JR以外の路線・や行〜わ行
野岩鉄道
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1994年12月その2
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[てびき]
「やがんてつどう」と読む。
栃木県にある、東武鬼怒川(きぬがわ)線の新藤原駅から北に進み、龍王峡(りゅうおうきょう)などの駅を通って福島県にある、会津鉄道の会津高原尾瀬口に至る電化路線である。
ただし会津鉄道が一部非電化であるので、1日に何回か会津鉄道のディーゼル車が乗り入れてくる。
東武鬼怒川線にも乗り入れていて、乗り入れるディーゼル車の大半は鬼怒川温泉止まりであるが、1日1往復のみ下今市(しもいまいち)まで乗り入れ、さらに東武日光線で東武日光に乗り入れている。
電車は下今市に乗り入れた後、東武日光とは逆に東武動物公園方向に乗り入れ、東武伊勢崎線を経由してはるか東京の浅草まで行っている。会津鉄道にも会津田島まで電車が乗り入れている。
なんと金曜土曜の夜に浅草から会津高原尾瀬口まで結ぶ夜行の臨時特急が走っている。
どうやら会津高原尾瀬口から早朝のバスで尾瀬に向かう客を乗せる私鉄では珍しい夜行らしい。なにしろ尾瀬には自家用車で行けないので客は見込めそうだ。しかし乗り継いで会津若松に向かう客を乗せるつもりはないらしく、会津高原尾瀬口から先の会津鉄道の接続は考えられていないようである。
ただし浅草に向かう快速は、2013年以前は昼間は1時間に1本程度野岩鉄道から(野岩鉄道へ)乗り入れていたのだが、2013年になって削減され、午前の浅草行きと午後の浅草発は2時間おきになってしまった。
この鉄道は、なにしろ国鉄末期に開業した路線で、沿線は日本でほとんど最後に電気が通ったくらい人口の少ない地域である。運賃もけっこう高い。だから観光客以外ほとんど客が見込めない。
尾瀬以外にも、龍王峡とか、温泉のある駅とかがあるのでがんばって客を集めてほしいものである。
なお、会津高原尾瀬口は以前は会津高原という名称だった。だから上の旅行記でも会津高原という駅名である。
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八栗ケーブル
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1999年2月その2
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香川県の高松の東にある琴平電鉄の琴電八栗(ことでんやくり)駅から北東に歩き、長い上り坂を登った所にある八栗ケーブル登山口駅から山上駅に至るケーブルカー路線である。
ケーブルカーの中では交通アクセスが非常に悪いうちに入る路線である。
山上駅のそばにはお寺がたくさん建ち並んでいて、お遍路さんの立ち寄る88の寺の1つもあるらしい。ケーブルカーを使わずに歩いて登る道もあるが、やはりケーブルカーに乗った方がいいだろう。山上駅にお寺がたくさんあるのは、ケーブルカーの駅としては理想と言えるような気がする。
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屋島登山鉄道
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1999年2月その2
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香川県の高松の東にある琴平電鉄の琴電屋島(ことでんやしま)駅から北にちょっとだけ歩いた所にある屋島登山口駅から屋島山上駅に至るケーブルカー路線であった。
路線からは高松市街が一望でき、夜間に登ると夜景がきれいであるという話であった。
屋島山上駅から10分ほど歩いた場所に、お遍路さんの立ち寄る88の寺の1つがある。ケーブルカーを使わずに車で登る道もあり、高松駅から屋島山上に至るバス路線もある。それでもケーブルカーにはケーブルカーの雰囲気の良さがあるので乗ってみたいものであったが、さすがにバス路線があるのにケーブルカーに乗る人も少なかったらしく、2004年10月14日を最後にこのケーブルカーは休止してしまった。
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山形鉄道
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1995年4月その3
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山形新幹線・奥羽本線の赤湯駅から西に進み、米坂(よねさか)線の今泉を経由して北に向きを変え、荒砥(あらと)駅に至る非電化路線である。
最上(もがみ)川の流れる豊かな穀倉地帯を走る路線であるが、おもな乗客は学生である。以前は国鉄長井線であったが、国鉄末期に廃止路線に指定されてしまった。
それでもなんとか第三セクター路線として今まで営業が続いている。いつまで営業できるか余談の許さない路線である。
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由利高原鉄道
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1995年11月
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羽越本線の羽後本荘(うごほんじょう)駅から東に進み、矢島に至る非電化路線である。
谷間を通る、山の景色がきれいな路線である。高校生がおもな乗客で、1〜2時間に1本列車が走っている。
