竹内里美 詩のページ
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かりんの花が咲き 水辺は音もなく
でも静かに たたずんでいる
丸いびい球玉 みかんの袋に入れた少女が
水辺の近くの坂道を降りていく
小さな吐息が少女の中から発せられている。
かりんの花を髪飾りにして 少女の一日は過ぎていく
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