JR以外の路線・ま行(名鉄以外)


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松浦鉄道


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1998年2月


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佐賀県にあるJR佐世保線の有田(ありた)駅から北上して佐賀県の伊万里(いまり)駅を通り、海岸線のやや内側を西に進んで長崎県のたびら平戸口(たびらひらとぐち)を通り、南に方向を変えてJR佐世保線の長崎県佐世保駅に至る非電化路線である。

昔は国鉄松浦線で、長崎・佐世保ミニ周遊券の自由周遊区間にも含まれていたが、第三セクターになり、1998年から2013年まで15年続いた「周遊きっぷ」の長崎・佐賀ゾーンには含まれていなかった。

第三セクターになってから新しい駅がたくさん開業された。そのかわりディーゼル車のスピードは遅めである。

たびら平戸口は観光地でもある平戸の近くであるが、残念ながら平戸には松浦鉄道以外にも便利な交通機関があるためあまり使う人はいないのが現状である。


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松本電鉄


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1994年6月その2


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長野県にある篠ノ井線・大糸線の松本駅から西に進み、新島々(しんしましま)駅に至る電化路線である。

なんでも以前は新島々からもう少し西まで延びていたらしいが、災害のため路線が壊れてしまい、そのまま廃止されて新島々止まりになってしまったとのことである。

新島々から西には上高地などの観光地があり、少しでも松本電鉄を利用してほしいと考えているのか、観光地に向かうバス路線は新島々発着となっており、新島々はけっこう大きなバスターミナルになっていてみやげもの屋もある。

新島々以外の各駅のそばにも若干の住宅があり、松本に向かう沿線住民も多少は利用しているようである。

ともかく廃止されない程度に客はいるようであり、今まで続いてきたのだからなんとかやっていけるのではないだろうか。


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水島臨海鉄道


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1996年9月


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岡山県のJR山陽本線の倉敷駅からまっすぐ南に進み、水島駅で向きを西に変え、終点三菱自工前(みつびしじこうまえ)に至るディーゼル路線の私鉄である。

昼間は倉敷から水島までの列車しか運行されておらず、三菱自工前に至る列車は朝晩のみの運行である。このような朝晩のみの路線は全国にかなりあるので注意するといいだろう。

この路線は文字通り水島に「通う」人が使う路線であり、どうやら水島に住む人はそんなに使わない(おそらく自家用車を使う)路線のようで、通勤時間外は自家用車を持たない主婦や学生などが使う路線のようである。

とりあえず水島に工場がある限り安泰の路線なのではないかと考えられる。


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水間鉄道


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1996年11月その2


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「みずまてつどう」と読む。

南海電鉄本線の貝塚駅から内陸方向(東)に進み、水間観音(みずまかんのん)駅に至る電化路線である。

沿線は特にめぼしい観光施設があるわけでもなく、住宅街があるわけでもない。
しかもJR阪和線とどこかで交差しているはずだが交差する場所に駅はない。

どうやら以前は貨物輸送をしていたらしく、それでなんとかなっていたらしい。
しかし貨物がなくなるとたちまち大赤字になってしまったようだ。

今後が心配な路線である。

なお、1996年の時点では水間観音駅は水間という駅名だった。このため上記旅行記では水間と表記している。
最近観光のために観音像を建設する個人・団体がけっこう多いので、水間近辺にもそのような観音像があるのかもしれない。


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御堂筋線


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1991年7月
1996年11月その2
1998年3月その1


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大阪市営地下鉄の1路線で、JR新大阪駅の北にある江坂駅からまっすぐ南に進んで新大阪駅、梅田駅、心斎橋駅、なんば駅と進み、進行方向を南東に変えて天王寺駅に進み、そこからなおも南東に進んで南海高野線の中百舌鳥駅の直下にあるなかもず駅に至る路線である。

江坂駅から北に進む北大阪急行に乗り入れて千里中央に至っている。

また、新大阪、梅田、天王寺駅ではJRと接続し、淀屋橋(よどやばし)では京阪、なんばでは近鉄・南海・阪神と接続しており、その他の駅でも大阪市営地下鉄の駅と接続している駅が多い。

沿線は大阪市内の「キタ」「ミナミ」と呼ばれる場所を通り、乗り換えに便利なため平日・休日・朝昼晩を問わず混雑する路線である。

地下鉄では古くからある路線のため電車は多少古くなっているが、それでもがんばってお客を運んでいる路線である。


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名港線


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1996年3月その2


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[てびき]
名古屋市営地下鉄の名城線の金山駅から南西に進み、名古屋港に至る地下鉄路線である。

もともとこの区間は、名古屋大学〜大曽根〜栄〜金山〜新瑞橋(あらたまばし)と合わせて名城線の一部であった。
しかし、2004年に名古屋大学〜新瑞橋間が完成して名城線が環状になったのと同時に、環状線からはずれる名古屋港に至る区間に名港線という名称ができて名城線と切り離されたわけである。

名古屋港という名前だが、仙台行きのフェリーの港は近くになく、沿線住民でもない限りあまり利用は多くなさそうな路線である。

なお、ぼくがこの路線に乗った1996年の時点ではまだ名城線であったため、旅行記では名城線と書いてある。
上記「1996年3月その2」では「名城線その1」のみ現在の名港線扱いである。


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名城線


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1995年4月その1
1996年3月その2
2000年2月


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「めいじょうせん」と読む。

東海道本線の金山駅から北に進み、上前津(かみまえづ)、栄(さかえ)、久屋大通(ひさやおおどおり)、と進んで東寄りに向きを変え、大曽根(おおぞね)、砂田橋と進み、南寄りに向きを変えて名古屋大学、新瑞橋(あらたまばし)と進み、西に向きを変えて金山に戻ってくる環状の地下鉄路線である。

都営地下鉄大江戸線は「6の字運転」なので、純粋な環状運転なのは山手線、大阪環状線とここだけである。

名古屋駅は通っていないものの、金山と大曽根でJRに接続し、繁華街である栄や上前津、ナゴヤドームや名古屋大学などの名所を通るため、名古屋に用事があって訪れる人に役に立つ路線である。

名古屋は東京より車の交通が便利なので名古屋市民にはそれほど使われているわけではないのが残念である。


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真岡鐵道


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1994年9月その3


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茨城県にある水戸線の下館(しもだて)駅から北に進んで、栃木県の真岡(もおか)駅に至り、東寄りに向きを変えて益子(ましこ)を経由し、終点の茂木(もてぎ)に至る非電化路線である。

以前は国鉄真岡線であったが、国鉄末期に第三セクターになってしまった鉄道である。

1990年代から、下館から茂木まで土日などにSLもおか号が運行されるようになった。いまだに運行が続いているのでそれなりに客はいるのだろう。

茂木の近くには「ツインリンクもてぎ」と呼ばれる施設があるらしいが、真岡鐵道経由で来る客が多いのかどうかわからない。
どんなところかも知らないのでみなさん検索してください。

基本的には高校生がおもな客なのではないかと思われる。

不思議なのは栃木県の県庁所在地、宇都宮方向に走っていないところである。
わたらせ渓谷鐵道の足尾と日光がつながっていないのは、間にトンネルを掘らなくてはならないくらい大きな山があるからという理由があるので、こちらにもそんな理由があるかもしれないと思い、10年ほど前にためしに真岡から宇都宮行きのバスに乗ってみた。
しかし大きな山もなく、その気になれば鉄道くらい通せそうな場所だった。なぜ宇都宮でなく下館をめざしたのかわからない。そんな不思議な路線である。


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