★★★コース
by 風 媒花 |
MasohKishin
〜the Lord of Elemental〜
+NOVEL+
それはほんの些細な過失。 ──ご主人様が、朝に好んで飲む紅茶の茶葉を間違えた。 ただ、それだけのこと。
そのご主人様が極端な低血圧で、午前中のご機嫌が極端に悪くさえなければ、
お茶を入れ替えるだけで済んだくらいのこと・・・。
噛みつくような使用人の抗議に、主人──シュウの目は冷たく走る。
「反省の色が全くありませんね・・・、マサキ・・・」 手首を掴んで乱暴に引き寄せると、小さな身体は簡単に胸の中に倒れ込んでくる。
「何すんだよっ?!」 刺すような一瞥のあと、細い腰を引き摺りあげるようにして、自分の膝の上に座らせた。 「や・・・ちょっ・・・、なんてカッコさせ・・・っ」 マサキは、強引にとらされた馬乗りの姿勢に狼狽え、羞恥に顔を伏せる。
意志とは関係なく大胆に開かされた両脚。
「ちょっ・・・! おま・・・、どこ触って・・・っ!!」
あまりに「ノーマル」からほど遠い嗜好じみた言葉を、事も無げに向けられ、
マサキは思わず硬直する。 「・・・・・・ッ!!!!」
薄い下着ごしに双丘を掴まれる。 「いやだ・・・、シュウ・・・放し・・・」 震える声を黙殺し、シュウはゆるゆると双丘を撫でる。
「太腿もなかなかのものでしたが、こちらも良い触り心地ですね。
柔らかく、しかし程よく引き締まっていて、形もいい・・・」
わざと口に出して寸評を与えると、耳まで赤くしてさし俯く。 「可愛いですね。泣いているのですか?」
長い睫毛を濡らしたまま、マサキは頑なに首を横に振る。 「・・・・・・貴方はいつもそうやって、強情な嘘ばかりつくのですね」 最後の砦を守るように、堅く下ろした瞼をあげようとしないマサキに、宥めるように声を掛ける。 「マサキ・・・私を見て下さい」 その優しさを含む声に促され、瞼をあげたマサキが見たのは、 どこか哀しげに自分を見る主人の眼差しだった。
「・・・・・・シュウ・・・?」
見たことのないシュウの姿に、思わず不安の色をのせた問いかけがこぼれる。 「何でそんな哀しそうな顔・・・・・・」
それ以上の尋問を拒むように、シュウはマサキを胸の中に抱き締める。
目の前の少年を見るたびに、身体の奥が熱く疼く理由も。 |
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なんて言うか微妙だね。 白河さんの行動がどれもこれも唐突すぎて、ワケ分かんないよ・・・。 HらしいHないし。お触りはHには入らないよね? |