WJ32号感想 |
調子にのってテニスのSS(ショートストーリー)なんざ書いてみました。 色んなパターンでまだまだ書けそうだけど、金にならないので自制します。 ☆☆☆テニス様☆☆☆ 人気投票結果、何度見返しても田仁志様が入ってないのですが何かの間違いですか? ・「闘いは至高の領域へ!!」 確かに彼らのテニスは中学生にして至高のレベルに至っていると思います。 一方が相手の心を読めば、もう一方は心を閉ざす。 どちらの能力も一般的な中学生には不要なスキルです。 よく漫画に影響されて部活を選ぶ中学生とかいるじゃないですか。 実際、テニス様の影響でいまテニス部員が全国的に多いらしいです。 でも、みなさん。部活選びは慎重にね。 中学テニスの全国大会3回戦はこういうレベルの戦いなんですよ? ・「やっぱそうこなくっちゃ面白くねぇ!」 相手が忍足先輩という一線級の変態だったから良いものの、普通の中学生相手に「心を閉ざす」ことを要求するのは、桃城先輩は少し厳し過ぎると思いました。 「つまらねえ相手だったぜ。勝負する価値もねえ。心を閉ざすこともできねぇなんてよ!」 ↑ホラ、こうしてみると自分の言ってることがいかに横暴か分かってもらえますよね、桃城先輩? ・「残念だが氷帝の天才プレイヤーは…心を閉ざすことができる」 「部長!どうして僕のこと認めてくれないんですか!?僕に何が足りないんですか!」 「日吉、確かにお前のテニスは格段に上昇した。だがよ、お前は心を閉ざすことができんのか、あァ?」 「そ、そんなこと…できませんけど……でも!」 「うるせえ!てめえ、全国大会で相手の心を読むテニスプレイヤーが出てきたらどうするつもりだ!分かったか、お前はまだまだ甘っちょろいヒヨッコなんだよ!」」 「くッ……!」 氷帝学園において、天才と呼ばれるためのハードルは限りなく高いようです。 ・「千の技を持つ天才」 やはり、「心を閉ざす術」も「F・A・S」や「F&D」などと同じようにカウントされているのでしょうか。 彼ほどの天才ともなれば、様々なテニスプレイヤーとの対戦を想定し、色々な技を身につけていることでしょう。 おそらく、一般的なテニスの試合で使える技は30程度。 残りの970は様々な環境・状況における使用を想定し用意されたものだと思います。 たとえば爆発炎上する船上で正確にボールを打ち返す技とか、成層圏まで打ち上げられたテニスボールを追いかける技とか、隕石の落下に耐えつつテニスをする技とか、襲い来る恐竜をかわしつつテニスをする技とか。 どれも中学テニスには必須のテクニックばかりですね。 ・桃城先輩流血 カッコイイキャラが血を流せば女の子が喜ぶ、という聖闘士星矢などでもお馴染みの手法に許斐先生が気付いたのでしょうか。 比嘉中のキテレツ部長といい、意味の分からない流血が続きます。 場外に落ちたプロレスラーが、セコンドにこっそりカミソリで額を切ってもらうくらい意味の分からない流血です。 桃城の「俺は…まだ……」のシーンとか、これってボクシング漫画にあるべきシーンじゃないですか? なぜテニスでこんなことが。 そして、真っ当な神経であれば直ちに試合を中止すべき場面で、当然のように試合続行を要求する一年生、越前リョーマ。 一見すると冷酷極まりない非人道的な行為のようですが、しかし、仕方がありません。 越前少年は桃城先輩とは比べ物にならないほどのテニスを経験しているのです。 劇場版では爆発炎上する船上にあっても試合を中止せず、命がけで勝利を掴み取りました。 また、最近であれば田仁志様のビッグバンサーブを受け、口から血を吐きながらも試合を続けました。 僕は今まで二度頭から血を流したことはありますし、みなさんもその経験はあると思いますが、しかし、吐血した経験はそうそうないのではないでしょうか。 齢13にして吐血した越前少年からすれば、頭から血を流すなど何でもないことなのです。 一見冷酷に見える彼の行いも、そういったことを加味すれば理解できるのではないでしょうか。 ・「前半70%の力で相手の目をそのスピードに慣れさせることで〜〜」 なんだこの作戦は…。 始めから100%でいいんじゃ……。 ・カウンター破り 不二先輩の時もそうでしたが、どうもテニスの王子様という漫画においては、ガットを破るスマッシュを打たない限り、カウンターで返されてしまうようです。 そして言い換えれば、ガットさせ貫通することができれば、この漫画においてカウンター使いは無力なのかもしれません。 たぶん全国大会ベスト4あたりになると、相手のガットを破るのは大前提という戦いになると思います。 オーラでラケットを強化するとか、オーラで球威を弱めてから返すとか、オーラで具現化したラケットを用いるとか、そうしてテニスは次の次元に進むのだと思います。 ☆☆☆ハンター☆☆☆ 今週も面白いですね。 ・肉樹園 ああ、こういうコトですか、肉樹園って。 ホントに樹にしてるんだなあ。 酒池肉林の再現なのでしょうか。 約五千ということは、もう五千人も念能力に目覚めたんですか。 彼らがうまいこと助けられたら、東ゴルトーのハンター人口がすごく高まりそうですね。 ・「あの連中は怪物です」 おまえら、その見てくれで怪物いうな。 それにしてもこの二人は呑気だなあ。 あなた達が今から戦う相手は決して楽に勝てる相手じゃないんですよ? どちらかと言えば必死の戦いです。 もっと死の危険とか感じてもいいと思うんですけど。 ・四次元マンション ノヴ先生の能力&能力名が判明。具現化系っぽいです(特質系かも?) 戦闘向きではないですが、非常に便利で応用が効き、かつ優れた能力です。 この能力の何が優れてるって、お風呂に入れるんですよ。 きっと食べ物もあるし。 サバイバル、ゲリラ戦では部隊に一人は欲しいですね。 この人がいたら、「いつでも宿屋に泊まれるRPG」ですよ。 ネテロ会長が副会長派を押し切ってでもノヴ先生を連れて行ったの分かるなあ(違) 片手で十分の能力だし、クロロが見たら欲しがるでしょうね。 旅団の活動にも最適です。 このマンションのコマは単行本で描き直されて調度品が加わると予想。 ・ミャンマ 見る立場から初めて見られる立場に変わったミャンマさん。 サテライトンボにも気付いていたノヴ先生は流石。 初めて襲われる立場となったミャンマさんがどう戦うのか楽しみです。 何もできずにあっさりとやられるのか、それともサテライトンボ以外に技を隠し持っているのかな。 きっと前者だと思う(理由:冨樫先生がこんなキャラのために他に能力を考えるとは思えないので) ・「ほーら、こぉ〜〜〜んな近くにいるぜ!?」 前の感想で「こんなことしそうです」って書いたらホントにやってたヂートゥさん。 それでも、きっと3〜4時間は我慢して、どうにも我慢できなくなってこんなことするんだろうな、って思ってたら、もうやってますよ。 砂時計を見た感じ、モラウさんが横になってスグじゃないですか? 「ゼッタイ寝させるもんかよ!!」とか言って趣旨変わってるし。 (ありえないけど)モラウさんが本気で寝た方がヂートゥさんには都合がいいはずなんですけどね。 ・「勝手にしろよ。とにかくあと5時間は起きねーからな」「ゼッタイに寝させないよー!」 なんかカップルみたいだな、この二人。 ・「オレの勝ちだ…!」 何時の間にやら勝機を見出してるモラウさん。 口からちょっぴり煙も漏れてますし、もう仕掛けは施してあるっぽいです。 そして、この展開では普通に勝ちそうですね。 でも、勝利条件が「ヤツがもし途中で諦めてオレの側から離れたら」ってコトは、いつまでもヂートゥさんが子供みたいにモラウさんの周りではしゃぎ回っていれば勝てないんですか。 がんばれヂートゥさん。8時間挑発し続ければキミの勝ちだ。 そして、勝利した暁には全国の読者がキミに栄誉ある称号を送るだろう。 そう、「サイキョー流正式継承者」の称号を……! ☆☆☆ナルト☆☆☆ ・「三代目風影はサソリの傀儡と化していた!!」 ……あ、このアオリ巧い。 ・サソリ戦 あの、今回の構図はサソリの操る三代目vsチヨバアの操るサクラ、ということで良いのでしょうか。 なんか、サクラのポジションがいいね! ・起爆札@サクラ と思ったらサクラが自発的に行動したので残念。 でもまあ自爆しただけですし、これは活躍とは言わないと思うのでオッケイ。 このサイトは何時からサクラの活躍に心を痛めるスタンスになったんでしょうかね。 ・手がたくさん 三代目の傀儡からたくさん手が出てきました。 ナルトはこういうのが便利でいいですね。 物理的にはあんな大量のパーツが入るわけないんですけど、なんか良く分からない文字っぽいものをチョロチョロっと書いておけばそれだけでオッケイ。 ハンターと違い一人が使える術もたくさんあるので、能力者バトルも卑怯な後出し戦になるけど、でも画面が派手で絵的に楽しめます。 今回の手がたくさん出てくる横長のコマは良かったと思いますよ。 ☆☆☆アイシールド☆☆☆ この監督、この顔で普通の心臓ってのは逆に詐欺だと思う。 ☆☆☆ムヒョ☆☆☆ ・「煉が底をついた」 今井裁判官も言ってたことですが、ムヒョ一人だけで来ること自体がそもそも間違いだったんですね。 ・「計算違いもあったわ…とりわけロージー君には秘めた力があって意外だったわ」 あれだけの役立たず足手まといっぷりを発揮したにも関わらず「秘めた力が意外」と言われたロージー。 リオ先生はロージーのことを、どれほどのヘタレと考えていたのでしょうか。 あと、エンチューと組んでるなら、もう少しロージーを評価してあげて下さいよ。 あの時が唯一ロージーが輝いてた瞬間なのですし。 まあ、あの輝きはもう二度とありませんが(断言) ・黒火蜴ボガーン 単純に威力だけで見たらソフィーよりリオ先生の方が怖いと思いました。 ・今井&ヨイチ裁判官コンビ あんたら霊相手にはヘッポコだけど、人間相手だと結構強いですね。 実は幽霊とか怖いタイプですか? ・反逆者リオ先生 家は焼いてから出てきた、ビコには手紙を送っといた。 リオ先生いろいろ怪し過ぎ、証拠残し過ぎ。 そりゃヘッポコ協会の人たちでも気付きますよ。 でも、これがリオ先生の良心の欠片なのだと思いましょう。 少なくともビコだけは助けたいみたいですし。 どうでもいいけど、弟子の仇討ちをする時に何故か自分の家を爆破してから出かけるギロチン封神を思い出しました。 ☆☆☆タカヤ☆☆☆ 最近のタカヤはちょっと眉を顰める感じでしたが、今週からの展開は悪くなさそうです。 ・建築部 やっとこさ閃武学園の腕力以外の力がクローズアップされました。 腕力以外の力で金を得て結局腕力を雇うわけですが、これは「魁!男塾」の藤堂兵衛も言ってた「この世の3つの力」、すなわち「金力、権力そして暴力」を体現していますね。 この世界観をシビアに貫いてくれれば良い漫画になりそうで期待したいのですが、ちょっと坂本先生には荷が重い気がしてるのであまり期待してません。 ・まなみさん 親友の高校二年生の女の子に、暴力的な新興建築集団を同じく暴力で叩きのめすよう要求する女の子。 あなた、渚ちゃんのことホントに親友だと思ってますか? ・「何か大事な仕事の話があって来たんでしょ!?」 あ、これって仕事だったんだ。 つまり閃武学園っていうのは、通常の社会の暴力面を色濃くした社会ってことですね。 良識的な経済活動を暴力で阻害する団体があり、それに対しては同じく金力を用いた暴力で対抗する…。 うーん、やはり設定だけ見るとすごく面白そう。 こっから警察みたいな自警団組織が出来たり、上納金を要求したり、みたいな展開になるんですかね。 自警団的ポジションに立つとしたら、やっぱり生徒会とかがそういうポジションになるのかな。 そんな世界観で話を進めつつ、ちゃっかりラブコメも描ければイケルと思うんですけど、問題は坂本先生の力量だよなあ。 切法師やカインと比べて舞台設定自体は格段に優れているので、後はこの中で話をどう進めるか、どうキャラクターを動かすかだと思うんですが……。 結論:閃武学園は「現実社会」と「北斗の拳社会」の中間っぽい立ち位置。 ☆☆☆チームG59上☆☆☆ ・絢爛舞踏祭 絢爛舞踏と聞いて、式神の城関連かと思いました。 ……と、思ったらホントに式神の城関連のゲームでした。 世界がなんか良く分からん感じで繋がってるらしいです。 てことは、ザサエさんとか出てくるのかなあ。 ザサエさんて確か絢爛舞踏ですよね。ワガメちゃんとかも。 ☆☆☆デスノート☆☆☆ ・おそらく……松田桃太 ホント不幸だな松田さん。 松田さんの扱いの酷さには憐れみを通り越して萌えます。 