21・22話 あたる源氏平安京へ行く(ほぼオリジナル) |
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<ストーリー>
時は平安時代。突然謎のUFOが現れ、男の子たちを次々に吸い込んでさらっていく。そのUFOはなんとラムのUFOまで吸い込んでしまった。なんと、そこにいたのは23世紀から、今までいつも悪者扱いされて退治されていた鬼たちだった。平安時代で桃太郎を探し出すためたくさんの子ども達をさらったのだ。鬼は桃太郎を渡せば子ども達をかえしてやるというので、ラムは桃太郎を探し始め、見つけることに成功する。事情を知った桃太郎は鬼と戦うがあっけなく敗北してしまい、そうして平安京は鬼に支配されてしまう。そこで面堂、あたるたちで結成された平安京防衛軍がたちあがり、鬼VS平安京防衛の戦いが始まるのだった・・・
<終太郎名場面>
・このときまだ終太郎は正式に登場していないが、スペシャル番組ということで「近々レギュラーとして登場する面堂終太郎だ」と床下からいきなり出てくる。暗所恐怖症の閉所恐怖症の彼が、なぜ床下などにいて我慢できたのかは謎。
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第27話 面堂はトラブルとともに(原作:3巻トラブルは舞い降りた!) |
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<ストーリー>
終太郎初登場の話。自家用シャトルからパラシュートで友引高校へやってくる。
転校早々いきなり学級委員に立候補するが、同投票数だったあたると決闘してうやむやのうちにあたるに負けてしまう。
<終太郎名場面>
・面堂家の資産は原作では3億円だが、アニメではなんと資産5兆円に増えている。
・自家用シャトルが去るとき、シャトルから『称えよめんど〜』という面堂家のテーマソングらしき歌が流ていた。
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第35話 ひな祭り!ランちゃん登場 (原作6巻 体育祭危機一髪・・・) |
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<ストーリー>
ひな祭りの日、ラムは着物を着て喜んでいた。あたるの両親に買ってもらったのだ。あたるはあたるの両親がそんなラムをみて嬉しそうにして自分1人のけものになっていることにすねながら雛人形のほうを見る。と、人形のひとつがあたるのほうを見て微笑みながらこっちこっちと手招きしているのだ。あたるはなんとなくその人形についていく。
気付くとあたるは桜吹雪の中にいた。するとそこに、1人の可憐な少女が現れる。彼女の名はラン。ランは微笑みながらあたるに近づいてくる・・・と、その時、あたるがいなくなったことに気付き心配して探していたラムがやってきた。ラムとランは大喜びで再会を喜ぶ。ランとラムは幼馴染みなのだった。2人は思い出話をして笑いあっていたが、話がレイのことになり急に雲行きが怪しくなってくる。彼女は、昔ラムにレイを奪われた事に対する復讐のために地球人にばけて地球にやってきたのだ。ランはあたるの若さを吸い取るのだといってあたるに吸い付こうとし始める。
そこへ、ラムを追ってやってきた面堂とメガネたち4人が現れる。ランがキスをしてくれるというのであたるはすっかりその気になり、あたるとランは必死でキスをしようとするが、ラムは必死であたるを抑え、パーマたちは必死でランを抑えて2人を近づけまいとしていた。そしてメガネがなんとしてもキスさせまいとランとあたるの間に割って入ったその時・・・ランの唇がメガネの唇に吸い付いてしまい、メガネはすっかり白髪のおじいさんになってしまったのだった・・・・・
<終太郎名場面>
・ランとあたるがキスするのをあたるを必死で止めようとするラムに、「あなたにはこの面堂終太郎という今世紀最高の男がいます!諸星のことなど放っておきなさい!!」と、すばらしいナルシスト発言をしている。そしてその後、「僕にもプライドがあります!」と、電撃をくらいながらもラムの腕をつかんで離さなかった。 |
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第65話 酔っ払いブギ(原作:11巻酔っ払いブギ) |
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<ストーリー>
あたるの弁当の梅干を食べたテンちゃんが突如酔っ払う。確認のためにラムにも梅干を食べさせると、ラムも酔っ払ってしまい、鬼族は梅干で酔っ払うということが判明する。その後酔っ払って電撃を出しまくるラムと火を吹きまくるテンによって友引高校が大騒動になる。
<終太郎名場面>
・酔っ払ったラムに梅干をせがまれて得意げに出したのはおにぎりの入ったバスケット。しかし二つに割って具を見てみると、うぐいす餡だのジャムだの・・考えただけで恐ろしい罰ゲームのような具がでてくるばかりで、結局梅干はどのおにぎりにも入っていなかった。彼いわく外国人シェフをやとったのが原因らしい。
・酒が見つかったら裸踊りをすると温泉マークに宣言してしまった終太郎、本当に酒が見つかってしまい裸踊りをするはめに・・・。男子生徒に服を脱がされ、他の声にかき消されて聞こえにくいが確かに「下はだめ!下はやめて!」と叫んでいるのが聞こえた。
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第72話 恐怖の虫歯WARS!(原作:13巻虫歯WARS!!) |
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<ストーリー>
あたるが虫歯になったテンをからかったため噛みつかれ、なんとテンの虫歯がうつってしまう。宇宙の虫歯は噛み付くと人に虫歯がうつり、直りが早くなるというのだ。それを知ったあたるは男子生徒に噛みつこうとするが、2年4組一同はすばやくあたるから離れバリケードをつくる。しかし、バリケードを気付いていた男子もテンに噛まれて虫歯をうつされ、女子は全員教室の外に避難してしまい、虫歯になった男子VS虫歯になっていない男子の決闘が始まる・・
<終太郎名場面>
・虫歯になっていない組のリーダー的存在が終太郎。彼はなんとしても噛まれまいと刀をひたすら振り回しているが、しかし誰一人として傷つけていない。ある意味すごい技術の持ち主だ。
・「自分の顔がはれるのは耐えられない!」とナルシスト&自己中ぶりをはっきしていた。
・最後の一人になるまで噛まれずに勝ち残っていたが、最後の最後に刀がおれ、男子諸君に思い切り噛まれてしまった。
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第84話 面堂家仮面ぶとう会 (13巻 面堂家仮面ぶとう会) |
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<ストーリー>
了子から、『面堂家仮面ぶとう会』の誘いが諸星あたるのもとに届いた。なんと優勝者には了子からの熱いキスが贈られるというのだ。それを聞いたあたるが断わるはずがない。そしてそのことを知った終太郎が黙っているはずもなく、私設軍隊の終太郎突撃隊に指示を出し、自らテレビに出演して打倒あたるに協力してくれる参加者を募るのだった。
あたる、ラム、テンたちはかぼちゃの馬車で面堂家に到着すると、仮面と武器を渡された。とても舞踏会という雰囲気ではない。その瞬間何者かがあたるに襲い掛かってきた。お面をかぶっているので誰かわからない。あたるが何が何だかわからずにいると、ひょっとこの面をかぶった男も襲い掛かってきた。明らかに終太郎である。面堂家仮面ぶとう会とは、「仮面舞踏会」ではなく、仮面をかぶって格闘する「仮面武闘会」だったのだ。それを面堂に教えてもらったあたるはすばやく終太郎と倒し、さまざまな障害を乗り越えて了子のもとへと向かっていく。一方あたるに倒された終太郎は了子の部屋へ担ぎ込まれ、了子に自分の敵を取ってくれと言う。そこへちょうどあたるがやってきてキスを求めるが、了子は兄の敵を取るためにあたると勝負することになる。が、しかし、了子はヌンチャクがひどく下手で、あたるに向かって攻撃したつもりがヌンチャクは兄に直撃、あたるはラムの電撃を喰らって勝負は終了するのだった・・・
<終太郎名場面>
・面堂家には『MTV』という面堂家専用のテレビスタジオがある!
