竹内里美 詩のページ
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君に出した手紙は 銀色に輝いていた。
それは月の光に照らされていた様に
何ていえばいいんだろう 水色の草の上
寝ころんで読んだ児童文学みたいに それはわくわくする
僕をとりこにした手紙 それを僕が書いたなんて信じられないんだ
でも君に届いたはずなんだ確かに
銀色に光る月の光に守られた手紙
大切なものぼくは何かを一つ失うかわりに 君を得た
その銀色の手紙 ただ僕は何かを失い君を得た 光の中から
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