当サイトの傾向と対策
掲載期間2004.6.21-6.27
「・・・これだとあたしは胸がでっかいだけの脳味噌スカスカ女みたいじゃないの!」 「現実とどう違うんですか?」 「クライス!アンタねぇ!!あたしはこれでもちゃんと卒業して、数々の称号を手に入れた尊敬される立派な錬金術師なのよ!」 「卒業出来なくてイングリド先生に雷を落される貴女もゲームでは存在しているじゃありませんか」 「う・・・それは・・・」 「それは?」 「それはアンタが!」 「私が何か?」 「あっいや!触らないでぇ!!」 |
逮捕しちゃうぞSP
掲載期間2004.9.6-10.30
「大変申し訳ありませんが、パラレルSSは以上4作のみになります」 「ごめんねぇ、管理人はネタ切れみたい。つーか、あたし達の設定に悩んで躓いてるみたいでねぇ」 「眠くなったから考える事を放棄したらしいです。まったく・・・更新が止まっているくせに大した度胸ですね」 「まぁまぁ・・・あんまり攻めちゃ可哀想だよ〜ずっと考えてたんだからさぁ」 「あなたがそんな甘い事を言える立場ですか?いくつもシリーズを途中で放って置かれているのに!」 「ん〜だってしょうがないじゃん?ま、いつか書くでしょ」 「フゥー、あなたはお気楽ですね。今回だって設定を思いつかない訳ではなく、ココで短く纏められないだけだと言うのに」 「や、だってさ、このSSは頭の固い管理人にしては珍しく、あたし達を同じ職業じゃなく、違う設定にしようと頑張ってるみたいだし、あたしとアンタが違う立場になるのってどうなんのかな〜?って楽しみなんだもん♪」 「立場が変わってもやる事は同じ筈ですけどね・・・ま、貴女がそう仰るなら構いませんが」 「やる事同じって、なに?」 「結末は同じだと言う事ですよ」 「ええっ?あたしは健全話になるって聞いたのにぃ〜」 「そんな訳無いでしょう?」 |
ハロウィンSP
掲載期間2004.10.31-11.19
「トリック・オア・トリート♪」 「マルローネさん・・・貴女はいい年をして子供と同じようにお菓子が欲しいんですか?(溜息)」 「いいじゃないのよぉ・・・イベントなんだからぁ、お祭りでしょ?一種の。楽しんだもの勝ちよぉ」 「この慣わしは本来子供の夜歩きを戒める為のものですよ。祭りとは言えそんなものに便乗して楽しいんですか?」 「一々理屈っぽくて五月蝿いわねぇ・・・いいじゃないの!仮装は楽しいんだし」 「そんな格好で夜遅くフラフラ歩き回っているなんて襲ってくれと言わんばかりじゃありませんか」 「平気よ♪あたし、結構強いし。なんたってドラゴンスレイヤーだから♪」 「自分の力を過信すると酷い目に会いますよ」 「酷い目って?例えば?」 「お菓子は一つも貰えずに悪戯だけされてしまいますよ。こんな風に」 「クライス!アンタ何考えてんのよ〜!」 「故事に倣うまでです。言う事を聞かない悪い子にはお仕置きですよ」 |
X'Mas Special
男女逆転編
掲載期間2004.12.14-2005.1.7
「メリー・クリスマス!クラリス」 「マリウス、クリスマスにはまだ少し早いのでは?」 「え〜?いいじゃないか〜街中はもうクリスマスモードに入ってるんだから〜」 「その言葉は当日に言わないと意味をなさないものですよ」 「チェッ・・・細かいな。いいじゃないか楽しければ」 「相変わらずいい加減ですね・・・そもそもクリスマスとは」 「ハイハイハイハイ、解りましたよ。ご高説は結構、それよりさ・・・」 「何です?・・・あっ、いやっ!」 「いいだろ?」 「あなたと言う人は・・・まだ日が高いですよ?」 「いけないか?」 「・・・いいえ」 |
新春 Special
掲載期間2005.1.8-2.15