・終太郎がテレビ出演した後、「丈夫で長持ち、面堂印のトイレットペーパー」というCMが流れていた。 |
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107話 恐怖!トロロが攻めてくる!(オリジナル) |
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<ストーリー>
面堂家の山荘に泊まりに来ていた終太郎・あたる・しのぶ・ラム。キッチンではラムとしのぶが料理していたのだが、ラムはスパゲティにタバスコを丸ごとかけたりしていたので、あたるに料理はいいからトロロでも擦っていろと命じられる。しかし、いざラムがトロロを擦ろうとすると、たったさっきまであったトロロがなんと消えてしまう。一方このとき面堂はシャワーを浴びている。が、突然バスルームから悲鳴が。なんとシャワーからトロロがでてきたのだった。その後、トロロが大群となってあたるたちを攻めてくる。あたるたちは必死で別荘の外へ脱出するが、外は巨大なトロロでいっぱいになっており、今にもトロロに飲み込まれてしまいそうになる。もうだめだと思ったその時夜が開け、あたるたちは助かる。また夜になってトロロが暴れだす前にと彼らは必死で山から脱出しようとするが・・・苦難の道は続く。
<終太郎名場面>
・終太郎の叫びを聞いてバスルームに駆け込んできたしのぶに思い切り全裸を見られてしまい、しのぶに向かって「エッチ!エッチ!」と言っていた。
・「トロロに負けたとあっては面堂家末代までの恥!」と言っていた。確かに恥である。
・トロロが顔にかぶさっただけで「くらいよー!せまいよー!怖いよー!」と叫んでいる。
・ラムに崖から川へ下ろしてもらっている最中、「速いの怖いよ〜」といつもの調子で叫ぶ。
・美しい川の流れにうっとりしていたところ突然トロロが浮かんできたため、あまりの恐ろしさでおかしくなってしまった終太郎、「トロロが恐くてヤマカケが食えっかー!」と絶叫。 |
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第110話 壮絶!謎のまつたけなべ!!(16巻 晩秋・・・そしてまつたけ!!) |
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<ストーリー>
あたるたちが、授業中にも関わらず鍋パーティーを始めようとしていると、そこへ、チェリーがまつたけそっくりのキノコを持って現れる。それをすっかりまつたけだと思い込んだあたるたちは感動の涙を堪えきれないままに、それを鍋の中入れ、食べ始める。しかし、それはまつたけなどではなかった。きのこを食べたものが次々と芸をはじめたのだ。そのうえにおいにつられて校長先生も現れ、ラムがあたるの母やらつばめやらを連れてきたからもう大変。やがて日が暮れて初めても2年4組ではひたすら誰かが芸をやり、それに誰もが拍手するというのを繰り返し続けていた。そんな中チェリーは、やはり毒キノコであったか・・とそそくさと逃げ帰っていくのだった。
<終太郎名場面>
・ロッカーに入って泣き叫ぶという芸を二度やったら「同じ芸でウけようとするな」とブーイングが沸き起こったため、負けず嫌いな終太郎は「面堂終太郎!バケツをかぶります!」「面堂終太郎!洋服をかぶります!」と、さまざまな「わーん暗いよせまいよ怖いよー!」をみごとに披露してみせた。 |
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<ストーリー>
終太郎は夢を見ていた。それは、あたるにこき使われているいや〜な夢だった。うなされて目が覚めると、横にはチェリーが寝ている。思わず斬りかかる終太郎だったが、実はチェリーは終太郎に勝てそうで勝てないライバル諸星あたるという男について知る為に協力してほしいと頼まれて面堂邸にやってきていたのだった。タコの散歩、朝食、登校を終太郎とともにしながらチェリーはこれまでのあたるの活躍と終太郎のダメっぷりを回想していく。そして、どんなにがんばっても諸星あたるに終太郎は勝てないのだと諭すのだった・・・
<終太郎名場面>
・冒頭。無駄にだだっ広い部屋、戦闘機に囲まれたベットで、明々とした多数のライトに照らされてオールバックの髪にアミの帽子をかぶった終太郎が寝ている。
・目覚めた終太郎、枕の下から刀をだしてチェリーに斬りかかるが、刀が折れる。あれだけボディーガード(サングラス部隊)を雇っていながら枕の下に刀を隠しているとは、用心深い
・早朝タコと散歩する終太郎の姿が見られる。
・散歩中橋を渡っている時了子に「朝食です」と言われ、「今行く!すぐ行く!」と答えていたにもかかわらず、了子に橋を爆破される。
・朝食後、食堂で「いってまいります」と終太郎が挨拶するが早いが側の壁の一部が終太郎ごと自動でひっくりかえり、通学用ヘリコプターへと続いていた。すごい仕掛けだ。
・通学用ヘリ『オクトパス3号』の中も拝見できる。まるで部屋のようにかなりゴージャス。しかし置いてあったソファを終太郎が刀で真っ二つに斬ってしまった。
・チェリーに、ラムとあたるの間にわってはいることは不可能だと諭され、たとえかなわぬ恋でも、恋とは忍ぶものだ、そうしていればあるいはもしかしたらいつかは・・・と、ラムへの恋心を熱く語っていた。
・終太郎、誤ってヘリから命綱なしバンジージャンプ。無事(?)友引高校2年4組に着地。 |
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第122話 必殺!立ち食いウォーズ!!(オリジナル) |
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<ストーリー>
駅前の立ち食いソバ屋で、スキーの旅費稼ぎのためにメガネとチビがバイトをしていた。するとそこに、怪しい男が現われてソバを注文する。しかし食べ終えて勘定を請求すると、彼は、「これはそばじゃねえ!」と言って料金を払おうとしない。チェリー曰く、その男はたち食いのプロだという。立ち食いのプロには、ただただ食べ続ける居残り派、依頼で食いつぶすクラッシャー派、海を越えていく帝国派などがあるらしい。それとほぼ同時刻、カクガリやパーマのバイト先にも怪しい人物が立ち食いに来ていた。いまやもう数名を残すだけとなっているはずの立ち食いのプロたちが、なぜ友引町に集まっているのかとあたるらはいぶかしがるが、そのとき彼らの目に飛び込んできたのはひょっとこ印のどでかいビルであった。そこへ現われる面堂。彼によると、そのビルは近日オープンの面堂家の立ち食いスーパービルであり、立ち食いのプロを友引町に集めたのはほかならぬ面堂だったのだ。なんと面堂はで友引町の立ち食いの店を潰すために彼らを集めたのだった。それを知ったあたるたちは、立ち食いのプロたちに大食い競争という形で勝負を挑むことになる。
<終太郎名場面>
・いきなり友引町に建った建ったどでかいひょっとこ印の超近代的スーパーマーケット立ち食いスーパービル。一番の売りは屋上のビアガーデンでの立ち食いらしい。
・終太郎のたくらみをしったメガネに、「おだまりっ!そんなことたぁこのメガネちゃんが許しまちぇん!!」と、叱られていた。
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第123話 大金庫!決死のサバイバル(オリジナル) |
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<ストーリー>
登場人物はなんと最初から最後まであたると終太郎のみ。最近自分があたると同レベルに見られていることに気づいた終太郎は、自分とあたるとの差を見せ付けるためにあたるを面堂邸に呼び、自分のコレクションである戦車をあたるに自慢げに見せていた。しかし、あたるはまったく興味ないという様子で、面堂家のステータスシンボルのタコ焼きをのんきに食べていた。どうにも気に食わない終太郎は、自分専用の金庫(といってもでっかい部屋)をあたるに見せることにする。その扉には夕日の絵が描いてあり、あたるは思わず「夕日のバカヤロー!」と叫んでしまう。なんとそれは扉のロックの暗号の言葉で、その瞬間あたると終太郎は金庫に閉じ込められてしまうのだった
閉じ込められてしまった二人はやがて空腹を感じ始め、あたるのもっていたタコ焼きと終太郎の金塊をめぐって賭けを始める。しかし、トランプで七並べをしても、しりとりをしても、あっちむいてほいでさえどうしても勝てない終太郎はどんどんあたるに金塊を奪われてしまい、ついには賭ける金塊がなくなってどこからか彼の取って置きの宝物である戦車レオパルトを出してくるのだった。あたるはその戦車で扉をぶち抜こうという。しかし、その扉は『超合金面堂スペシャル』でつくってあるためびくともしない。あたるは必死で出口を探すが、ことごとく防犯用の罠にはまってしまい、最後には水が大量に溢れ出して金庫全体が大洪水になってしまうしまつ。
やがて水はほとんど金庫いっぱいになり、二人が吸える空気は限られてきてしまった。ここで二人は今度は空気をめぐって争いを始める。と、その時急にすごい勢いで水が排出され始め、二人はパイプのなかをどんどん流されてしまった。やっと流れが止まって二人が意識を取り戻すと、そこは排水溝だった。排水溝は外の景色が見え、二人はやっとのことで脱出できると喜ぶ。しかし、そこには面堂スペシャル超合金でつくられたフェンスが・・・ふたりは外の暮れ行く景色を眺め、フェンスごしに叫ぶ。「夕日のバカヤロー!」
<終太郎名場面>
・あたるとの違いを発見してはメモ帳にメモっていた。メモ帳には面堂の家紋入り。
・タコ焼きを食べているあたるへの一言。
「ぼくの前でタコ焼きを食べるな!タコはぼくのステータスシンボルなの!」
・第二格納庫だけで諸星家の1000倍の広さがあるということを自慢する。
・『超合金面堂スペシャル』というすごい材料で面堂邸がつくられていることが発覚。
・面堂邸は広すぎる(食堂36箇所 ・ トイレ532箇所 ・ 風呂195箇所 ・ 寝室1人につき18箇所)ため、両親に一週間か一ヶ月に一度しか会えない。
・金庫に閉じ込められ空腹に耐えかねた終太郎「外側のメリケン粉だけよこせ」とあたるとタコ焼きの奪い合いを始める。
・タコ焼きと金塊を賭けて七並べをし、思い切り負ける。
・七並べの次はしりとりで勝負することになり、終太郎、いきなり「みかん!」という。
二度目のしりとりでも「プランクトン!」といって負ける。
・あっちむいてほいをして、首の筋が曲がって戻らなくなってしまい、負ける。
・レオパルドに乗り込んだ瞬間「わーん!暗いよーせまいよー怖いよ―!」
・金塊がほとんど水に流れてしまったため、「男は金ではない、知性だ」と発言。
・終太郎は上げ底10cmの靴を履いていることが判明
・大洪水の中あたると空気の取り合いをしているうちに電気が壊れて切れてしまい、