何が酷いって「とりあえず松田ネタ出しときゃ面白いだろ」っていうガモウ先生の思惑が酷い。 ・「予想以上に膨らんでいた父の想い!!」 最近ヘタレっぷりが各所で評判のライト青年ですが今回のミスは痛いですね、痛すぎます。 だってこのミスは思慮の足りない僕ですら分かったし、庇いようがないですよ。 こんなんどう考えても特攻次長が名乗りを上げるに決まってるじゃないですか。 むしろその成り行きが一番自然なくらいです。 「なんだと!」じゃないですよ、気付きましょうよ。 だらしないなあ、だらしないよライト君。 ☆☆☆リボーン☆☆☆ 読者も作者もキャラクターも、みんなランボをウザイと思ってるのですから、もう良いではないですか彼のことは。忘れましょう。 でもランボって、今週みたいに画面に出てこずにキャラだけで話を進めるなら結構いいキャラですね。 最後出てきたらやっぱりウザかったけど。 ☆☆☆切法師☆☆☆ 僕の性格もあると思いますが、今週の前半みたいな話は読む気がしません。 ・「奴等に逆らえば村が滅ぼされるのだぞ…!」 さっき耕太が逆らってましたけどね。 ☆☆☆ディグレ☆☆☆ これもう、ラスボスは神でいいんじゃないですか? 伯爵とノア一族を倒した後、神まで倒さないと本当のハッピーエンドは来ない気がします。 ☆☆☆カイン☆☆☆ ・扉 今週の扉を見て「あっ、ヒロインが悪そうなヤツにさらわれてる!あれ?でもそんな話だったっけな……」と素で思ってしまいました。 この漫画が自分にとっていかに空気であるか、改めて思い知らされた気分です。 ・「忘れはしないさ…弟の顔を…」 先週からの肉親暴露オンパレードに苦笑が止まりません。 もう打ち切り決定しちゃったんだろうなー。 ・「どんだけ使えねェんだ、てめェは…」 ホントですよね! カインって気持ち良くキカイ砲撃てたのって最初の一回だけですし。 後はずっと弱っちいイメージしかないです。 ☆☆☆週刊ヤングジャンプ予告☆☆☆ 杏さゆりさんが着ているこの水着の発明はすごい。 乳輪のメタファーとか裸踊りとか、いろいろ想起させられ非常にエロティック。 これ作った人偉いなー。ちょっと感動しました。 ☆☆☆こち亀☆☆☆ ・早矢さん この人は意外とすごいですね。 以前も両さんを惚れさせたことがあったし。 部長と優を陥落し、同年代・中年・熟年と一通り落としたことになりますよ。 それにしても部長の体たらくが見ていて憐れです。 ・「お嬢さん!許してください!」 逆境ナインで主人公が片思いの女の子を捕まえて「今は野球が大切なんだ!別れてくれ!」といった場面を思い出しました。 ☆☆☆いちご☆☆☆ ・「どーせ今だって真中はあたしのこと考えてないのにさ」 ごめん! 読者もみんな忘れてた! いま、東中西の3人以外はたぶんみんな忘れてるよ。 僕は、特に貴女を忘れていた!!!! ☆☆☆ジャンプ小説大賞☆☆☆ 大賞作品のプリンシパルには全く食指が動かないけれど、日常転換期とヘル・ジャンパーは読んでみたいな。 なぜって総評で各先生がかっちりダメ出ししてるから。 すごく勉強になりそうです。 日常転換期の評なんて「プロのレベルじゃないけど、15歳の割には良く書けているので」なんて言われてますよ。 まあ慢心させないためなんでしょうけれど、どの程度のレベルだと「プロのレベルじゃない」のか分かりますし読んでみたいなあ。 ヘル・ジャンパーもその失速ぶりを確認してみたいです。 ただ、ジャンプ小説大賞は明らかに作品の方向性が限定されるし、それにこないだJ-BOOKSが意外と弱いことに気付いたので(テニスのノベルが店頭で手に入らない!)あまり魅力的な賞ではないのが残念。 ちなみに賞金100万円ってのは、この作品がそれから印税貰えない契約だとしても結構いい金額ですね。 増刷がかかる本なんて極一部だし、増刷がかからないとしたら本を出すより儲かってます。 たぶんこの小説は普通に出版しても著者に100万は入りませんし。 (もちろん何かがどうかなってすごく売れる可能性もありますけど) ☆☆☆ユート☆☆☆ すごい最終話だ……。 それにしてもほった先生が可哀想です。 何が可哀想って……これじゃユート君イヤなヤツのままですよ! この印象が拭えないままジャンプを去ってしまえば、「アホ」とか「バカ」とか「ヤムチャ」とかと並んで子供の悪口に使われそうです。 