感 染
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事が発覚すると二人は、軍法会議か実験奉仕の二択を迫られた。後者を選んだのはいうまでもない。
内容物も定かではない注射を打たれた後、ふたりは二週間、徹底的な監視下に置かれた。
だが、結局なにも起きず無罪放免。
さっそく町に出かけ、目に付いた少女をクルマに押し込むと、人気のない場所で犯しはじめたのである。
だが・・・
なにかがおかしい。まもなくふたりは体の変調に気がついた。
身体が・・・溶ける・・・。そんな感覚。
そう、発症こそ遅かったが、彼らは感染していたのである。
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「オレ?オマエ?ドッチデモイイヤ、モットモット、オカシテヤレ」
混濁した意識の中で、さらに原始の欲望が鮮明になる。
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輪姦の最中から半ば意識を失っていた少女が、異変に気づき
不自由ながらも顔を上げ、そして目を見張った。
うねうねと蠢く、おぞましい触手の固まりが自分を貫いていた。
「き、きゃああああああああああああああああ、う、うぐうぐうぐ」
そして人外の陵辱の時間が訪れた。
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