「わーん!暗いよーせまいよー怖いよー!」
・排水溝に流され、目が覚めた瞬間「わーん!暗いよーせまいよー怖いよ―!」
・網のせいで外に出られなかった終太郎とあたるの悲しい叫び。「夕日のバカヤロー!」
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第124話 マル秘作戦・女湯をのぞけ!(オリジナル) |
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<ストーリー>
学校の帰り、お風呂グッズをもってなぜか一人銭湯へ向かうあたる。それを不審に思ったメガネたちはチビに急遽お風呂セットを買いに走らせ、自分達も銭湯へ行くことに。あたるが銭湯でなにやら嬉しげに銭湯を探索していると、メガネたちが入ってきてあたるに銭湯でいったい何があるのかと問う。しかしあたるははぐらかしてばかりで答えてはくれない。
そこへ、厳重な警備体制の下、どういうわけか面堂終太郎までが銭湯へやってきた。あたるは驚いて面堂になぜ来たのか問うが、面堂はむっつり黙って答えてはくれない。いったいなにがあるんだとメガネたちも不審に思い、あたるを問い詰める。
その時と隣の女湯から女性の声が聞こえてくる。実はその日、女湯は貸しきりで面堂了子主催のホットタブパーティが行われることになっていたのだった。参加者はラム、おゆき、弁天、しのぶ、サクラ、竜之介、了子という豪華なメンバー。あたると終太郎、そしてメガネたちは必死になってなんとか女湯を覗こうと大騒ぎになる。そして最後にはみんなしていっせいに壁にぶら下がり、なんと壁は女湯のほうに倒れてしまうのだ。そうしてようやく彼らが目にしたのは・・・しっかり水着を着用しているラムたちの姿であった。
<終太郎名場面>
・ごく普通の銭湯にサングラス部隊を多数引き連れやってきて、背中など流させている。
・なぜ銭湯に来たのかあたるに問われても答えなかったのでお湯をぶっかけられ、それに対して子どものようにかけ返し、本当に子どものようにお湯のかけ合いをする。
・自ら了子が銭湯に来ることをあたるに暴露してしまい、あたるを大喜びさせる。
・酔っ払ったサングラス部隊に唇を奪われてしまう。
・サバイバルツールで壁に穴を開けようと削っていたらまんまとあたるに奪われ、揚句の果てに壊される。
・事故を装って女湯へ侵入し、ラムたちに優しく抱き起こされている自分の姿を妄想し、
その自分の妄想の素晴らしさに涙する。
・あたるやメガネたちと一緒になって必死でおんな湯を覗こうとする
・黒子、大活躍。
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第128話 スクランブル!ラムを奪回せよ!(オリジナル) |
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<ストーリー>
ある日の夜、あたるの浮気に怒ったラムは一人UFOに帰ってしまい、自分はこんなにあたるだけに尽くしているのになぜあたるは自分だけを見てくれないのかと思い悩みながら、警告ランプが点滅しているのも無視して眠りについてしまった。
そのころ面堂邸では、終太郎がなにやら未確認飛行物体が邸内に接近中だという報告を受ける。ラムのUFOが面堂邸の敷地内に墜落してしまったのだ。急いで救出したところ、中にいたラムは奇跡的に無傷だったが、しかし墜落のショックでなんと記憶をすっかり失ってしまっていた・・・。
同じころ、ラムのUFOが空に見あたらないことにテンが気づいた。テンはそれをあたるに知らせ、二人でテンのUFOからラムのUFOに連絡をとろうとする。しかし、応答したのはラムではなく黒子だった・・・。黒子といえば面堂邸。あたるが不審に思わないはずがない。
次の日、あたるがラムの欠席についてメガネたちに問い詰められている最中、終太郎が早退する。ラムが面堂邸にいることを悟っていたあたるは、すかさずそんな終太郎を呼び止めた。終太郎に向かって「ラムを返せ」というあたる。しかし終太郎は「ラムさんはそれを望んでいない。ラムさんが今必要としているのは、このぼく、面堂終太郎だ」と、言い放ち、去っていった。
次の日、ラムの噂はテンによって噂はあっという間に学校中に広まってしまい、メガネたちの耳にも入った。面堂終太郎のもとにラムが囚われていると知って、メガネたち親衛隊が黙っているはずがない。彼らは面堂邸への死を決して強行突破を計画する。そしてその夜、ついに、ラム奪回のための戦いの幕が切って落とされるのだった・・・
(129話につづく)
<終太郎名場面>
・終太郎にお茶を立てる了子。しかし、それは実はお茶ではなく漢方薬だった。それでも了子を泣かせないためにそれを飲み干し、「けっこうなお手前でした・・」と言う終太郎、優しい兄。
・UFO墜落後眠っている状態で救出されたラムの首筋ににそっと触れ、生きていることを確認してほっとする終太郎の表情がよい。
・友引高校のベランダで、あたると二人きりで語り合うシーン。
二人の間に流れる微妙な緊張感が、事の重大さを思わせる。
・記憶を取り戻せず不安そうなラムに「大丈夫、あなたにはぼくがついています、このぼくが」と優しく慰めの言葉をかける終太郎、それはどこか自分に言い聞かせているようでもあり、切ない。 |
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第129話 死闘!あたるVS面堂軍団!!(オリジナル) |
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<ストーリー>
あたる・メガネ・パーマ・カクガリ・チビたちはラムを奪還するため正面玄関から面堂邸へ突入する。彼らは守衛所に侵入してみごと武器と戦車などを手に入れ、メガネたち4人組は戦車で、そしてあたるは小型ヘリに乗り、ふたてに別れそれぞれラムを目指した。
ちょうどその時、記憶喪失のままのラムはなんとなく胸騒ぎを感じ、カーテンを開けた。すると、窓の外にはヘリに乗ったあたるの姿が・・・。それに気づいた終太郎は慌ててラムを終太郎一号館に移動させる。が、しかし、ラムはすでに先ほどみたあたるを忘れることが出来ず、必死でなにかを思い出そうとしていた。
チビ・カクガリ・パーマが次々に面堂軍隊に捕らえられていくなか、あたるは了子の黒子によって助けられ、「了子の塔」で介抱されていた。ご馳走まで食べさせてもらってすっかり元気を取り戻したあたるは、了子にラムの居場所を教えてもらい、彼女にかりたバイクにまたがって猛スピードでラムのいる終太郎一号館へと向かう。あたるが再びラムのもとへ向かっていることを知った終太郎は、なんとしてもあたるをラムに会わせないため自ら戦闘機を操縦してあたるに攻撃をする。終太郎の攻撃からなんとか逃げ切るあたるだが、ちょっと油断したすきに爆弾を投下されてしまう。
これでもう大丈夫だと安心する終太郎。しかし考えが甘かった。あたるはその後また黒子によって助けられていたのだ。あたるは黒子に背中を思い切り押され、その勢いで一号館に向かっている列車の上に飛び乗った。しかし突然列車は終太郎一号館の前の鉄橋で急停車する。そこには、終太郎とたくさんの戦車が待ち伏せていた・・・。
鉄橋の上で向かい合う二人。「いつもは平気で泣かすようなことをするくせに、なぜそうまでしてラムさんを助けようとするのか」という終太郎の問いに、あたるはさらりと答えた。「ラムに縛り付けられるのは真っ平ゴメンだが、ラムを人に取られるのはもっと我慢ならんのだ」と。それを聞いた終太郎は、「きさまにラムさんを愛する資格はない!」と刀の鞘に手をかける。しかし、そんなことに動じるあたるではない。あたるは電車を飛び降り、終太郎一号館へ向かって再び一直線に走り出した。終太郎は負けじと私設軍隊に攻撃を開始させる。死をも恐れず爆撃の中をラムの元へと突き進むあたるに圧倒されつつ、必死で私設軍隊らを煽るのだった。
それを終太郎一号館から見ていたラムは、死に物狂いでこちらに向かって走ってくるあたるの姿を目にしてついに居てもたっても居られなくなり、無理やり電撃で窓を割ってあたるのもとへと飛んでゆく。そして爆撃により崩壊していく鉄橋からみごとあたるを救い、同時にめでたく記憶を取り戻したのだった。
ラムが記憶を取り戻すと同時に、戦いは終わった。終太郎は軍隊を全員撤退させる。
そして翌日、またいつもと変わらない日常が始まろうとしていた。
<終太郎名場面>
・必死でラムをあたるから遠ざけ、思い出させまいとする終太郎。
・戦闘ヘリを自在にする終太郎、かなりすごい腕前。
・了子のスパイであったチェリーに牛丼をたかられ、あたるの居場所を知るために結局一年分 牛丼をおごることになる。
・記憶を取り戻したラムとあたるの様子を見て自分の敗北を悟った終太郎。
「今回の作戦はすべて終了した!all over!」と、私設軍隊に戦いの終わりを告げる。
彼のやりきれない思いがその時の表情から伝わってくる。
・翌日、何もなかったかのようにいつもとかわらない様子ラムに接する終太郎。素晴らしい。 |
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130話 異次元空間!ダーリンはどこだっちゃ!?(オリジナル) |
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<ストーリー>
野外授業で、花見にやってきたあたるたち。しかし、ラムはその雰囲気に何かしらいやな予感を感じ、あたるに自分から離れないようにと言う。しかしその予感はあたってしまった。あたるが桜の枝を追った瞬間、次元のバランスが崩れ、気づくとラムは別の世界に飛ばされてしまう。
ラムはそのことに気づかず、自分の前からいなくなってしまったあたるを探し始めるが、そこでのあたるの異常なまでの冷たさや、面堂、しのぶ、メガネたちの様子で何かが違うことに気づき始める。夜になり家に帰ってみると、家はぼろぼろになっていた。そこではあたるとあたるの母、あたるの父が真っ暗な部屋で質素な食事をしている。その世界ではあたるがラムとの鬼ごっこにまけ、肩身のせまい生活を送っているのだった。
ラムは自分がパラレルワールドに来てしまったのだと気づき、自分のいた世界に戻ろうと次元の歪みを探す。しかし、なかなかもとの次元に帰ることはできない。性別が逆転してしまった世界、ラムと終太郎が結婚している世界、そしてあたるがラムに妙に優しい世界・・・ラムはなんとか帰ろうと異次元をさまよい続ける。そうしてついに、ラムは先ほど折った桜の木をもって歩くあたるを見つける。話しかけるとそっけない返事が返ってくる、いつものあたるだ。ラムはやっともとの世界に戻ることが出来たのだった。
<終太郎名場面>
・しのぶとかなりいい雰囲気の終太郎。
・ラムの夫である終太郎。「おまえだよおまえー!」と、ラムのことを『おまえ』呼ばわりする。
