〜忘年会〜

 
本日は面堂邸恒例の忘年会。 
年末年始の休暇をとる黒子やサングラス部隊は多いがこの日だけは全員出勤なのだ。
サングラス部隊;ふ〜、いそがしい。
サングラス部隊;それを言うな、我々も同じではないか。
黒子やサングラス部隊は総動員されて忘年会の準備を行っていた。 
もちろん部外者の妨害を阻止するべく邸内の警備がいつもより厳しいのは言うまでもない。
了子;黒子、来なさい。
飛龍;(1番に到着)
黒子全員;了子様、何にございましょう。
了子;お兄様に楽しい忘年会をさしあげましょうね。
黒子全員;はっ!
そうして黒子は忘年会の準備の他にあることをし始めたのだ。 もっとも飛龍を含む数名は了子様のそばにいたが。
了子;本日は招待客が1名おりますわ。
飛龍;ほう、どなたでしょう?
了子;諸星様ですわ。
了子様は忘年会を行うにあたって諸星あたるに招待状を出していたのだ。 いくら邸内の警備が厳しいとはいってもこ
の了子様直筆の招待状さえあれば簡単に通してもらえるのだ。
了子;あら、おつきになられたようですわ。
あたる;(面堂邸に到着)
サングラス部隊;こら、貴様は何者だ。
あたる;(了子様直筆の招待状を見せる)諸星あたる、了子ちゃんに招待された者だ、この通り招待状もあるぞ。
サングラス部隊;了子様の招待客でしたか。
サングラス部隊;(門を開けてあたるを通す)
だがそれからしばらくして見つけてはいけない人が見つけてしまった。
若;どぴゅっ(あたるに斬りつける)
あたる;はしっ(真剣白刃取)何するんじゃい!!
若;なんで貴様がここにおるんじゃ〜!!
あたる;了子ちゃんに招待されたからに決まってるじゃないか(^^)
若;嘘をつくな〜!
あたる;(了子様直筆の招待状を見せる)嘘じゃないぞ、この通り招待状もある。
若;はっ、確かにこれは了子の字・・
あたる;こんなかわいい字は了子ちゃんにしか書けないよ〜(^^)
若;しかも諸星を指名している・・
あたる;これでわかったよね義兄さん(^^)
若;誰がおのれの義兄さんじゃ〜!!
黒子;どすぅっ(若をでっかいハンマーでどつく)
若;(倒)
黒子;さあ、了子様はこちらにございます。
あたる;了子ちゃ〜ん、今行くから待っててね〜♪
そうして黒子に案内され諸星あたるが了子様が待機している部屋へと到着した。
飛龍;(了子様の部屋の扉を開ける)おつきにございます。
あたる;了子ちゃ〜ん♪
了子;お待ちしていましたわ。
こうしているあいだにも会場となる大広間では着々と準備が進んでいた。
若;(了子の隣の席にある招待客のフダを見る)
サングラス部隊;若、いかがなされました?
若;ほ〜う、招待客が来るのか。
サングラス部隊;はい、了子様がご招待なさったそうでございます。
若;(ぞくっ)
サングラス部隊;若?
若;なんでもない、ただちょっと悪寒が走ったのでな。
そうして了子様もだんな様も奥方様も皆会場へ到着した。 その中にはあたるもいた。
若;なんで貴様がおるんじゃ〜!!
あたる;やだな〜義兄さん、俺は招待客じゃないか〜(^^)
若;誰が貴様の義兄さんじゃ!!
あたる;さっきの招待状をもう忘れたのか。
若;ということはまさかこの招待客の席というのは・・
了子;流石に勘が鋭いですわねお兄様。
若;(ぞくっ/悪寒)
了子;ここは諸星様の席ですわ。
若;おのれ〜、諸星そこになおれ、たたっ斬ってくれるわ〜!!
飛龍;どすぅっ(若をでっかいハンマーでどつく)
若;何をするかっ!!
飛龍;せっかくの招待客を大事になさいませ。
若;こいつのどこが招待客だー!!
面堂父;これ終太郎、せっかくの忘年会に刀を持ち込むでない。
若;ち・・父上・・(刀を鞘に収める)
こうしてだんな様の一声で忘年会は開会された。 もちろん我々黒子やサングラス部隊にとって楽しむ時間などほとんど
なかったが了子様や若にとっては例年通りの楽しいものとなったようだ。 特に若が・・
若;これはまたうまそうだな(口に入れる)
了子;くすっ。
若(ちゅどどどどど)ひゃふひゃひょひぇひゅふゎ〜(何じゃこれは〜!!)
黒子;炸薬にございます。
若;おのれ〜。
その後も我々黒子と了子様による楽しい仕掛けが続出し忘年会は無事閉会となったのだ。


〜一言感想〜
了子と黒子『飛龍』大活躍の、笑える忘年会話でした!
あたると了子が組むと、終太郎にとっていかに恐ろしい自体になるか、実感させられるような内容でしたっ。
黒子にまでどつかれてしまうとは、哀れな終太郎です。
今回とてもリズミカルでスラスラと読めました。ありがとうございました!


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