浜松中心街の道路整備状況 |
やっとここからが本題です。今までの説明で低床LRTの優位性はご理解できたかと思います。では具体的な案を模索していきましょう。 LRTは基本的に既存道路の上を走るので、どうしてもある一定の幅を持った広い道路に路線を敷く必要があります。軌道は最低でも道路の1車線分を占拠しますので、6車線道路は4車線に、4車線道路は2車線にと、当然のことながらクルマが走れる車線は減少します。これに関する課題や解決案は、後日追って記述していきたいと思います。 では、浜松中心街で比較的広い道路をさがしてみましょう。 鍛冶町大通り(アクトシティ北側道路まで含む)、大手通り(国道152号と国道257号)、六間通り、広小路、ゆりの木通り、平田通り、永代通り、などがあります。 鍛冶町大通りは、大型の商業施設が連なり浜松駅のすぐ前を通っていることもあり、浜松のメインストリートと呼ぶべき非常に重要な道路です。東のアクトシティと西のザザシティをつなぐ、まさに浜松中心街の大動脈です。この通りの活性化が中心街の活性化につながると言ってもよいでしょう。 大手通りは、鍛冶町交差点から市役所の東側を通る幹線道路で、都心と北部の高台地区や浜北市とを結ぶ交通の要所となっています。 六間通りは、旧国道1号線で中心街の北端を東西に走っています。この道路から北は、住宅が多くなっています。 広小路は、浜松駅北口からまっすぐ北に延びるとても大きな幹線道路です。特に道路の東側は東街区再開発地区となっており、今後の発展が期待できる地域でもあります。また、道路と平行してすぐ西側を遠鉄電車が走っていて、アクセスは比較的恵まれています。 ゆりの木通りは、鍛冶町大通りの北側約300mを東西に走る幹線道路です。中心街の真ん中を貫き、沿線には数多くの商店があり、鍛冶町大通りに次ぐ賑やかさを呈しています。 平田通りは、浜松駅の西側から国道257号までの比較的短い道路です。 永代通りは、浜松駅の南側を東西に走る幹線道路です。道幅は広いのですが、馬込川を渡ると急に狭くなってしまいます。 |
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