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第138話 魔境スペシャル!面堂邸の財宝を探せ!!(16巻 家宝は寝て待て/20巻 魔境!戦慄の密林) |
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<ストーリー>
その日、面堂邸は暗かった。終太郎の祖父が危篤だというのだ。終太郎が祖父に会いにいくと、祖父はピンピンしている。拍子抜けしている終太郎に祖父は、面堂家の財宝を探して欲しいというのだ。その瞬間あたる、ラム、しのぶ、テン、メガネたち4人組が現れ、みんなで財宝を探す事になる。彼らは南極タコ「松千代」の頭に財宝のありかを示した地図が書いてあると知り、松千代の住む南極ドームへ向かう。しかし、あたるたちがそのタコをちっとも珍しくないただのタコではないかと馬鹿にしたので松千代はすっかりいじけて熱帯ドームへ逃げてしまった。
一同も松千代を追って熱帯ドームへ向かうが、そこで彼らは変わり果てた松千代の姿を目撃する。終太郎曰く、なんと南極タコは気温が高いと巨大化してしまうというのだ。あたるたちは悪戦苦闘しながらもなんとか松千代に書いてある地図をポラロイド写真で撮影し、地図を頼りに走り出す。
そして彼らが行き着いた場所は遊園地だった。あたるたちはそこでもはちゃめちゃなことを繰り返しながら、それでもなんとか財宝の有りかに行き着くのだが、その場所はなんと一番最初に一同がいた祖父の部屋だった。財宝とはいったいなんなのかと祖父に問うと、それは祖父の装着していたひょっとこの面なのだった・・・
<終太郎名場面>
・終太郎5歳の誕生日に、なんと“遊園地”をプレゼントされている
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第139話 愛と闘魂!グローブVSパンツの決闘 (21巻 愛の闘魂グローブ) |
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<ストーリー>
全国の霊に取り付かれた品物を求めて旅をしていたチェリーがサクラのもとにボクシングのグローブをもって帰ってきた。そしてそのグローブのお払いを頼もうというときに突然テンと虎じま(ネコ)が乱入してきて大騒ぎをし、どさくさにまぎれてグローブを片方持ち去ってしまった。
それをあたるが偶然見つけ、テンをぶん殴ろうとそのグローブをはめてしまう。しかし、いざ殴ろうとするとどういうわけか意思とは裏腹にテンのをなでなでしてしまうのだ。あたるは不思議に思いながらもそれを利用して教室で女の子たちに抱きついていたが、ついにはそれをやめさせようとあたるに近づいた終太郎にまで抱きついてしまった。
そこへサクラと錯乱坊がやってきて、もう片方のグローブをあたるに渡す。それをはめた時真の恐怖が起こるというのだ。あたるがそのグローブをはめた時、温泉マークが教室に入ってきてあたるに近づく。あたるは片方のグローブで温泉を抱き締め、次の瞬間もう片方の手で思いっきり温泉マークをぶっとばしてしまった。このグローブは愛の闘魂グローブといい、右のグローブで近づくものをすべてを撫でまわしつつ左のグローブで近づくものはすべて殴り倒すという、生前使っていた人の霊が取り付いているグローブなのだ。そんな恐ろしいグローブであるため、明日お払いをすることとなった。
しかし悲劇はさらに続いた。次の日体育館の特設リンクでグローブのお払いをしようとしていると、メガネがリンクにあがってくる。メガネは闘魂パンツに取り付かれてしまったのだった。戦いはじめるメガネとあたる・・・しかし、悲劇はこれだけでは終らない。そこへ、終太郎がやってきたのだ。なんと、バレリーナの格好をして・・・。終太郎は、トーシューズに取り付かれたのだった。あたるとメガネが戦いつづける中、終太郎だけがただ奇妙にリンクで踊りつづけるのだった・・・
<終太郎名場面>
・気持ちよさそうに眠っている終太郎、自分がスーパーマンになっている夢をみていた。
・体育館に毛皮ロングコートに身を包んだ終太郎が現れ、
「私の・・・私の舞台はどこ・・・?」といいながら特設リンクに近づく。
・バレリーナ姿の終太郎
・可憐にバレエを踊りながら「面堂家末代までの恥辱!」と自分の状態を恥じていた。
・戦うあたるとメガネの周りでバレエを踊りつづける終太郎、かなり不気味。
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141話 堂々完成!これがラムちゃんの青春映画(オリジナル) |
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<ストーリー>
あたるとメガネたち4人組とラム、そしてしのぶと面堂はメガネを監督として映画を作製しようとしていた。メガネは自分の青春に思い出を残すため、あたるとしのぶ、面堂をうまくだまして役者をさせることに成功したのである。しかし、作り始めてみると話が違う。面堂は自分の出番が少ないことに怒り、役者をおりてしまう。その後も映画作りは続くが、ついに制作費が底をついてしまう。メガネは仕方なく面堂に制作費を出してもらうことを決意。すると面堂は自分も映画に口を出していいのなら金をだしてやるという。結局面堂に金を出してもらい、製作することになる。しかし、映画は一気に終太郎とラムメインのものへと作りかえられてしまう。それでもなんとか映画が完成し、ついに試写会のときを迎える。しかし、映画を見終わった後のあたる・しのぶ・面堂らの顔は険しい。なぜならその映画、ほとんどラムしか映っていないメガネの趣味丸出しの映画だったのだった・・・。
<終太郎名場面>
・映画の場面場面でエキストラとしてさりげな〜く登場する。中国人の終太郎、アラブ人の終太郎、セールスマンの終太郎、ひょっとこ印のエプロンをして出前を運ぶ終太郎、ひょっとこ模様のカッターシャツを着て動物園を歩く終太郎などなど、かなり見ものである。
・「おれはおりる」と、自分のことを『おれ』という。これは珍しい。
・映画での自分の扱われ方のひどさに、
「僕はひとつのドラマよりもひとつでも多くのアップが欲しいんだ!」とメガネたちに訴える。
・メガネに映画製作のための資金援助を頼まれ、「金は出すが、口も出す」と発言。
・映画の撮影とは言え、ラムと終太郎がこんなに仲のいいシーンはなかなか見られない。 |
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第143話 原生動物の逆襲!プールサイドは大騒ぎ(原作:9巻原生動物の逆襲) |
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<ストーリー>
2年4組の生徒がプール磨きをしていると、そこへテンが乱入してくる。ちょろちょろ動き回るテンのせいで掃除ははかどらず、男子生徒はテンを徹底無視することにした。しかし、テンの「みんな、短足やなぁ〜」という一言が彼らを本気で怒らせてしまう。襲い掛かってくる男子生徒にテンが火を吹いたため、ラムが急いでプールに水を入れたが、その時テンは栄養満点の宇宙のお菓子を水の中に落としてしまう。そのお菓子は水の中にとけ、なんとあっという間にミジンコやゾウリムシなどの原生動物を巨大化させてしまった。
あたるはそれらをテンの火でなんとか焼いて退治したが、一匹だけいくつかの巨大原生動物が合体した生物が焼けずに生き残っていた・・・。びっくりしているうちに、あたると面堂はその巨大原生動物に飲み込まれ、どういうわけか原生動物の記憶の断片に落ちてしまう。彼らは恐竜に追われ、アダムとイブに出会い、そして・・・・・・・二人には世にも恐ろしい結末が待っているのである。
<終太郎名場面>
・プールを磨きながらをしながら終太郎の一言。
「なぜぼくがプール磨きなどを・・・。歯磨きすら自分でした事ないのに!」
・テンに怒った終太郎、なんとモップから刀をだしていた。
・恐竜に追いかけられ、あたるも終太郎もどちらか一方を餌にして自分だけ助かろうと必死になるが、終太郎は木に巻きつけられてしまう。しかし木を引っこ抜き背中に背負ったまま走る。
・恐竜から逃げている最中川に直面し、一刻も早く飛び込まねばならないのにいきなり体操を始める。曰く、「水に入る前は必ず準備体操をするようにと祖母の遺言にあったのだ」
・川に流されながら、終太郎の縛られている木に乗っているあたるに
「これはぼくの木た!勝手に乗るな!」といい、反撃にあう。
・あたると終太郎、一緒になってイブを口説く。
・アダムとイブが原生動物の口から吐き出されてしまった為、新たなアダムとイブが必要となり・・・終太郎、なんと女になる。そしてあたるに惚れられ追いかけられ、「やめて・・・」と艶かしい声を出しつつ逃げる。 |
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第147話 怪談!!カラーンコローン女子寮!!(原作12巻 セーラー服よ、こんにちは!) |
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<ストーリー>
ある夏の夜、あたるはラムとテンに怖い話をし、一通り話し終わった後1人でジュースを買いにでかけた。と、その時、どこからか「カラーンコローン」と下駄の音が聞こえてくる・・そして遠くから牡丹灯籠のぼんやりした光ががあたるの方へ向かってくるのだ・・あたるはさっきラムとあたるに話した怖い話を思い出し、急に恐怖を覚える・・・
次の日、あたるはヘトヘトになりやつれて帰ってきた。ラムとテンは心配してあたるを外にださないようにするが、次の夜も、また次の夜も牡丹灯篭の火があたるの家にやってきてあたるをどこかへ連れ去っていくのだった。
日に日にやつれていくあたるを不審に思った終太郎は、スパイ人工衛星面堂スペシャルであたるの行動を追跡をしていた。しかし面堂スペシャルをもってしてもあたるのいく場所を知ることは出来ず、お見舞いを装って自らあたるの家に出向く。終太郎があたるにどこへ行っているのかと聞くと、あたるはニヤけた顔で「パラダイス」と答えるのだった。これはなんとしても追跡せねばと、ラム・終太郎・テン・錯乱坊の4人は牡丹灯篭に誘われてでていくあたるをこっそりつけていく。と、たどり着いたのは了子の中学校の女子寮だった。女子寮に侵入した終太郎たちは次々罠にはまって捕まってしまい、縛られて講堂に連れてこられる。そこには了子や他の女性徒と戯れるあたるの姿があった。聞けば、了子があたるに催眠術をかけて犬にしたというのだ。しかし、了子が終太郎に同じような催眠術をかけてもまったく効かない。チェリーが了子にどういうやり方をしたのか尋ねた結果、了子のやり方で催眠術をかけることができないことが判明。あたるは女の子たちと戯れたいがために催眠術にかかったふりをしていたのだった・・・
<終太郎名場面>
・諸星家にお見舞いとしてスイカを一個を持っていく終太郎。本当に財閥御曹司・・・?
