★★★コース 

by 猫柳さん

MasohKishin
〜the Lord of Elemental〜
+Thanks+




「Apple Tea Trap」



 マサキはシュウの召使としてフリフリのレースのついたメイドの格好をし、毎日世話をしていた。
 格好からして恥ずかしくてたまらなくイラついている不器用なマサキにかなりの難題ばかりを押し付けて失敗をすれば遠慮なきお仕置きを下す。

 そんな毎日の繰り返しだったが今日はいつもと違う反応が帰ってきた。




「マサキ、よく出来ましたね」
「こ、このくらい・・・なんともねえよっ」
「そうですか?  いつもは茶葉が多すぎてお湯より溢れてたりそうでなくても味が濃すぎたり、 逆に薄すぎてお湯を飲んでいるようだったりと、 極端だったのに今回はこんなに美味しく・・・改心の一作・・・と、言ったところでしょうか」

 紅茶を入れたのだ。

 シュウの言うとおりマサキの淹れるお茶はそれはそれはもう普通に飲めた品物ではなかった。
 今までは・・・
 だけど、今日のティータイムについに進歩が生まれた。 とても香ばしく色も鮮やかで温度も丁度よく、味の方も喉越しがとても良かった。

「今日の御茶はアップルティーなのですね・・・ 毎日飲みたいくらいです」
「たまには自分で淹れろよ・・・お前の方が上手いんだしよ」

 それに驚きが隠せないほどの微笑をシュウは浮かべた。
 マサキは悪態をつくが結構ソレが嬉しかったりしたのか頬が、 いや、耳まで顔全体が真っ赤に染まっていた。
 まるで今淹れたその美味しいと言われたアップルティーの如く。

 微笑しその愛しい頬に優しく手を添えて、ゆっくりと撫でた。
 マサキはその感触の心地よさと褒められた事に小さく笑ってシュウを見つめていたが・・・

「まあ、そう言わずに・・・コツがわかったのなら次も同じくお願いしますね?  マサキ」
「・・・・・・う」

 その言葉で途端に顔色を変え、エメラルドの目は明後日の方向を、 顔には汗を流しながら完全にシュウから視線を反らした。

「どうしました?  まさか・・・ただの偶然、だなんて言わないですよね?」
「!?」

 物凄く図星だったようだ。

「・・・やれやれ、直ぐ顔に出る人ですね。 やはりそんな事だろうとは思っていましたが・・・さて、どうしたものでしょうね」

 マサキも顔に出るがシュウも人の事が言えず、今のマサキの心境は

『よからぬことを考えてやがる!!! この顔は絶対そうだ!!』

と、思わせるほどだった。

 ・・・マサキの場合は素で顔に出るであろうがシュウは普段ポーカーフェイス。
 完全にマサキの反応を楽しんでいるとしか思えないほどに今のシュウはアメジストの目は細められ、 見るからにわざとらしく腹黒い微笑を浮かべていた。

「そうだ」
「な、なんだよ・・・っ」

 ほら来たと言わんばかりに、マサキは身構える。
 そんなマサキを大丈夫ですよと宥めるように今度は優しく微笑んだ。

「私のために、 次も頑張って美味しい紅茶を淹れてくれる様・・・御褒美を差し上げましょう」
「へえ? 思ってたより意外とまともな・・・」

 言いかけた言葉を構うことなく一気に腕を掴み引き寄せた。
 なんだと言う前に既にシュウのペースに飲まれていた。

「・・・では、早速」
「って、・・・え?」

 驚くほどにすんなりと、抵抗するまもなく膝の上に座らせる体勢にさせられていた。
 しかも、片足を両足ではさむ様に・・・ スカートを穿いている今のマサキにはこの体制は直に感じる部分を押し当てられている。
 それにビックリして身体が小さく跳ねたが・・・

「っ!?」
「怖くないですよ。そんな硬直する事はありません・・・」

 マサキのスカートを捲りさわさわと、太股を厭らしく撫でると敏感な肌がまた反応する。

「いつもとかわらねえじゃねえか!!!  変態! セクハラ! 訴えてやる!!」
「落ち着いてください。いつもと違い優しくしますから・・・ほら、 リラックスして・・・」

 涙目で罵声を上げるマサキを宥めるように優しい声で耳元で呟く。
 それに悔しいほど安心感を覚えてしまい、 シュウの思うように落ち着きを取り戻して小さいため息を付く。
 それを見てシュウも安心したのか、パットの入っている胸を、やんわりと掴んだ。
 本物の胸ではないのに何故か敏感に反応を示していまい、マサキは小さく声を上げた。

「・・・ぁ・・・!」
「ね、気持ちいいでしょう・・・?」

 くすりと微笑を浮かべ、今度は揉む仕草を始めた。
 片方の胸だけを片手でゆっくりと、だがマサキが頬を真っ赤にし、 息使いも荒くなるのを見てそのスピードを徐々に上げていく。


ごほうび中ですv


「は・・・う・・・や、・・・んん・・・な、 なんで・・・作り物でこんな・・・っ」
「マサキが敏感すぎるんですよ・・・ふふ、 そんなあなたが可愛くて仕方ないですがね」

 びくびくと痙攣を起こす体をまた落ち着かせるように優しくキスをしたあと、 ふと下を見ると・・・スカートの一部分が立っていた。
 それを空いているもう片方の手の指先でつんと触ってみるだけで、マサキは過激な反応を示す。

「ひや・・・っ!」
「ここも・・・可愛がってあげないと駄目なようですね」
「そ、そんな事・・・な・・・あ・・・っ」

 邪魔なスカートを捲り上げ、 下着からそっと出すときゅっと掴むと既に固くなっているそれを上下に摩擦運動を起こす。
 いつもならそれが最初なのだが、 今日は徐々に快楽を与えられていたのですんなりとその行動を素直に受け入れてしまうほどに、 気持ちよかったらしい。
 シュウを満足させる喘ぎが簡単に出てしまうほどに。

「あふ・・・っ」
「可愛いですよ、 マサキ・・・今日はいっぱい優しく・・・可愛がってあげます」





 数分後、ソファーに座るシュウの膝の上をマサキは椅子のようにして座り、 力なく胸に寄りかかる体勢で眠っていた。

「こうして見てるとまるで猫ですね。 今度は猫耳でもつけて見ますか・・・でも、マサキが怒るでしょうか」

 でも、と・・・数秒考えてから口元がニヤリと微笑んだ。

「いえ、ゆっくりゆっくり時間をかけて調教すればきっと・・・ククク」


 優しさの裏腹はやはり腹黒かった・・・。


 そんな事を知らず、マサキは小さな寝息をたて、眠っていた。


[猫柳さんのサイトはこちらです]





 イ・・・イラストに加えて、小説まで頂いちゃいました!
 いや・・・頂いたというか、「載せさせて!」とおねだりしちゃったというか・・・(汗)

 もう、妄想率(何それ?)通常の3倍どころじゃないコトになってます!
 お茶がうまく淹れられないマサキが、らしすぎて可愛いですv
 更にそんなに敏感なんて・・・!(//><//)
 白河さんは、喜々としてセクハラし過ぎです!
 そして非常に不安を残す終わり方(笑)
 猫柳さん、猫耳編も是非!(待て!

 余談。
 テキストで頂いたものを、ワタクシめがHTMLにしましたので、 読みにくかったら風媒花のせいです。(-_-;)
 タイトルもワタクシめが勝手に・・・。センス無くてすみません・・・。




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