いろいろレビュー(3)





【8/26】レビュー「ランド・オブ・ザ・デッド」他

 夏のゾンビ祭に参加してきました。これは映画「ランド・オブ・ザ・デッド」の公開に先駆けて、7時間に渡り、ゾンビトークショー、ゾンビコスプレ大会、ゾンビ映画3本を立て続けに見るという拷問のようなイベントです。ちなみにゾンビ映画3本は「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(最終版)」「ドーン・オブ・ザ・デッド(ダリオアルジェント監修版)」そして「ランド・オブ・ザ・リビングデッド」。リビングデッドサーガの過去作品を復習しつつ、最新作「ランド〜」を楽しもうという趣旨ですね。(この際、「デイ・オブ・ザ・デッド」のことは忘れましょう)

 最初はみうらじゅんと中原昌也によるゾンビトーク。二人ともそんなにコアなゾンビ好きではないようで、期待していたようなトークは聞けなかったけど、流石にみうらさんはトーク慣れしてる。巧い。「『デイ・オブ・ザ・デッド』を『死霊のえじき』って邦題にしたの、いい加減やめてあげればいいのに。そもそもゾンビと死霊は別物でしょ」の意見には甚だ同意。
 その後はゾンビコスプレ大会。まあいろんなレベルの人が出てたけど、ヨタヨタ歩きながらアンパンをかじって「ウア〜〜」とか言ってたら普段着でもコスプレとして成り立つくらいの雰囲気でした。実際、そんな人もいたし。審査の結果、最優秀者には映画で使われていた革ジャンの複製品が、優秀者3人には映画のポスターがプレゼントされました。なんか微妙な賞品だなあと思ってみてたら、「それとカプコンさんからバイオハザードとか頂いてます!」っていう話になって、残りの人はゲームとかDVDとか貰ってましたよ。ポスターしか貰えなかった優秀者3人がすごく憐れでした。ちなみに、みうらさんは途中で審査が面倒くさくなったらしく、近くにいた人から順にDVDとか渡してました。高い確率でゲームやDVDがもらえて、少なくともみうらさんと握手できたので僕もやれば良かった。後悔しても後の祭り。

 さて、では映画の感想を書きましょう。まずは「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(最終版)」。これはオリジナルの「ナイト〜」に最近新たに撮り直したオープニングとエンディングを加えた物なんですが、うん、蛇足ですね。オリジナルでは、兄弟がお墓参りに来てたら向こうからへなへな歩く人が近づいてきて、実はそれがゾンビでした襲われました、っていう唐突なスタートなんですが、最終版ではそのゾンビがなぜ墓場でうろちょろしてたのかとか、そういうのを説明しちゃってます。オリジナルのあの唐突なスタートが「日常から非日常」への移行を鮮烈に描いてたのに、これはちょっと残念な追加フィルム。しかし、このOPに関してはまだ許せるとして、EDの追加フィルムは入れる必要性がどこにあったのか全く理解できませんでした。完全に蛇足。みなさんはオリジナル版を見た方がいいですよ。(買うなら最終版の方が安いので、脳内カットするのもアリ)

 次、「ドーン・オブ・ザ・デッド(ダリオアルジェント監修版)」。ダリオ・アルジェント監修版は大量消費社会への批判というニュアンスが強調されてますね。あと音楽がカッコイイ。ドーンについてはレビューが長くなるので別ページを設けました。これはいい作品だ。

 で、ようやく最後に「ランド・オブ・ザ・デッド」。これまでのようなねちっこさがなくなってカラッとした映画になってます。ホラーというよりSFに近いかな?「リベリオン」とか見てるのに近い感じです。ドーンでは4人仲良くショッピングセンターを占拠してたわけですが、中にいる人がいっぱいいた場合のバージョンがランドです。ゾンビから守られたセーフティーエリアでは階層社会ができていて、その中での葛藤と、ゾンビに一線が破られる瞬間のお話です。ドーンみたいな強烈なインパクトというかメッセージみたいなのは感じられず、他の洋画と並んじゃったかな、って感じ。だから素晴らしい傑作とは言えないけど、それでもそれなりに面白い映画だったと思います。ちょっと甘いかなあ。自分内評価では「X-MEN2」の方が面白いです。
 ちなみに、今回のゾンビはちょっぴりお利口。ゾンビ同士で簡単なコミュニケーションしたり、マシンガンの使い方を覚えて少女ゾンビに教えてあげたり、影牢ばりのトラップコンボで人間を殺したりしますよ。前作「デイ・オブ・ザ・デッド」でゾンビにはちょっぴり知能があることが分かったので、そういう意味では確かに「デイ〜」の続編ですね。
 総評としては、面白いけど傑作ではないので、ファン以外は無理して見なくていいかな、と。「デイ〜」と同じくらいでイメージしてればいいかと思います。「デイ〜なら絶対見に行くよ!」って人はランドも見ればいいと思うよ。


 ところで、この拷問のようなイベントの後、一斉に映画館から吐き出された徹夜明けの観客数百人の群れは、さながら街を徘徊するゾンビのようでした。



【8/19】レビュー「アリオン」
 ギリシャ神話を題材にしたアニメ映画。地上世界の覇権を争うゼウス、ポセイドン、ハーデスと、打倒ゼウスを狙う少年アリオンのお話です。

神話がベースということもあり、これだけ聞くとすごく面白そうなんですけど、なんていうか、神々がみんなショボイ。ショボイだけならいいんですけど、意味が分からないです、いろいろと。まずハーデスはゼウスとポセイドンの戦争を見物しに行ったらアリオンに斬られます。次に錯乱した我が子アリオンを止めようとするポセイドン。彼は「下がっておれ」と周りの者を下げるので「おお、何か考えがあるんだな!さすがは神だぜ!」とか思ってると、何もできないままブスッと刺されて死にます。で、ゼウスに至っては地母神ガイアに泣きついたり、攻めてきたアリオンにビビって逃げ惑ったりとヘボすぎます。ちなみにアレスは途中であっさりアリオンに斬られ、アテナはアポロンとの近親相姦中に死んで、ヘラクレスはそこらへんの山賊です。ラスボスであるアポロンとアリオンの戦いは何だか意味の分からない世界で、さながらアムロとシャアみたい。総じて、良く分からないアニメでした。

 あとこの物語でのラブロマンスは基本的に近親相姦。まず主人公自体が近親相姦だし。


【8/13】レビュー『日本を元気にした詩』

 戦後60年記念集会『日本を元気にした詩』
2005年8月13日(土) 
OPEN 15:00/START 16:00
<出演>頭脳警察/遠藤賢司/中川五郎/町田康グループ/ Ces Chiens(早川義夫・佐久間正英)/制服向上委員会/ PANTA & 中川五郎 with SKi
<コメンテーター>福島みずほ/ピーター・バラカン/藤井誠ニ/ 小西克哉/宮台慎司/高取英


 今日はこんなライブを見に行きましたよ。 お目当ては何故か自分の中で「こわいバンド」のイメージがすくすくと育っている頭脳警察。良く分からんけどマジこわい。
 後は普通に制服向上委員会(アイドル)と高取英(月蝕歌劇団の劇作家)と宮台慎司を目当てで行きました。

