渡せなかったチョコ 1


バレンタインがとっくにすぎた今日この頃なのだが一人の少女は
愛する人に渡せづに終わってしまった人がいた。その少女の名は
『ラム』である。その真相は2月13日の夜から始まる。
 
 
ラム  「♪♪♪♪」
鼻歌を歌いながらハートの形をした型からチョコを外していた。
ためしに作ったチョコを食べてみた。
ラム  「最高に美味しいっチャ。これならダーリンも食べてくれるっチャ」
箱の中に入れて包装紙まで巻き冷蔵庫に入れた。
そして台所から消えていった。
 
その夜の本当の真相を知っているものはただ一人その人の名は
ラムと同級生の女の子の『ラン』である。
 
その夜ランはレイのためにチョコを作っていた。
チョコをかきまわぜながら・・・・
ラン  「レイさんがこのチョコを食べて『好きだよ』なんて言ってくれたら・・・
     ランちゃん困っちゃう!」
型の中に流し終えて鍋を置いたときふとランの頭にラムが出てきた。
ラン  「ラムのやろーーー!もしレイさんに手出ししたら許さんどーー!」
ランはそのことを思うと心配になってしまった。
ラン  (もしラムがレイさんにチョコを渡してレイさんを奪うつもりなら・・・)
そしてランは大急ぎで支度をした。ランが持っている持ち物は
針金・手袋・金槌・ガムテープ・包装紙、そして失敗した苦いチョコだった。
 
          −諸星家の玄関前にて−
ランは袋に入れて持ってきた針金をドアノブの鍵穴に差込み
回したりひねったりして開けようとした・・ が 上手くいかなかった
ラン  (仕方が無い。他の作戦でいくど)
ランは庭に入り込み窓ガムテープを張り始めた。一枚の窓に張り終わったら
次に金槌を取り出して軽く叩き始めた。
      『トン トン トン トン トン ピキ』
窓に軽くひびが入り始めた。それでもランは用心深く軽く窓を叩いている。
            『バキ』
その窓は割れたと言うより外れたに近かった。
ガムテープを張っていたので破片が飛び散らず簡単に壊せたのだ。
ランは急いで金槌とガムテープを袋に入れると窓の無い窓枠を潜り抜け
チョコを探し始めた。戸と言う戸を開けて探している。この光景を見た人は
まづ、『泥棒』と叫ぶであろう。
ラン  (どこだーー!ラムはどこに隠したんじゃ。)
ランは居間中に散らかった物に目も向かず台所に行った。
そして・・・・・ ランは冷蔵庫に入ってた
丁寧に包装紙に包まれた箱を見つけるや否や手に持って振ってみた。
                 『カタカタ』
もうすっかり固まったチョコが箱の中で動いて音を鳴らしている。
ランは包装紙を強引に破き箱のふたを開けた。
 
綺麗に形の整ったハート型のチョコ・・・・。
ラムがあたるのために一生懸命作ったチョコ・・・・・。
 
それをランはレイに上げるチョコだと思い込み、ラムが作ったチョコと
失敗して苦くなったチョコを交換して、持ってきた包装紙で包み直し
冷蔵庫にしまってランは宇宙船へと戻っていった。
 
 
――――――――――――――――――――――――――
あとがき
 
久々の投稿です。(本当に久々だね〜)
バレンタインデーもすぎてしまったのにこんな小説を投稿するなんて・・・
と思わないでくださいね♪(苦笑い)続き遅れてしまったらすみません。
では〜。見てくださいね〜。     byミーナ


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