魅力のない街・浜松

休日に浜松の中心街を歩いていて思うことがあります。ふだんはあまり人がいないのに、何かイベントがあるとどこからともなく人が集まってきて、会場入口では長蛇の列、会場内は満員電車なみの混雑、終わると駐車場の出口はクルマの渋滞...。どうしてこんなに極端なんでしょう? そしてどうしてこんなにクルマが多いのでしょう?

浜松市の人口は約58万人ですが、周囲の市町村も含めた浜松都市圏では約90万人となり、かなりの人口規模となります。浜松中心街は、アクトシティをはじめ数多くの商業・文化施設が集積し、中核都市としての機能を果たしています。それなのにふだんは人があまりいなくて典型的な都市の空洞化現象に陥っています。

イベントにたよらないと集客できないというのは、裏を返せば浜松中心街そのものが魅力のない街になってしまってるということではないでしょうか。あるいは郊外に住む人が、中心街に行きたくても行けるような適当な交通手段がないからかもしれません。浜松中心街は潜在的な顧客ニーズがあるのにもかかわらず、その市場をみすみす失っているのではないでしょうか。

浜松都市圏に人がいないわけではありません。むしろ政令指定都市なみの人口を抱えているのです。このページではどうしたら浜松中心街が活性化するか、そして魅力のある街に生まれ変わるか、中心街の公共交通という視点から考察していきたいと思います。


休日でも閑散としているアクトシティ前

イベントに群がる人々



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