 で、最初に制服がライブやってたんですけど、なんか一曲ごとに反戦とか平和とかについてコメントしてて、なんじゃこりゃって思いました。
 その後トークで出てきた福島みずほさん(社民党)とか思いっきり政治トークオンリーで、制服の子と2人で対談してたんだけど正直引きました。んで、このイベントは基本的に左イベントなんだなぁと認識。とんでもねーライブに来ちまったかとちょっと後悔です。政治耐性ないんで、ライブ見に来て郵政法案がどうこう熱弁されても付いていけないですよ。

 そんな感じで超ダウナー。正直「もう帰ろうかな」くらいの気分だったんですが、次にトークで出てきた高取英さんがすごかった。今回も制服の子と高取さんが対談形式だったんですけど、一生懸命そっち方向へ話を持っていこうとする制服の子を差し置いて、高取さん全然相手にしないんです。

制服「若者のマナーとかが最近取り沙汰されていますが、でも若者だけでなく年長者の方のマナーも最近は問題になっていますよね。その点について高取さんのご意見を伺いたいのですが…」
高取「私もこないだゴミを道端に捨てて怒られました」

制服「ところで、私も最近知ったんですが、航空機の墜落で多くの人がなくなられて20年になるのですが、そのことについては…」
高取「全然知りません」

制服「最近は機械による画一化が〜〜」
高取「綺麗すぎるのは良くないですね。もう少し不潔にしてればO-157も怖くないんです」

 制服の子が何とか良識的なコメントを貰おうとしてるのにもう一切無視。しかも高取さん明らかに分かってやってるよ。間違いなく確信犯。制服の子もすげえ頑張って話振ってたけど終盤は流石に投げやりになってました。この人はパンクだなあ。ちゃんとイベントの趣旨を弁えて、その上で反抗してるもんな。

 その後は町田康さんが普通にカッコよかったです。僕は今の自分のボーカルスタイルに満足してるけど、後10年くらい経って落ちついたら町田さんみたいなボーカリストになりたい。

 次の遠藤賢司さんは今日まで知らなかったけど、これもすごかったです。ギターを弾きながらハーモニカを吹くのはいいとして、ギターを弾きながらドラムを叩くのはすごい発明だと思いました。

 頭脳警察は意外と普通ですね。


 帰りに町田さんのバンドにアンケート出したけど、僕のしか入ってなかったよ!町田さんまじカッコイイなあ。憧れちゃう。ちょっと僕も頑張ろう。


【8/4】レビュー「顔がない」「空想革命」「森羅万象」「アムの解散」「国」



無善寺にライブを見に行きました。

 ●顔がない
MMRの話をするだけのライブらしく、楽しみにしてたけど10分遅刻したら終わってました。

●空想革命
佐世保バーガーを買いに外に出て、帰ってきたらほとんど終わってました。ギターを初めて買った少年が家で楽譜を見ながら練習してるようなライブで良かったです。

●森羅万象
今日の佐藤さんのファッションセンスが素晴らしかったです(写真参照)。金ラメのパンツにプリキュアのTシャツ、芋ジャージの上着に毛がついてるストール?と汗ふきタオルを首にかけ、鼻にティッシュを詰めてました。ギターヒーローのファッションセンスとダサい日常着を同時に着用し、カッコ良さとダサさの弁証法的止揚と見せかけて、実際はギターヒーローも既にダサいのでダサさの二乗に過ぎない辺りがレベルが高かったです。

●アムの解散
まあいつも通りなので省略。

●国
今日の国も良かったです。まず良かったのが、国が始まるや否や客の半分くらいが帰っていったのが良かったです。で、ライブ。狩生さんが何も考えずにライブに臨むのはいつも通りなんですけど、今日はさらにテンションも上がらないらしく、1時間強の間ずっと「何も浮かんでこない」「もう本当に限界です」と困りつづけてました。ステージ上でただただ困り果てる狩生さんは言いようのない不安感を醸し出しており、今日初めて国を見た友達も「すごいドキドキした」って言ってました。今日の狩生さんは本当にすごく困っていて、ステージ上でこんなに困れるなんてホントすごいです。僕なら嫌になってステージ降りるなぁ。
書いてて思ったけど、もう国って失敗しようとしても失敗できないレベルなんじゃないかと思います。もし失敗するとしたら、バンドを組んで練習してきて、それで音楽やったら、その時が失敗なんじゃないかと思います


【7/31】レビュー「ゾンビロリータ」「ブラックリボン」&他人のライブ告知

 今日はマキヒトさんに誘われて、ゾンビロリータとブラックリボンを見に行きました。

ゾンビロリータ
 女の子がたくさん出てきて、とても楽しげです。みんな好き勝手してるように見えながら一定の方向性を共有してるので、混沌としていながらもまとまりのある不思議な空間を作ってました。それにしても、よくあれだけの数の若い女の子をまとめたものだと脱帽。月蝕の高取さんもだけど、実に羨ましいポジションですな。僕も絶対こんな大人になるぞ。
 ベースのお姉さんと、二の腕にタトゥーの入ってるお姉さんがカッコ良かったです。あと、おっぱいが良かった。おっぱい。また機会があれば見に行きたいですね。

●ブラックリボン
 ちょっと微妙な感じでした。狙ってチープなものを作っているのか、それとも中途半端なレベルで固まりかけているのか判断に苦しむ感じです。後者ならもっとハジケるかとんがるかして、それと踊りにキレが欲しいと思いました。


ちょっとここで他人のライブ告知をしたいと思います。

08.03(fri)MUZENJI@Koenji
UNK presents「We Love MUZENJI!! 7th」
open-18:30 start-19:00 
adv-¥1000 day-¥1500
bands-顔がない/空想革命?/国/森羅万象/アムの解散

僕と辰巳が心からリスペクトしてるインディーズバンド「国」のライブがあるのですよ!
今回の国の出演時間は9時から終電くらいまで。ああ、もうホント楽しみだ! 
国というバンドは狩生健志という天才が率いているユニットで、彼は僕が知る中で一番挙動不審な動きができる人なのです。そして、本人以外のメンバーが誰もライブに来ず、本人も面倒くさくて機材を全く持って来なかったにも関わらず、それでも持ち時間30分を大幅に延長して2時間もライブを続けた(ステージ上で何をしたらいいか2時間困り続けた)のは僕達の中でほとんど伝説となっています。
というわけで、みなさん8月3日は僕達と一緒に無善寺に行きましょうね。

あと、明日ネットラジオ「国を称えるラジオ」を突然やろうと思ったので突然やるつもりです。たぶん22時くらいから30分くらいでやります。僕と辰巳が延々と狩生さんを褒めちぎるだけのラジオです。やっほう。詳細はまた明日にでも。




【7/27】レビュー「悲劇の誕生」
 とりあえず一回通読しました。

 一般にニーチェといえば最も理解に苦しむ哲学者の一人というイメージを持たれていますが、実際に読んでみると、もう全くその通りで意味が分からないを通り越して腹が立ってきます。本論に入って1P目の1行目から理解できないというのは、逆に清清しさすら感じました。

 というわけで、内容に関しては正直さっぱり分からなかったんですが、それでも何とか理解した範囲でまとめると「理性主義はいかん」ということなのでしょうか。まあ、よく分かんないです。

