天と地の間の世界。 空想の世界―― この世界は、奇跡の世界。 思ったことがなんでも奇跡として叶う。 この世界は、ある少女の強い意思と、 願う心が混ざり合って出来た世界。 そこは少女が願うことが なんでも叶う不思議な世界。 そんな世界に迷い込んだ、 1人の少年がいた―― 『あの空と雲の間』 綺麗な空。綺麗な雲。そう、空の美しさは天下一品の、シルビア国。 人々には羽があり、大人たちは空を飛び、子供たちは 学校で空の飛び方について学ぶ不思議な国だった。 その国の小さな、ポエットという村は、 空だけでなく海が透き通り、とても自然いっぱいの綺麗な村だった。 その村に、1人の少年がいた。 「いつか、僕も雲の上までトんでいきたいなあ」 『そのために勉強するんでしょ!』 コツン...教科書で頭を叩かれる。痛そうです 「いた・・・分かってるよぉ〜」 全然わかってなさそうですが(笑 えと、説明させていただきます。案内係のムボです。 ここはクーム学園。ここでは将来的に最も大切な+空を飛ぶ+という事に必要な事を学ぶ所。 普段はクラスで学習をしますが、今日は金曜日。一週間に一日。自分のパートナーと学習をするのです。 「でもさーユンー。やっぱり1回やってみないと・・・」 『いきなりやったって飛べやしないの!そう簡単なモンじゃないのよ』 さすがユン様。先輩ながら色々わかってらっしゃる。 「だって、、、空の気候とヵー。羽の動きとヵー。。。全然意味がなさそう」 『空の気候が分からなければ、空で死ぬわ。羽の動きが分からなくてどうやって飛ぶのよ。」 「むぅ。。。」 『それに、とべないと将来的にヤヴァイわよ?仕事もないしね』「じゃあさ・・・トぶとこ見せてよ」 『え?』「一回で良いからさ」 『・・・分かったわよ。1回だけよ?』 「ワーイvvv」 まんまとわなにかかったような。。。まぁ、見てみましょうか。 『いぃ?じゃぁとんでみせるから。あのバーの所までだからね?』 「うん。」 この中庭には、記録用のバーがありまして、3年生はよくここで練習をするものです。 もっとも、1年生の時はひたすら空についての勉強ですがね。 ――ビュワっっっ―― 空高く舞い上がっていきますユン様。一番高いバーに触れると、下りてまいりました。 「すげー!!!かっけぇーvvv」 『はい。もう終り。さっさと勉強勉強』 「えぇ〜。。。」 あらら。引きずられるようにして教室に帰りましたね。二人とも。 これから長い授業が始まります。。。 『・・ーリ、ユーリ。』 「ん・・・」 『何ねてんのよ!もー。。。さっきの所聞いてた?』 「どこ?」 『はぁ。。。教科書の42ぺージ。ホラ、ここの羽の骨格。』 「あぁ。。。聞いてた聞いてた」 『寝てたのに?じゃぁテスト』 あらら、テストになってしまいましたよ。大丈夫でしょうかユーリ君ゎ。。。 今のうちに色々と話をさせていただきます。 1年生は、中庭でいいましたように、空のことや、とぶための知識をしっかりとお勉強。 2年生では、他の科目。算数や国語などをお勉強。 3年生になるといよいよ空をトぶ事を本格的に練習しながらやっていきます。 卒業すれば、あとは何もやることはなし。 バイトするなり、ボランティアするなり好きにしろってやつです。 ちなみに、3年生には必ず「様」をつけるのが礼儀ってモノです。 『はい。テスト終了。』 「あぁぅぁー!!」 なんですかその頼りない叫びは。。。 『うわっっ!すげぇっできてるぢゃんヵ』 マジですか? 「でしょ〜。ちゃんと聞いてたんだってバ」『くそぅ。でも、まぁやるぢゃんv今日はコレで授業終了v』 「やた―――――――――――――vvv」『じゃvまた来週vvv』 「じゃーねぇー♪」 [ユーリー!一緒にかえろー!] 「あーっいいよー] では、私たちも追跡してみましょう。 あ、ストーカーではないですよ。絶対に(汗 [明日、休みだね] 「うん。今日は僕、海に泳ぎに行くんだ」[ユーリんちの裏すぐ海だしね。いいなぁ] 「あ、イナもくる?」 イナさんは、クラスメートの女の子なのです。 女の子によくもてますね。 [いきたいんだけどサー、明日塾;] 「よくもまぁそこまで勉強できるね。僕なんかもう駄目」 あなたとは比較しないで。とまぁこんな感じの顔してますよ。イナさん。 [んー。。。やってるとゆとりができていいよ〜] 「そっかー、あ。分かれ道だ。じゃぁ塾がんばれよ」[うん。ユーリもファイトっ!] 「何を・・・」 [テ・ス・ト♪] 「あ―――――――――――――!!!!」 [月曜のテストしっかり予習しないとやばいよーvvじゃねーv] 「グハ!くそぅ。ユンにはめられたぁ」 あれ。そんな呼び捨てにしたら殺され・・・ まぁ、ひとまず家に帰って海にでも行きますか。 海へ行く(準備中)