JRの路線・ひ〜ほ
肥薩線
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てびき
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1999年2月その1
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[てびき]
熊本県の八代駅を起点に、人吉、吉松を経由し鹿児島県の隼人(はやと)駅に至る路線である。
全区間非電化路線である。
人吉〜吉松間の大畑(おこば)、真幸(まさき)駅がスイッチバック駅であることが特徴である。
その昔、八代から水俣や川内(せんだい)経由で西鹿児島(現在の鹿児島中央)に至る路線が通じるまでは肥薩線が鹿児島本線と呼ばれていたとのことである。そのころもスイッチバックであることは変わりなく、水俣経由のスイッチバックのない路線が開通すると肥薩線はさびれていった。並行する高速道路も開通し、人吉〜吉松間の存亡が心配な路線である。
なお、九州新幹線の開通と同時に急行くまがわが廃止され、八代〜人吉間は特急九州横断特急および特急くまがわ(九州横断特急は別府まで乗り入れ、くまがわは熊本まで乗り入れ)、吉松〜隼人間は特急はやとの風(鹿児島中央まで乗り入れ)が運行されるようになった。
2012年から2013年春まで大雨による水害により人吉を出た特急九州横断特急は豊肥本線の途中の宮地(みやじ)止まりとなり、別府を出た九州横断特急も豊後竹田止まりとなり、宮地〜豊後竹田間はバス代行輸送となっていたが、2013年夏に復旧し、人吉〜別府間の運行が復活した。
また、青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道・えちごトキめき鉄道・あいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道・伊勢鉄道・智頭急行と異なり、肥薩おれんじ鉄道は、
・八代までの肥薩線
・肥薩おれんじ鉄道
・川内からの鹿児島本線
を直通する場合、「八代側の肥薩線を含む運賃計算キロ」と「川内側の鹿児島本線を含む運賃計算キロ」を合算して運賃を計算し、八代〜川内間の運賃を加算する、といったことはできず、あくまでも、
・八代までのJR運賃
・川内からのJR運賃
・八代〜川内間の運賃
を加算した分運賃が必要になる。
八代までが鹿児島本線である場合も同様である。注意してほしい。
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日高本線
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1999年3月
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室蘭本線の苫小牧から南東に進んで鵡川(むかわ)、静内(しずない)、浦河(うらかわ)を通って終点様似(さまに)に至る路線である。
様似からはバスでえりも岬に行くことができる。
沿線は北海道でも温暖な地方なのだが、台風や地震の多い場所なので、平地の割には人口の多くない地域となっている。様似〜えりも岬間もそれらの影響からか道路が土砂崩れで不通になることが多く、鉄道が通ることは見込めない地域となっている。
なお、2015年1月に沿線で高波が路盤を押し流す災害が発生した影響で、鵡川〜様似間が運休している。
その後何度か同等の高波が来ており、時刻表に代行バスの時刻が記載されている。2015年4月の時点では、代行バスはわざと鵡川〜静内、静内〜様似で分離し、さらに静内での乗り換えの接続を悪くしており、特に様似→苫小牧方向は午前中に様似を出て静内で数時間待たないと、JR代行バスのみではその日のうちに苫小牧にさえ到着できないダイヤになっていた。
まともに静内〜様似間から苫小牧方面に進みたかったら札幌〜静内を走る高速バスと併用するしかない状態になっていた。
2015年6月になって若干持ち直し、多少はバスの本数が増えたが、静内での長時間の待ち合わせがある状態に変わりはなく、いまだにレンタカーでも使った方がいい状態である。
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福塩線
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1994年12月その1
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広島県、山陽本線の福山駅から北西に進み、同じ広島県内の塩町(しおまち)駅に至る路線である。
福山〜府中(ふちゅう)間のみ電化されており、残りの区間は全区間非電化の路線である。
府中から出た塩町方面の電車はすべて塩町の3駅となりの三次(みよし)駅まで乗り入れている。
また、井原鉄道のディーゼル車が神辺(かんなべ)から福塩線に乗り入れて福山に至っている。
沿線では府中がちょっとした市街地となっており、福山との交流もさかんであるためお客が多い。福山〜府中間も家並みの続くベッドタウンとなっている。そのため福山〜府中の電化区間は約30分に1本電車が走っている。
しかし府中〜塩町間は約2時間に1本しかディーゼル車が走っていない。もとよりこのあたりは車社会で、学生しか列車は使用しないものと思われる。福山〜府中間のお客でもっている路線と言えよう。
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富良野線
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1994年2月
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函館本線・宗谷本線の旭川駅からほぼ真南に進み、美瑛(びえい)、上富良野(かみふらの)を通って根室本線の富良野に至る非電化路線である。
普通列車、快速列車がおもに走っており、旭川から帯広まで快速狩勝(かりかち)が走っている。お客の多い季節にはトロッコ列車「ふらの・びえい号」が走っている。
沿線は農業の盛んな場所であるとともに観光にも力を入れており、地元客および観光客の多い場所である。そのおかげで北海道では数少ないJRのまま残されたローカル線の1つである。