「ハ〜イ!ハッピー・ニュー・イヤー!」 「プロージット・ノイヤール」 「クライス、アンタ何言ってんの?」 「フゥ(溜息)これだから物を知らない人は・・・」 「チョット!新年早々、嫌味はないでしょ!だからアンタは嫌われんのよ!」 「私は来訪者に嫌われてはいませんよ。むしろ人気は高い方では?」 「うっ・・・(当たっているかも・・・)そ、それより何なのよ?ぷろーじっと・のいやーる、って?」 「ドイツ語で『新年おめでとう』という意味ですよ」 「うわっ、ドイツ語なんてますます嫌味」 「仮にも我々はドイツ語圏で生活しているという設定なのですから当然でしょう?」 「そう?別にいいじゃん、英語だって日本語だって・・・第一、お客は全部日本人だもん♪」 「果たしてそう言いきれるのでしょうか?マルローネさん」 「へ?どういうこと?」 「以前、管理人がアクセス解析でハングル語のサイトから検索されたのを見て驚いた事があったそうです(事実)」 「へえ〜!でもここの管理人は怪しげな英語といい加減な日本語しか出来ないんだから別に気にすることはないんじゃないの?」 「貴女という人は・・・相変わらずですね」 |
どーでもいいような言い訳話
掲載期間2005.2.16-3.6
「おっひさ〜!拍手のコメントでリクエストしてくれた人、ありがとね♪」 「マルローネさん、そんな事を言うと管理人がプレッシャーに感じますよ」 「あら?ホントの事じゃないの。更新しない管理人が悪いのよ」 「それはそうですが・・・あまり追い詰めても」 「あら?アンタ、やけに管理人を庇うじゃないの?さては管理人からなんか貰ってんのね?」 「いえ、別にそう言う事はありませんが・・・まあ日頃美味しい思いをさせていただいてますから」 「その反動があたしにくんのよ・・・理不尽よね!」 「そうですか?貴女もいい思いをしているじゃありませんか」 「してないわよ!!」 「ま、あまり深くは追求しないでおきますが・・・一応、更新するつもりはあるようですよ。この間読んでいた小説を元に少しは考えているようですから」 「考えているだけじゃダメなのよ!ちゃんと形にして公表出来なきゃ!」 「ほう・・・貴女にしてはまともな事を仰いますね、マルローネさん」 「失礼ね!あたしはいつだってまともよ!」 「そうですか?あまりそのようには見えませんが・・・」 「うるさいクライス!ところでその考えてる話ってどんなのよ?」 「話を摩り替えようとしていますね・・・まあ、構いませんが、例のピエロのマークの恋愛小説シリーズからですよ、管理人が得意の(ニヤリ)」 「ああ、アレ?相変わらず発想が貧困だわね〜で?どんな話?」 「偏屈な漫画家と旅行中の画家の話だそうですが・・・私に漫画家という職業が似合いそうもないのでやめようかと思っているそうです」 「え?そう?あたしは似合ってると思うけど・・・」 「マルローネさん・・・」 「えっと!何にせよ、早いトコ更新して欲しいわよね、ホント」 |
ホワイトデーSpecial
掲載期間2005.3.14-3.31
「へ?クライス・・・コレ、もしかしてあたしに?」 「貴女は私がコレを貴女以外の人に渡そうとしているように見えるんですか?マルローネさん」 「ものスッゴク嫌味な喋り方だねクライス・・・ところでコレなに?」 「4週間前の返礼です。俗に言う所のホワイトデーとか言う」 「へ?あたし、アンタにあげたっけ?バレンタイン」 「くれましたよ!(通りすがりに手にしていたチョコを貰っただけですが)一応、義理でもお返しはしておきませんと」 「ふ〜ん?覚えがないけど・・・ま、いいや♪くれるモンは貰っとくね♪ありがと!」 「いえ、ただのお返しですから・・・(そう言いつつ赤い顔を、俯いてメガネを持ち上げる振りをして隠す)」 「なにかな?なにかな〜♪(ガサゴソと開ける)」 「お気に召すといいのですが・・・(マリーの反応をドキドキしながら待っている)」 「・・・コレがホワイトデーのお返しなの?」 「そうですがなにか?・・・(箱の中身を見て驚く)す、すみません!中身を間違えたようです!!」 「え?そうなの?でもあたし、これでもいいなぁ・・・ちょうど欲しかったんだ、天空の護符♪」 「(ガックリとして)・・・そうですか、それなら良かった・・・差し上げますよ」 「ありがと♪クライス♪」 「いえ、喜んでいただけて何よりです(涙)」 「ところで、あたしにホントにくれようとしてたのってなに?」 「そ、それは・・・」 「それは?」 「そのうちにお渡し出来ると思います。マルローネさん」 |
