有栖川有栖


新本格派と呼ばれるそうです。
私は推理小説家有栖川有栖と友人の英都大学助教授火村英生のシリーズ(作家アリス編とでも言うのでしょうか。)がスキです。とにかく、この2人のキャラクターは魅力的で、すぐにはまってしまいました。ああ、大人の男っていいよねぇ。ステキだわ。
もちろん、トリックもきちんと練られていて、読み応えバッチリです。








「スウェーデン館の謎」

福島県の裏磐梯にやってきたアリスがスウェーデン館と呼ばれている館で起こった不可解な事件に巻き込まれます。
舞台が身近な場所のためか、一番イメージし易く読み進められました。。
なんといっても、アリスからの電話1本で”風のように”やってくる火村助教授がポイントですね。わざわざ京都から福島へですよっ!!素晴らしいわぁ。
ちなみに、アリスが雪の中を汗だくになりながら歩くシーンがありますが、あんな中を歩くなんてアリス偉いです。
余談ですが、地元県警のセリフを読んでいて、それが頭の中で福島弁に自動変換されてしまいました・・・。悲しいわ。


***


「46番目の密室」

アリスと火村が招かれた別荘で主人の大御所推理小説家が殺された。現場は密室と化した地下書庫。
これは作家アリスと火村助教授シリーズの記念すべき第1作目です。
これで私は助教授にやられましたよ。ははは。
このトリック、ええっ!と驚かされました。密室ものはやはりミステリの大堂ですね。そんで、動機もビックリでした。
それにしても作家の先生方は独自のトリックを見せますよね〜。ほんとにすごい。あのアイディアいったいどこから思いつくんでしょう。尊敬ですわ。








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