バーカ!アーホ!ユート! ・「本格的にやれば身体にも負担です」 そうなんですよねー。スポーツ選手って怪我との戦いですし。 ユート父はある意味リアリスト。 確かに常識的に考えれば、スポーツは趣味程度で普通に大きく育ってくれた方が嬉しいでしょう。 ユート父はあまり間違ってません。 一児の父としては星一徹の方が明らかにおかしいです。 もちろん、おかしいからこそ漫画として成り立ってるわけですが。 ・ユート君の成長 結局一度も誰にも勝つことはできず、これといってスケート技術の上達も描かれなかったユート。 しかし、彼の積極性だけは明かに成長しています。 ユート父もこの点だけはスケートのおかげと考えても良いんじゃないでしょうか。 最初は生意気なだけだったユート君が、スケートへの執念か、はたまた吾川君の影響か、ずいぶん積極的で活動的になりました。 いろいろ置いといて、彼の行動力と前向きな姿勢と芯の強さと自分の都合の良い方に何事も捻じ曲げて理解する傲慢さは、社会に出た後きっと彼を成功に導くと思います。 僕はユート君に大物の片鱗を見ましたよ。 ・「どうやって手に入れたんだ――そのスラップは――」 全く描かれなかったユート君のスラップ入手。 なんだかすごい不安な気持ちにさせられます。 ユート君の性格的に犯罪とかもやりかねないですし。 「ちゃんとお金を貯めて買ったんだよ! ほら、自販機をこうやって、こうするとね…。小銭がちょっと出てくるんだ。これを貯めて自分のお金で買ったんだよ、お父さん!」 ね、やりかねないでしょ? あと、あれですね。 ユート君が妙に可愛らしくて大きなおねーさん受けしそうなので、こんなことも想像しちゃいますね。 ある少年は、スラップが欲しくて欲しくて毎日毎日、一日中ショーウィンドウの中のスラップを見つめていました。 するとある日、一人の20代後半のOLがその少年へ話しかけました 「あら、かわいい子ね。お姉さんがスラップを買ってあげようか?」 「え!でもお父さんから知らない人に物を貰っちゃいけないって」 「じゃあこうしましょう。お姉さんと一緒に今からイイところに行きましょう。そのお礼に買ってあげるの。それならいいでしょ」 「・・・うん!」 こうして少年はOLと(省略 その後も関係が続いているのだとしたら、北海道遠征など彼の資金源も理解できますね。 ああ、どうしよう。ほった先生がこんな描き方するから、僕の中でのユートの後日談はこれで固まっちゃいそうですYO! ・「おまえ、オレを…一人にする気か!?」 このコマに何故か笑えました。 吾川母は「ちょっとお使いに行って来るよ」くらいの気分で簡単に送り出したんでしょうね。 「母さん、オレ、ちょっと明日から長野に行ってくらあ。3年くらい」 「はいよ、行ってらっしゃい。正月には帰ってきなさいよ」 このくらいの気軽さで送り出したと思いたいです。 そして僕はそんな吾川母が好きだ。 ・総評 ユートは面白いかどうかは置いといて、少なくとも志の高い漫画ではあったと思います。 回想が長過ぎる冒頭、誰にも勝てない主人公、基本的にロクでもないばかりの登場人物、そして圧倒的に性格の悪い主人公……。 普通の漫画ではとても出来ない挑戦的なことばかりやってます。 おそらくは読者に不快感を与えてでも作品にリアリティを出すためであり、不快感はこれからの展開でカバーしていくつもりだったのでしょうが、ほった先生のチャレンジ精神溢れる長期構想もジャンプシステムの前では無力でした。 それでも編集部もこれまで一生懸命庇ってきたように見えましたけどね。 作家にとっても編集部にとっても残念な結果だったのではないでしょうか。 決して嫌いな漫画じゃなかったんですが仕方ないですねー。 ☆☆☆ジャガー☆☆☆ なんか読んでると逆に元気が出てきましたよ。 僕もがんばろう!何をがんばるのか分からないけど! ☆☆☆次号からの新連載☆☆☆ 大亜門先生の復活は素直に嬉しいですが、それはそれとして叶先生のMP0の連載はまだですか? 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