 ところで、内容よりも目に付いたのがニーチェの暴言の数々。この「悲劇の誕生」は学会でもかなり指弾されたようですが、思うに内容よりも書き方が人をムカつかせたのではないかと思いました。ニーチェさんはかなりの激情家らしく、自分たちの同僚を指して「あいつらは何を血迷っているのだ」「あいつらはアホだからこんなことも分からないのだ」とか言いまくり。読者に対しても「私の言ってることが分からない者は自分の才能のなさに絶望するとよかろう」とかムチャクチャいってます。時々冷静に戻るのか「もっと落ち着いて書こう」みたいなことを言いますが、ほんの5、6ページもすればまた以前の調子に逆戻り。なんなんだこの人は。

 それにしても、こういう歴史に名が残る人というのは大変ですね。巻末にニーチェの歴史年表みたいなのが付いてるんですが、これがもう実にかわいそう。「18**年 ***に求婚するがふられる」みたいなのが何回も出てきます。最後は周知の通り発狂して死んでますし。いつ誰にフられたかまで記録されて後世に語り継がれるなどニーチェは実に哀れです。結局、最後まで結婚できないし。

 他の解説書とか読んで、内容理解できたらまた書きます。



【7/23】レビュー「男たちの大和/YAMATO ロケセット」

http://www.yamato-movie.jp/info0701.html

 実家の近くで「男たちの大和/YAMATO」という映画に使われた戦艦大和のロケセットを見に行きました。
両親と車で行ったのですが、「まあ向島狭いし、現地に着けば場所は分かるだろう」などとナメていたら、現地に案内がほとんどないという不親切さ。上記HPに地図があるので、ちゃんとチェックして行った方がいいですよ。

 で、このロケセットですが残念なのが、大和の中を好き勝手に動き回れないこと。ちょっとしたロープで順路が区切られており、機銃や高射砲などはあまり近くで見れません。主砲の中に入ってみたりしたかったのになぁ。

 一方、映画のロケセットのハリボテ感を実感できるという意味では良かったかも。鉄板の部分はベニヤ板を銀色に塗ったもので、あと発泡スチロールとかも使ってます。文化祭で作るものが大掛かりになった感じでしょうか。

 あと、戦艦大和に関するちょっとした資料展示もあって、こちらはなかなか面白かったです。軍服や高射砲の弾薬などから、兵員が使うお皿や灰皿まで置いてありました。また、兵員は上陸の際に衛生クリームとコンドームを渡されるようですが、そのコンドームの名前が「突撃一番」というのが凄まじかったです。これ、トレビア出せるんじゃないかな。



【7/18】レビュー「HUNTER×HUNTER #22」
 ハンターハンター22巻を購入。ジャンプでは何が起こっているのか良く分からなかったシーンも、単行本ではきれいに描き直されています。

 今回の最大の見所は描き直しによって萌えキャラに生まれ変わったコウモリ子さん。正直ジャンプで読んでる時は「ゴンのこの戦いは要らねーだろ」くらいに思ってたんですが、コウモリ子さんが萌えキャラになるだけでここまで違ってくるとはビックリです。同じ内容の漫画とは思えません。ちなみに今週のジャンプP90に萌えキャラ化したコウモリ子さんが載ってるので、興味のある人はチェックしてみて下さい。やっぱね、あんな怪人コウモリ男みたいなのが戦うのと、シスターミミ似の萌えっ子が戦うのとでは、天と地ほどの差がありますよ。冨樫先生のこの描き直しは最小の投資で最大利益を引き出した気がします。

 あと細かいコトですが、ザザン戦の後、流星街へ戻る時のシズクがフィンクスの上着を借りてたこともようやくコミックスで分かりました(もしかしたらジャンプの時点でも分かった??)。これが何だかとってもエロチックで良かったです。「妄想戦士ヤマモト」でも「裸の上に男物のYシャツはレベルが高い」と言ってましたが、ちょっと納得。余った布を縛ってるとことかもレベル高し。それにしてもフィンクスとかフランクリンさんとか、微妙にシズクに優しい気がするのは気のせいですか?



【7/16】レビュー「必殺スペシャル 久しぶり!主水、夢の初仕事」

 いつも思うことですが、必殺スペシャルというやつは本当に最高ですね。今日はケーブルの時代劇専門チャンネルで見ました。

 必殺シリーズが他多くの時代劇と大きく異なっているのは、そのあんまりにもあんまりなはっちゃけ具合。こりゃ酷え。今回の場合は、必殺仕事人の収録現場からお話はスタートします。収録中、足を滑らせて屋根から落ちる藤田まこと。そして、藤田まことは気を失い、気付いた時は江戸時代にタイムスリップしているのです。

 というわけで、今回の必殺は中村主水ではなく藤田まこととして話が進むのですが、いかんせん周りの俳優は藤田まことの知り合いばかり。必殺の中の話なのに、登場人物が新しく出るたびに「あれ?***さんじゃないですか」などと藤田まことが言うので、義母の菅井きんなどが「ムコ殿は気が狂ったんじゃねえか」と心配して、座敷牢に閉じ込めようとするくらいです。

 役柄的には中村主水だけど、中身は俳優の藤田まこと。このメタフィクションを使って、必殺らしい様々なくだらないギャグが炸裂します。まず、妻に"夜のお勤め"を迫られた時は「いや、私は庶民派俳優として売っているので、それは困ります」と遠ざけ、黒幕に会った時は「あれは俳優の***さんだから、汚職代官に決まっている」と見抜きます。同様に「ゲスト女優の***さんが危ない」と危機を察したり、非常にバカらしいです。


 個人的に一番面白かったのは、序盤でタイムスリップした藤田まことが、これは夢なんだなと自分を納得させるシーンで「いつも仕事のことばっかり考えてたからこんな夢見ちまったんだな。まったく、新年からクソげんの悪ィ夢見ちまったぜ!」というシーン。藤田まことさん、あなた15年間も主人公を務めた作品に対し「クソげんの悪ィ」はないでしょう。超笑いました。

 あと、助っ人の南蛮人仕事人というのが出てくるんですが、これが元プロ野球選手の亜仁丸レスリー。彼のバカバカしすぎる活躍はあまりにバカバカしくて書く気がしないのですが、実にバカバカしかったです。



【7/14】レビュー「ドゴン族の仮面舞踏」


 現代科学とは縁のない暮らしぶりながらも、やたら天文学的知識に秀でているため「実は宇宙人と接触したんじゃないか」と一部の業界で評判のドゴン族が来日です。ぽちょさんに誘われて仮面舞踏に行ってきました。

 今回の彼らの舞踏は、何でも死者が出たときに葬送として舞うものらしいです。さて、どんな厳粛な儀式かと思い見てみますと…………めっちゃダンサブルです。太鼓をポコポコ鳴らしながら、ドリフみたいに踊ってます。ひげダンスみたいです。「いえい、いえ〜い」って感じでとっても楽しそう。てか、これ踊りながら故人を悼むことできるんですか!?

