぎるほど濡れきっていた秘所をゆっくりと擦り付け合う。
亀頭の先端が秘裂の入り口を見付け、そこに一旦固定される。そしてファルーシュは最後の確認をした。
今すぐにでも腰を進めたいファルーシュだったが、そこは無理やり我慢した。やはり最初は怖いのか、少し顔が強張っているハスワールに優しく話す。
「行きますよ、ハスワールさん。身体の力を抜いて下さいね。」
「わ、分かったわ。…来てちょうだい、ファルーシュちゃん。」
そして…ファルーシュは痛みが長く続かないように、一気に奥まで刺し貫いた。透明な愛液が滴る接合部に、真っ赤な血がぽたぽたと流れ落ちる。

655 名前:名無しさん@ピンキー sage 投稿日:2006/04/08(土) 13:47:47 ID:3I1hQjNh
「――――!!! …………う…ぅ…」
「ハスワールさん…だ、大丈夫ですか?」
「……い、いった〜い……でも…やっとファルーシュちゃんと一つになれたのね…」
「ハスワールさん……」

ハスワールはなるべく明るく振舞おうとするが、目の端には涙が溜まり声は微かに震えている。
ファルーシュはそんなハスワールに気遣ってあげたかったのだが、そのハスワールの秘裂はファルーシュの肉棒を柔らかく、熱くそして締め付けていく。
その快感によって引き起こされる激しい射精感が、ファルーシュの理性と平静さを失わせていく。
「ハスワールさんの中…す、凄い…それにとっても熱くて……く、うぅっ…」
「ファルーシュちゃんのも…どきどきしてて、暖かいわ……」

二人とも動けないまま、どれだけの時間が経っただろうか。どちらが先だろうか、ゆっくりと腰を動かし始めた。
いつしか二人はお互いを求め合うように動き出し、そのスピードは段々と、確実に速くなっていく。
流れていた血はいつしか二人の愛液により薄まって流され、その接合部からは二人の肌がぶつかり合う音と、愛液が泡立ち、じゅぷじゅぷと擦れ合う水音とが鳴り響く。
二人には互いの体温は火よりも熱く、その心臓は雷よりも早く打ち鳴らされているように感じ合っていた。
「ファルーシュ、ちゃん!もっと、もっと動いて!もっと気持ち良くなって!」
「ハ、ハスワールさん、こんなに気持ち良いなんて…!くぅっ、きつい…!!」
あまりの快感にハスワールは背に力が入らなくなり、繋がりながらも横に転がってしまう。だが二人の動きは激しさを増し、再び四つん這いの形へとなる。
後背位となった接合部に、更に深くファルーシュの肉棒は奥へと突き刺さり、二人の快楽を極限まで高めていく。
「ああんっ!も、もう駄目…また頭が飛んで行っちゃいそう…」
「うぅ、くっ!ぼ、僕も、もう出ちゃいます…!」
ファルーシュはすぐに引き抜こうとする。だが、ハスワールはやんわりと制止し、先程言った事を再び話す。
「わ、私のことは好きにしていいから…一緒に、一緒に来て!ファルーシュちゃん!!」
「ぐぅっ、ハスワールさん…!駄目だ、出る!!」
「来て…!ああ、ひあああんっ!!!ファルーシュちゃん!ファルーシュちゃんっ…!!」
二人は同時に達し、ファルーシュの精液はビュルビュルと凄まじい勢いで発射されていく。ハスワールはそれを全て受け入れていった。
様々な粘着質の液体にまみれ、ファルーシュの肉棒がずるりと抜け落ちる。ハスワールの秘裂に開いた穴がひくひくと動き、二人の愛液と精液がとろりと零れた。

そして、二人は抱き合うように座布団と床の上へと倒れ込んでいった。

656 名前:名無しさん@ピンキー sage 投稿日:2006/04/08(土) 13:48:51 ID:3I1hQjNh
二人は横になりながら、お互いを見つめて話し合う。二人とも穏やかに微笑んでいく。
「ごめんなさいね、ファルーシュちゃん。こんなおばさんに付き合って貰っちゃって。」
「もう、今頃何を言ってるんですか。僕が好きだからってさっきも言ったでしょう?」
「ふふ、そうねぇ。私も本当に嬉しいわ。ファルーシュちゃんに始めての相手をして貰えたのだから、
今まで処女だったのも無駄じゃなかったって思えるんだもの。」
「ハスワールさん…」
「ファルーシュちゃん、大好きよ。明日は…絶対に負けないでね。」
「はい…ハスワールさん、この戦争が終わったら……」

「……………」
その隣の部屋に、二人の女性がいた。一人は大きな羽の扇を振り、もう一人は高い背をした短髪の女性である。
扇を持った女性は微笑みながら目を瞑り、背の高い女性は真っ赤な顔をして黙っている。

「全く、二人とも若いですねぇ。いくら部屋の壁が防音に優れていても、窓や扉からは音は漏れちゃいますよ。ね、レレイさん。」
「……………」
「…レレイさん?」
「え…?は、はい!ルクレティア様、何でしょうか!?」
「もう、レレイさんまで……ふふふ、そうですね。そんなに気になるのなら、私が色々教えてあげますよ…」
「あ、え?ルクレティア様、何をする気で」
                          アッー

決戦前夜の夜は、まだまだ長いようであった。

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