2000年12月


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説明
[1日目]
東海道本線その1
バス・三島〜箱根町
芦ノ湖遊覧船
バス・桃源台〜仙石〜御殿場
御殿場線
東海道本線その2

完乗表
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[説明]
2000年11月は仕事がうまくいかなくなって精神的にまいってしまい、職場を逃げ出して一週間後に実家に戻り、約1ヶ月後になんとか職場に戻りました。そして12月になりました。

長い旅をした後なので、青春18きっぷを使う旅をしてもいいものか迷いましたが、どうせ正月の帰省で18きっぷが消費できることもあり、短い日帰り旅行ならしてもいいかと考えたわけです。

どこに行くかですが、ぜひとも行きたい場所があります。それは芦ノ湖です。
ぼくにとって芦ノ湖と言えば、昭和の末期に放送されていたアニメ「魔法の天使クリィミーマミ」が思い出されます。

どういうことかと言うと、芦ノ湖が舞台の放送回があるのです。

その回は、マミが外国(・・・じゃなくてどこか遠い島だったかもしれない)から大阪に帰ってきて、その日の夜に東京でコンサートがあるのですが、なんと新幹線が止まってしまっていたのです。
それでなんとかマネージャーの車でなんとか芦ノ湖まで来て、遊覧船と小田急でなんとかコンサートに間に合う、そういう回でした。

そんなこともあってせひとも芦ノ湖には行ってみたかったのですが、芦ノ湖にはロープウェイは来ているけどケーブルカーは来ていないので、なんとなくあとまわしになってしまっていました。
今回もう北海道の鉄道にすべて乗っているし、順番がまわってきた、そういうわけです。

ただし、小田原からバスに乗るのはよそう、そう考えました。小田原から芦ノ湖に行くバスは渋滞するからです。
三島とか、御殿場から行くのがよさそうです。行きは三島、帰りは御殿場をまわっていこうと考えました。

こうして休日を迎え、ぼくは東海道本線で三島へと向かうことにしたわけです。

完乗表
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東海道本線その1


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横浜〜熱海
熱海〜三島
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[横浜〜熱海]
東海道本線の電車は、横浜を過ぎて戸塚近辺の山々を見ながら進んでいた。山々には住宅がびっしりと建っている。

きょう向かう箱根の近辺は、6年前と5年前に良く行った場所だった。しかし芦ノ湖には行っていない。駒ヶ岳のケーブルカーからぼんやりと見おろしたたけだった。
なにしろ、芦ノ湖にはロープウェイしか行っていないので、「全国の鉄道に乗る」ということとは関係ない場所なのだ。でも一度行ってみたいと思い、こうして青春18きっぷで向かっているのだ。
最近遠くばかり行っていて近場がおろそかになっているということもある。そんなことを考えているうちに電車は大船を過ぎた。

朝早い時間に普通列車でここを通るのはとてもひさしぶりだ。サンライズ瀬戸で戻ってきたことはあったが、同じ場所の景色でも季節や時刻が違うと違うものだ。きょうもしっかりと景色を見ておこう。電車は平塚を過ぎて、だんだん人家が少なくなっていく。

そして先月も来た小田原に着いた。逃亡の始まりの場所である。先月はここからひかりに乗ったが、きょうはこのまま普通列車に乗り続ける。
小田原を過ぎると海が見えてくる。海は先月たっぷりと見たが、なにしろ仕事をしているとめったに海など見られないので、青春18きっぷを使うときにたっぷりと見ておくのだ。
先月からぼくは心療内科から処方された薬を飲んでいるので、なるべく心の安定をはかるべく、海とかは見ておくのである。
旅行記メニュー

[熱海〜三島]
そして熱海で降りる。きょうの最初の目的地は三島だ。
芦ノ湖に行くなら小田原からバスに乗っていくのが便利そうだが、なにしろ5年前に駒ヶ岳ケーブルカーから小田原までの帰り道が渋滞だった。
だから渋滞が小田原より少なさそうな三島からバスに乗るのである。帰りも御殿場までバスに乗る予定だ。

三島に行くなら熱海ではなくもっと遠くまで行く電車に乗った方が楽だ。熱海は乗り換え階段が少なく、不便なのである。
でも時代が進むにつれて東海道本線は、東京から熱海より遠くに行く電車が少なくなり、熱海始発の西に行く電車が増えているような気がする。そういう電車は編成が短く、青春18きっぷシーズンはいつも混雑するのである。でもしかたがない。

混雑する階段をおりてのぼり、西に向かう電車に乗る。
きょうも編成が短く、混雑している電車だ。電車が発車する。
電車は丹那トンネルに入っていく。きょうの目的地は三島なのでそれほど乗るわけではない。バスにはすわれるだろうから電車で立つのもまあ許せるところである。