 あと今回の見所の一つが、彼らの宗教観を体現した様々な仮面。事前の解説によると、神が最初に創った動物である猿の仮面もあるそうですよ。お、そんなこと言ってたら早速猿が出てきましたよ、どれどれ…………めっちゃかわいいです。まるでソフトビニール人形みたいな着色済みのおさるが頭の上にちょこんと乗っかって出てきました。猿だと言われなければそう認識できないくらい荒々しく刻まれた木彫りの猿なんてものを想像していたので、すごく肩透かしくらった気分です。いや、ホント、そこらのお土産屋で「見ざる言わざる聞かざる人形」を買ってきて取り付けたんじゃないかというくらいです。ぜんぜんアフリカっぽくありません。

 それに衣装もすごく派手。基本はショッキングピンクです。あの、これ、自然の染料とかで出る色なんですか……?いや、まあ踊ってる時は綺麗なんですけどね。あと、衣服とかって端っこがもっとボロボロだったりするのかと思ってたら全然普通ですよ。ちゃきっとしてます。すごく綺麗。新品卸し立てって感じ。これもやっぱイメージ違うなあ。

 そして何よりこの人たちすげえ場慣れしてるんですよね。歌を歌う人の前にはマイクがあったんですけど、「マイクなんて使うの初めてだろ。ちゃんと声入れれるのかな」とか思ってたら、めちゃくちゃ慣れた手つきでマイクを掴んで、完璧なマイクパフォーマンスですよ。さらに、その人は観客にクラップハンズを求めたり、客を煽ったり、サムアップして帰っていったり、とてもじゃないけどアフリカ現地住民の伝統芸能なんて信じられない!れっきとしたショービジネスですよ!ちなみに、この人はマリ共和国を代表するポップシンガーでもあったらしく、ちょっと納得。村人たちは確かに外部の人に今まで見せたことはないんですけど、日本に来るまでにちょっとだけ練習してきたみたいです。

 というわけで、結論としては「すごくそれっぽくないイベント」でした。「アフリカの奥地まで行かなきゃ見れない仮面舞踏が5000円で見れるなんてお得だぜー」とか思って見に行ったんですが、なんか普通のライブを見ただけの気分です。現地で演じられてるものが見れたとはとても思えない。帰りにぽちょさんとも話してたんですけど、つまり「××族が日本に来る!」とかの場合は、もう日本に来た時点で、本来のそれは見ることは出来ない、と。日本に来るということ自体が伝統芸能を商品化するということであり、そうなれば絶対に異質な物に変化してしまうということです。
 また、僕たちの姿勢としても「『プリミティブな物が見たい』と思うその時点で文化に対する誤解が始まっている」との結論に。文化相対主義の問題点にも通じるものですが、つまり「**族の文化は僕たちの文化と比べると科学的には劣っているように見えるかもしれないけど、アレにはアレの合理的側面があるのだよ」みたいな姿勢で他文化を見る時点で、その文化を自分たちの物差しで位置付けしてしまうということでしょうか。うん、これに関しては正直良く分からん。正直手に余る。

 まあ要するにですね。ドゴン族の仮面舞踏のホンモノが見たければ、アフリカの奥地まで自分で出向いていって、コッソリ彼らの儀式を盗み見るしかないんですよ。フィールドワーク超大事。今回みたくショービジネス化したものは見る価値が全くないとは言わないけれど、もしあくまでホンモノが見たいなら、手段は結局それしかないかと。5000円は勉強代ってことでオッケーです。繰り返します、結論「フィールドワーク超大事」。



【7/11】レビュー「ウインダリア」
 序盤でイチャついてたムカつくカップルどもが、どんどん死んだり不幸になっていく胸のすくような痛快娯楽映画。世間的な評価では「悲しいお話」らしいですが、そんなことは気にせずカップルどもが不幸になるたびにガッツポーズで歓声を上げましょう。

 この映画のもう一つの見所はあまりに愚図なパロ国の軍隊。その圧倒的だめだめさはロージーにも匹敵します。一例を挙げると……

・練習で大砲を撃ってみる→火薬の詰め過ぎで自爆→敵襲と勘違いし王宮守備兵大混乱→王国騒乱
・戦闘から飛行機部隊が帰ってくる→着地に失敗→爆発炎上→飛行機全滅、飛行場壊滅→空からの攻撃が不可能に
・仕方ないので機甲部隊をメインで攻めてみる→森を抜ける時に兵士がブルって誤射→敵襲と勘違いし部隊大混乱→混乱を敵に突かれる

 こんな練度で侵略戦争をしようという考えがまずもって大間違いです。パロ国はどちらかというと悪役で、どちらかといえば善玉のイサ国と交戦状態にあるのですが、第一次世界大戦時相当の装備をしているパロ国は上記の如きあまりのダメダメさゆえに、ボウガンと火炎ビンしかないイサ国の市民兵に一時は劣勢になってしまいます。パロ国軍のヘッポコはおそらくあらゆるアニメでワーストと思われるので、ヘッポコを楽しみに見るのも良いかもしれません。


【7/9】レビュー「スターウォーズ・エピソード2 クローンの攻撃」
 テレビで見ました。面白かったです。

 僕は旧三部作はほとんど覚えてないんですけど、ダースベイダーって人が悪い人だというのは覚えてます。で、そのダースベイダーが誕生するまでのお話が新三部作で、エピソード2は新三部作の2作目です。

 このお話のキモはアナキンっていう青年がどうしてダースベイダーっていう悪人になってしまったかという話で、エピソード1で子供時代のアナキンを見た僕は「きっとアナキンは純真ゆえに何かの悲劇的な事件が元で心に傷を負い、暗黒面に堕ちてしまうんだろうな」などと想像していたのですが、青年になったアナキンはもう本当にクソ生意気で高慢ちき!こりゃ暗黒面にも堕ちますよ!同情できるようなキャラクターではなく、落ちるべくして落ちた感じです。いいのか、これ。

 アクションシーンでは工場での戦いが面白かったです。2Dアクションゲームの影響受けすぎ。ロックマンみたい。この場面はそのままアクションゲームにできますよ。でも、ファミコン世代の僕はそういう演出嫌いになれないんですよね。

 それと良かったのがジェダイが弱いこと。大挙して敵陣に乗り込んだのに、それを上回る敵兵の数に圧倒されてタジタジ……。ジェダイは個体の戦闘能力はすごく高いみたいですけど、数で押されると勝てないんですね。この映画においてジェダイの戦力は陸軍特殊部隊くらいの扱いです。amazonのレビューを見てると「ジェダイが弱かったらシリーズの根幹が崩れる」とありましたけど、旧三部作をほとんど覚えてない僕には、ジェダイの弱さはむしろ魅力的に映りましたよ。



【7/7】レビュー「大沢食堂」
 日本一辛いカレーが出てくると評判の大沢食堂に行ってきました。いわく、カレーを食べてる最中に客が気絶したとか、カレーを食べた後救急車で運ばれたとか、様々な伝説に彩られた超激辛カレーのお店です。先日、先々日とハバネロカリー、LEE40倍に裏切られた僕は命を賭す必要のあるカレーを求めて、大沢食堂を訪れたのです。

 噂によると激辛カレーを頼むと店のオヤジが「ニイチャン、それは止めときな」と説得に来るらしく、オヤジの説得を振りきるのも楽しみだったのですが、残念ながらシステムが変わっていたらしく、100円で激辛のルーを一口分チャレンジできるシステムになってました。僕のような一見さんはまずそれを勧められ、食べれればそのまま激辛カレーに(100円は払わなくていい)、食べれないと判断したなら大辛カレーに変更(100円を払う)というシステムでした。一口程度のカレールーなど物ともしない僕はぺろりと平らげ、さあ激辛カレーに挑戦ですよ。