エイプリール・フールSpecial
掲載期間2005.4.1-4.7
「ねぇねぇ、知ってた?シアのはたきってさ、超合金で出来てるんだよ!」 「ほぉ・・・そうなんですか?」 「(う〜ん反応がイマイチ)じゃあ、これは聞いた事ある?飛翔亭のクレアさんに恋人が居るらしいって」 「ああ、知ってますよ。ハレッシュさんの事でしょう?」 「ええ!?そうなの?・・・知らなかった・・・(はっ!あたしが驚いてどうすんの!)ええと・・・ええと・・・じゃあ・・・」 「マルローネさん。私は今日がエイプリル・フールだと知っています。その私に嘘を教えようとするのは無駄ではありませんか?」 「うっ・・・(二の句が継げない)」 「まったく・・・貴女も大概イベント好きですね」 「いいじゃないのよぉ・・・楽しめたら」 「いい加減なホラを吹いて楽しいんですか?」 「いや、その・・・(アンタが素直に騙されてくれれば楽しいのにぃ)」 「もう貴女もいい年なのですから、そんな子供っぽい事はやめたらどうです?」 「(カチン!)わぁるかったわねぇ〜!いい年して子供っぽくて!アンタこそ、その嫌味な言い方、いい加減やめたらどう?いい年なんだから!」 「マルローネさん」 「なによぉ!」 「そんなに年の事を気にしていらっしゃるとは思いませんでした。謝ります」 「そーゆートコが嫌味だって言ってんの!」 「嫌味な私は嫌いですか?」 「嫌いよ!」 「ウソですね?」 「ウソじゃないわ!ホントよ!」 「でも今日はエイプリル・フールですし」 「うっ!」 「ウソで良かったですよ、マリー」 |
Nurse Special
掲載期間2005.5.1-6.7
「クライス・キュールさ〜ん!検温のお時間ですよぉ〜おっとぉ(ガラガラガシャン!と派手に器具を床にばら撒く)」 「うっ・・・(胃を押さえ込みながら)マルローネさん・・・あなたと言う看護婦はどうしてそう、そそっかしいんですか?」 「あははっ。ゴメンねぇ〜でもこんな事を一々気にしていたら胃潰瘍なんて治らないよ?」 「・・・細かい事が気になる性質なので胃潰瘍などという病気になるんですよ」 「そっかぁ・・・でもその性質を治さなきゃ、病気もすぐに再発しちゃうんじゃないの?」 「簡単に言ってくれますね、性質なんてそう簡単に治るものではありませんよ」 「それもそっかぁ・・・ん、じゃあ諦めるしかないねぇ」 「マルローネさん・・・貴女は看護婦のクセに随分と冷たいじゃありませんか」 「だって細かい性質は治せないんでしょ?あたしにどうしろっていうのよ」 「看護婦ならもっとこう・・・優しく接して慰めるとか出来ないんですか?」 「我侭だなぁ・・・それじゃキュールさん、気を静めて検温して下さいね♪」 「(差し出された体温計を受け取って)普段からそうしていればいいんですよ」 「くっ・・・一々嫌味を言うその性格もどうにかした方がいいわよねぇ」 「マルローネさん、貴女も思っていることを全て口にするその性質を治した方がよくはありませんか?看護婦として拙い資質なのでは?」 「(カチン!)すみませんねぇ!看護婦としての資質がなってなくて!さっさと病気を治して退院したらどう?そうすればヘタな看護婦の事なんて気にしなくて済むでしょ!」 「貴女に会った後では、例え退院したとしても忘れる事は出来ませんね」 「あたしって、そんなにダメダメな看護婦なの?(ちょっと泣きべそをかく)」 「やれやれ、そそっかしいだけでなく鈍いんですね、貴女は」 「鈍い?何言ってんの」 「だから鈍いと言うんですよ・・・」 |
サイト開設3周年記念企画
Crazy Little Thing Called Love