・あたるのお母さんのあっけらかんとした話し振りにきょとんとしている終太郎の表情が良い。
・あたるが毎晩パラダイスに行っていると聞いてすかさずハーレムを想像し、
「パラダイスしたい!!」とニヤける終太郎、中身はやはり同じである。
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第149話 ランちゃんパニック友引町に明日はない (オリジナル) |
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<ストーリー>
ランは、レイにプレゼントするために超新星の星の欠片を購入する。しかし、帰りがけに躓いてしまい、その欠片を落としてしまった。その欠片をちょうどそこにいたこたつネコが拾った・・・
何もしらないランは授業中嬉しそうに超新星の欠片を入れておいた巾着袋を覗き込むが、なんと穴があいていて中にはなにも入っていない。ランはすっかりラムのしわざと思い込み、2年4組に怒鳴り込んできた。なにも知らないラムは驚くばかり、結局あたるとラムと3人で探しに行く事になった。ラムがなにやら困った事に巻き込まれていると知ったメガネたち4人は、ラムの無実を証明するため、ランのクラスに入って「この教室に爆弾が仕掛けられたので調べさせていただきます」と嘘をついてクラスの生徒等を追い出して欠片を探し始める。面堂もまた、ラムのためにサングラス部隊を出動させて欠片の捜索に乗り出す。ラムが欠片を探しながら、ランにシールドしたのかと聞くと、ランはしていないと言う。ランとラム曰く、シールドしていない超新星の欠片は、このままだと夕方には本当の超新星になって友引町を飲み込んでしまうというのだ。それを知ったあたるは警察に星の欠片を探してくれ!と届出にでる。しかしそこにいたおばさんが何を聞き間違えてカン違いしたのか、諸星あたるが友引町を爆破しようとしているとおばさんたちに言ってまわる。友引高校は友引高校で、メガネの嘘のせい大騒ぎになっていた。そうして噂が噂を呼び、徐々に友引町中がパニックになっていく。あたる・ラム・ラン・面堂・メガネたち4人にサクラやしのぶまでもが友引町住民の怒りを買って追い掛け回され、ついに夕方がきてしまう。彼らがへとへとになって河原に座り込んでいると、そこへこたつネコがやってきて、ランに超新星の欠片を渡す。それはこたつネコの口に中にあったおかげで爆発せずに済んだのだった・・・
<終太郎名場面>
・ラム・ラン・あたるがベランダでいったいなにを落としたのか話しているのをこっそろ盗み聞きしていた終太郎、その後あたるがラムに対して出した電撃の影響をうけてまっくろ焦げになってしまっていた。
・「星をみつけた」といって終太郎のもとへやってきたサングラス部隊、終太郎に見せろと言われて、真剣に星飛雄馬の真似(『巨人の星』)を始めた。「消えてくれ・・・・頼むからおれのまえから消えてくれ・・・・」と言っていた。いつも自分のことを『ぼく』という終太郎が、自分のことを『おれ』といってしまうほど部下に対する怒りと情けなさでいっぱいだったのだろう。 |
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154話 死んだらあかん!了子のワラ人形(原作:22巻 あな恐ろしや、ワラ人形!!) |
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<ストーリー>
ほぼ原作どおりだが、その恐ろしさはパワーアップしている。了子がつくった終太郎のワラ人形、なんとそれに危害を与えると直接終太郎にも同じ衝撃が与えられるという恐ろしいものだった。了子はそれを、安全なお方に保管しておいてもらおうと、なんとこともあろうに諸星にそのワラ人形を預ける。事の真相をなにもしらないあたるは、そのワラ人形を了子がくれたお守りだと思い、大切にクビにかけて保管する。しかし、あたるが安全なわけなく、しのぶに手をだして殴られ、竜之介に手を出して殴られそうになり、そしてラムの電撃を食らい・・・そのたびに自分に同じ痛みを味わう終太郎、あたるがワラ人形をもっているのだということに気づく。それからというもの、終太郎は危ないことばかりするあたるを命がけで守る。それをあたるは友情の芽生えだと勘違いし、感動する。しかしついに終太郎は我慢の限界に達し、あたるにワラ人形をだせという。その後黒子から事情を聞いたあたるは、ワラ人形に釘をうちつけ終太郎を苦しめるのだった。そして次の日、終太郎はあたるのワラ人形をつくってくる。二人のマヌケな戦いがまた始まった。
<終太郎名場面>
・アクションものの映画を本気になって必死で見ている終太郎。
・ワラ人形に衝撃を与えられたときのリアクションがことごとく最高
・了子がわざと校庭に放った暴れ馬、暴れ牛、暴れ象から命がけであたる(自分のワラ人形)を守るが、おかげで結局ものすごい大怪我をしてしまっている。結果的に同じこと、いや、むしろ余計痛い思いをしているように思えるところが終太郎らしい。
・終太郎が身を挺して自分を守ってくれたことに感動したあたるが、心の中で終太郎のことを「終太郎くん」と連呼。
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第158話 おしゃべり花なんかどわいっきらい!(原作22巻 秘密の花園) |
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<ストーリー>
ランが花の栽培をしていた。実はその花の近くで何かを話すと花がそれを記憶し、風に乗って一面に着床し、繁殖して聞いた言葉をあっという間に広めてしまうリューゲンビレアという恐ろしい花だった。それを見つけたラムは、自分の悪い噂を花にのせてばらまくのではないかとランちゃんを疑う。それを聞いたランはその手があったではないかと気付き、ラムの悪口をリューゲンビレアに向かって叫ぶ。それに怒ったラムは仕返しにランの悪口をリューゲビレアに吹き込む。お互いの悪い噂が広がっては大変だと、急いで花にガラスのふたをする二人だったが、そこへ脈絡無く錯乱坊が現れてそのふたを取ってしまい、風に乗ってリューゲンビレアの花は瞬く間に友引町中に広がってしまう。ラムとランが必死で回収するが、花はコタツねこの頭、チビの靴、あたるやしのぶの肩、そして終太郎の背中などなどに着床しては、ラムやランの吹き込んだ悪口の断片を繰り返し喋りだし、さまざまな誤解を呼ぶ事になるのだった・・・
<終太郎名場面>
終太郎の背中にもリューゲンビレアが着床し、「寝小便したっちゃ」としゃべったためまわりにいたみんなに誤解されてしまう。しのぶに幻滅され、あたるには「よるな!小便小僧」とまで言われ、ラムに誤解を解いてもらおうとするが、ラムまでもが「うち、知らないっちゃ」としらばっくれてしまう。その後の終太郎はショックのあまり骨になり、ゾンビになり、壊れに壊れて最後に銅像となって固まってしまう。 |
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第161話 就職大願望!帰ってきた抜け忍かえで!!(オリジナル) |
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<ストーリー>
くノ一のかえでは、新しい職業を探すべく友引町へやってきたが、途中ついに行き倒れてしまった。そこへちょうど終太郎がとおりかかり、かえでを面堂邸で保護する事になる。そしてかえでが就職を探しているということを聞き、自分のボディーガードとして働くことを勧めた。しかし、そこへ了子があらわれ、そんな勝手なことは許されないと主張し、就職試験に合格したらボディーガードとして働く事を認めるというのだった。そしてかえでは、時間内にさまざまな障害を乗り越えて友引高校まで行き、花火をあげるという厳しい就職試験を受ける事になる・・・
<終太郎名場面>
・これまで了子にされたいたづらの回想シーンで、お風呂に浸かっていた終太郎が「だれかおらんか。お湯が少し熱いぞ」と言い、了子に大漁のお湯を一気に入れられ、お湯と一緒に流されていた。
・同じく回想シーンで、なんと終太郎は了子が接着剤を入れた歯磨き粉で歯を磨いてしまい、歯磨きが口から抜けなくなる。
・了子が終太郎にプレゼントを渡した。やはり爆弾だった。 |
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第162話 友引高校サバイバル!生き残るのはだれだ!!(原作:17巻 埋没教室!!) |
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<ストーリー>
放課後、あたるとめがねたち4人は園芸部のビニールハウスの側でエロ本を読んでいた。そこへ暇をしていたテンがやってきて、いったい何を見ているのかと問う。しかしあたるたちに完全に無視されてしまい、怒ったテンは思い切りあたるたちに向かって火を吹いたが炎はあたるたちではなく、側にあったビニールハウスを燃やしてしまう。そこへ園芸部のトシちゃん、ヨッちゃん、マッチがビニールハウスの中の愛するトマトに肥料をやりにやってきてその悲劇を目の当たりにするのだった。トマトの1つ1つに名前をつけて可愛がっていた園芸部3人は怒りに震える。あたるたちは園芸部員3人の変わりにテンを土に埋めてしまい、園芸部員3人の怒りを煽って彼らにテンを攻撃させるのだった。
次の日、怒ったテンはあたるたちに仕返しすべくなんと友引高校校舎を埋めてしまう。校舎から外にでられなくなったあたるたちは食料の危機にさらされ、園芸部3人が火の中から救助した数個のトマトを狙い始める。しかしそんなことを許す園芸部ではない。あたるたちと園芸部の戦いが始まるのだった・・・
<終太郎名場面>
・園芸部の攻撃で気絶してしまった終太郎を見て。あたるが「よくも面堂を〜!」と言っていた。いつもはいがみ合っている2人なのに、すごく珍しい。
・終太郎の愛刀の名が『村雨』であることが発覚。トシちゃんがかぶっていたトマトを巨大真っ二つに切り裂いたが、ほぼ同時に刀も折れた。
・トシちゃんにチェーンソーを振り回しながら追いかけられ、死に物狂いで「諸星く〜ん!」と叫んでいた。あたるもその後トシちゃんに追いかけられてやはり死に物狂いで「面堂く〜ん!」と叫んでいた。そして結局最後には2人してトシちゃんに追いかけられていた。 |