 で、結論から言うとカレーは完食したんですが、いやあ、これは辛かったです。正直、味覚として感じる辛さ自体はそうでもないんです。しかし、問題はむしろもっと根源的なところにあるのです。人体の摂取限界量を遥かに超えた唐辛子は純粋な毒であり、人間の身体は毒をこれ以上入れまいと拒絶反応を起こすんですね。ちょうど、お酒を飲みすぎて吐き気を堪えている時に、とてもお酒なんて飲めないのと同じです。もう、とにかくスプーンが口に近づかないのです。

 しかし、こうなってからが本当の激辛カレーとの戦い。身体の拒絶反応が起こってから本当の勝負が始まるのです。身体がスプーンを近づけることを拒絶する中、意志の力だけでカレーを頬張り、飲みこむ。我ながら実にマゾヒスティック!拒絶反応が起こったのは大体カレーを2/3食べたところでしたが、残り1/3がキツイキツイ。しかし、僕は気合が入っているので(≒マゾなので)、なんとか完食しました!

 で、食後がまた大変。異常な発汗量。視界はクラクラ、足元はフラフラ。そして短い周期で定期的に襲い来る激しい吐き気と腹痛。歩くことすらままならないので、普段は歩く距離でも電車で移動。途中マックに立ち寄って20分ほど仮眠したら持ち直しましたが、いやあ食後は本当に「酷く体調の悪い人」でしたよ、僕。電車の周りの人とか心配そうな目で見てたもんなあ。

 というわけで、後遺症も凄まじい大沢カレー激辛。これだけ読むと間違っても食べたくないと思うでしょうが、後遺症が明けた後は実に爽快な気分です。カレーを食べること、そして後遺症を乗り越えることはスポーツも同じ。激しいスポーツの後のような心地よい疲労感を感じることができます。なんだか体が軽くなったみたいな感じもして、いまなら牛でも殺せそう。唐辛子という毒を体が乗り越え、むしろ唐辛子をも取りこんで身体が再生した感じです。バキでいうなら「裏返ったー!」な感じでしょうか。サウナみたいなもので、一種のショック療法なのかもしれません。この気分は悪いものじゃないので、みなさんにも(真性Mなら)オススメですよ。



【7/6】レビュー「LEE×30」
 辛さX倍の表記がチャレンジ精神をくすぐるレトルトカレーLEE。中学生の頃はこれの10倍でヒィーヒィー言ってた気がします。確か一昨年くらいに30倍は攻略したのですが、今年は辛さ増強スパイスが付いて来てそれを入れることで40倍にまで戦闘力が跳ねあがるとのことで期待して購入。ちなみにお値段は250円!高い!

 で、食べてみたんですが、うん、まあ辛い。でも全然食べれるレベルです。昨日のハバネロカリーよりは全然辛いですが、それでも苦もなく食べれてしまいます。つまんないなあ。なんか腹が立ったんで辛さ増強スパイスを直接舐めてみました。……グハッ、辛い!さすがにこれは無謀みたいです。

 というわけで、大沢食堂に行くのはほぼ決定ですねー。


【7/5】レビュー「ハバネロカリー」
 ハウス食品のカレーHOT「ハバネロ〈激辛〉」を食べました。食べましたが、全然辛くなーい!なんじゃこりゃ。普通のレトルトカレーの辛口をほんの少し辛くした程度です。おいおい、これで激辛なんてJAROモンですよクソッタレー。なんかすげえ騙された気分です。悔しいなあ。

 ちなみにお値段は200円程度(高い!)。味は悪くはなかったけど、とはいえ強烈な辛さを期待してたので期待外れの一品でした。毒とまごう程の刺激が欲しいんだけどなあ。牛乳まで用意して準備万端だっただけに残念。

 今からLEEの30倍(辛味増強スパイスで40倍になります)を食べます。これでもダメなら大沢食堂にいくしかないですかね。どうでもいいけど、大沢食堂はラーメンが普通に美味しそう。


【6/27】リングにかけろ1 #07
 「リングにかけろ1」第七話はチャンピオンカーニバルのベスト4をかけての争いが描かれました。

 まずは第一話から凄まじい存在感を示している新潟代表の変態、河井武士。彼は対戦相手を瞬殺。戦闘シーンは全く描写されませんでした。

 次は準決勝で河井武士と対戦するはずの香取石松。彼はひょうきんなキャラクターで、このアニメではお笑いキャラとしての役割を与えられているはずです。実際に彼の戦法は「トランクスから見えちゃいけないところが見えてるぜ」と相手に囁き、相手が気にしたところを殴り飛ばすという、まったくギャグそのものなのですが、しかし、彼がどんなに頑張っても河井武士の変態には及ばないのが実に憐れです。

 次は主人公の高嶺竜児。彼に至っては前の試合で見せたブーメランフック(リングに竜巻が起こり相手を吹き飛ばす)のせいで対戦相手が恐怖に錯乱し、簡単に勝利してしまいました。対戦相手が恐怖で錯乱するボクシング漫画ってなんだ。

 最後は関西チャンピオンの志那虎。冒頭にて、剣道で3人の相手を倒し(勝った、ではなく文字通り倒してます)ていた彼です。彼は一瞬で3発のパンチを左手だけで放つという「ローリング・サンダー」という技で勝利を収めます。今回のタイトルの「ローリング・サンダー」ですが、なんだか酷く地味です。都大会で高嶺と剣崎が拳が見えないレベルで殴り合ってた気がするんですが…。

 ちなみに、これらの展開の途中で新潟代表の変態、河井武士が「フッ、聞えるよ姉さん。盛大なだけの交響曲が計算され尽くしたフルートの音色にかきけされるのが」とか何かトチ狂ったことを言ってて、とても面白いです。30分間ニヤニヤできる良いアニメです。


【6/25】リングにかけろ1 #05
 このアニメでは、今のところ2人の圧倒的な変態両巨頭として屹立し、アニメ全体を酷く変態的な物にしています。そう、新潟代表の河井武士とドイツJr.のフューラーです。第5話でもやはりこの変態両巨頭が(ボクシングなんてしてないのに存在だけで)活躍し、物語を亜空間へと引きずりこんでいます。

 まず、フューラーの側近と思しきヘルガという若者が日本へ降り立ちます。黒い制服に包まれた屈強な男たちが空港で迎えます。一体、彼は何をしに日本へ来たのでしょうか。そう、「フューラーの野望を達成するため、中学生のボクシング大会を視察に来た」のです。そんなことのために遥々ドイツから来てる時点でアレですが、というか、ボクシングの視察なんてどういう野望に必要なのでしょうか。まさか、コロコロよろしくボクシングで世界征服なのでしょうか。いや、車田先生ならやりかねません。側近の人たちもいい大人なのに、中学生のボクシング視察に付き合わされて大変です。

 続いて河井武士の姉が、主人公高嶺竜児の姉菊に話しかけます。「凡人なりに頑張るじゃない」と馬鹿にする河井姉。それを菊は「凡人でも努力すれば奇跡を起こせる」と反駁します。それを聞いて一人呟く河合姉。

「たゆまぬ努力が奇跡を生む……フッ、世迷いごとだわ。私はあの女のことを買かぶり過ぎていたのかもしれない」

 至極真っ当なことを言っただけなのに、世迷いごと扱いです。流石、セーラー服で車を運転する人間のいうことは違います!

