嵐が嵐をよぶ
                                                         鈴与 杏梨



とふざけて言ってしまった一言が大変なことになってしまった。
「窓のかぎ開けといてね。」
といって潤君は走り去ってしまった。
「あっ・・・・・・・・。」
私はふざけていったつもりが潤君には本気だと
思いこんでしまったらしい・・。
「どうしよう。でも窓のかぎ開けとかないと、明日なんか
 怒られそうだし・・・・・。」
私は迷っていた。
言ってしまった事だし、しかたがないと思いながら
窓のかぎをあけていた。
夕食も食べ終わり急いで自分の部屋に戻った。
8:30ごろ窓をコンコンとたたく音が聞こえてきた。
きちゃったか・・・・と心の中で思っていた。
「おじゃましまーす。」
といって潤君は入ってきた。
自分の部屋に他人の男の子をいれるのは、
はじめてだった。
お父さんとお母さんはハワイ1ヶ月の旅にいってしまい、
お兄ちゃんたちからも、ほかの男の子はいれるなといわれていた・・・。
でも、気にしないで話していた。
すると、コンコンとノックをする音が聞えた。
「歩、紅茶もってきたんだけど・・・。」
と翔お兄ちゃんが持ってきてくれた。
やば!!と思ってとっさにベットに隠れた。
「早く開けろよ!!。」
翔お兄ちゃんが少し怒っている言い方をされた。
そのころ潤君だけベットに隠れればいいのに
とっさで私まで隠れてしまったのだ。
「開けるぞ。」
と言って部屋に入ってきてしまった。
私はしまったドアのかぎかけるの忘れてたと
心の中で思っていた。
「なにやってるんだよ!。」
といって翔お兄ちゃんがふとんをとった・・・。
「あ!!雅紀、和也、智兄ちゃんきて。」
と2階の階段から翔お兄ちゃんが叫んでしまった。
「ヤバ!早く窓から逃げて!。」
といって翔お兄ちゃんを部屋からだした・・。
「何だよ〜翔の馬鹿!。」
ときげん悪そうに雅紀お兄ちゃんがきた。
「何??。」
といって和也お兄ちゃんまで来てしまった。
「何かあったの??。」
といって智お兄ちゃんがきてしまった。
「歩が部屋にほかの男いれてたんだ!!。」
と翔お兄ちゃんがワケをはなした・・。
「歩、本当??。」
といって智お兄ちゃんがきいた。
「何言ってるのよ!!いないってば。」
といいかえした。
「翔なにうそついてるんだよ!!。」
と雅紀お兄ちゃんが言った。
「本当だってば〜!!。」
といって翔お兄ちゃんは私の部屋のドアを開けた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「やっぱりいないじゃん!。」
といって雅紀お兄ちゃんがうたがった。
「本当だって!!。ここにいたんだから・・・・。」
と翔お兄ちゃんはふとんをどかした。
でも、そこには誰もいなかった。

「やっぱりうそつきだ!!。」
といって雅紀お兄ちゃんが降りていった。
「じゃあおれも寝る。」
といって和也お兄ちゃんも降りていった。
「じゃあぼくも。」
と言って智おにいちゃんも降りていった。
「今回は見逃してやる。」
といって翔お兄ちゃんも降りていった。


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