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ポジティブやる気nothing
日本全国のひきこもりの皆さんお元気ですか。今日もたくましくひきこもってますか。 この企画は情熱という言葉で表現される物事からもっとも遠いトコロに位置する皆さんのために用意いたしました。 皆さんはやっぱりやる気がないですよね。ええ、ええ、そうでしょうとも。 とにかくやる気がないし、できれば何もしたくない。またできればすべてから逃げ出したいし、隠れたいし、閉じこもりたい。ええ、ええ、わかっていますとも。 私は皆さんのひきこもりを否定しませんし、まあそういう生き方が選択可能で許されるうちはそれでもいいんじゃないでしょうか。と思っています。 しかしだからといって気合を入れてひきこもっても、暗くウツウツしたりして、それはそれでイヤですよね。ネガティブな状態に落ち着きたいのは確かだけど、そのせいで暗い気持ちになりたくないのもまた確か。ですよね。 さてどうしたものか、とちょりっと思案した結果生まれたのがこの企画、「ポジティブやる気nothing」。
朝目が覚めて
ため息とともに目を覚まし――いつものように――そしてぼーっと考える。これから先の人生にほんの少しの希望も抱けない。絶望以外になにも見出せない…。マイ人生イズ闇ばっかし。 ああ、今日も一日部屋にこもるのだろうな。 けれども今日に限ってはとにかく外に出てみよう。太陽の光を浴びて大きく深呼吸してみよう。花や鳥に話し掛けてみよう。風が吹くほうへ歩いて行こう。地球の「命」を感じてみよう。 力を得てから絶望しても遅くはないはず。状況はなにひとつ変化せずとも、自身が快活でいることはできる。 そうしてから朗らかに手を広げて宣言すればいい。 もうダメだと。 あなたはその時、みなぎる力と共に絶望していることだろう。 すでに昼
おもしろいことが何ひとつない。全然ない。あるわけがない。それどころかこれからだってきっときっと無いだろう・・・そうとしか思えないフォーエバー。この世を呪う言葉の一つや二つ、思わずこぼれることだろう。そんな時は鏡の前に座って笑ってみよう。上手く笑えないかも知れないけど、とりあえず三千回ぐらい試してみよう。歯を見せるといいかもしれない。 頑張って素敵な笑顔ができるようになったら、声に出してみるといい。 おもんないんじゃダボと。 あなたはその時、さわやかに悪態をついているだろう。 夜になって
何にもしたくないし、やることだって何もない。誰にも会いたくないし、話したくもない。何を見るのも、何を聞くのもイヤでイヤでしようがない。エブリシングめっちゃ嫌いアンドふとん大好き。そう、そうかも知れない。もしかしてそんな状態こそが今は必要なのかも知れない。 だからせめてふとんの中だけでも自分の王国にすればいい。 次のものを用意してみよう、カセットコンロに土鍋。スキヤキができるように材料を準備。CDラジカセとお気に入りのアルバム。夏はクーラー、冬はヒーター。あとはテレビと電気スタンド。以上もろもろを布団の中に持ち込んで、たった一人のはな歌まじりスキヤキパーティーat布団の中。もちろん掛け布団は頭からかぶる。 世界の果てとはすなわち布団のこと。 あなたはその時、楽しく孤独なことだろう。 さてどうでしょうか。こんな風にひっきーライフを送れるのなら、ひきこもりもまんざらではないなって気がしてくるのではないでしょうか。 ここに挙げた例はほんの一例に過ぎないので、あとは皆さんが明るく楽しく、かつ強く逞しくひきこもれる方法を考えてみてください。 それでは皆さんの素晴らしいひっきーライフが実現しますよう。さようなら。さようなら。 |