 あとはフランス代表のナポレオンがステロタイプ過ぎておかしかったり(フランス人=ベルバラ)、竜児が見せたブーメランフックの威力が凄まじ過ぎておかしかったり(菊の「殺れ」の合図と共にリング上に竜巻が巻き起こり相手を吹き飛ばす)しますが、まあ第5話はそんな感じで。

 てか、第5話でおかしいのってフェーラーと河井武士じゃなくて、フェーラーの側近と河井武士の姉でしたね。


【6/23】レビュー「スピーシーズ2」
 それなりの脚本、それなりの特撮、それなりのアクション、それなりのホラーをエロで誤魔化すという正しいホラー映画のありかたを踏襲したホラーっぽい映画。

 これといってショッキングな場面も感動する場面もなく、正直あんまり記憶に残らない映画。どのくらい記憶に残らないかというと、一時間くらい見た辺りで「あれ、これ昔見たことあるぞ」って気付いたくらい。でもまあ、おっぱいがチョコチョコ出てくるので、良し。

 あと、後半からエイリアン同士のラブロマンスとか始まるのがバカっぽいです。なし崩し的にエイリアン討伐に加わっているギャンブルもバカっぽい。

 総じて、酒飲みながら見る分には良いのではないでしょうか。実際に酒飲みながら見たら内容ほとんど覚えてなくて、いまレビューが書けなくて困っているけど。


【6/16】ペーパークラフトの世界
 しばらく前の話ですが、知り合いのお見舞いに行ってきました。そこで別のお見舞い客が持ってきてたのが、このボーニー。ペーパークラフトなんですけど、「小学*年生のふろくみたいなモンだろ」と、ナメてはいけません。なんと骨が一個一個作れて、それを組みたてれば等身大160cmの骨格標本が出来上がるというシロモノです。

 で、僕たちは3人でそれをテケテケと組みたててたんですけど、これがえらい大変。さすが全長160cmという大物だけあります。3人で2時間かけてやっと頭蓋骨が作れただけです。しかも切り離す時にうっかりビリッとやっちゃったり、なかなか穴に入らなくてビリッとやっちゃったり、いろいろヒヤヒヤさせられます。あと、説明書が分かり辛くて、どことどこのパーツが対応してるのかとかサッパリです。でも、なんとなく組みたててたらなんとなくできちゃったので、説明書要らないっちゃ要らないのかもですが。

 これの楽しいのが、最初自分が作っているパーツが人体のどの部分か全然分からなくて、同じく分からない幾つかのパーツと繋ぎ合わせてそれでもまだ分かんなくて、みんなで、「これ何なんだろうね」「こんな骨人体にあったかなあ」なんて言いながら、回したり傾けたりしてたら、「あー、分かった!これコッチから見れば、ほら、下あごだ!」「おおーっ、ホントだー!」みたいに、突然合点がいくところですね。山折りとか谷折りとか意味も分からないまま従ってきたのが、ああこういう形で結実するのかと、ちょっと感動。ものすごい時間掛かりますけど、人体の勉強にもなるらしいので、プラモ気分で遊ぶのも良いかもしれません。完成品は背骨や関節も曲がるらしいですよ。

 あと、このシリーズでサグラダファミリアのペーパークラフトもあって、これはちょっと作りたい。



【6/14】リングにかけろ1 #04
 第四話「チャンピオンカーニバル開催」を見ました。テニスの王子様のせいで「全国大会」=「全国変態総決起集会」のイメージが植え付けられていますが、リンかけに関しては都大会決勝の「高嶺・剣崎戦」が甚だしすぎたために、ちょっと勢いが落ちている感じがします。

 冒頭。オーラを発しながらサンドバッグをブチ飛ばす主人公高嶺竜児。文字通り鎖を振り切り宙を舞うサンドバッグ。竜児のブーメランフックが全国大会を前に完成したのでした。
 必殺の左フックを完成させ大会へ急ぐ高嶺姉弟。そこへ通りかかる一台の車。新潟代表、河井姉弟の車です。彼等の車に便乗する高嶺姉弟。あれっ、ちょっと待ってください。運転してるの河井姉なんですけど…。このお姉さんセーラー服着たまま車運転してますよ。お姉さん、もしかして18歳以上ですか?もしかしてそれコスプレですか??

 日本ではチャンピオンカーニバルが開催される一方、ライバル剣崎(中学生)はアメリカでリハビリ(?)に励んでいました。サンドバッグを叩く剣崎にアメリカ人ボクサー(中学生)が絡んできます。それに答えて剣崎。

「ワン・セカンド」

 1秒で倒すと宣告します。そして有限実行、パンチ一発でアメリカ人ボクサーを殴り倒します。しかし、それに怒り狂ったアメリカ人ボクサー。ゆっくりと立ちあがり何をするのかと思えば、、

け、拳銃取り出した―!

 流石は銃社会アメリカです。まさかここで拳銃が出てくるとは思いませんでした。びっくり。NYチャンピオン(中学生)が剣崎を助け、事無きを得ましたが、しかし、トレーニング場に拳銃を携帯し、迷うことなく発砲するとは流石は車田先生です。こいつらが中学生なんてありえない。剣崎も頭の横を銃弾がかすめたのに、何事もなかったかのような涼しい顔してるし。

 なお、主人公の竜児はチャンピオンカーニバル一回戦で3Mくらいある鹿児島代表を倒すのですが、普通に試合しているので割愛。



【6/12】最近すぐ人を好きになる
 最近すっかり許斐先生にのめりこんでいる架神です。みなさん、こんにちは。
 ところで、ここ最近、僕は"仕事のために"少女漫画を読んでいたのですが、また新たな恋をしそうなのです。そう、その相手は新條まゆ先生! 新條まゆといえば、少女漫画情報館では「無意味にエロに走る昨今の少女漫画の礎を築いた」と評されるほどの人物で、トンデモバンド漫画「快感フレーズ」の作者としても有名です。

 で、その新條まゆ先生の作品の中でも最高の激痛度を誇るといわれたのが、この「Make Loveしよ!!」。表紙からして恥ずかしすぎますが、僕はこれを電車の中でカバーをかけずに読んでます!(←人として間違った自慢)


↑恥ずかしすぎる表紙

 それでですね。僕は"仕事のために"この本を3度、4度と読み返していたんですが、なんか段々新條先生が好きになってきちゃったんですよ。なんていうか、僕の中での「痛い」がある一定のゲージを超えて、何故か「萌え」に至ってしまったようなのです。そのキッカケとなったのが「Make Loveしよ!!」2巻の最後にあるオマケページ。その素晴らしき激痛の世界をここで少しだけ紹介しましょう。

・「松下尚也(理由…サディストな男って好きだから…v)」(「新條が選ぶベストキャラ」コーナーより)
・「特技:SEXがうまい」(主人公のキャラクター設定より)
・「個人的に私、レオンはブラッドピットにやってほしいな」(「自分の漫画のキャラクターに声優をつけるとしたら」コーナーより)
・「みなさんも外人の彼氏ができたらおもい切って"Make Love with me"と挑発なんかしちゃったらどうでしょう」(「作品中に使われている英語の解説」コーナーより)

