クリスたんスカウト列伝(ドミニク編) 著者:3_498様

クリス 「私が…炎の英雄を受け継ぐことになるとはな」
手に宿った真の紋章を眺めつつ、ふうっ、と感慨ともため息ともつかぬ息を吐きながら
クリスはひとりごちた。

シーザー「感慨にふけるのもいいが、リーダーとしての仕事をキッチリしてもらわないと困るぜ」
クリス 「し、仕事?ままま、まさかヤらしい事ではないだろうな?」
アップル「どうしてそうなるのよ。やってもらいたいことは仲間集めよ。
     色々きまりがあって、108人揃えないとダメなの」
クリス 「…あ、ああそうか。わかった、それなら…」
ヒューゴ「クリスさん、俺が今まで会ったけど仲間に出来なかった人リストを渡すよ。
     まずはビネ・デル・ゼクセあたりからいってみればいいんじゃない?」
クリス 「すまないな。では早速行ってみるか」
ナッシュ「おっと、俺も付いていこう」
クリス 「…なぜだ」

…………

クリス 「…防具屋の店主か。“運命に導かれた108星”という気はあまりしないが…
     まぁたしかにあの城に防具屋があると便利ではあるな」
ドミニク「おう、いらっしゃい!目ん玉かっぽじって良く見ていきな!」
クリス 「いやあの、買い物ではない。その…いきなりだが我々の仲間になってくれないだろうか?
     ビュッデヒュッケ城と言うところに店舗も用意してある」
ドミニク「んん〜?なかなか興味深い話だが…そのまえにアンタに防具を見る目があるかどうか、
     試させてもらおうじゃないか。
     どうだい姉さん、俺っちのこの自信作、どう思う?20000ボッチで買う気はあるかい?」

店のカウンターに、30cmほどの黒光りする男性器をかたどったものが置かれた。

クリス 「なっ、なっ、…こ、これは…い、一体…」
ドミニク「俺の傑作、もぐらバイブだ。どうだ?膣の奥まで掘り進むぜ!」
クリス 「(防具かコレ…)ぅう…わ、わかった。か、買おう」
ドミニク「おいおい、なんだよそりゃ。手にとって見ることも無しに”買おう”だなんて。
     俺っちは金儲けのためにこれをわざわざ出したんじゃないんだ。
     あんたにこの価値がわかるか試してるんだ」
クリス 「え?あ、ああ…す、すす、すまない(ど、どうすればいいんだ、こんなの!)」
ナッシュ「(手にとって眺めて、適当に誉めときゃいいのさ。大した事ないだろう?)」

しかたなしに恐る恐るそれを手にとるクリス。
おぞましさのあまり、背中に悪寒が走る。

ドミニク「どうだい?手触り、大きさ。立派なモンだろう?」
クリス 「…あ、あああ…」
ナッシュ「(おいおい、どもってる場合じゃないだろ?ほら、俺の言うとおりに言うんだ)」
ナッシュが耳元で囁く。

クリス 「(我慢だクリス…わ、わかった、頼む。教えてくれ)【以下棒読み】
     す、すごい。こんな大きなモノ、あああ、触ってるだけで濡れてきちゃった。
     こんなので掻き回されたらアタシ…たまらないわあ、このカリ…、今すぐにでも
     奥まで挿れてみたい。我慢できないわあ。今すぐ私の体をめちゃくちゃにしてえ。
     …って何時まで言わせるんだこんなこと!」

ドミニク「ほーう、なかなか気に入ってもらえたみたいだな。
     なんならココで具合を試してみてもいいぜ?
     やっぱ防具は身につけてみないとホントの良さはわからねぇからな」
クリス 「!!!い、いや…良さは十分にわか」
ナッシュ「確かにもっともだな。ほらクリス、遠慮せずに使ってみるといい。
     よがり様をちゃんと俺が見ててやるよ」
クリス 「何を言ってるんだ!こここ、こんなところでそんな事できるわけな」
ドミニク「姉さんに使ってもらえるならこのもぐらバイブも本望だろう。
     ささっ、このカウンターの上に寝て、存分に楽しんでみてくれ!」
クリス 「だ、だから話をき」
ナッシュ「やれやれ仕方ないな、“眠りの風の札”ッ」
クリス 「ぐう」
ナッシュ「エライ寝つき良いな、このお嬢さんは…さあご主人、今のうちに」
ドミニク「おうともよ!俺っちの傑作が、どれだけ女性をよがらせるか試してみたかったんだ!」
ナッシュ「脱がせにくい服をきてやがるな…おおっと、予想通り極上の体をお持ちだな」
ドミニク「こ、これは目ん玉かっぽじらねえと!」

ぴろりろりろりん。  ドミニク が仲間になった。

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