ギジム×ロウエン 著者:11様

トゥーリバー市のとある小料理屋。
もう日付が変わろうかという時間。
昼夜、人が絶える事のないこの店が唯一落ち着く時間だ。
そんな店の中、酒瓶を乗せたテーブルを挟んで向かい合って座る影が2つ。

 「ったく、こちとら毎日忙しいのに急に訪ねて来られても迷惑だっての…。」
肩にかかった髪をかきあげて、酒が波々と揺れる杯をぐびっと呷り、
空になったそれをずいっと相手に差し出す。
 「まぁそう言うなってロウエンよぉ…やっと暇ができたんだ。ティントの警備も楽じゃないんだぜ。」
赤いバンダナを頭に巻いた肩幅の広い男が、自分の前に差し出された杯に酒を注ぎ足す。
ゴツゴツした手が器用に行うその様はとても滑稽に見える。
 「警備ったって、やってる事は今までと大して変わんないじゃねぇか。ただ暴れてるだけだろ?」
 「馬鹿おめぇ、そんな楽じゃねぇんだぞ。グスタフの野郎、小間使いみたいにコキ使いやがって…。」
そんな事をボヤきながら、太い眉をハの字に曲げて杯を一気に呷る。
 「男の愚痴はみっともないってんだよ。ココに来る度にアンタの愚痴を聞く役のあたしも
  堪ったモンじゃねぇよ。」
 「ンなコト言うなって…こんなコト言えるのおめぇぐらいしかいねぇんだよ。」
 「フン……灯竜山のギジムがこんな情けない野郎だったなんて知れたら、
  てめぇの権威も失墜するだろうぜ。」
 「馬鹿、部下の前じゃ頼りになる親分で通ってんだからな。余計なコト言うんじゃねぇぞ?」
 「誰の頼りになるんだか……。」
ロウエンがギジムの手の中の空になった杯に新しい酒を注ぐ。
 「でもココも結構賑わってるそうじゃねぇか…こっちにまで噂は届いてるぜ。」
 「まぁな…やっと軌道に乗ってきたところさ。しかし客商売も楽な仕事じゃないよ。」
 「だけど、おめぇが接客業なんてなぁ…。ストレスなんかも溜まってんじゃねぇのか?」
 「んな心配するこたねぇよ。
  この間もウチの料理にケチつけてきた野郎に包丁投げつけてやったよ。
  『気に入らないんなら出てけ!』ってさ。」

ぶっと口の中の酒を吐き出しそうになるギジムだったが、なんとか堪えてそれを飲み込む。
 「相変わらずだなぁ…。それで繁盛してるのが不思議だぜ。」
 「馬鹿野郎、それはあたしの力だよ。これでも結構頭使ってるのさ…。」
 「ほ〜ぉ。例えばどんな?」
 「例えばだなぁ……………」

 「だぁ〜ら、近頃の若ぇ奴ぁ気合が足りねぇんだぁよぉ〜……。」
 「てめぇも最近だらけてんじゃねぇのかぁ?これっぽっちの酒で参るなんてよ〜〜…。」
どれくらい飲んだだろうか。もう2人の顔は真っ赤に染まり、
テーブルの上や周りには空になった酒瓶が大量に転がっている。
 「バッカ野郎、誰が参ってるって!?このギジム様が酒に飲まれるなんてこたぁ…」
 「はン、タコみたいな顔して言われても説得力ねぇんだよ。自分の顔、鏡で見てみなっ。」
 「むぅ……。」
ロウエンの方も茹でダコのような顔をしているのだが、
ギジムはそこまで頭が回らないのか、諌められて少しシュンとした。
 「はぁっ……しかしこんなに飲んだのは久しぶりだな。
  以前ほど飲めなくなったし、あたしも年とったかねぇ……。」
 「おめぇが年とったなんて言うなよ。んじゃ俺は爺いになっちまう……」
ギジムが途中で言葉を止めたのは、ロウエンが暑さを紛わすために唯でさえ広く開いた胸元を
さらに大きく開けていたのが眼に入ったからだった。
 「………。」
 「あン?何だよ、急に黙りこくりやがって……気持ち悪ィ。」
ぱたぱたと襟元を扇ぎながら、ギジムを横目で見る。
その胸元からはサラシがきつく巻かれているのも係らず、なお自己主張してやまない大きな乳房が
見える。今にも着物からこぼれ落ちそうだ。
 「何、人の胸凝視してんだよ……スケベな野郎だな。」
そう言って、ロウエンは軽蔑の念が混じった視線をギジムに向ける。
しかし胸を見つめるのを止めないギジムに、今度は強い口調で注意した。
 「こらぁ!聞いてんのか!」
ドンッと膝でテーブルを下から小突く。それで初めて気づいたかのようにギジムが視線を上げた。
 「あ、あぁ…スマン。」

