カイル×レレイ 著者:駄文様

「レレイちゃーん!今から一緒に…」
「お断りします、カイル殿。私はルクレティア様に頼まれた書物を片づけに行かなければなりませんので」
レレイはギリギリ前が見えるくらいの量の書物を抱え歩いていた。そこへいつもの様にカイルが絡んでいたのだ。
「じゃあ俺手伝うよ!それなら早く終わるし!レレイちゃんとお茶飲みたいなー!」
ひょいっとレレイが持っていた書物をカイルは軽々と運び始めた。
「なっ…私はこれを片づけた後はルクレティア様と…」
「まぁまぁまぁ」
「っ………!!」
ヘラヘラしながら図書室へ向かうカイルと顔を真っ赤にしながら後を追い怒るレレイ。まるで恋人同士の喧嘩の様だ。

「これはこっちでー…あ、こっちかな?」
図書室へ運んで貰ったのはいいが、カイルは全く書物を読まないため片づける場所がわからないらしい。
「違います、その書物はこちらで…」
最初は怒っていたレレイだが、手伝って貰っている相手に対して怒るのは失礼だと思い、一緒に片づけを始めた。
「すごいなー俺書物なんて全然読まないからさっぱりわからないよー」

本棚の前をウロウロしながらカイルは笑いながら言った。すでに片づけは飽きてしまったようだ。
「書物は読んでおいた方がいいと思います。なかなかタメになるようなことも載っていますし…」
レレイは一人、本棚へ本を戻していた。

カイルは突然一冊の書物を出した。急に喋らなくなったカイルに気づき、レレイはカイルへ話しかけた。
「カイル殿、何かあったんですか?」
するとカイルは手にしていた書物のあるページを開き、レレイに見せた。
「レレイちゃんは純情だからこんなの見せたらビックリしちゃうかなー?」
そのページは男女の性行為の仕方のページだった。
「!!!カカカカ…カイル殿…そっ…そのようなページを…!!」
「かっわいー!もしかして、レレイちゃんはしたことない?」
レレイは再び顔を赤くして怒りだした。

「もう片づけ終わりましたので戻らせていただきます!!!!!」
するとカイルはレレイの腕を強く引っ張り、本棚へ押しつけた。
「そんなに怒らないでよ、俺レレイちゃんと仲良くしたいんだ」
するとカイルはレレイの頬に軽くキスをした。途端
バシッ
とレレイはカイルの頬を叩いた。
「ふざけないでください!私はあなたと仲良くする気は全くありませんから!」
するとカイルは突然髪を結んでいた青いひもをシュルっとほどき、レレイの両手を縛った。
「カ…カイル殿…なにを…」
「……俺、今本気で怒ったよ。おんなじ仲間なのに仲良くする気ないって、なんかムカついた」
カイルはレレイの唇に自分の唇を重ねた。
「ん…っふぅっ…」
無理やり口の中に舌をいれ、レレイの口内を攻めた。
「っはぁ…やっ…カイル…殿…」

カクンっとレレイはその場で座り込んでしまった。
「もう腰抜けちゃった?敏感だね」
再び唇を重ね、カイルはレレイのかっちりと着込んだ軍服を脱がし始めた。
「カイル殿!!こっ…このような…っあ…」
カイルは素早く軍服を脱がし、白い乳房をフワリと優しく触った。
「レレイちゃんって見た目より胸おおきいねー柔らかいし…」
少しふざけた感じでフニュフニュと揉み始めるカイル。
「んん…っちょっと…やっ…」
カイルはそのまま乳房の先端を口にふくんだ。
チュゥゥ…チュッ…
「あっあああ…!カイル…ど…の…」
レレイは下半身が熱くなるのを感じた。それに気付いたカイルはスッとレレイの秘部にズボンの上から手を当てた。
「ここ、触って欲しい?」
「んっんんん…」
声に出せないのか、レレイは首を横にふった。
「素直じゃないなー」

レレイのズボンを脱がし、下着の上から秘部を弄った。
「すごいよ、もうグチョグチョ。んー…」
カイルは下着の上から秘部へと口を付けた。
「!!っひゃっ…あ…やっん…」
「結構動き回ってるから汗かいてるかと思ったけど…いい匂いだね…」
カイルはそのままレレイの下着を脱がし、足を開かせた。
「うん…やっぱり使ってないのかな。きれいな色…」
足をガッチリ掴み、カイルは直に口をつけた。
クチュ…ペチャ…チュウッ…
「ひっ…!っっっん……っはぁ……」
レレイは必死に声を殺し、耐えていた。
「ほんと、素直じゃないねー…少しくらい声出してくれてもいいのにー」
カイルは突起部を舌先で転がし、吸い付き、レレイの反応を楽しんだ。
「っっ…ひゃっ…あっあああ……んっんんはぁ…」
「んーじゃあそろそろ…」
カイルは自身を取り出し、レレイの割れ目へ押し当てた。
「もっ…やめっ…カ…イル…殿」
「今更無理。俺耐えられないし…レレイちゃんの初めて、もらっちゃうよー」
ズリュウウウウッ
「っ…あれ…?」
自身を押し込んだカイルは違和感を感じた。

押し戻されるかと思いきや、内壁がきつくうねり、吸いついてくる。
「うっわ…すご…レレイちゃん…初めてじゃ…なかったんだ…」
「っんああ!っはぁ…そっ…んなこっ…と…っあ…一言…も言ってな…ひぃやあああ!」
レレイの内壁は緩まるどころか、更にきつく締め付け始めた。
「っ…やばいな…っく…俺…もう……」
カイルは深くつきあげ、自身を奥へ奥へと押し込んだ。
「ひゃっああああ!!!っ奥までぇ…当たっ…て…っふぁ…」
「うあ…もう…」
ビクンッ

カイルは先に果ててしまった。

「はぁっ…はぁっ…っん…っはぁ…」
「レレイちゃん…すごすぎ…俺女の子より先にイッたの初めて…」
カイルは素早く着替え始めた。

「レレイちゃんの初めての相手は誰なの?もしかしてシウス殿?」
「っ!!違います!!」

そう言うと、レレイは急いで図書室から出ていった。

晩―――
カイルの部屋へ一人の女性が訪れた。
コンコン……
「はーい」
ガチャリ
戸を開けると、そこにいたのは軍師ルクレティアだった。
「あれールクレティア様!どうしたんですかー?」
「いえ…どうやらレレイ殿があなたにお世話になったそうで…」
「………はい!?」
カイルは顔を真っ青にし、ルクレティアは伏し目がちで話を続けた。
「図書室の片づけが変に長引いているなって思って、部屋に戻ってきたときに聞いてみたんですがなかなか話してくれなくて…少し、お仕置きしちゃいました。そうしたらカイル殿にお世話になったって言っていましたので…」
「へ?えぇっと…そのー…」
「レレイ殿は名器でしょう?男性器ではイけない体にしてあげたんです。というより、私以外の相手ではあの子をイかせることは出来ないと思いますが…」
にっこりと笑い、ルクレティアは嬉しそうに言った。
「えっとー…あっ!もっもしかして…レレイちゃんの初めての相手って…」
「ふふ…さぁ、どうでしょう?ところでカイル殿」

急に顔つきが厳しくなった。
「明日から少数部隊で遠征に出ていただきます。よろしいですか?」
「えっ…はっはい!」

翌日早朝、カイルは遠征へ向かった。向かった先には誰もいなく、ルクレティアの策にハマったと気づかされたのは帰り道に山賊たちに遭遇した時だった。

「ふふ…軍師を敵に回すと怖いんですよ…」

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