きぬこMISSION

「嫌がりながらも無理矢理犯されてしまい、事後の一服を美味そうに吸っているワンゼの横で泣き崩れているサンジ」


 

「ラーメン拳法“秘技”!!」

スパァン!

いきなりワンゼがパンパンと麺打ちをはじめた。

シュルル パァン!

「麺を鍛えて!! 麺を鍛えて出来上がる!!」

「何だ、こりゃ。」

唖然とするサンジの目前で、麺が姿を変えていく。

「必ずイかせる夢の(MEN'S)触手!!」

 

「イけ麺!!」

ドン!!!

 

「いや、ちょっと待て。」

どん、じゃなくて。

 

「さっさっさーっ!! ラーメン拳法の極意は麺を自在に操る事にある!!」

「食い物で遊びやがって。…って、だからちょっと待て。待てって。」

「この(MEN'S)触手でイかなかった奴はいないよーっ!」

 

しゅるっと麺がまるで生き物のように動いて、サンジの足に絡みついた。

「うわっ!!」

それはあっという間にサンジの手を捕らえ、胴に絡みつく。

「麺ズ軽装(カジュアル)! 三点セット!」

「ひっ!」

サンジの体に絡みついた麺が、ちゅるるん!と、服の中に滑り込む。

細い麺のひだが、乳首をつまみ上げた。

サンジが大きく体を震わせると、その隙に、別の麺がズボンの中に入り込む。

こしの強い細麺は、衣服の隙間のどこからでも、たやすく中に入り込んだ。

まだ萎えていたものに、ちぢれ麺がうねうねと絡みつく。

「うあ…!」

驚いて腰を引いた瞬間、別の麺がするりと後孔を撫でた。

「ああッ!」

細い麺の束が、乳首をきゅむきゅむと摘んだり引っ張ったりしたかと思うと、繊細な動きでペニスをきゅっきゅっと扱きあげ、後孔の入り口をちゅるるんと撫でる。

「さ、三、点…セット、ってな、こういう…意味かよっ…!」

「そのとーりっ! どんな不感症でも、この三点責めに耐えられた奴はいないんだよーんっ。」

 

だよーん、とか言ってんじゃねぇ。

てめぇはおそ松くんに出てくるデカパンか。

いや違う。デカパンは「〜ダス」とか喋る奴だ。

だよーん、はそうだよ、名前も「ダヨーン」だよ。

 

快楽に流されそうな頭で、必死に考える。

別に必死になって考えるようなことでもないのだが、何かをとにかく一生懸命考えていないとこの快楽に流されてしまいそうだ。

だって、“どんな不感症でも耐えられない三点責め”だ。

人一倍敏感なサンジにはたまったもんじゃない。

無数の麺がズボンといわずシャツといわず入り込んで、サンジの肌を撫で回している。

ちゅるるるるるるるるるるん

「ふああっ…!」

気持ちよさに気が狂いそうだ。

思わず腰が揺れる。

蠕く麺に、ズボンを脱がされたのにも気がつかなかった。

「シャツは脱がさないよーん。下はすっぽんぽん、上は半脱ぎ。これが男のロマン!!」

ちゅる、ちゅるるん、と麺はサンジの体を嬲っていく。

麺はコシが命。

細いちぢれ麺はあっさり系のつゆとよく絡む。

絡む…から…、絡ませないで…

 

細い細い麺がうねうねと後孔に入り込む。

指よりも細い麺は、むりやり入り込んできても痛みは無い。

むしろ、もどかしい。

どこまでもちゅるんちゅるんと優しい感触だけを後孔に残している。

「あ、あっ…、んあ…、ん、んっ…!」

乳首の責めもそうだ。

ゾロに舐められるのよりも、ずっと優しく、ゆるいやりかたで、ちゅるんちゅるんと舐められる。

「うあ、あ、あ…、あ、…くそ、姦る、なら…、さっさと姦れ…ッ!」

もっと強い刺激が欲しい。

 

その時、ペニスに絡み付いていた麺が、尿道口を拡げ、中にちゅるるるん、と入り込んだ。

「ひあああああんっ。」

自分でも驚くほど甘い声が出た。

羞恥にハッとしてワンゼを見る。

が、ワンゼは顔色ひとつ変えずにサンジを見ている。

ゾロだったら、サンジがこんな声を上げたら、即魔獣モードなのに。

と、その時。

「うおー。勃起した。」

 

勃起したのかい!