 いや〜〜、まゆたん頭おかしいですね。全てのコメントに対し「お前は何を言ってるんだ」とツッコミたくなります。というか、主人公の公式キャラクター設定に「特技:SEXがうまい」ってなんだそりゃ。
 まゆたんの漫画を読んで小中学生の女の子たちが人格形成されていくのかと思うと、実に素晴らしい世の中ですね。まゆたんは立派だ、まゆたん(*´Д`)ハァハァ



【6/10】レビュー「バンディッツ」
 同僚に「今日金曜ロードショーで『バンディッツ』見るんだ」と言ったら、「やめとけ、ブルース・ウィリスが出てるんだぞ。面白いわけないじゃないか」と言われました。確かにその通りだと思いながらも見たんですが、案外面白かったですよ。

 まず全編通して主人公たちの犯罪がスマートなのが良いです(一回人殴ったけど)。無駄に言葉遣い丁寧だし、押しこんだ先の家で一緒に夕食を食べたりしてるし。犯罪映画だけど、圧迫感がなくほがらかです。
 途中からケイト・ブランシェットがパートナーに入り、恋愛要素がプラスされてからは少しだけテンポが落ちますが、ストーリー上仕方ないかと。最後の取って付けたようなスタントシーンもある意味良かったです。

 先の読めるストーリーで感動的な部分もありませんが、のほほんと楽しめる良い映画だったと思います。


【6/7】リングにかけろ1 #03
 第三話「その名もブーメラン」を見ました。第一話・第二話の尋常ではないテンションを思えば、今回は比較的控え目な話でした。それでも総統閣下が出てきたり、ブーメランフックの威力がおかしかったり、愉快な話ではありましたが。

 腕を故障した剣崎の代わりにチャンピオンカーニバルに出場することになった主人公高嶺竜児。ランニング中にDQN3人組に絡まれますが、千葉代表の香取石松に助けられます。その後も姉の菊と一緒にフックの練習をしているときに同じDQN3人組が絡んできますが菊が撃退。ここらへんは正直退屈です。

 一人竜児がフックの練習をしていると香取が偵察に来ます。偵察と言っても堂々としたもので、目の前で竜児の練習をメモしており、竜児から誤字を指摘されたりします。一応はその偵察情報を秘匿しようとした香取ですが、菊の色香と酒に惑わされ、ぺらぺらと情報を喋ってしまいます。ここらへんもやっぱり退屈です。

 と、日本でそんなことをしている一方、NYでは手術を終えた剣崎がリハビリで相変わらず珍妙キテレツなマシンを使ってリハビリを行ってます。今回は「FBIシューティング方式を採用したパンチングボード、しかもライト一本」らしいです。彼はギャラクシアンエクササイザーでの失敗から学ぶところはなかったのでしょうか。

 さらに舞台は変わってドイツ(?) キター!フューラー来ましたよ!やっぱりコイツも中学生なんですかね。やたら荘厳な館の深奥にガチッと制服に身を包んだ男が座ってます。警戒していた剣崎が故障したことを知り落胆する一方、剣崎が唯一ライバルと認めた高嶺竜児を偵察するために配下を一人日本へ送りこんだのです。中学一年生を偵察するため配下を日本へ派遣……さすがはフューラーです。スケールが大きい。ていうか、あなたホントにボクシングするんですか?

 地味に練習を続ける主人公。練習中の左フックを交えながら姉とミット打ちをしています。しかし、そのフックに違和感を感じた姉は竜児にリストバンド(ドラゴンリストといいます)を外して左フックを打つことを命じます。すると……

 弾き飛ばされる姉、切り裂かれたミット、えぐり取られた大地、ビルの壁面には大きな傷跡……。

 これ……直撃したら人死ぬんじゃないですか……?? てか、わずか800gの重りを外しただけでここまで威力が違うものなんですか?

 というわけで、その必殺の左フックは「ブーメランフック」と名付けられ、チャンピオンカーニバルに向け、竜児の大きな武器となるのでした。過剰演出ばんざーい!


【6/4】レビュー「円盤物語」
 先日、中野ブロードウェイ内にある精神世界・宗教系専門の古本屋「大予言」にて購入したのが、この「円盤物語」。本というものは装丁をちょっと工夫するだけでスグに単価が上がってしまう困りものです。僕も「完全パンクマニュアル」の時はいろんなアイデアを犠牲にする羽目になりました。とにかく本に手を加えるのは難しいのです。

 が、しかし、そういった装丁によるコストアップをチッとも考えてやがらねえパンクな本がコレ。まずすごいのはカバー表面に穴が開いていることです。円形の小さな穴が188個も開いています。HPの説明によると「マーズ・アタック」OPの円盤の大群をイメージしているとのこと。
 僕はこのカバーを見た時点で「うわあ、くだらないことに金かけてるなあ」と興味を惹かれたのですが、中身を見たらまた中身もすごかった。左の写真がその中身なんですけど、まず全ページが蛍光オレンジ。読みにくいことこの上なし!目が痛い、痛い!さらに情報量は中央に円盤(UFO)の図が表示されてるのと、横に小さな文字で(これまた読みにくい!)解説が付されているのみ。だからページはほとんど空白のオレンジ色。すごい勢いで紙面の無駄使いです。

 つまり、この本はカバーやら蛍光オレンジやらやたら変なところに金をかけて、情報量はすんごい少ないっていう変な本なのです。これは新しいと思ったので購入に踏み切りました。本というものは基本的に情報媒体であり、一般的にもそのように受けとめられているのですが、このやろうは情報媒体としての価値を投げ捨て、本自体の可愛らしさで勝負に来てるわけです。実際、この本の最後にも

「楽しく明るい玩具としての本  
 やさしい本  
 おもわずプレゼントしたくなる本  
 夢を持ち続けている大人の本  
 オブジェとしての本  
 そして、奇妙で月っぽい本  
 牛若丸は、そんな本を作り続けてゆきたいと思います」

と書かれており、そういう目的のもと作られたということで正解みたいです。僕も作り手の意向に沿って、あんまり中身は読まずに、本棚に飾ったり、見せびらかしたりしようと思います。次は「lines―線の事件簿」が欲しいなぁ。なんかSwatchを買うのに似た感覚。
 ちなみに商品一覧。贈答用にも良いかもしれませんね。……これを貰った人がみんな喜ぶとは思いませんが。


【6/3】中野ブロードウェイ
 中野にあるブロードウェイ(通称オタクビル)に昨日行ってきました。今回は「モダンひまわり」というお好み焼き屋がお目当てです。というのは、これ。



 このオヤジがヤケっぱちになって作ったような「ハンバーグチーズ入りライスモダン焼き(980円)」を食べるためです!「ええい、もういい!とにかく目に付くもの全部ぶちこんでやれ!」といわんばかりのディスプレイ。素材の調和とか見た目の美しさとか、まったく考えている節がありません。
 そして、いざ入店。件のメニューを頼んでみましたよ。さあ、どんなヤケっぱち料理が出てくるのやら!C級グルメファンとしては期待に胸が高鳴ります。



