地下鉄で起こったこと。


ヒュウウゥゥゥ・・・・。地下の暗闇の中で電車がゆっくりと停止した。

と、同時に、徐々に弱っていく懐中電灯の灯りのように、電車の照明がすうっと落ちていった。

「あれ、停電だ」

「わあ、こわーい」

「どうしたんだろうね」

それぞれに不安を口にする乗客たちだが、それほど口調に切迫さは感じられなかった。

大都会の地下鉄だ。たかが停電、なにごともなかったようにすぐ走り出すさ。

平和に慣れきった根拠のない自信が、そんな余裕となっているのがこの国の人々なのだろう。

だが1分、2分と(おそらく)時間が経過するにつれて、

こんどはほんものの不安が漆黒の車内をさざ波のように拡がっていった。

「車内放送とかすればいいのにね」

「でもほら、停電だし」

「あ、そっか」

下校途中のアヤはとなりに座っている(はずの)同級生の向こうや辺りを見回した。

ざわめきは聞こえるが、どこも真っ暗、そもそも自分がいまなにを見ているのかさえわからない。

ときどきライターの炎などで車内がほのかに照らされるが、それも長続きはしない。

ガシャーン!

とつぜんどこかでガラスの割れる音が響いた。そして若い女の叫び声。

「え?え?なにこれ?!きゃあ!!」

一瞬甲高く響いたそれは、すぐさま闇の向こうへ消えていった。

静寂。そしてパニック。真っ暗な車内は騒然となった。

パリーン!ガシャーン!!

その混乱に拍車をかけるように、窓ガラスがあちこちで破裂し、悲鳴が交差する。そのとき、

ずるっずるっずるっ

なにか重いものが床を這うような音がアヤの耳に入った。

ア、アレはなに、と思った瞬間、アヤの身体になにかが巻きついた。

生暖かく、生臭いなにかが。

助けを呼ぶ間もなく、それはアヤを座席から引き剥がすと、どこかに向かって移動をはじめた。

暖房の効いていた車内から外へと出たのが顔にあたる冷気でわかる。

だれか・・・だれか助けて・・・

柔らかく、だが強く身体を締めつけるソレのおかげでうまく声が出ない。

しかもこの臭気を嗅いでいると、だんだん意識が遠くなってくることにアヤは気がついた。

だめ、逃げなくちゃ、なんとかして・・・・

どれくらい時間が経ったのだろう。身体に刺激と寒さを感じてアヤは目を覚ました。

なにかの待機所?事務室?机とロッカーだけの人気のない部屋。

点いたり消えたり不安定だが、うっすらと照明もある。

しかしそれよりも、自分を覚醒させた原因・・・身体をまさぐる無数の触手にアヤは息を呑んだ。

セーラー服とその上に羽織ったセーターは首もとまでたくしあげられ、胸が剥き出しになっていた。

ネバネバする粘液を吐き出すタコの脚のような触手が、やわらかな乳房を揉みしだきながら、

ピンク色の乳首に巻き付いたり突ついたりしてもて遊んでいた。

「ひいいいい!」

身体をよじるアヤだが、手足はおろか、身体にまで巻き付いた大小の触手はびくともしない。

その自分の足先のむこうでは、いくつもの感情のない冷たい黒い眼が自分を見ていることにアヤは気がついた。

表面を細波のように震わせるブヨブヨとした肉塊。

次々と無数の触手をこちらにのばしてくる本体だ。そのとき、その肉の一部が割れて、

一本の極太の肉棒がゆっくりと近づいてきた。

それはアヤの身体を拘束するタコの脚状の触手とはまったくカタチが異なり、

蛇のような頭を三つ持った禍々しいシロモノだった。

蛇の首状の部分がそれぞれ別々に動き、アヤの太股にまとわりつく。

他の触手から吐き出される粘液を自らにからませながら、

それは、ゆっくりゆっくりと上へと這い上がっていく。まるで愛撫でもするかのように。

恐怖でパニックになろうとする心を押さえつけ、

なんとかこの戒めから逃れようと首の動く範囲で見てみれば、

どうやらアヤの身体は無数の触手によって中空に吊された格好となっているらしい。

下を見れば、埃だらけの床には触手から滴り落ちる粘液が大小の水たまりをつくり、

その中に、無惨に引き裂かれたアヤのブラジャーとパンティが落ちていた。

え?え? じゃあ、あたしいま下になにも履いていないの?