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第164話 魔境転生!ダーリンはなに考えてるっちゃ!?(ほぼオリジナル) |
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<ストーリー>
あたる・ラム・しのぶ・終太郎の4人は、終太郎秘蔵のコレクションB29に乗って面堂コンツェルンが新たに開発した南の楽園「オクトパスランド」へと向かっていたが、途中で燃料が切れ、4人は操縦していた黒メガネによって荷物と一緒に外へ投げ出されてしまった。あたるたちは謎の島に行き着き、そこで謎の美少女あんず出会う。
4人はあんずの家に案内され、そこで村の長老にあう。4人で話をしていると、やがて12時の鐘がなり、いきなり村から竹の子が生えてくる。あたる・しのぶ・ラム・終太郎は竹の子だらけになった家の中で、ただただ驚くばかりだったが、やがて村中の人たちは平然と生えた竹の子をもって広場に集まり始め、そこへやってきたヘリコプターから降りてきた籠に竹の子を入れていくのだった。聞くとそれはオクトパスランドからのヘリコプターだという。終太郎はヘリコプターに向かって必死で「次期頭首の面堂終太郎だ〜!」と叫ぶもののその声は届かず、ヘリコプターは飛び去ってしまう。
その時、佐助じいさんが毒キノコを食べて死んだという情報が村人から入り、その瞬間村の風景が一変し、時代劇のような世界が広がる。なんでも、この村の食べ物はすべて毒入りで、毒を食べるとその人の想念が現実として現れてしまうというのだ。あたるたちがしばらく呆然としていると、また突然世界が一変する。今度はホラー映画のような世界が広がった。台所ではあんずが倒れている。なんとそれはあんずが毒きのこを食べたために現れた想念だったのだ。慌てふためく4人に長老は言う。新たにだれかが毒を食べればこの世界は消え、あんずは生き返るのだと。
そしてこの村にいるかぎり掟として新種のキノコの毒見をすることを命じられ、4人は毒キノコを食べることになる。食べた後、ラム・しのぶ・終太郎はなんともなかったが、あたるの様子がおかしい。あたるは倒れ、村中なんとも能天気な世界が広がり始めるのだった・・・
<終太郎名場面>
・オクトパスランドに向かう途中、本当はラムとしのぶだけ誘う予定だったのに・・・と3人で楽しく遊んでいる妄想をする終太郎。
・無線で面堂邸と連絡をとろうとするが、無線機を壊してしまう。
・終太郎とあたるが怖がるあんずに近づいたため、あたるはラムに電撃を、終太郎はしのぶに卍固めを喰らう。
・怖がるしのぶを終太郎が「ぼくがいるではありませんか」慰めたため、しのぶはうっとりしながらあなたがそんなに望むなら自分はこの村で終太郎の夫婦になると発言。子どもは男の子と女の子1人ずつ、粉ミルクは使わないらしい。
・オクトパスランドへと飛び去るヘリコプターに、「ぼくだ〜!面堂終太郎だ〜!次期頭首の面堂終太郎だ〜!」と叫び続ける終太郎、もはや威厳もなにもない。 |
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第174話 退屈シンドローム!友引町はいずこへ!? (ほぼオリジナル) |
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<ストーリー>
物憂い春の日の授業中、メガネが退屈な毎日について考えている側であたるは居眠りをしていた。あたるは、目が覚めると誰も居なくなっていて、黒板の向こうにハーレムが広がっているという夢を見る。あたるは大喜びで黒板の中へ入っていくのだった。
一方、昼休みしのぶと女の子達数人、そして面堂がパラレルワールドについて話をしていた。しのぶは、ヒロインの涙一粒によってもこの世のバランスは簡単に崩れてしまい、パラレルワールドに迷い込んでしまうこともあるというのだった。
その日の夜、ひどく喉が渇いていたあたるはラムの目薬をジュースと間違えて飲んでしまう。そのため、涙がとまらなくなってしまったラムの涙がぽたりと落ち、時空が歪んでしまうのだった・・・。
次の日から、不可解な事が沢山起こり始める。黒板から突然昨日の夢のあたるが飛び出してきたり、窓を開けてみたらそこはまったく別世界であったり・・・・。とにかくこれはただ事ではないと、教室をでたあたる・しのぶ・終太郎は廃墟と化した校舎を目撃するのだった。彼らはそこでサクラに出会い、学校の外にでてみることにして走り出した。しかし、サクラが振り返ってみるとそこにはたくさんのしのぶとあたると終太郎が・・・!上を見上げれば空には友引町が広がっているのだった・・・
<終太郎名場面>
・昼休みをしのぶたち女子となごやかに過ごしている終太郎。
・終太郎が増殖し、終太郎どうしがいがみ合ったり誉めあったりする。素敵である。 |
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第178話 初恋ふたたび!昔に戻るかラムとレイ!! (25巻ハートブレイクCrossin前編/後編) |
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<ストーリー>
面堂家のパーティーに招待されたラムは、ハート型イヤリングが片方見つからなくて、仕方なく片方だけつけパーティーに出発する。テンはなんとしてもラムのイヤリングを探し出し届けに行き、パーティーに参加することにした。
パーティーでは、終太郎がタコのジョセフィーヌについて語っていた。このパーティーはタコ一匹の誕生日のために開かれたパーティーだったのである。そこへテンがやってきて、ラムにハート型のものを渡す。それはイヤリングではなく、ロケットだった。ラムはなぜか怒ってすぐにそれをもって帰れとテンにいうが、あたるがそのロケットに気付き、開けてしまう。と、そこにはレイの写真が・・・。それはラムが昔レイにもプレゼントしたおそろいのロケットで、ロケットをあけるともう1つのロケットを持っている人物がどんなに遠くにいても自分のもとにやってくるというものだった。
あたるが気を悪くしていると、本当にレイがやってきた。ラムはひどく慌てた。なんとこのロケットには、二つのロケットを1つに合わせると、よりが戻ってしまうという恐ろしい能力があったのだ。レイはラムのロケットと自分のロケットを合わせようとラムを追い掛け回す。
このままではいけないと思った終太郎はレイからロケットを奪ってあたるに渡し、あたるの背中に小型ロケットを装着させ、あたるごと会場の外に飛ばしてしまった。飛ばされたあたるはランの家にぶつかり、その後ランがあたるのロケットを開けたのでラムもランの家にやってくる。続いて終太郎とレイもやってきた。そのロケットの能力をしったランはラムがレイとよりを戻そうとしていると思い込みますます事態は悪化し、とにかくロケットを合わせまいと誰もが必死でがんばるが、ついにロケットは合わさってしまう・・・
<終太郎名場面>
・タコ一匹のために盛大な誕生パーティーを開く終太郎。「ジョセフィーヌもそろそろ年ごろです。思い返せば2年前・・・」とタコのことを嬉しげに語っていた。
・自分であたるに小型ロケットをつけぶっ飛ばしておきながら、「面堂のばっきゃろー!」と叫びながら飛んでいくあたるに対して「無礼者!戻って来い!」と叫んでいた。
・少しだが、終太郎とランが会話をしている。これはすごく珍しいことである。 |
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<ストーリー>
森のおく、動物の学校で動物たちは「自分の一番好きなものの絵を描く」という題目で絵を描いていた。純情キツネがしのぶを描いていると、ネコの先生は「今日描いたものを持ってくること。」という宿題を出した。キツネは慌てる。もし持ってこなかったらその好きなものを壊してしまうというのだ。キツネは不思議な空飛ぶバスにのり、友引町へ向かった。しかし、しのぶの家に行ってもしのぶはまだ帰ってきておらず、途方に暮れている所コタツ猫に出会って友引高校へ連れて行ってくれた。その時、2年4組の生徒は一部の宿題を忘れてきた生徒らのために全員が補習授業をさせられていた。キツネの登場にクラスはざわざわし始め授業どころではなくなる。校長に化けたキツネに事情を聞いた生徒らはこれは授業どころではないと温泉マークを踏み倒して教室を出ていき、キツネの乗ったあの不思議な空飛ぶバスでまた動物の学校へゆく。動物の学校についたしのぶは、猫の先生の宿題の出し方について意見するが、猫の先生は昨日の宿題のことなどすっかりわすれてしまっているのだった。
<終太郎名場面>
・2年4組に北斗くんなる人物が・・・絵柄といい声といい攻撃といい、それは明らかに『北斗の拳』のケンシロウ。(ケンシロウの声は、面堂終太郎の声と同じ神谷明氏)
・祭りのシーンで、珍しそうにわたあめを手でちぎりながら食べている終太郎の表情が可愛い。 |
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第182話 海が好き〜っ!悲願の浜茶屋繁盛記!? (23巻 浜茶屋繁盛記) |
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<ストーリー>
浜茶屋再建資金がようやくたまり、竜之介と竜之介の父はまだ6月だというのに、さっそく開店しようと無計画に南の海へ乗り出すことになった。そのことを聞いていたあたる・ラム・終太郎・しのぶの4人もある日竜之介のいる浜茶屋へやってきた。4人は散々飲み食いしたあと、金を一銭も持っていないことを白状し、浜茶屋でアルバイトすることになる。ラムとしのぶの美貌のおかげでなんとか客を集めるのには成功したものの、竜之介の父の客への態度があまりに酷いため、結局みんな帰ってしまい、悪い噂が広まってだれも寄り付かなくなってしまう。そこで、ラムが自分の人脈を利用して客を集めるのだが・・・ラムの人脈、それはみんな宇宙人なのだった・・。
<終太郎名場面>
・竜之介たちが南の海で浜茶屋を再建することを聞き、南の島ではトップレスのお姉さんが・・と妄想しにやけるあたると終太郎、やはり中身は同レベル。
・竜之介たちのいる海へやってきたあたる・終太郎・ラム・しのぶ。あたると終太郎はにやにやしながら水着の女性らを鑑賞しつつ歩いていたが、あたるが綺麗な女性をみつけてそれを終太郎に知らせ、終太郎、その女性を見て「ナ〜イス」といっていた。
