アドバイス++++

<庭球作家に20のお題 01*アドバイス>


「なぁ、手塚。もっと笑顔を見せろ。」

「はぁ・・?」

乾からのとつぜんの言葉に手塚は驚いた。
「だから、もっと笑ってみてもいいと思うんだ。そうすれば部員たちだって少しは手塚に接しやすくなるんじゃないか?そして不二だって・・・」

「走りたいのか?乾。」

「やだな、手塚。そんな露骨に怒らなくても。」

手塚はキリっとした目を余計に鋭くさせ乾をにらんだ。

「ちょっとまってろ。」
乾はそういうとジャージのポケットの中をあさった。そして鏡を取り出すと手塚の前に出した。

「こう唇をくぃっとあげて目じりを下げて・・・」
手を伸ばし乾は手塚の顔に触れた。言った通りにさせようとひっぱた直後。


「・・・乾?なにやってんのかな?僕の手塚になれなれしく触らないでよ。」


不二は乾の手をつかみ取り振り解いた。
「・・不二・・!」
手塚の困った声にも戸惑わず不二は乾を笑顔で眺めた。そして乾に近寄ると耳元で囁いた。


「手塚の笑顔なんて僕と二人っきりの時だけでいいんだよねぇ・・・?いぬい・・・?」
「ハイ。」


「行こうか、手塚vv」
不二は手塚の腕をつかむと乾から去っていった。


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わーー、ショボ。ごめんなさい。
その前になんで乾は鏡を持っているのか。キモイよ、乾。
えっと、お題はじめました!!庭球であると思わなかったわ☆

次のお題→引退

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