このページでは修得した剣技カードをテーマに文章を書きます。
まず、剣技カードに行く前に早乙女範士との思い出語りにつきあっていただきます。最終電車で酔っぱらいに絡まれたと思って諦めて下さい。

剣豪伝について本格的に打ち合わせをしたのが夏コミ後です。
その証拠がこれです。

インデックスの下書きをＦＡＸで送ってもらったのですが右下にあるニョロニョロは「030821」という日付です。夏コミ後、すぐに描いてもらったものです。
修行開始時のインデックス用には私が「このようなポーズにして下さい」と資料を渡していました。そして早乙女さんがその通りに描いて下さったのですが、「もっと躍動感を出して下さい。」と言って描き直してもらいました。

早乙女さんお薦めは右側の大きい物です。
「これなら、ゾロの表情がよく見えますよ。」の一言に即決。
私の大好きな不敵に笑う顔にしてもらいました。
このインデックスでは私の欲望を抑えきれずに、ゾロに「ワル」な表情を付けてもらったのですが、剣豪伝では「ストイック」というコンセプトで、全体のゾロのイメージを統一しようという事になってました。
ゾロ誕企画も何度もやってくると内容が似てきますし、せっかく去年の「怪盗ゾロ」と違う企画を立てたのですから、印象も異なる物にしたい、という総帥の思惑です。怪盗ゾロでは泥棒で野性的なイメージがあったと思いますので、剣豪伝では真面目で凛とした感じで統一しようとしました。

そしてアニメバナーではゾロが開眼するのですが、これも目を閉じた状態が「準備（道場募集）」で準備段階のインデックス絵とリンクしています。そして開眼後が「始め（修行開始）」という裏ストーリーまで作り上げ、これを決めている時の私達はキャアキャアと足をバタバタさせながらはしゃいでいました。
本当に楽しかったです。

つまり、「楽しかった。」と、こう言っているのです。私は！

さて、そんなこんなで企画サイトを地味に構築しつつ、９月には若竹で「あなたの好きなゾロの剣技アンケート」を行って、剣技の人気傾向を調べました。この結果から、剣技カードの枚数を予測しようという目的です。
それと同時に誰が何に投票したかも全部記録していますので、このアンケートに投票した人で、剣豪伝に道場参加してる人は、「投票した剣技のカードを作成している」可能性が高いので、剣技カード収集に個人的に役立てます。
このアンケート通りなら紺野さやかさんは三千世界、きょじんさんは龍巻きを作っていると思われます。（この文章は11月8日に書いています）

さて、若竹で行った剣技アンケートで、非常にショックな事実が発覚しました。

なんと、牛針が０票でした。
この結果を見た時から、私が描く剣技カードは「牛針」と決まったのです。
それが総帥の義務だと思いました。

剣豪伝の内容は早くから決まってましたので、早めに剣技カードを描こうと思ってました。しかし何度下書きをしても、思い通りに描けず、それよりも剣豪伝のサイト構築やアクセスアップの計画を練ったりした方が楽しかったので、結局道場師範としての参加は諦めました。心残りなのは「牛針」です。

「牛針描いてくれる人、いるかなー。」と弱気な声を出していると早乙女さんが「私が描きますよ。」と言ってくれました。早乙女さんが描いてくれるなら！と、スッキリし道場師範への未練もすっかり無くなったところで、剣豪伝の運営に全勢力を注ぎました。そして胸を張って「剣豪伝こそが私の作品です！」というつもりでした。

・・・まぁ、最終的には道場参加したのですが。

結果的に早乙女さんに牛針を押しつけた形になってしまいましたが。

わーい。牛針だーい。最も印象の低い技（若竹調べ）でーす。わーい。わーい。

と言う訳で、いよいよ早乙女さんの剣技カード登場です。（遅！）

ほら！牛がいるよ！え？どこ？ほら！ゾロの耳の後ろ！え？耳？！
大丈夫です。私もこの牛が見えるようになるまでに２年の年月を費やしました。今では目を閉じていても、勇ましい牛の姿が見えるような気分になれます。（病は気から！）
私、知ってます。ゾロが牛若丸だってこと。そして、ここが京の五条の橋の上だってこと。ゾロの吹く笛が縦笛でなく横笛であること。そして情熱の国はスペインだってこと。もう、早乙女さん、素敵。私のイメージする素敵牛ポイント網羅しまくりでモー大変！私なんて牛といえば乳か、近鉄バファローズしか思いつかなかったので、その延長で剣技カードを作っていたら骨密度カスカスな物が出来上がっていたと保証します。
こんな小さいスペースに、燃え上がる闘志と力強い血潮を表現してくれた早乙女師範に敬意を払いつつ…