そのうちトンネルをぬけた。もうすぐ三島である。トンネルをぬけてから多少時間がかかり、目的地三島に到着した。電車を降りる。けっこう降りる客がいる。新幹線に乗り換える客もいるだろう。

さあ、楽しい芦ノ湖の旅行の始まりだ。ぼくは青春18きっぷを見せて改札を通り、きっぷをしまった。さあ、バス乗り場に行こう。
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バス・三島〜箱根町


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三島〜箱根町
箱根駅伝
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[三島〜箱根町]
熱海から乗ってきた電車を三島で降りてバスターミナルを探す。
駅からそれほど離れていないところにあった。さて箱根行きは・・・あった。もう少し待てばいいようだ。

発車時刻が近づき、バスがやってきた。ドアが開いて、客が乗り込んでいく。意外と客は少ないようだ。まあそりゃそうだろう。こんな12月に箱根に行く人も少ないだろう。
それでも10人以上客は乗り、バスは発車した。三島の街はそれほど広くなく、すぐに市街地を離れていく。

市街地は離れたが、道はけっこう広いまま続いている。なにしろ国道1号なのだ。
とは言っても小田原から駒ヶ岳のケーブルカー(2011年現在は廃止されている)の登り道に続く道が曲がりくねっているから、まあ国道かそうでないかという違いは少なく、まあ地形的なものだろう。
ともかく渋滞もせずにバスが進むことができる。三島からのバスを選んで良かったなあと思う。

バスはさらに標高を上げていく。そして峠を越える。もうすぐ芦ノ湖が見えてくるのかな?
見えてきた。わあ、大きな湖だなあ。
箱根駅伝で見える通りの湖だった。なにしろ今年の正月は仕事だったから駅伝中継は見ていない。その分をナマで見ることができてうれしく思う。

バスは湖に近づいていき、やがて目的地、箱根町のバス停に到着。バスを降りる。
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[箱根駅伝]
うーん、客が少ないなあ。

約10日後に箱根駅伝をひかえた芦ノ湖畔は、まるで客がいなかった。店も大きな店はないようだ。以前電車で来た強羅(ごうら)の方が店は多そうだ。
でもおそらく中継で見たのはここの景色なのだろう。たぶんこの道を駅伝の5区6区の選手が、10日後も走るんだろうなあ。

とりあえず道に出て、左右を見渡してみた。うーん、駅伝の5区のゴール、6区のスタートはこっちだろうか?
テレビ画面の記憶をたどって歩いてみた。お、もしかしてこの曲がり角は!

曲がり角を曲がってみた。うん!まちがいない!ここだ!

芦ノ湖が見えるその一角には誰も人がいなかった。10日前なのだから誰か下見に来たり、練習したりする選手がいてもいいような気がするが、そういう人はいないようだ。
でも間違いなくここは箱根駅伝の5区のゴール、6区のスタート地点である。よくこの景色を覚えておこう。そして10日後、2年ぶりに見る駅伝をしっかりと見ようと思った。さあ、次は遊覧船だ。
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芦ノ湖遊覧船


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出航
回想
到着
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[港]
箱根駅伝で5区のゴール、6区のスタートになる場所を離れ、港がありそうな方向に歩いてみた。相変わらず客は全然いない。
なんとか港に到着した。ここから船に乗ると桃源台に行ける。そこからはバスを使わなくても、ロープウェイとケーブルカーと電車で小田原まで行ける。でも運賃は高い。バスの方がずっと安いのだ。

船には2種類あるようだ。なんでも海賊船風の船も出ているらしい。多少待つようだ。でもそんなのに乗ることもないだろう。景色は同じだろうし。海賊船でない方に乗ることにした。
乗船券を買って待つ。お客は多少はやってきたがそれほどでもない。船がやってきた。どこにでもある船だ。でも芦ノ湖は景色がいいからどんな船に乗ってもながめがいいだろう。
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[出航]
船に乗って席にすわる。やっぱり観光船はいいなあ。
ここ数年、フェリーの2等寝室に乗ることがけっこう多かった。じゅうたんしかない場所で寝たものだった。
それに比べるとこういう座席の船はいい。2月に乗った愛知の半島と半島を結ぶ船も座席の船だったがこの船もいいものだ。じきに出航だ。

箱根の三島に近いところには港が2つあって、それぞれ箱根町、元箱根というそうだ。今出たのが箱根町なのでいったん元箱根に寄ることになる。
出航した船は右に曲がっていき、出発した港から多少離れた港に着いた。そしてお客が乗り込んでいく。