「(突然、押し倒されて驚く)クライス!どうしたの?」 「マルローネさん、貴女はどうしていつもそう挑発的な格好ばかりしているんですか?露出が大きい服ばかり着て・・・誘っているんですか?」 「(クライスの腕から抜け出そうと抵抗しながら)失礼な事を言わないでよ!あたしが何を着ようとアンタには関係ない事でしょ?人の趣味に口出さないで!」 「(彼女を押さえつけたまま、彼女を冷たく見下ろして)関係ない?冷たい事を仰いますね。私は貴女の事が気になって夜も眠れないでいるというのに」 「え?クライス、それって・・・(もしかしてあたしのコトを・・・)」 「(マリーの身体の上に覆い被さりながら)貴女が欲しくて夜も眠れません」 「(ちょっとは期待していたので少しガッカリして)あっそう!女が抱きたければプロのところへ行ったらどう?欲求不満は良くないわよ」 「それが貴女でなければダメなようなんですよ」 「なんで?」 「さあ?どうしてでしょう?」 「アンタに解んない事があたしに解る訳がないでしょう?」 「本当に解りませんか?」 「しつこいわね!解んないわよ!」 「特定の一人だけに対して感じる欲望を俗に何と言うかご存知ないのですか?」 「知らないわよ!」 「人はそれを『愛』と呼ぶそうです」 「へ?」 「私が貴女に感じている欲望は愛なんでしょうか?マルローネさん」 「あ、あ、あたしに聞かないでよ!アンタ自身の問題でしょう?」 「そうですが・・・自分で答えを出せればお尋ねしたりはしませんよ」 |
「一年に一度しか逢えないなんて可哀想な話よねぇ」 「自業自得ですよ。恋に盲目になって仕事を疎かにするとは愚の骨頂です」 「クライス、アンタって冷めたヤツよね。恋なんてした事がないんじゃないの?」 「失礼な事を言わないで下さい。私だって恋の一つくらいした事はありますよ」 「へぇ、それは意外・・・どんな人?」 「そうですね・・・その人は身体だけは一人前に成長しているくせに、精神年齢は幼くて 成績もビリでおまけに鈍い人なんですよ」 「へぇ〜そりゃ気の毒に・・・ん?成績がビリ?ってあたしの事?」 「ほら、鈍いでしょう?」 「からかうのもいい加減にしてよ!クライス!アンタがあたしに恋している素振りなんて 今まで微塵も見せた事がないじゃないの!」 「ですから、今まで気付かなかった貴女が鈍過ぎるんですよ」 「なんですって!」 「私は貴女に出会ってから、貴女の事が気になってトップの成績は危うくなるわ、夜も眠れないわで大変だったんですよ」 「そ、そんな事・・・知らないモン!」 「でしょう?だから貴女は鈍いと言うんですよ」 「アンタがいつもそんな風に嫌味ばっかり言ってるから気付けないのよ!」 「それで?気付いた今はどうなんですか?」 「へ?」 「私は今、キチンと告白しました。貴女のお返事を伺いたいものですね」 「へ、返事?」 「そうですよ」 「ええっと、え〜と・・・今、何か言ったの?クライス?」 「恍ける気ですか?」 「そうよ!悪い?心の準備が出来ていないんだからしょーがないでしょ!」 「逆ギレですか?やれやれ・・・では次は心の準備をして置いてくださいね」 |
「ひぃっやっほ〜い!」<br> 「マルローネさん!スピードの出し過ぎですよ!」 「いいじゃないのよ〜!制限速度があるわけじゃないし、あたしは自力で飛んでるんだから!」 「それにしても限度と言うものを弁えなくては、危険です」 「クライス、アンタ妖精のクセに口煩いわね。妖精特有の気侭さや遊び心はどこへやったのよ?」 「妖精よりも気侭で遊び過ぎる貴女の前では常識に目覚めざるを得なくなったと言う事ですよ」 「ったく、うっさいわねぇ・・・少しは黙ったらどう?」 「私に口を挟ませないような行動をとって欲しいものですね」 「かっわいくなぁ〜い!しばらくここで黙っててよ!(妖精クライスを胸の谷間に押し込む)」 「マルローネさん!なにを!フグ、ムグ・・・」 「へへ〜ん!そこじゃ息が詰まって声も出せないでしょ?あ、ヤダ・・・やぁん!そんなトコ・・・くすぐったぁい!」 次第にマルローネの頬が赤く染まり、呼吸も早くなってくる 「ダメ!そこは・・・やぁっ!歯を立てないでぇ・・・あん!ダメぇ・・・イヤ!墜ちちゃう〜!」 |