気持ちがまるでこもっていない謝罪をするギジム。
まだ少し呆けた表情をしている。
 「ったく……妹の胸を見つめるアニキがどこにいるんだよ。ちょっと反省しやがれ。」
ロウエンはそう言い放つと、椅子の背もたれに体重を預けるように後ろへ持たれかかった。
胸を反らすような態勢を取ったため、大きな乳房がさらに強調される。
もちろん、ロウエンはそんな事を気にしてはいない。無意識にとった行動だ。
 「……おめぇの胸ー、重そうだなぁ。」
ギジムがその胸を指さしてボソッと漏らした。
 「てめぇ……。」
ロウエンは烈火の如く怒り出しそうになったが、ぐっと言葉を飲みこんだ。
ギジムの目の焦点が合っていない…。酔っ払いが、どうせ話しのネタに振っているだけだろう。
十分セクハラに値する言動だが……面白半分に付き合うことにした。
 「あぁ、このおかげで毎日肩が凝って大変だよ。胸なんか大きくたって邪魔にしかならないぜ。」
 「ふぅん……そんなに重いのか?一体何が詰まってるんだ……ちょっと触らせろ。」
 「はぁ!!?」
あまりに突拍子のない返答に絶句するロウエン。
そんな彼女を余所に、ガタッと席を立ち、
ギジムは彼女の背後にまわって覆い被さるように身体を密着させて、
着物の上から豊かな乳房を揉み始めた。

むにゅむにゅ………。

 「こ、こらぁ!てめぇ何勝手に……っ、手を離しやがれ!」
ロウエンの声を全く聞こうとしないギジムはただその大きな双丘を揉み続ける。
その大きな手は、より鮮明に感触を楽しむために彼女の着物の中に滑り込んだ。
 「い、いい加減にしろっ、この変態野郎!!酔ってるのは言い訳にならねぇぞ!!」

むにゅ、ぎゅむっ……、むにゅっ。

ギジムは丹念に、掌全体を使ってその乳房を揉む。
 「うっ……、こ、この………っっ。」
ロウエンはなんとか立ち上がろうとするが、ギジムの巨体に抱き締められるような形を
取られているため思うように動けない。

その間もギジムの手は休むことなくロウエンの乳房を弄び続けている。
人差し指で乳首の部分を押しこむ。
サラシの上からでも判るぐらいの、明らかに硬くなりつつ部分があった。
 「ぅ………っ、………っっっ。」
自分の胸に与え続けられる、久しく忘れていた感覚に身をよじらせる。
ギジムの太い腕を掴んで、自分の胸から手を離そうとするが、
所詮女の力では大男のギジムの力にかなうはずのない。
 (まずいね…男なんてここ数年御無沙汰だったから……)
ふとそんな想いが頭の中を過ぎる。自分の身体が意志とは無関係に火照り出していた。
 「おい、なんか硬いモノが指に当たってるぞ。」
そう言って、ギジムは彼女の胸に巻かれているサラシをその怪力でぐっと引っ張る。
その力で緩くなったサラシがロウエンの胸から滑り落ち、そのたわわに実った乳房を露にした。
 「……っ!!」
 「こんなに乳首立てて悪い妹だぜ。お仕置きしなきゃな……。」
 「この…野郎っ!」

ぼくぅ。

ロウエンは、肘を立ててギジムの顔面に肘鉄を食らわせた。
が、自分の行動すらよく判っていないのかギジムはさほどダメージを負っていない様子だ。
 「痛ぇ…痛ぇなぁ……ははは。」
 「くぅっ!!」
きゅっと露にされた赤い乳首を摘む。ロウエンは少し痛みを感じて顔を歪ませた。
 「い、痛い!」
 「おっと…ちょいとキツかったかな?スマンな。」
ギジムはそう言うと、指の力を緩め、今度は転がすように乳首を愛撫し始めた。
 「ふ………ぅっ、あ………はぁっ」
 「おっ、可愛い声出せるじゃねぇか。いつもそんな風だともっと男も寄って来るのにねぇ。」
 「お……っ、大きな…お世話だっ。」
ロウエンの反応を見て気を良くしたのか、ギジムの指が激しく彼女の乳首を擦り出す。
 「うああーーーッ!あ……かはッ」
 「いいねぇいいねぇその反応。お兄さん興奮しちゃうぞ。」
 「て……めッ、いつまでも……っっ」
キッとギジムを睨むロウエン。そんな訴えもどこ吹く風、ギジムは乳首を弄るのに没頭している。
 「乳首だけでこんなに乱れてるんじゃ、こっちはもう大洪水じゃないか?」