え――(´・ω・`)ションボリ

普通じゃん。
まあハンバーグは美味しかったですケド…。

実はディスプレイには「サンプルはあくまで見本です。こんなに大きくありません」という趣旨のメッセージが書かれてあったんですけどね。でも、サイズは小さくてもいいから、あの投げやりでカオスな感じは表現して欲しかったです。無念。


【5/31】リングにかけろ1 #02
 アニマックスにて放映中の「リングにかけろ1」第二話を見てみました。
 前回第一話にて、ライバル剣崎に右ストレートのタイミングを読まれ、カウンターを食らった主人公、高嶺竜児。しかし、なんとか立ち上がります。

 この光景を見て不審に思ったのが竜二の姉。あの天才剣崎のカウンターを受けて立ちあがれるはずがない。剣崎はどこか体がおかしいのではないだろうか、と。
 そうです、剣崎は自分のパンチの軽さを克服するため、ギャラクシアンエクササイザーというトレーニング器具を用い、筋力を大幅に高めたのですが、トレーニングが過酷過ぎたために腕を故障し、パンチの威力が弱くなっていたのです。一体なんのためにトレーニングしてたんでしょうか。

 ともあれ、満員の会場で続けられる中学生ボクシング都大会決勝(ここらへんから既におかしい)。右ストレートのタイミングを読まれたことを悟った竜児は、裏をかいて左ストレートで勝負を挑みます。ですが、それすらも剣崎は読んでおり、ライトクロスにて迎撃されてしまいます。
 三度マットに倒れる竜児。一方、ライトクロスを決めた剣崎も腕を押さえ苦しんでいます。そうです、ギャラクシアンエクササイザーによる特訓のせいで、彼の腕は一発パンチをふるうごとに取り返しのつかないダメージを負うほど痛んでいたのです。それにしても、ギャラクシアンエクササイザーさえ使わなきゃ楽勝だった気がするのは僕だけでしょうか。
 腕を押さえ苦しみながら、ニュートラルコーナーへ戻る剣崎。
「オレも落ちたもんだぜ。女の黄色い声援に励まされてヨチヨチ歩きなんざ」(←中学生です)

 なお、この試合は全国からライバルたちが偵察に訪れています。この苦しむ様子を見て、姉弟で偵察に来ていた新潟代表がポツリと。
「聞える。破滅への旋律が…」(←中学生です)

 何とか立ちあがった竜児。しかし、剣崎の選手生命を危惧した剣崎側ドクターはタオルを投入します。ですが、それを蹴り捨てる剣崎。タオルはリング下の剣崎私設チアリーダーの女の子の足元に落ちます。そこでドクター、

「キミ!そのタオルをもう一度リングに投げ込むんだ!

 どうもリンかけの世界では、タオルというものは最終的にリング上にあるかどうかが問題のようです。一度投げ込まれても蹴り捨てれば試合続行、問題ありません。

 満身創痍の二人は、最後の一撃に己の全力を賭けて勝負します。二人の拳が交わされ、会場は閃光に包まれ、土煙が巻き起こり、拳圧でセコンドの女の子が倒れます。そして、勝負は剣崎の勝利。剣崎は己の「黄金の左腕」と引き換えに、中学生都大会決勝を勝利したのでした。

 左腕を壊した剣崎はアメリカへ手術を受けに旅立ちます。空港で大勢の女の子の見送りを受ける剣崎。その中に、竜二の姉菊もいました。剣崎にお守りを渡そうとする菊。

剣崎「これまた古くせえ餞別だな。田舎者の思いつくものはこんなものか

 なんか酷いやつです、剣崎。怒ってお守りを投げ捨てようとする菊。しかし、その腕を剣崎が掴みます。

剣崎「オレが捨ててやるよ。アメリカのドブ川にな」

 そして剣崎は菊のお守りを手にアメリカへと旅立つのでした。で、あなたは本当に中学生なんですか、剣崎さん?


 個人的には「リンかけ」は新潟代表の気持ち悪さ(姉弟で登場し、彼らにカメラが向けられるとベル薔薇のようなBGMが流れる)と、目を閉じて首を傾け「フッ」と笑う車田笑いが最高です。
 あと、次回予告でフューラーみたいなのが出てきて次回がすごい楽しみです。ナレーションでは「ケンカ番長がうんぬん」とか言ってましたが、正直ケンカ番長程度気にも留めれないですよ、なんでボクシングに総統閣下が出てくるんですか…?



【5/30】東方永夜抄EXTRAクリアー
 
 ここしばらくシルバーガンも投げ出してこればっかりやってましたけど、やっとこさEXTRAもクリアーしました。(リプレイはこちら
 このゲームはいわゆる弾幕STGです。画面中に敵弾がドンドコ降り注ぐタイプのゲームでシューティングをしない人がみたら「どこのバカがやるんだ、こんなもん」と思われそうですが、全然そんなことはありません。実際は大変初心者に優しいゲームなのです。(上の画像の弾幕も見た目より全然簡単です)

 東方永夜抄が素晴らしいのはその設計思想です。最近のSTGが抱えている諸問題(一発当たったら死ぬのは嫌だ、画面中弾ばっかりで嫌だ)から逃げることなく立ち向かっている姿勢が素晴らしい。
 まず、このゲームはボムが大変多いです。ボムの多さは、すなわち決めボムの使用可能数の多さということです。つまり、難しい場所はボムを決め撃つことでガンガン回避できるのです。さらに、被弾しても直ぐにボムを押すことで緊急回避が可能。一発当たっただけでは死にません。そして、ボス戦は弾幕(スペル)ごとに個別練習が可能と親切極まりなし。ノーミスノーボムで弾幕をこなせばスペルゲットになって、ちょっとした解説も読めるようになるので、スペルを収集する楽しさもあります。

 このゲームは初心者はボムをどんどん使うだけでもそこそこ進めて、ボムが足りなくて進めなくなったら、そこで改めてスペル練習してボムを使う場所を減らし、また先に進む、と、このようなプレイを推奨しているわけです。これは僕のSTGに対する考え方「ボムの使用割当」にとって、最高のシステムです。STGを脊髄反射ゲームではなく、研究と対処、計画と実践、危機管理、そのような姿勢で挑むなら、このゲームは最高の環境を提供してくれるわけです。

 とまあ、ここまでは僕のようなヘタレシューターの楽しみ方ですが、ド級のシューターの方でも楽しめるやりこみ要素満載なのが東方永夜抄。通常ゲームも難易度が4段階もあり、使用キャラも4キャラ。点数稼ぎもパターン化しないとできないのでやりがいあります。さらにスペルプラクティス全種類、EXTRAステージ、LASTワードなど、遊ぼうと思えばかなり遊べます。さらにさらに、自分のリプレイファイルをネットで公開でき、また他人のリプレイを再生することも可能。曲芸プレイやドットイーターもやる気が出るでしょう。

 というわけで、こんなすげーゲームが個人製作でしかも販売価格1000円ってのが恐ろしいのですが、シューターさんもシューティングにちょっと興味のある人も、こんな弾幕かわせるわけがないだろうと思ってる人も、誰にでもオススメできます、東方永夜抄。ただ、このゲームの全体から漂うオタク臭さは正直辟易しますが。まあ、3日やってりゃ慣れますんで。





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