「ただいま・・・何ですか!これは!」 「あ、おっかえり〜!何って見ての通り、夕飯前にちょっと休憩してんのよ」 「ちょっと休憩?空中にフワフワ浮いて?ああ・・・ポテチまで食べ散らかして・・・」 「いいじゃないのよぉ・・・床に落としたりはしてないんだし」 「アタリマエです!それより、ちゃんと坐って食べて下さい!また、お隣の奥さんに覗かれたりしたらどう言い訳するんですか?」 「ええ?平気だよぉ。最近、あの奥さんもノイローゼ気味だし、適当な言い訳すれば通るって!」 「私は静かに平穏に暮らしたいんです!揉め事はゴメンですよ!」 「あたしと結婚した時にそんな事は諦めたと思ってたのに・・・」 「貴女と私の努力でどうにかなる筈です!!」 「ハイ、ハイ、ハイ、ハイ」 「マルローネさん!」 「ハ〜イ!家の中でも無闇に魔法は遣いません!これでいいでしょ?」 「そうです」 「ふふっ、クライスったら、ムキになっちゃって・・・カワイイ♪」 |
クラ・マリ「Best of All Medicines」編
マルローネさん、貴女と言う人は私より年上のクセに実験で失敗はするし、手順もいい加減で、女性とは思えないけどガサツで大酒飲みですが、ガサツなりに人に気を遣おうと努力するところは大したものだと思います。 (こんな言い方では怒るかもしれない・・・) いえ、嫌味ではなく、誉めているのですが、そんな貴女だからこそ、友人も多くいらっしゃるのでは? (私の友人が少ないと突っ込まれそうだが) コホン、貴女がいつもたくさんの友人に囲まれて楽しそうに笑っていらっしゃるのは実はとても羨ましいと思っていました。 出来れば私もその中に入って一緒に楽しく会話をする事が出来たらと、出来れば貴女と二人っきりで・・・ (ここで彼女の手を取ってじっと見詰め合えれば) 初めて会った時から貴女は目を惹く女性でした。 金色に輝く長い髪、そして無造作に曝け出された肌。 男性の目を惹くには充分過ぎるほどです。 大抵の男性は貴女の豪快な笑い声の前にスゴスゴと退散してしまうようですが。 (いけない、これでは先ほどの二の舞になる) いや、それが今の私にとってはありがたい事なのかもしれません。 こうしてまだ誰のものでもない貴女にこうして会えたのですから。 本来なら、私と出会う前にもっと素晴らしい男性のモノになっていた筈の貴女に。 (誉め過ぎだろうか?) 私は色恋に疎い方ですし、今まで得意としていた分野ではありませんが、貴女とならば追求していく価値がある分野ではないかと思うのです。 (少し硬くなりすぎたか?) 恥ずかしながら、私が貴女を女性として意識したのは、先日、貴女をお送りしてからですが、酔った貴女は、その・・・いつにも増して無防備で無邪気で無垢な感じがしました。 ずっと側についていてあげなくてはならないような・・・私をそんな気にさせました。 だから、これからもずっと・・・側で貴女を観察、いや見ていたいと思ったのです。 私の気持ちをご理解していただけますか?マルローネさん。 (これで果たして何処まで彼女に通じるのだろうか?) もっと推敲しなくてはならないかもしれない・・・ |
