これはWGTに載せるべきかどうか長い間迷っていたが、cached.netに掲載され多くの人の目にする所となってしまったので、思い切って長い記事を書いてみる。

先日更新されたPunkBusterの設定例では、/m_pitchなるコマンドに関して制限が設けられていた。このコマンドは、垂直方向の/sensitivityに影響するもので、/m_pitch 0とすると、照準は全く上下しなくなる。これはつまり、平地では/centerviewなどで頭部に照準を定める事で、マウスを適当に動かしても、ヘッドショットのラインから上下に動かなくなる事を意味する。また、/m_pitch 0.005のように小さい値を指定すると、移動量は少ないものの、照準が上下に動く。これによって、ヘッドショットの位置を保ち易く、且つしゃがんだ相手や、段差のある地形でも容易に狙いが取れるようになる。

PunkBusterの設定例では、/m_pitchだけが制限の対象となっていたが、/sensitivityを低くして、/m_yaw （水平方向の移動量）を高めれば同じ効果が得られてしまう。また、/cl_freelook 0も、/m_pitch 0と全く同じ挙動をする。

もし、これらの設定がゲームバランスを崩すと思ったサーバ管理者の方がおられたら、PunkBusterを導入し、上記3つのCVarに関して制限を設けてみてはどうだろう。予め禁止してあれば、お互いに余計な疑念を持たずに、気持ちよくプレイができるのではないだろうか。