2002/10

10/30

 レコード屋で03というバンドのチラシを貰った。写真には中年男性2人と若い女性2人が写っていて、よく読んで見るとどうやらそうる透の新バンドらしかった。
 女性2人は見るからに(?)新人なんだろうなというのがわかったのだけど、そうる透じゃないほうの男が随分といかつい。ドレッドに派手なグラサン、皮膚は浅黒い小麦色である。
 あまりに胡散臭いルックスの為、TRFのDJの人みたいに日焼けサロンで焼いてるんだろうなとか、ラッツアンドスターの人達みたいに靴墨塗ったりしてんのかなとか勝手に詮索していたのですが。

 どうやらT.M.スティーヴンスだったみたいです。


10/27(2)

 某M美大の学祭行って来ました。

 やたら活気があって、ライブやってるテントがあちこちにあったり、野外ステージがあったり、そこここの建物では展示をやってるし、道端にはフリマを開く人々。これこそ祭りだ、って感じでなんだか羨ましかったです。
 んで、ガラにもなく友人のいたジャズのところを覗いてみたり、作品展示を観たりしました。さすがは美大、ジャズ研といえどもさりげない飾りつけがなんとも芸術的でかっこいい。展示は主にM美大以外にもN大やらT美大の学生のものがあって、自分と大して変わらぬ歳の人間がこれのを作ったのかと思ったら、やはり美大に通う人はすごいセンスをしているのだなと思った。
 野外ステージでは百怪の行列がライブやってて、それを観てから帰った。野外で騒げる学祭って楽しそうだなあって思ったけどやっぱり外は寒いです。


10/27

 「学食」と書きたいのに「学殖」と。

 「学祭」と書きたいのに「学際」と。

 そのくせ「こっこ」と打てば「Cocco」と。

 そのくせ「みーしゃ」と打てば「Misia」と。

 ヘンなところだけ気の利く携帯電話である。


 どうでもいいけど「こうぎ」と打ったときの「KOGI」って何なんだろうな。


10/21

 電車のドアの上にあるクーラーの細長い広告の中で、「三菱」の文字だけはさみで切り取られていた。一体何に使うんだ。

 そんな広告の下では、見知らぬ女性が「でんわでござる!でんわでござる!」という着信音をうっかり鳴らしてしまい、顔を赤らめて俯いていた。

 そんな彼女の向こうの窓ガラスに向かって焦点の合わない目を向けて、僕は呆然と立ち尽くしていた、ような気がする。


10/20

 「○○ですしね〜」
っていう言い方は、

 「○○DEATH死ね〜」
と聴き間違えられやしまいか。


 馬鹿なこと書いてないで、寝ます。


10/19(2)

 薄暗い夜道、僕は傘を差して携帯のメールを読みながら歩いていたため、目の前まで迫っていた乗用車に気付くことが出来なかった。

 次の瞬間、濡れたアスファルトの上に僕が持っていた書類がばさばさと散らばった。


 乗用車に人が乗っていないのが幸いでした。


10/19

 プルルルル プルルルル

 ガチャリ

 「はいもしもし、Aです」
 「あっ、もしもし。こちら、この度新しく設立された○○霊園と申しますが、現在新たに墓地のご購入などはお考えでしょうか」
 「え、あ、いやー、多分考えてないかと思いますけど」
 「まあ、そうですか。失礼ですけどまだお若い方でいらっしゃいますか」
 「はい、そうです」
 「じゃあ、30代くらいの方でいらっしゃいますかね」
 「・・いえ、20代なんですけど・・」
 「あら、そうでしたか(笑)。それじゃあちょっとまだ早い話でしたわね(笑)」
 「(笑)」

 大人っぽい声、と言えば聞こえはいいが。


10/17

 とある友人はこう言う。

 「サンデーがないと、俺の人生の楽しみはなくなってしまう」


 みなさん、そんなにサンデー好きですか。


10/13

 al.ni.co解散してたのかあ・・。

 http://www.wesugi.net/


10/9

 とある先輩はこう豪語する。

 「サンデー読まないと、俺の一週間は始まらない」


 サンデーは毎週水曜発売です。


10/8(2)