 

もうやだ、こいつ。

食い物おもちゃにするし、変態だし、ココロばーさんの息子みたいな顔してるし。

 

サンジの尿道を犯している極細麺は、ちゅるるんちゅるるるんと尿道の中をいったりきたりしている。

「ひ…ィ…っ…!」

しなやかなコシのある麺が、ちゅるるるるるん、ちゅるるるるるるるるるるん、と。

「はァ…、んあ、ぅん…っ、あ、はぅ…。」

痛みは無い。

さっきから痛みなんかどこにも無い。

むしろ痛かったらよかったのに。

だってこのままじゃ、尿道でイッてしまう。

ちゅるるんちゅるるんされながらイッてしまう。

ちゅるるんちゅるるん

麺はサンジの尿道を犯し続ける。

尿道の中をちゅるちゅると麺がのたうつたび、甘美としかいえない疼きが背筋をぞくぞくと這い登る。

ちくしょう。キモチイイ。

本気でイク。

麺に犯されてイッちまう。

食材に犯されて、イクなんて。

「も、早く来い、よぉっ…! バカマリモ…!」

ちょっと弱音なんか吐いてみた。

 

「マリモ? マリモに犯されたいのか? 変態だな、お前。」

「お前に変態とか言われたかねぇってんだよ!!」

思わず怒鳴ったら肛門にきゅっと力が入って、麺を締め付けてしまった。

麺のうねうねを露骨に感じて、サンジはまた、はうっとなってしまう。

ワンゼは目の前で、うーんとちょっと考えて、

「マリモの麺は作ったこと無いが、緑の麺ならお手の物だ。」

と言って、また新たな麺を打ち始めた。

「緑といえばほうれん草!ほうれん草を練りこんだ翡翠麺!」

パァン パァァァン!

それはあっという間に形を成し始める。

今度は細麺じゃない。太麺だ。

その太麺が束になって、更に太くなって、なんだか卑猥な形になって…

それはもう、まんま…ペニスだ。

「これであなたもばっちり昇天! リトルグリーン麺!

待てクラァ!!! 版権とかもっとデリケートに扱いやがれ! 舞浜ネズミ関係はやめんか! しかもそれのどこがリトルだ! ゾロより立派じゃねぇか! 挿入るかそんなもん!」

「やかましい! これをお前のそのエロ孔にぶちこんじゃうよーっ!」

「やめろ、ばかーーーーーーーーーっ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暴走するロケットマンが、凄まじい勢いでパッフィング・トムに突っ込んだ。

 

飛び出したくてうずうずしていた船長が飛び出していく。

列車の上を一目散にかけていく船長を見送って、ゾロは、とにかく最後尾のドアを開けた。

そして愕然と立ち尽くす。

いきなり目に入ったのは、倒れ付している真っ白な足。

よく見知った、どころか、毎晩のように愛でているその白い足が、ズボンどころかパンツもはいてない、と悟った瞬間、ゾロの全身の血が沸騰した。

半脱ぎ…というか、半脱がされ?のシャツの裾からは、あの可愛い可愛い丸い尻が、ぷりんとちらりと見えている。

 

尻が。

コックの尻が。

 

まさか。

 

「コック!」

駆け寄ると、サンジは伏したまましくしくと泣いていた。

その頬は上気して、やばいほどに色っぽい。

抱き起こすと腹の辺りに白濁液が散っているのがわかった。

 

すうっとゾロの脳天から血の気が引く。

まさか、強姦されたのか?

とは、とてもじゃないが恐ろしくて聞けない。

「ゾ…、俺、お、…麺に…、麺…、つるつるしこしこ…、コシが命…、背脂ちゃっちゃ系…、イッちゃ…。」

何を言ってるのかさっぱりわからない。

「コック!!!」

ゾロが叫ぶと、

「呼んだ〜?」

と呑気な声がした。バッと殺気を込めて顔を向けると、そこにはワンゼがいた。

「いやあー、一仕事終えた後の茶は格別だね。一服一服。」

そう言って茶を啜りながら。

 


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