 「や、あ、やめろぉっ!!」
ギジムは芋虫のような指をロウエンの草色のズボンの中に素早く潜り込ませる。
ロウエンの股間は、下着の上からでもはっきりとわかるぐらいに濡れていた。
 「おいおい……ベトベトじゃねぇか。こりゃいくらなんでも濡らしすぎだぜぇ……。」
じっとりと湿った股間部分を撫でるように摩る。
 「うああッ!!」
ロウエンは、じんじんと快感が停滞していた敏感な部分を摩られ、ビクッと激しく身体を震わせる。
 「おおぉ、下着の上からでも入っていきそうだぜ、ロウエンよぉ……。」
 「ギ……ジ、ムぅ……、てめぇ今自分が、何してるか…っ、ぅぅ……、わ…、わかってんのかっ!?」
息も絶え絶えにロウエンは必死に問いかける。
かすかに残っているであろう、ギジムの中の理性に。
 「何って、出来の悪い妹の躾をしてるんじゃねぇか……。義兄妹思いのアニキを持って幸せだなぁ、
  おめぇは。へへへへ……。」
……ダメだ。ギジムは最早完全にあちらの世界にイッてしまっている……。
 (酔っ払いに理屈は通用しない……)
ギジムは、一縷の望みも絶たれたという感じで脱力していたロウエンの両手首を掴み、
いきなりぐぅっと立ち上がらせた。ロウエンは思うように身体が動かせない苛立ちから解放されたのも
つかの間、テーブルに強引に寝かしつけられた。
力の加減のない行動に、テーブルに軽く頭をぶつけてしまう。
テーブルの上に置かれていた、まだ中身の詰まっている酒瓶が音を立てて割れ落ちる。
たちまち辺りにアルコールの匂いが充満し、それが2人の頭をマヒさせる。
ギジムはロウエンのズボンをずり下ろした。白い下着が愛液を含んで透けている。
 「おぅ……、可愛い下着じゃねぇか。おめぇのことだからもっとハデなの着けてると思ってたが…。
  人は見かけで判断しちゃいけねぇなぁ。」
 「そっ……、そんなの人の勝手だろうがっ!!」
ロウエンはテーブルの上でじたばたともがくが、掴まれている両手首は振り払えない。
露にされた豊かな乳房がもがく度にぶるぶると揺れる。
むっちりとした脚でギジムの脇腹に幾度となくケリを入れるが、
女性のケリごときでギジムの身体は揺らぐことはなかった。

 「おいおい、そんなに暴れちゃあ落ちるぞ……。」
ギジムはそう言いながらも、がっちりとロウエンの身体を固定させて動かないようにする。
しばらくロウエンはもがき続けたが、最後までギジムの力にはかなわなかった。
 「ハァ、ハァ、ハァ、この、野郎、いい加減に、離せよ……っ!!」
 「相変わらずあきらめ悪ィな……。大人しくしてなって、気持ち良くしてやっから。」
そう言うと、片手で白い下着を一気に剥ぎ取る。
ロウエンの秘部は、大量に溢れ出た愛液でぬらりと濡れていた。
 「ばっ、馬鹿野郎っ!!見るんじゃねぇ!!」
今出せる精一杯の力で抵抗を試みるが、片手と片足を掴まれた状態からは
あまり状況は変化しなかった。
 「美味そうじゃねぇか……。ちょっと味見させてもらうぜ?」
ギジムは誘われるようにその部分へと舌を伸ばす。
 「ひッ……ッ、ああーーーーーーーーッッ!!う、あ、あーーーーっ!!!」
ぬるっと膣内にギジムの舌が侵入した途端、ロウエンは店の外に聞こえるぐらいに絶叫した。
 「すっげぇ声だな……。ちょっと入っただけだろ?そんなに良かったのか……?」
ロウエンはひく、ひくっとかすかに身体を痙攣させている。どうやら軽くイッてしまったようだ。
 「あ……あっ、は………アっ」
天井の決して大きくないシャンデリアを見上げ、ロウエンは放心状態で身をぐったりとしている。
 「男日照りがそんなに長かったのか?最初からそんなに感じてちゃ身が持たないぜ。」
初めて見る”義妹”の淫らな姿に常ならぬ興奮を覚えながら、ギジムは秘部への愛撫を続ける。

ちゅ、ちゅっ、ちゅくっ……。

 「うハァァァーーーーッ!!ハッ……ぁ、ぁあふっ!」
膣内をギジムの舌が蹂躙し続ける。
ロウエンはその舌が暴れる度に甘い、悦びの喘ぎ声を上げるようになっていた。
時に力強く、時に優しく、ギジムの舌が愛撫を続ける。