どこか自分の深い場所から沸き上がる恐怖が背筋を通り抜けた。

そして、太股の辺りを這い上がってくる複数のヌメリとした感触に鳥肌が立った。

わかった気がする。

自分を見つめるあの黒い目の目的。いま自分の太股を這い上がってくる異質の触手のカタチ、目的。

いまいちど、そして今度は先ほどとは比較にならないほどのあらんかぎりの声で、アヤは悲鳴を上げた。

アヤの脚を大きく開かせていた触手が、淡い草むらをかき分けながら秘裂をまさぐりはじめた。

何本かはその狭い中に浅く分け入って、敏感な部分に刺激を与えていた。

そして耳や首筋、乳房、尻などなど全身の隅々にまで。

まだ男を迎えたことはおろか自慰すら経験のないアヤには、

それは未体験のおぞましい感触であると同時に、人間には決して不可能な極上の愛撫であった。

何本もの触手が要所要所の性感帯をときに強く、ときに繊細に、自在に蹂躙する。

「はあ、あ、、、あああ、イヤあ・・・そんなダメえ」

醜悪な触手に辱められている嫌悪さを徐々に乗り越えて、

やがて、せつない吐息がアヤの口から漏れてきた。

男を知らない白い身体がうっすらとピンクに染まり、

可愛らしい顔に不似合いな恍惚と官能の色を帯びてくるころには

くちゃ・・・ぴちゃぴちゃ・・・

秘裂をまさぐる触手の音に微妙な変化が現れ、しこりが堅さを増す。

床に滴る粘液にも、触手群が吐き出すのとはまたちがう液体が混じりはじめる。

だが、秘裂を執拗に攻め続けてきた触手が、なぜか一斉にすっと引いた。

「・・・え、え?」

とめどもない快感から急に解き離れて、アヤは思わずとまどいの声を出した。

だが、すぐにその理由がわかった。下腹部にあてがわれた感触、

あの極太の蛇首ーーーもうアヤにはわかっていた、あれは生殖器なのだとーーーが

アヤを犯す時が来たのだ。

下腹部に激痛が走った。アヤの処女を引き裂くように、一本の生殖器がヴァギナに分け入ってきた。

「痛い痛い痛い!やめてやめてやめて!!痛いよお!!そんな・・・そんな太いの入らないよ!」

先ほどまでの身を蕩かすような快感から、一気に処女喪失の激痛に、アヤは長い髪を振り乱して泣き叫ぶ。

だがそれだけではない、三本の生殖器だ。

他の二本もいっしょに入り込もうするが処女の狭いヴァギナにはとても無理とみたか、

とりあえず一本は肛門から入り尻を犯しはじめた。膣と腸、まさに薄皮一枚隔てて二本の極太の生殖器が、

泣き叫ぶ制服の少女の下腹部を占領した。ひとつ、ふたつ。床に処女の証が赤く滴った。

きつい膣を力任せに奥まで犯した一本は、それだけでひとつの生き物のように中でのたくりまわり、

びくびくと蠢く醜い瘤を、まるで己の陵辱の刻印とするように膣の内壁にすりつけていく。

入口まで戻ると再び奥へと突き入れるピストン運動を繰り返し、

アヤに激痛とかつてない快感を交互に与えた。

幾度となくその動作を繰り返したあげく、奥に突き入れたままそこで、ぐっとひとまわりも膨らんだ。

そして、耐えて待ちわびた歓喜の雄叫びのように、子宮に向かって熱い獣液を迸らせた。

「いやああああああああ!」

それはまたひとつ、アヤの一部の喪失を意味するものだった。

存分に獣疫を吐き出した生殖器が、アヤの膣で吸収しきれない大量の白濁液をボタボタと滴らせながら引き抜かれた。

と同時に、行き場がなく、処女血や粘液に濡れる突起をまさぐっていた

もう一本の肉棒が、待ちわびたかのようにアヤを犯しにかかる。

尻に突き入れられた一本は膣に挿入された新しいモノに動きを合わせ、動きをさらに激しくしはじめた。

獲物に休みなどはない、獣の論理ではそうなのだ。

いくどか気を失いながらも、歯を食いしばって陵辱に耐えるアヤに変化が現れてきたのは、

それからしばらくしてからだった。

アヤは知る由もないが、さきほど膣内で放出された獣液には、強い淫催作用がある。

その効き目は強烈だった。

「はあああん、あ、あ、あ、奥が、奥が熱いの・・・どうしてどうして・・・ああああ」

いまやアヤの声は、はっきりオンナの喘ぎ声となって狭い室内に響きわたる。

触手に強制されるまでもなく長い脚を大きく開き、激しく突き上げる獣の生殖器の動きに

求めて腰を降りはじめたのだ。

「もっと奥に!もっと奥に深くちょうだい!!もっと乱暴にあたしを犯してえ!」

あれほど嫌悪していた触手にも自ら手を伸ばし、ごつごつしたコブを愛おしげにさすりはじめ、

かたちのいい乳房に撫でつける。

「いいの!いいの!!お口にもちょうだい!ほしいの、ほしいのよ・・・」

興奮したその声に応えるように太い触手の一本がアヤの口元に伸びてきた。

醜悪な形状の触手に向けて、それまでキスすら許していなかった唇がうっとりと開かれる。

せいいっぱい小さなあごを動かしながら喉の奥まで届くディープなフェラチオ。

ときおり小さな舌がちろちろとその先端や筋を舐めあげる。

少女の絶頂が近づいた。

いくどとなく小さくイキながら、より大きな高みへ登りつめていく。

「なに?!なに?!あ、あたしどうなっちゃうの?!イク、イク、いっちゃうううううう!!!!!!!」

アヤの身体が弓なりに反り返る。

同時に膣の奥深くに挿入された生殖器から、再び熱い獣液が迸った。

「あああ、ああああああ・・・・」

それははじめての絶頂を最高の快感として得た悦びか、それとも獣に心まで汚された悲しみか。

どこまでも精力に満ちあふれた触手にさらに蹂躙されながら、

アヤの頬を涙が流れていった。

ふう。犯される前の絵を書くゆとりがなかったので、

今回の絵はこれだけ。やっぱり制服はいいね、少女はいいね。

ストーリーはオマケです。デキは揶揄しないでね。(^^;;

なんかシチュがほしいかなと思ったので。

ついでにしちゃ、長いなあ。

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