 正しくはこういうことらしいですが。


 ジャン=フィリップ・トゥーサンの「浴室」を読んだ。浴室に閉じこもって生活する人の話、というあらすじに惹かれて借りてみたのだけど、実際浴室に閉じこもっているのは最初の少しの間だけだった。心理描写を徹底的に排した潔癖ともいうべき文体と、ところどころ哲学的だったり抽象的だったりする描写のせいで全体的にシュールでさっぱりした空気が漂っている。
 この作者は最初に主題や筋を全く決めずに作品を書くらしいのだけど、確かにそうなんだろうなと思った。というのも、ところどころに印象的なエピソード(家の台所に上がりこんで自分で持ち込んだタコの皮を剥ごうと奮闘するポーランド人とか)が現れるものの、それらの間の繋がりが全く無く、全体としては――思いつきで書かれた文章を読んだ時のような――まとまりの無い印象を受けたからだ。

 やや偏った精神状態を持つ人間の行動を追ってストーリーが進むという点でサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」と少し似てるかもと思ったけど、この、全体的に一本線が通ってるか通っていないかという点で決定的に異なると思った。雰囲気はあるけど、話にも世界観にも深みがないというか。多分作者はこういう雰囲気自体が好きなんだろうなって思った。
 思えば、音楽でもこういうのあるよなあ・・とか思ってしまった。


10/8

 夕方、空は晴れ渡っていた。

 「なあ、なんで空は青いんだろうな?」
 「うーん、多分空から差し込んだ太陽光のうち、赤い色の成分はエネルギーが弱いから大気圏を通過しづらくて、結果残った光の波長の関係から青く見えるんじゃないかな」
 「・・いや、夕焼けは赤かったりするじゃん」
 「あー、あれは日が傾くことで入射光が通過する大気の長さが長くなって、そのせいで青かった光が弱まって赤くなるっていうか」
 「・・・」
 「・・・」
 「・・ていうかだな。そんな科学的な返答を期待してたわけではなくてだな、ほら。空を見てみろよ。あんなに深くて澄んだ青。空があんな色をするのは不思議だとは思わないか?」
 「・・きっと」
 「?」
 「きっと、空は見る人の心を映してその色を変えているんだよ」
 「なるほど、今の俺の心はブルーということだな」
 「青黒い感じにね」


10/5

 行方知れずになっていたマイ爪切りと久々に再会した。多分長い間兄の部屋にでも幽閉されていたのだと思うけども、今日居間にある引き出しを開けたらいつの間にかそこでくつろいでいた。

 時間の流れはそいつをかなり衰えさせてしまったようで、歯がかなりこぼれていた。試しに爪を切ってみるものの、切るたびに微妙に切れてない部分が出てくる。だから引きちぎらなければならなかった。切ってはちぎり、切ってはちぎり。

 こいつも歳をとったんだな・・

 などと思うわけもなく。


10/2

 電車内の広告にて。

 「ケイリンは平塚が一番ウキウキ!」


 パクリじゃねーか。


10/1(2)

 ようやくクリアーした


 早くも台風は通り過ぎてしまった様子です。僕の家の辺りは大した事もなく、期待はずれでした。あんま台風らしくなかった。

 テレビ中継に映ろうと携帯を片手にわらわらと画面に入り込んできている人を見て、蛍光灯に集まる虫が思い浮かんだ。あーいうのはみっともない・・と思いつつ、いざ目の前にカメラがあったら自分もやってしまいそうで怖いです。


10/1

 先日、ヴィンセント・ギャロの展覧会を観に行った。

 最初はレディオヘッドのジャケットみたいな絵が出てきてなんだこれとか思ったけど、慣れてしまえば結構面白いものだった。絵とかはあんまうまくないと思うんだけど、シンメトリーとか円と直線とか、そういう幾何学的な要素を含んで細いタッチで描かれた絵と、それが描かれている鉄板の錆びた感じとか、そういった雰囲気が魅力なんだろうなと思った。

 絵のほかにはギャロが落書き?した写真もたくさん展示してあった。多分本人が写ってることから考えて写真自体は別のプロカメラマンが撮ったと思われるのだけど、落書きしないでも十分に綺麗な写真だと思った。ていうか落書きは芸術的というよりはもっと子供のいたずらのような感じで、顔を塗りつぶしてあったりとか、普通に考えて卑猥と言えるだろうやつとか。でもそれは卑猥には見えなくて、むしろあまりにダイレクトで無邪気なもんで、笑った。

 最終日とはいえ、美術館の外に行列が出来ていたのが驚きでした。


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