硝子珠 




 記念すべき、かどうかは判らないけれど 
 「螺旋」に載る事になった一番最初の作品。 
 2001年3月当時の作品なので 
 今とはだいぶ作風が異なる・・というかなんと言うか。 
 まだ素直な表現方法をしているので 
 判り易いです。比較的。多分。 

 ひとつずつ吟味して落とす硝子片は 
 不完全で「必要無い」人間像 
 逆に、硝子珠=タイセツナヒト 

 そういう感じ。 
 硝子片は欠けてて、下手すると怪我するでしょ 
 硝子が欠ける と 人間性の欠如
 そういう例え。 
 硝子珠は安全のように見える。 
 でも両者とも脆い。 
 タイセツナモノほど、転がって離れて行くのは簡単。 

 実はこれ 
 「近くに居て」の後にもう一文あったのですよ。
 消してあるけれど。 
 確かに、無い方がマシ。あるとくどい。 

 今現在 こんな素直な表現は出て来ません 
 この時の詩のほうが良かったと言われることも。 

 詩っていうのは、自分自身だと思っているのですが。 
 まあ、それもアリなんでしょう。


                                       


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