以前は旭川駅の富良野線ホームが他のホームから少し離れていたが、2010年代になって旭川駅が工事になり、工事後は工事以前より富良野線から他路線への乗り換えに時間がかからなくなった。
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豊肥本線
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1999年2月その1
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鹿児島本線の熊本駅から水前寺、肥後大津、立野、阿蘇、宮地を通って大分駅に至る路線である。
全線非電化であったが、最近になって熊本から肥後大津まで電化され、電車が走るようになった。
肥後大津電化から九州新幹線博多〜新八代開業までの間、門司港〜熊本を走る特急有明がおもに熊本から光の森まで乗り入れていたが、博多〜新八代開業とともに有明が熊本に来るのは朝6時以前および深夜0時以降のみとなり、豊肥本線に電車特急の乗り入れはなくなった(その後2014年には有明は熊本にも来なくなり、はるか北の長洲(ながす)止まりになった)。
2012年に大雨で宮地〜豊後竹田間が不通になってしまいバス代行を行っていたが、2013年に復旧した。
これにともない人吉もしくは熊本〜宮地、豊後竹田〜大分もしくは別府と、2区間に分かれて運行していたディーゼル特急の九州横断特急も別府〜人吉間での運行が再開されている。
なお、大雨のせいで豊肥本線が長期間不通になるのはこれが初めてではなく、1990年ごろにも数年間不通だった時代があった。九州は大雨が多いので長期間不通も多いようである。
このほか、熊本から途中の宮地(みやじ)まで臨時の特急が走ることがある。
また、途中立野(たての)の駅では、スイッチバックが行われており、熊本から立野に来た列車は、そのまま進むと南阿蘇鉄道に入ってしまう。
大分に行くためには、いったん左後ろにバックして坂道を上がり、続いてもう1度方向を変えて阿蘇の方向に進む必要がある。これは特急九州横断特急でも同じことである。
沿線は阿蘇山をひかえており、観光に使われている。また熊本や大分の周辺の人がかなり乗っている。
あまり道路が便利でないため鉄道が良く使われているようである。
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北陸本線
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1996年10月
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1996年12月その1
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1997年8月その1
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1998年8月その2
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2000年11月
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区間
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歴史
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特急
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補足
[区間]
東海道本線の滋賀県の米原(まいばら)駅から北に進み、近江塩津(おうみしおづ)で湖西(こせい)線と合流し、敦賀(つるが)で小浜(おばま)線が分岐し、越前花堂(えちぜんはなんどう)で越美北(えつみほく)線が分岐し、北陸新幹線の金沢(かなざわ)に至る電化路線である。海沿いの路線のように思える区間だが、海が見える場所はない。
[歴史]
昔は終点の金沢から先、新潟県の直江津(なおえつ)駅まで北陸本線の一部だったが、2015年3月に北陸新幹線長野〜金沢間が開業するとともに、金沢〜倶利伽藍(くりから)間はIRいしかわ鉄道、倶利伽藍〜市振(いちぶり)間はあいの風とやま鉄道、市振〜直江津間はそれまで信越本線だった直江津〜妙高高原(みょうこうこうげん)と合わせてえちごトキめき鉄道になった。
えちごトキめき鉄道以外はいずれも運賃が多少上がった。えちごトキめき鉄道は区域内ならいまのところJR時代と運賃は同じである。
[特急]
この路線を通る特急は、金沢から近江塩津まで北陸本線を通り、湖西線・東海道本線で大阪に向かう特急と、金沢から米原まで北陸本線を通り、東海道本線で名古屋に向かう特急の2種類がある。
特急ばかりでなく普通列車も頻発しており、かなり乗客も多い路線である。
大阪から北海道に向かう貨物列車は、いまのところ北陸本線を通る列車が多い。おかげでなんとか電化も完了している。
しかし、前述の通り金沢〜直江津間はJRでなくなった。今後少なくとも敦賀〜金沢間はJRでなくなる予定で、北陸本線はさらに短縮される予定である。今後どのような運行状況になるのか心配である。
貨物列車も、今後旧北陸本線ルートをずっと通り続けるのか不明である。
[補足]
なお、2014年4月1日より、自由席特急券の有効期間が2日から1日に短縮された。このため、出発地によっては夜遅くの北陸本線の特急に乗る際に午前0時をまわる可能性がある。
その際厳密に規則を適用すれば翌日の自由席特急券でないと無効ということになる。そんなに厳密な適用となるかはわからないが、念のため自由席特急券は買わずに車内精算した方がいいかもしれない。
この時おつりがいらないように細かい金を持っておくべきだろう。
また、北陸新幹線の金沢への延伸と同時に、大阪〜松任(まっとう)から特急サンダーバードで金沢に向かい、金沢から特急能登かがり火もしくは別の特急サンダーバードで七尾線の宇野気(うのけ)〜和倉温泉に向かう場合、特急料金を北陸本線と七尾線で通算できるという特例ができた。
しかし、金沢まで乗る特急が特急しらさぎの場合、特急料金が通算可能なのは敦賀〜松任のみで、名古屋〜米原〜長浜から金沢まで乗った場合は通算できず、北陸本線と七尾線の特急券は別々に購入する必要がある。
注意すること。
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