そしてまた出航した。山に囲まれた、さわやかな景色の芦ノ湖である。
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[回想]
芦ノ湖と言えば「魔法の天使クリーミィマミ」で、大阪から東京まで戻ってくる回を思い出す。
特に魔法で芦ノ湖の船が一瞬で港から港へ移動するところがおもしろかった。

残念ながらあのころはもう大学に行っていて、大学ではあの時間にテレビが見られなかったから、クリーミィマミは実家に帰っている時くらいしか見られなかった。
それだけに実家に帰っている時に見たこの回は印象的だったのである。

クリーミィマミは、変身しても声が変わらないのがいい。ほぼ同じ時期に放送されていた魔法のプリンセス・ミンキーモモは、変身すると声が変わる(声優は変わらない)のが特徴だった。変身後のモモの声は、ぶっちゃけ声優さんの地声なのだが、ぼくはその、ドラゴンボールのこわい方のランチさんの声を多少マイルドにしたような変身後のモモの声がけっこう好きだった。
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[到着]
そんなことを考えているうちに船は進んでいく。実は3年後にまた乗ることになるのだが、そんなことを今は知ることもなく、さわやかな景色を見ながら船は目的地、桃源台に到着した。

船をおりて、見回してみた。確かにすぐそばにロープウェイの乗り場らしい施設がある。
おそらくこれで6年以上前に行った早雲山に行けるのだろう。でも運賃は高いだろう。

やはり当初の予定通り、バスで御殿場に行こう。ぼくはバス乗り場を確認した。うん、バス停だ。
あとはたいした施設はない。箱根駅伝がある箱根町と違い、ここは単なる中継地点といった場所で、大きな店もないのである。まあこんな場所もあるのだろう。

ぼくはバスを待つことにした。
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バス・桃源台〜仙石〜御殿場


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桃源台〜仙石
バス停移動
仙石〜御殿場
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[桃源台〜仙石]
箱根町から乗ってきた観光船を桃源台(とうげんだい)で下船して、バスを待った。
バスがやってきた。時刻表通り、御殿場(ごてんば)行きではなく小田原行きだった。どこかで御殿場行きに乗り換える必要がある。
時刻表では「仙石」というところで乗り換えればいいはずなのだが、どんな場所だろう。まずはバスに乗ろう。

バスの客は10人もいなかった。そして出発。
バスは坂道をのぼっていく。三島から箱根町までの道より若干せまく、曲がりくねっているようだ。
もともと桃源台は人家が多い場所ではなかったが、桃源台を離れるとさらに少なくなる。

桃源台はバス以外の交通機関で行ける場所だし、そこがこんなふうなのだから、バスでしか行けない「仙石」は、よっぽど人家が少ないんだろうなあ、この時はそう思っていた。
しかしなぜか、バスはちょっとした市街地のような場所に入っていく。わあ、こんな場所あるんだなあ。

確かにバス以外の交通機関がなくても市街地になっている場所なら、おととし行った熊本県の山鹿(やまが)とかがそうだった。山鹿より市街地がせまくて駅がある場所なんて日本にゴマンとある。
それを考えるとこういう場所は、もし自家用車を持っている人ならたくさん訪問できる場所なのだろう。自家用車を持たない身分がうらめしい。人家が増えていく。

そして目的地らしい「仙石」のアナウンスがあった。ボタンを押して降りる準備をする。到着。バスを降りる。ここはどういうところなのだろう。見回してみよう。
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[バス停移動]
そこはバスでしか行けない場所にしては人家が多く、栄えている場所っぽかった。
かなりアップダウンのある場所なのに、集落と言うほどさびれているわけではなく、街っぽい場所なのだ。
箱根は鉄道で行ける場所が表玄関で、芦ノ湖がメインコースっていう感じだけど、鉄道にも芦ノ湖にも遠い場所でも大きな街ってあるんだなあ。もしかしたらいい温泉旅館でもあるかもしれない。

まずは御殿場行きのバス停を探す。降りた場所はあくまで小田原行きのバス停で、御殿場行きは別のバス停のような気がするからだ。
道路を渡り、見回してそれらしいバス停を見つけた。うん、ちゃんと御殿場行きの時刻が書いてある。多少時間がある。どこかお店でもないだろうか。

コンビニっぽい店はなかったが、雑貨屋っぽい店はあった。ここで飲み物でも買っていこう。買うとバス停に戻る。バスはまだかな。
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[仙石〜御殿場]
ようやくバスがやってきた。バスに乗る。客はそれほど多くなく、楽にすわれた。やっぱり箱根から御殿場に行くバスっていうのは穴場なんだろう。バスが発車する。
そこそこ大きな街だったが、いくらもいかないうちに人家は少なくなり、森の中に入っていく。こちらも三島から箱根町までの道より森が深いようだ。そのまま森を進む。全然渋滞しない。やっぱりこっちのバスを選んで良かった。

