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「テニスの王子様」テニス呼称を差し止め申請
2005年08月21日19時47分
来春公開の映画「テニスの王子様THE☆MOVIE(仮称)」について、全日本テニス振興会は21日、「テニスの呼称を使うことは、テニスプレイヤー、ならびにテニスをプレイしない人にとって誤解を招く怖れがある」として、テニスの呼称差し止め処分を東京地裁に申し立てた。
申立書で全日本テニス振興会は「テニスの王子様で行われているテニスはテニスではない」としたうえで、「テニスの王子様ではテニスプレイヤーが空を飛んだり、発光したり、まるで超人か超能力者のように描かれている」と指摘。「そのような作品にテニスの名前が使われると、テニスというスポーツが誤解される恐れがある」としている。
映画の原作となったのは、許斐剛さんの人気漫画「テニスの王子様」。集英社の雑誌「週刊少年ジャンプ」で連載中。架空の中学校「青春学園」テニス部の活躍を描いたスポーツギャグ漫画で、心を読むテニスプレイヤーや、瞬間移動をするテニスプレイヤーなど、中学生ともテニスプレイヤーとも思えない人物が多数登場する。
代理人の増枝芳樹弁護士は「今後、原作の漫画についても、『テニヌ』『超テニス』など呼称を改めるよう対応を求めていきたい」と話している。
漫画原作映画の呼称については、6月29日に「魁!クロマティ高校」でクロマティ氏の差し止め申請があったばかり。漫画、映画関係者はこれらの問題に頭を悩ませている。
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