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第185話 大魔人現わる!ラムの危険なお買物!? (12巻 所持品検査だ!) |
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<ストーリー>
授業中、メガネたち4人は堂々と教室をでていき、ラーメンを食べにいった。そのうえ、ラムへの届け物がいきなり校庭に落下してきて、ラムまで授業を抜け出して帰ってしまう。温泉マークはもちろんのこと、面堂もまたこの状況に怒りを覚えたのだった。教師たちはメガネらの取締りを始める。面堂も教師に協力、私設軍隊に取り締まりの手伝いをさせた。そして校長も、毎日校庭に届くラムへの届け物のせいで大変な迷惑を被ったため、怒ってどんどん取締りを厳しくしていくのだった。
メガネたちが教師の取り締まりをなんとかならないものかと悩んでいたところに、ラムがでっかいロボットにのって現れる。それは、毎日校庭に届けられていたパーツを組み立てて作り上げたロボットだった。ラムは鞄持ちロボットというが、それはどうみても戦闘用ロボット。メガネらはラムとロボットこそ我らが生徒の救世主だと思いこみ、教師と戦うことを決意する。そして、生徒VS教師・面堂家私設軍隊の戦いの幕が切って落とされ、後にこの熱い戦いは友引闘争史に『炎の八日間』として記録されるのだった・・・。
<終太郎名場面>
・授業中にでていく生徒らやだらけたみんなの様子をみて、「この学校の生徒はみんな腐っている・・・腐っていないのは、ラムさん、あなただけだ」と、発言。
・生徒側ではなく教師側につく面堂。この回では完全に悪者役。 |
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第189話 恐い!!終太郎の頭にタコがいるっちゃ!? (26巻 あやかしの面堂) |
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<ストーリー>
奇妙に黒い雲がたち込め暗澹たる面堂邸、冒険好きのため地下牢に7年も閉じ込められいたという赤丸が脱走した。それをきいた終太郎はすぐサングラス部隊に捜索を命じる。その夜、終太郎は寝苦しい夜にうなされ続けた。次の日の朝、終太郎はなぜか頭が重く、学校を休むことにした。その日から一週間も学校を休んだため、あたる・ラム・しのぶ・テンは心配してお見舞いにやってきた。会うのを拒む終太郎だったが、彼らが何を見ても驚かないと約束したので終太郎はその姿をあたるたちのもとに現した・・・なんと、頭の上に、花柄のタコがのっている。終太郎の話によるとそれは昨夜行方不明になった赤丸の幽霊かもしくは生霊で、了子がそれを発見して色をつけたのだった。と、そこへサクラと錯乱が現れ、問題解決しようとするがますます自体は悪化。あたると終太郎がどたばた喧嘩しているうちに、なんと枕の中から赤丸がでてくる。調べてみると中に赤丸が気絶しているではないか。これにて一件落着・・・と思いきや、池で泳いでいた黒メガネに、新たなる悲劇が待っていたのだった・・・
<終太郎名場面>
・なんと、暗闇で一人ワインもどきを飲みつつピアノを演奏する終太郎。しかもかなりうまい。音楽の才能もあったとは、すばらしい。 |
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第192話 刺激的だっちゃ!恐怖の頭上クーラー!!(23巻 アイスクーラー・リラックス ) |
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<ストーリー>
うだるような暑い夏の日、あまりの暑さで教師、生徒ともに授業などする気にもなれず、イライラで今にも乱闘騒ぎが起ころうとしていた。が、しかしラム一人だけがなんとも涼しい顔をしている。理由を聞くとそれは、頭上に浮かんでいるアイスクーラーという氷の塊のおかげだという。アイスクーラーは平常心によって支えられており、地球人の精神力には無理だとラムは忠告したが、だれもがそれを欲しがり温泉マークもこのままでは授業にならないというのでしかたなくクラス全員の頭上にアイスクーラを浮かばせた。しかし、やはり地球人の精神力で支えられるものではなかった。いつまでも静まらない生徒らに一喝した温泉マークの頭にアイスクーラーが直撃し、それを見て平常心の乱れたた生徒らの頭にもまたアイスクーラーが落下する。そのうえストレスをためるとどんどんアイスクーラーのサイズが大きくなっていき、しかもラム曰く一時間は溶けないとのこと・・・。
あたる・終太郎・メガネ・しのぶがなんとかアイスクーラーを早く溶かそうと必死で努力していた。と、そこへテンがやってくる。テンはあたるの頭の上にアイスクーラーがあるのに気づき、面白がってパンチを食らわせあたるのアイスクーラーをどんどん巨大化させていった。すると驚くべきことが起こった。なんと巨大化したアイスクーラーの中に水着姿のサクラ先生が現れたのだ。実はこのアイスクーラー、ストレスが一定量に達するとアイスクーラーの中に妄想の産物ができてしまうというのだった。それを知った男子生徒らは誰もが己を殴って自らストレスをため、自分の妄想を頭上に作り上げていった。それを知ったサクラとしのぶはなんとかせねばと、男子生徒らに妄想ではなく生身の水着姿を見せつける。その瞬間男子生徒らの平常心は一気に乱れてでっかいアイスクーラーが頭に落下し、みな気絶してしまうのだった・・・
<終太郎名場面>
・暑いというのになぜかこの日は徒歩通学の終太郎。刀で電信柱を一刀両断にする。
・平常心を保つためスキップスキップランランランと実に楽しそうにスキップする終太郎。
・男子生徒の中では最後まで理性を保っていたものの、男子らがアイスクーラーの中に作り上げた妄想の産物を見てついに理性が煩悩の負け、嬉しげに自分の顔を殴り始めるなんとも情けない終太郎。 |
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第202話 お酒はコワイ!サクラのおはらい大失敗 (26巻 お祓い三すくみ) |
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<ストーリー>
サクラはおはらいを頼まれ、誤って酒の精にとりつかれてしまう。とりつかれてしまうと、酒が飲みたくてたまらなくなるのだった。しかし、面堂に野点(のだて)に呼ばれており、そのままの状態で家をでる。途中あたるに会い、なんとか酒を飲まないようにしているというのに、途中あたるや面堂の父たち、錯乱坊の邪魔が入ってついたくさん酒を飲んでしまい、結局完全に酒の清サクラの体をのっとり、その姿を現す。あたるたちは必死で酒の精と闘い、最後錯乱坊の法力によって解決したかと思いきや・・・もっと厄介な問題が後に残ったのだった・・・
<終太郎名場面>
・終太郎に野点の準備をさせられているサングラス部隊。
彼らはそれをおままごとをするのだと思い込んで準備していた。
・あたる、終太郎と自分の友情を熱く語る。
・チェリーの法力によって全員その場から動けなくなり、仕方なく夜ご飯としてカップラーメンがあたる・ラム・サクラに配給される。 |
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第203話 不気味だっちゃ!錯乱坊ヨガスクール!! (5巻 ヨガで迷想) |
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<ストーリー>
ここ数日雨が降り続き、あたるの体はすっかりなまってしまっていたため、ラムとともにチラシで見つけたヨガスクールに行ってみることにした。と、そこには面堂、しのぶ、サクラも姿が。そしてなんと彼らの講師は錯乱坊なのだった。しかしもう金を払ってしまっていたため帰るわけにもいかず、あたるたちは適当に本を見ながらヨガを始めるがなかなかうまくいかない。結局錯乱坊に教わることになった。錯乱坊は、全員にへんてこな格好をさせ、そして各自瞑想を始めさせるのだった。
サクラはつばめとの二人きりのデート、ラムはあたるとの結婚、終太郎はラムとの結婚、しのぶは終太郎という王子さまの目覚めのキス・・・彼らはそれぞれの瞑想の世界に入っていく。しかし、その瞑想はあたるによってどんどん奪われていく。全員がトランプカードをもっており、出したカードの数字が相手より小さいとその瞑想はたちまち壊れてしまうのだ。あたるはみごと全員とカードの数で勝ち、自分瞑想を手に入れようとしていた。しかし、そこへ瞑想を奪われた4人がやってきて再びあたるに勝負を挑む。彼ら4人のカードはなんと無敵のジョーカ。
結局あたるだけが不幸になってしまうのだった・・・・・
<終太郎名場面>
・一生懸命ヨガをする面堂家の御曹司の姿は見ものである。
・瞑想世界におけるラムとの結婚式で、「やっとぼくのものになってくださるのですね」と感動している終太郎、しかしその後あたるにあっけなくカードで負けてしまう。
・しのぶの瞑想世界で、王子様である終太郎。王子様の姿が似合っている(?)。
その上、瞑想とはいえしのぶとキスをしていた。
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第218話 オールスター大宴会!うちらは不滅だっちゃ(11巻 アマテラス宴会) |
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<ストーリー>
ある日、あたるやラム、しのぶ、面堂、メガネたち4人、サクラに錯乱坊、その他さまざまな友引町の住民たちに一通の手紙が届く。それは、3月19日友引高校で仮装大会が行われるという手紙だった。2年4組の生徒らは面堂家に集まり、クラスの出し物の準備を始める。
仮装大会当日、友引高校の校庭にはさまざまな仮装をした生徒等が集まっていた。2年4組の出し物は「高天原」。ところが肝心の天照大神の役だったおユキさんが持病の癪で倒れてしまう。突然のことでみんなが代役に困っている所へ、なんと本物の天照大神が現れた。出雲の国に向かう途中たまたまテンに出会い、友引高校へ連れてこられたのだった。美しい天照に、あたると終太郎はこぞって近づこうとするが、ウズメ役のラムはそんなあたるを見て電撃を喰らわせ、天照にたいしても無礼な態度をとってしまったので、天照大神はすっかり怒って携帯用天の岩戸に隠れてしまい、その瞬間辺りは闇に包まれる。