もともとは国鉄線で、第三セクター化された路線である。第三セクター化された路線は最近になってどんどん廃止されているので、この路線も先行き不安である。
市町村合併により、全線由利本荘市を通る路線になった。
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四つ橋線
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1996年11月その2
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1998年3月その1
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大阪市営地下鉄の1路線で、JR大阪駅の南西にある西梅田駅から御堂筋線にほぼ並行して本町、なんば、大国町と進み、大国町から御堂筋線とはずれて南西に進み、競艇場のある住之江公園駅に至る路線である。住之江公園では南港ポートタウン線に接続している。
沿線は「キタ」「ミナミ」と呼ばれる場所を通るにもかかわらず、並行する御堂筋線の方が乗り換えに便利なため御堂筋線ほど混雑しない路線である。しかし、南港ポートタウン線沿線に住宅がかなり建っていることもあり、それらの住宅地からミナミやキタに通う人たちが利用しているため、多少はお客がいる。また、南港ポートタウン線には長距離フェリーが多く発着する大阪南港があることもあり、これらの利用客も見込める路線である。
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流鉄
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1994年5月その5
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以前は流山鉄道という名称だったこともあるらしいが、現在は「りゅうてつ」が正式名称のようである。
常磐線の馬橋(まばし)駅から常磐線に沿って進み、新松戸駅の近くにある幸谷(こうや)駅を通って常磐線から離れ、終点の流山に至る電化路線である。
今まで路線が存続しているのだからそれなりに客がいるのではないかと思われる。
しかし幸谷駅の近くに新松戸駅ができたり、流山駅の近くにつくばエクスプレスが開業したりしていて少しずつ客が減っているようである。
高校生がおもな客ではないかと思われるが、ぎりぎり通勤客が東京に通える距離ではあるので通勤客も多少はいるかもしれない。いつまで走るかわからないので早めに乗っておきたい路線である。
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六甲山観光
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1996年11月その2
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兵庫県にあるJR東海道本線の六甲道(ろっこうみち)駅から少し山の方向に進んだところにある六甲ケーブル下駅から山を登り、六甲山上に至るケーブルカー路線である。
休日の昼間は山歩きをしたり、近くの観光施設に行く客が多く、夕刻は神戸の夜景をながめるお客が多い。
山頂駅からさらにロープウェイが出ていて、乗り継ぐとさらに奥に進むことができる。
2013年以前、このケーブルカーは「六甲摩耶鉄道(ろっこうまやてつどう)」という名称の会社が運営母体だった。このため、上記の旅行記では六甲摩耶鉄道という名称を使用している。一般周遊券時代の六甲摩耶鉄道は指定地接続線になっており、ケーブルカーと組み合わせて国鉄(JR)の運賃を2割引にするのに役立つ路線だった。
また、1995年1月16日までは上記の路線の他に、兵庫県にあるJR東海道本線の三ノ宮駅から山に向かって北東に進んだところにある摩耶(まや)ケーブル駅から山を登り、虹の駅に至るケーブルカー路線も六甲摩耶鉄道の路線の一部だった。
しかし翌1月17日の地震で運行不可能となり、長らく営業休止していた。
そして全く気がつかなかったが、営業再開にあたり六甲摩耶鉄道から神戸市都市整備公社へと運営が引き継がれ、虹の駅から先のロープウェイ、付近のバスなどとともに神戸市都市整備公社の運行となったわけである。ぼくがこちらに乗ったのは2002年なので、すでに神戸市都市整備公社となっていたわけである。
2012年から2013年にかけて、神戸市都市整備公社は神戸すまいまちづくり公社と名称が変更になったので、神戸すまいまちづくり公社の項目もごらんください。
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六甲ライナー
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1996年11月その2
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兵庫県の瀬戸内海のそばにあるJR東海道本線の住吉駅から海岸に向かって南に進み、埋め立て地にあるマリンパーク駅に向かう新交通システムの路線である。
ここより西にあるポートライナーが兵庫県一番の中心街、三宮から出ているのに比べると住吉はこじんまりとした街であり、六甲ライナー沿線もポートライナー沿線みたいな住宅街にはあまりなっておらず、よりはお客が少ない。
でも住民に配慮するため住宅のそばを通る際には窓ガラスをくもりガラスに変えたりしているようである。
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