竹内里美 詩のページ
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キツネとリスは仲良しだった
一緒に木の実や木の芽を食べた
ある日村に大型車がやってきて
山をけずった 谷をけずった
農薬一杯のゴルフ場を作った
仲良しだったキツネとリスは 足あとも残さずに消えていった
小さな命をけずりとった 運命のいたずら。
とり返しのつかない 愚かな人間たちのいたずら
リスとキツネは仲良しだった
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