「オレ、もう酒止めようかなぁ?」 そんな事が出来る訳が無いのは判っているが、せめてもの反省の現れでそう呟いてみた。 何故なら、今、オレの隣には裸の女性が居る。 オレはまだベッドの上で目が覚めたばかりで、当然、女性もベッドの中で眠っている。 この女性は見知らぬ他人、だったら良かったのだが、見覚えがある顔立ちをしている。 そう、昨日までオレが面倒を見ていたプランツ・ドールにそっくりなのだ。 プランツ・ドールとは5歳から10歳くらいまでの少女を模した人形で、主に微笑み、愛らしさを振りまくと言う究極の癒し人形。 動いたり表情を変えたりするので、当然とてつもなく高価だ。 どうして金持ちでもないこのオレがそんな人形を持っているかというと、それもまた酒が原因だ。 フラフラと入った店で寄った勢いに任せて、60回ものローンを組んで買ってしまった。 高級品のミルクだけを飲む高価な人形の維持に酒を飲む余裕など無かったのだが、友達が置いていってくれたバーボンを開けてしまった。 そして調子に乗ったオレはプランツに勧めた事を覚えている・・・ 確か、プランツを買った店の店主が言っていたな・・・『ミルクと砂糖菓子以外のものを与えてはいけません。与えてしまうと枯れるか育つかしてしまいます』って 酒を飲ませたから育っちまったのだろうか? 一晩でこんなに? どれだけ飲ませたんだ?オレ。 オレが持っていたのは『クラリス』と名をつけた7歳くらいの人形だが、今眠っているのはどう見ても7歳には見えない。 17歳から20歳くらいに見える。 つまり出ているべきところは出ている訳で。 おまけにオレがクラリスだと確信するほど似ている。 銀色の長い髪に面差しが似ている顔・・・ああ、どうすんだよオレ! ガックリと項垂れるオレの身体に指が触れてきた。 顔を上げると、成長したクラリスが目覚めていた。 そして、成長する以前と同じ様にオレに向ってニッコリと微笑む。 うっわ〜!ヤバイ! オレの顔はカーッと赤くなって鼓動は激しくなるし、その気もグングンと上昇する。 マズイ!マズイぞ。 成長する前のクラリスも可愛いかったが、このクラリスは・・・マズイ! その気になっちまう。 あ、や、やめろ! スリスリと身体を摺り寄せてくるな! オレの理性が飛んじまうだろう〜! オレは人形に無体な事をする変態にはなりたくないんだよ〜〜! でも、オレが身体を避けるようにすると、クラリスは悲しそうな顔をするし・・・ オレに触れてきたクラリスの身体は人間と同じ様に暖かかった。 プランツであった頃は人よりも冷たい身体であったのに。 そっと顔にかかる髪を払うように頬を撫でると安心したようにニッコリと微笑む。 オレは好奇心に負けて、クラリスに触れた手を首筋に滑らせる。 人と同じ様に脈打つ感じがする。 そして豊かに膨らんでいる胸に触れる。 左胸の上から、鼓動のようなものすら感じられる。 ホントに人間になっちまったのか? 裸のクラリスを腕の中に抱き寄せる。 以前は感じられなかった重量感がある。 背中から腰へと曲線に沿って手を滑らせ、脚を開いてその中に指を潜り込ませる。 うっ・・・これは・・・濡れてはいないが、普通の女と同じ・・・ その時、オレの首にしがみ付くようにしていたクラリスの手が、オレを真似たのか下へと降りてクラリスに対して反応していたオレのナニに触れた。 「や、やめろ!」 口で抵抗してみても、その手を振り解く事が出来なかった。 オレも変態だ・・・ だが、無邪気なプランツから成長したばかりのクラリスは、硬く反り返るモノを不思議に思ったのか、ギュッと強く握り締めた。 「うわぁっ!」 いてぇよ! オレが睨みつけると、クラリスはどうして怒っているのか判らないと言った顔をする。 邪まな考えを持った罰かな? 「よしよし、ゴメンな。オマエが悪いんじゃないよな」 全部、オレが悪いんだよな。 見分不相応なプランツを酔っ払った勢いで買っちまうし、折角手に入れたプランツも言われた事を守らずに成長させちまうし、おまけに成長したプランツに欲情しちまうなんてさ。 クラリスがいけない事をしたわけじゃなくて、オレがダメダメな人間なんだよ。 すりすりと擦り寄ってくるクラリスをよしよしと撫でてやる。 生活を逼迫するローンが残っていても、クラリスの笑顔に癒されるのは確かな事だし、こんなに成長したのなら養い甲斐もあるってモンだよな。 頑張って働こう! しかし・・・誘惑に弱いオレがいつまで我慢出来るのか? コリャ、時間の問題だね。 |