終太郎たちは多少違うが取り合えず台本どうりだと納得し、天照を岩戸から誘い出す為に岩戸の周りで宴会を始める。しかし、ウズメ役であるラムはふてくされて踊ろうとしないので一同が困っていると、なんと今度は本物のウズメや他の神々が現れ宴会えお盛り上げ始めた。ウズメの美しさで場は一気に盛り上がり、岩戸の中の天照は、その様子を見たくて少しだけ岩戸を空けた瞬間タジカラオによって天の岩戸の空気を抜かれてしまい、はるか彼方へ飛んでいってしまう。
みんなが相変わらず盛り上がっていると、今度は空からいきなり岩戸が落ちてきてラムとあたるを閉じ込めてしまった。電撃を出した直後で少し体から光を放っているラムにあたるは見惚れ、そんなラムにキスを迫られて、ついにラムとキスをする。と・・その時、岩戸が開き、あたるとラムのキスシーンを目撃した終太郎とメガネたち4人は激怒してあたるに襲い掛かる。その後今までうる星やつらに登場したさまざまなキャラクターたちがどんどん集まってきて大宴会はますます盛り上がりをみせ、騒ぎはいつまでもいつまでも続くのだった。
<終太郎名場面>
・手術服に身を包み、手術台に乗せた手紙を恐る恐るメスで切ってあける終太郎。
・みんなが大騒ぎで遊びまわっている中、2年4組の仮装大会の出し物についてあたると必死で真面目に話し合おうとしている終太郎。
・大宴会の大騒ぎのなかで、了子とわら人形で戦っていた。
・最後の最後まであたるとケンカしていた。 |
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<ストーリー>
11年前の友引、夕焼けの公園で男の子と女の子が影ふみをしているところから物語が始まる。男の子が女の子の影をふむと、女の子は言った。「私の星では影を踏んだら、結婚の約束をしたことになるの。あなたは、わたしと結婚しなきゃいけないのよ。」その女の子の名前はエル、そして男の子は幼き日のあたるだった・・・
それから11年後の友引町、ラムや面堂、しのぶ、メガネたちのところに結婚式の招待状が届く。それはなんとエルとあたるの結婚式招待状だったのだ。あたる本人もいったいなんおことやらわからず、突然のことにだれもが混乱しているところへ、友引高校に巨大な宇宙船がやってくる。エルがあたるを迎えに来たのだった。あたるはエルが美人であると知り、大喜びで結婚を決意してしまう。エルは明日迎えに来るといって去っていき、ラムはすっかり落ち込んでしまう。
ラムが一人落ち込んでいるところへ弁天がやってくる。そしてエルとあたるが結婚する前にラムとあたるの結婚式を挙げてしまおうというのだった。ラムは弁天の意見に賛成し、結婚式を挙げるためにあたるとあたるの両親、そしてしのぶや面堂、サクラなど結婚式参加者を集めUFOに連れ込んでいった。
しかし、そこへエル星の艦隊が現れる。待ち伏せしていたのだ。鬼星VSエル星の戦いが始まる。そんな中で、あたるはエル星のロゼという人物に連れ去られてしまう。その時面堂やしのぶ、メガネ達までもが巻き添えで一緒に連れ去られていた。エル星についたあたるは、ついに女王エルと再会し、その美しさにすっかり浮かれてしまった。
そんな二人をひそかに見ていた終太郎、自分にもチャンスがあるのではないかと思い、エルにモーションをかける。その結果うまくエルの気を引くことに成功する。しかし、終太郎がエルに呼ばれて連れて行かれたのは巨大な冷蔵庫であった。そしてそこには冷凍されたたくさんの色男たちが・・・。なんとエルは、美形の男を冷凍して保管するのが趣味なのだった。それを影から見ていたあたるは、エルへの気持ちが一気に冷めてしまう。しかし、エルはそんなあたるを無理やり結婚式場に閉じ込めてしまう。そのことを聞いたラムや弁天たちは、あたる救出のため、エル星に侵入・・物語の結末へと向かっていく
<終太郎名場面>
・あたるとエルの結婚式の招待状を受けとった終太郎、「おのれ、ラムさんをとことん傷つけおって!」と怒り心頭、そして私設軍隊を引き連れての登場。そこでの会話
「若、全員配置につきました。ご命令を!」
「全員その場に待機せよ!」
「え、いや、しかし・・・」
「手出し無用!・・・面堂終太郎、男としてのけじめだ、諸星はこの手でたたっきる!!」そして車を降り、愛刀を片手に校内に走って行く終太郎・・・。いったいなんのために私設軍隊を呼んだのか、不明である・・・
・美男子を冷凍保存していたエルの10万人目のターゲットとなり、絶体絶命の終太郎。と、そこへしのぶが命がけで助けに。にもかかわらず、彼の叫んだ言葉は「あっ、あ〜っ、助けてラムさ〜ん!!」
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<ストーリー>
友引高校は、学園祭の前日で賑わっている。あたるやメガネ、終太郎たちも準備に追われていた。もう夜も遅い、明日は学園祭初日・・・のはずだった。しかし、次の日、やはり友引高校は学園祭の前日なのだ。だれもが準備に追われ、明日が当日だと言い合っている。何かがおかしいと一番最初に気づいたのは温泉マーク先生だった。温泉先生はサクラ先生にそのことを話し、生徒らを友引高校から追い出すことにする。追い出されたメガネたちや面堂、しのぶ、ラム、あたるはそれぞれ家路につくが、しかしどういうわけかメガネたち4人も、そしてしのぶも面堂も友引町からでることができず、友引高校に戻ってきてしまうのだった。結局彼らは友引町内にあるあたるの家に転がり込むことになった。
そして次の日・・・やはりあたるたちは学園祭の準備をしに友引高校へ向かった。明日は文化祭初日なのである。その日サクラがみんなに友引町の異変を告げ、なんとかみんなにわかってもらってついに原因究明に乗り出すことになる。夜、友引高校へ侵入すると、そこにはあわせ鏡のあらしが・・・・。恐くなったあたるたちは友引高校から逃げ出し、終太郎のジェット機で友引町脱出を試みる。が、しかし、彼らの目に飛び込んできたのは信じられない光景だった。友引町が、巨大なカメの背中に乗って空中を漂っているのだ。
やがてジェット機の燃料が切れ、しかたなく彼らはあたるの家に着陸する。すると友引町には、あたるの両親以外だれもいなくなっていた。それからというもの、あたる・ラム・終太郎・しのぶ・メガネたち4人組・竜之介親子にサクラは、自給自足の生活を始める。しかし、ある日しのぶと竜之介が消えてしまう。その少し前には温泉マーク先生もいなくなっていた。サクラと面堂が調べると、なんと彼らは岩の彫刻になってしまっているのだった。何日たっても時が進まない空間の中で、サクラと面堂は感づいていく。これは、現実ではない、誰かの夢だと・・・
そしてサクラと面堂、あたるはついに『無邪気』なる人物に会う。そう、この『無邪気』こそがこの世界を作り出している張本人だった・・・。
<終太郎名場面>
・学園祭の展示品として教室に持ってきていた終太郎の戦車レオパルドが、ラムの電撃と終太郎のわーん暗いよせまいよ恐いよーとその他もろもろの騒ぎで壊れてしまう。
・なぜかレオパルドがプールの中に浸かっており、終太郎は「ぼ、ぼくの戦車が・・・、ぼくのレオパルドが・・・」と、相当ショックをうけていた。
・面堂家友引地区パニックセンターマッハ軒という場所が登場。なんとマッハ軒立ち食いソバ屋の地下になんと面堂家緊急用の戦闘機シーハリアーがある。
・しのぶのセリフから面堂家に電話回線が200回線あることが判明。
・あたるやメガネたちが遊んでいる中、一人この世界がいったいなんなのかを調査し続ける終太郎。いざというときに頼りになる男なのかもしれない。
・これは誰の夢の世界なのかをあたるに説明する終太郎のセリフ「・・・ジャリテンや仔豚、1人息子に失踪された竜之介の父君は論外として・・・」・・・竜之介を男扱いしている。
・終太郎、あたるに勝ち誇っての一言「ざまーみろ解んねーんでやんの!わははははーの大笑い海水浴場!ぼく知ってるも〜ん。」大笑い海水浴場というのは、大洗海水浴場の大洗と大笑いをかけたもの。ちなみに大洗海水浴場という場所は実際に茨城県にある。
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<ストーリー>
ある日、友引町に「友引メルヘンランド」なる遊園地が開設する。ラムとあたる、そしてしのぶ、面堂、めがね達メガネたちはさっそく友引メルヘンランドへやってきた。しかし、そこでそれぞれが不思議な幻覚を目撃する。ただならぬ妖気を感じたサクラと錯乱坊もまた、友引メルヘンランドへやってくる。誰もが何かおかしいと感じながらも、マジックショーを見に行くが、なんとそこであたるがカバの姿に変えられてしまった。
その夜あたるが悲観にくれているところに、謎の男がやってくる。それはラムをカバに変えた男だった。ラムは必死でその男を追っていく。しかし追っていくうちに不思議な世界に連れて行かれ、結果的にその男にさらわれてしまった。
あたるは弁天、おユキ、ランとともに原因を探し始める。その結果、昔樫の木森のおばばがラムの生まれたときのお祝いに呼ばれなかったことをひがんで、ラムが愛する男と絶対に結ばれない運命になるという呪いを不思議な玉に詰め込み、宇宙の『呪い事よろず引き受け組合』に届けたということがわかる。しかし玉の運搬中その玉は行方不明なってしまったらしい。実はその呪いの玉、落ちていたものをルウがある日たまたま拾って持っていた。その玉によってルウはさまざまな不思議な力を授かり、ラムに出会うこともできた。
ラムがいなくなり、ランやテン、弁天、おユキもまた地球を去ってからも時はただただ平凡に流れた。しかし、何かが違う。しのぶは怪力がでなくなった。終太郎はタコと、了子は桜の木と話ができなくなった。そしてあたるは、いくらガールハントをしても心が満たされなくなった・・・
あたるがそれに気づいたとき、ラーラという謎の女性が現れる。ラーラはあたるに言う。今このままこのあってはならない歴史を歩み続けないためには、あたるがラムを救いに行かねばならないのだと・・・・
<終太郎名場面>
・ラムがいなくなってからタコと話ができなくなった終太郎、タコを悲しそうに見つめる目が切ない。
・ラムがいなくなってしばらくたったある夜、何かに吸い寄せられるように集まったしのぶ、終太郎、4人組は、メガネの大切なラムの写真をすべて燃やす事になり、炎を眺めながら終太郎は「愛するもの、かけがえのないものを失って、ぼくたちは大人になってゆくのか・・・」と呟き、火をくべる
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