ぢゅぷ、ぢゅぶっ。ずっ……、じゅる。

 「ひっ……!っっくぅぅっ……!!かハっ……!」
びくぅ、びくぅと時折身体が痙攣する。
もう何回絶頂を迎えたかも数え切れないほど、ギジムの愛撫に感じてしまっていた。
 「おいおい、またイッたのか?ったく…感じすぎるのも困りモンだな。」
そうは言うが、自分の舌技で感じる”義妹”の激しく悶える姿に気を良くしていた。
さらに執拗に秘部を舐り上げる。

 「そう言えば、ココはまだ可愛がってなかったな。」
ギジムはちょん、と指でロウエンの陰核を弾いた。
 「ひっっっうぅぅ!」
一段と激しい快楽の波を必死で堪える。
 「ほら、ほら、ここが気持ち良いんだろ?何回でもイッちまいな!」
ベロベロと陰核全体を舐める。唾液をまんべんなく行き渡らせる。
ヒクヒクとロウエンの秘口が震える。
 「馬っ鹿、やめろ、やめろ……っ、それ以上、刺激を与えるなっっっ!!」
幾度も訪れる絶頂の波に理性が砕けそうになっていたが、必死に耐え続ける。
この先にきっと訪れるであろう、その時のために。

ギジムはさらに激しく陰核を攻める。与え続けられる快楽にロウエンはとうとう降参してしまう…。

 「うああっ、うああぁっ……!ひっ……ぐぅぅ、や、あ、あぁぁーーーーーッッ!!!」

ぷしゅっと顔に愛液がかかるのを確かめ、ギジムは満足そうな表情を浮かべた。
はぁはぁと荒い息を吐くロウエンを他所に、バンダナと御揃いの赤いズボンを下ろす。
 「さぁて、と。いよいよコイツの出番だな…。もっと気持ち良くしてやるぜ、ロウエンよぉ……。」
自分の硬くそそり立ったモノを握りしめ、ロウエンの足元に立つギジム。
その時ギジムは気づいてはいなかった。
ロウエンの眼に強い意志が宿っていたのを。

 「いつまでも……」

ギジムが今まさに挿入させようとした時、
ロウエンの脚がカミソリのような切れを見せて跳ね上がった!

 「調子に乗ってんじゃねーーーーーっっっ!!!」

 キィィ―――――――――ン☆

 「!!!………。」

どさり。

一言の言葉も発せずにギジムがその場に崩れ落ちる。
それもそのはず、彼は股間に直撃を受けた瞬間に気絶していた。

 「ハァ、ハァ、ハァ………、ざまぁみやがれ……。」

その様を、荒い息を吐きながら見ていたロウエンは、
ギジムが動かないのを確認してから服装を正した。
頑丈な身体を持つギジムには普通の攻撃は通用しない。
そう思い、一番弱い場所に渾身の一撃を加えれる時を待っていたのだ。
そうなれば多少のダメージを与えられるだろうと考えていた。
多少どころか絶命させかねない甚大なダメージを与えられたのは、
ロウエンの鋭い蹴りのおかげなのだが。

がすっ!

 「ふぎゃッ!!」
鉄鎖球がギジムの鼻ッ柱を折らんばかりに顔面へめり込む。
一瞬何が起きたのか理解できないギジムだったが、顔面に走る激痛に飛び起きた。
 「な、なんだぁ!!?」
下半身丸出しで地べたに寝転がっている自分。
辺りを見回すと、一面に転がっている空きビンと、
激痛の原因であろう鉄鎖球を持って、鬼のような形相で仁王立つロウエンが目に入ってきた。
 「てめぇ!!いつまで寝てやがんだっ!とっとと自分の寝座に帰りな!!」
 「!?!?!?」
全く状況が飲みこめないギジムはただオロオロとしている。
 「こちとらてめぇの顔見ると虫の居所が悪くなるんだよっ!情けねぇモンぶらぶらさせてねぇで
  さっさとここから消えなッ!!」
そう言い放ったロウエンは手に持った鉄鎖球を廻し始める。より強烈な一撃をお見舞いするために。
 「ちょ、ちょっと待てよ!何でそんな怒ってんだよっ。」
ギジムはそう問い正しながらも、只ならぬ殺気を帯びたロウエンに狼狽しながらズボンを履く。
 「………!!!」
ロウエンが大きく振りかぶった……。

 「てめェの胸に聞いてみやがれ―――――ッッ!!」

ガッシャ―――――ン!!!

                 完

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