やがて見晴らしのいい場所に出た。はるか下の方に盆地が見える。おそらくあのあたりに御殿場線が通っているのだろう。
なんにしてもこのあたりで渋滞していなければ、それほど時間もかからずに御殿場駅に行けるはずだ。もしあのまま小田原行きに乗り続けていたら、5年前と同様に渋滞にはまっているような気がする。

5年前のこともあるが、3年前のことも思い出した。10月に高千穂鉄道の高千穂駅近くから、南阿蘇鉄道の高森駅の近くまでバスに乗った時のことだ。なにしろ阿蘇山と箱根は似たような山なのだ。
やっぱりバスは景色がいいなあと思う。バスは渋滞することもなく、だんだんと標高を下げていく。

そして御殿場の市街地らしい場所に来る。このあたりも全然渋滞することもなく、すいすいバスは進む。
無事バスは御殿場駅前に到着した。ぼくは自分の選択が間違っていなかったことに自信を持ちながら、バスを降りて青春18きっぷを取り出した。
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御殿場線


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旅行記本文
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[旅行記本文]
仙石(せんごく)から乗ってきたバスを御殿場(ごてんば)で降りて、数時間ぶりに青春18きっぷを取り出した。そしてきっぷを見せて改札を通る。

御殿場線に乗るのは、特急あさぎりならおととし乗ったが、普通列車は5年ぶりだ。それほど混雑もしていないホームに出ると、やっぱりローカル線っていうのはいいものだなあと思った。
国府津(こうづ)行きの電車がやってきた。ドアが開くとお客がけっこう降りてくる。やっぱり御殿場は中都市だから乗り降りは多そうだ。そして電車に乗る。降りた分空席があるのですわれた。
今日は小旅行なので、電車では眠らずに景色をしっかり見ておこうと思う。長い旅だとどうしても電車でぐっすり眠ることが増えてしまう。だから短い旅でこそ景色はしっかりと見ておくのだ。電車は発車する。

御殿場線沿いは東名高速が走っているからそれなりに谷間を走っている。しばらくはいい景色が続く。だんだん山の中に入っていく。
山を抜けると神奈川県に入ったようだ。やっぱりいい景色だ。もうしばらくは長い旅はできないから、関東近郊でもこうやっていい景色を見つけていこう。

電車は松田を過ぎた。ここからは6年ぶりの区間だが、先月小田急で小田原までは通っていて、御殿場線も小田急のすぐ近くを走る区間なのでそれほどめずらしい景色でもない。
でもそのうち東海道線が見えてきて合流していくと、やっぱりなんとなくうきうきしてくる。そして終点の国府津に到着。乗り換え駅のわりにはそれほど大きくなく、駅のそばもそれほど大きな建物のない駅である。

ぼくは電車を降りて東海道線に乗り換えることにした。短い旅で、まだ日も暮れていない。東海道線に乗り換えたらもうすぐ2000年の旅は終わりだ。
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東海道本線その2


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旅行記本文
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[旅行記本文]
御殿場(ごてんば)から乗ってきた電車を国府津(こうづ)で降り、東京行きの電車を待つ。
さすがに12月だから暗くなり始めるのが早い。横浜くらいで日が暮れそうだ。

電車がやってきた。それほど混雑はしていないが、東京が近づくとすわれなくなるだろうから今のうちにすわっておこう。
どうせ国府津から先は海とか見えないからそれほど景色は見なくてもいいだろう。

なにしろきょうはずっと行ってみたかった芦ノ湖に行くことができた。あと1週間ちょっと後には箱根駅伝でにぎわうはずの場所に行くことができたのだ。

ほかにも東京近郊で行きたい場所はないか考えた。とりあえず今は冬だからやっぱり東海道本線沿いか、内房線・外房線沿いがいいだろう。
やっぱり伊東線とか伊豆急行とかの沿線がいいなあと考えた。伊豆急行はまだまだ行ったことのない場所がたくさんある。まあよく考えてみよう。

そんなことを考えているうちに日が暮れていく。来年はどんな旅行ができるか。それよりぼくは無事日々過ごすことができるか。そんなことを考えながら東京に帰っていった。
旅行記メニュー

[完乗表]
★未乗:なし
★一部乗車:山形 東京 兵庫
★完乗:上記以外
★未乗→一部乗車:なし
★一部乗車→完乗:なし
★備考:なし

[関連リンク]
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