渡せなかったチョコ 2



−翌朝の2月14日 5:00−
ラムはまだ寝ている。下であたるの母親がランの散らかした物を忙しく片付けているだけだ。
ラムの衝撃的瞬間まであと13時間・・・・。
つまりPM 6:00にラムはあたるにチョコを上げるのだ。

そのころ作戦を成功したランは・・・・

ランはラムの作ったチョコをほったらかしにしてぐっすり寝ていた。
自分の犯した大失敗も知らずに・・・・・・。

ランも悲しい結末を迎えることになる。
それは昨夜でかける前の事・・・・

ランは型に流し終えた後、ラムがレイにチョコを
あげるかもしれないと思い込み、型に流し込んだチョコをほったらかしにしていたのだ。
レイ用に作ったでっかいチョコは半日ねかさないと固まらない。
今(AM 5:00)冷蔵庫に入れてやっと固まるくらいの時間だ。
だがランは爆睡して起きそうにも無い状態だった。
確実に時間はたって行く・・・・


友引高校2年4組では・・・(AM8:00)

あたる  「しのぶーーー。」
しのぶに近寄って手を差し伸べた。
   『チョコちょうだい』と表現している。
しのぶ  「あら?あたる君はラムから貰ったんでしょ?
      なら私のチョコはいらないじゃないの?」
      『ガラガラガラ』
いつもながら身だしなみがきちんとして白い制服を着た男が入ってきた。
面堂   「皆さん。おはようございます。」
そそくさと何人かが面堂の周りに集まり
女子   「面堂さん!これ私の手作りチョコなんです!」
女子2  「私も作ったんです!」
女子3  「あんた達だけ面堂さんに渡すなんて卑怯よ!」
女子   「なによ!あんたも渡せばいいじゃない。」
女子2  「そうよ!」

年に何回かこんな言い合いがある。
それは面堂が誕生日の日だ・・・・・。
あたるの横にいたしのぶも面堂の方に歩み寄り
しのぶ  「面堂さん。これ作ったんです。あたる君に
      渡すのはもったいないから面堂さん受け取ってください。」
面堂   「ありがとうございます。」
そう言うと面堂はラムのそばに近づき・・・
面堂   「おはようございます。ラムさん。今日僕の家に来ませんか?」
あたる   (面堂のやろう!ま。ラムは断ると思うがな)
あたるの予想が的中した。
ラム    「ごめんっチャ。今日の夜はうちとダーリンと二人っきりで過ごすっチャ。
       明日なら大歓迎だっちゃよ。ね〜。ダーリン。」
ラムはあたるの方に振り返り聞いてきた。
が、あたるは聞き流した。
あたる   (分かっとらん奴だ。)
面堂   「そうですか・・・・・。ラムさんのために作った食事もあったんですが・・・・」
面堂は下を向いて残念がってるふりをして誘った。
あたる   (面堂も分かっとらん。ラムは俺への思い一筋だから
       そんな手乗るわけ無いだろうが。でもラムも鈍感だからなもしかしたら・・・・・)
ラム    「う〜ん・・・・・。でもダメだっチャ。ダーリンとうちの二人っきりじゃないとダメだっチャ。」
断った言葉を聴いて少しほっとしていたあたるだった。


あとがき

ラムの作ったチョコの真相は次で明らかになりますよ♪
なんか久々書いていたのでキャラのしゃべり方を忘れかけてました・・(^^;
特に終太郎が少し変かもです・・・・。    



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